ロック世代の年代記
The Chronicles

1950年〜1999年

<音楽の森に迷い込んでしまったあなたへ>
 今や音楽のジャンルは無数に増え、一昔前のようにジャンルを越えて、いろいろな音楽を聴くという楽しみ方は、困難になってきました。そのうえ、音楽業界は、巨額の広告費をつぎ込んだ限られた作品ばかりに力を注ぎ、新しい音楽との出会いを困難なものにしてしまっています。マニアックに一つのジャンルに、こだわるだけでなく、「音楽の森」を上空から一望してみたい、そう思ったときに役立つような20世紀ポピュラー音楽の概略地図として、参考にしていただけたらと思います。そしてそれは、「世界を丸ごと見る」という21世紀を生きる人類にとって、本当に大切なものの見方を養うことにつながるのではないでしょうか。
 一年に一枚、時代を代表する作品を選び、その作品と作者について語ることで、時代を語り継いでいます。たった一枚ですが、50年で50枚バラエティーに富んだジャンルから選ぶことで、世界のポピュラー音楽進化の流れが意外に鮮明になったような気がします。
 さらに、その時代の記録として、その年の下記のデーターを後半部に加えてあります。
 データ・コーナーの作品には、一口コメントを追加し、お薦め作品には、アンダーラインを引きました。参考にしてください。 1950年から1999年まで通して読めば、20世紀後半のポピュラー音楽の流れが見えてくるのではないかと、思います。              
出来事(世界的な重大事件、日本の出来事など)
代表作品(大ヒット曲、重要なアルバムなど、アルファベット順)
代表的な映画(アカデミー賞受賞作や話題作など)
デビューしたアーティストとデビュー作品のリスト
亡くなったアーティスト名と死因、享年、死亡日
各年の主役とタイトル紹介、ジャンル説明
<1950年代>
1950年 レッドベリー Leabelly
<ブルース、フォークと出会う>
1951年 ハリー・スミス Harry Smith
<民像音楽の宝庫を生んだこだわりの男たち>
1952年 ペレス・プラード Prez Prado
<マンボ、世界に羽ばたく!>
1953年 チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスピー、バド・パウエル、マックス・ローチ、チャーリー・ミンガス
     
harlie Parker, Dizzy Gillespie, Bud Powell, Max Roach, Charlie Mingus

<一期一会に燃えたジャズの巨人たち>
1954年 マディー・ウォーターズ&ウィリー・ディクソンMuddy Waters & Willie Dixon
<エレクトリック・ダンス・ミュージックの時代へ>
1955年  ビル・ヘイリーと彼のコメッツBill Haley & His Comets
<ロックン・ロールの先駆けとなったおじさん>
1956年 ジェリー・リーバー&マイク・ストーラーJerrry Jerry Leiber & Mike Stoller
<人種融合音楽の先駆けとなった偉大なソングライター・コンビ>(ブルー・アイド・ソウル)
1957年  バディ・ホリー Buddy Holly(ロックン・ロール)
<ラスト・ロックン・ロール・ヒーロー>
1958年  ジャッキー・ウイルソン Jackie Wilson(R&B)
<悲運の天才ブラック・エンターテナー>
1959年 マイルス・デイヴィス Miles Davis(ジャズ)
<50年代モダンジャズ黄金時代が生んだ記念碑>
<1960年代>
1960年 アート・ブレーキー Art Blakey & The Jazz Messengers (ジャズ)
<ジャズがポップスだった頃>(アメリカ)
1961年 
エリック・ドルフィー Eric Dorphy (ジャズ)
<アートとしてのジャズへ>(アメリカ)
1962年 ザ・ビートルズ The Beatles  (ブリティシュ・ロック)
<リヴァプール発、世界への船出>(イギリス・アイルランド)
1963年 ジョアン・ジルベルト Joao Girbert (ボサノヴァ)
<ボサ・ノヴァ、その不思議な魅力>(ブラジル)
1964年 マーサ・アンド・バンデラス   Martha & The Vandellas(モータウン・ソウル)
<モータウン、その光と影>(アメリカ)
1965年  ボブ・ディラン Bob Dylan(フォーク・ロック)
<転がる石の神話>(アメリカ)
1966年  オーティス・レディング Otis Redding  (サザン・ソウル)
<魂の歌を残し、彼は召された>(アメリカ)
1967年  ザ・ドアーズ The Doors(サイケデリック・ロック)
<新しき扉は開かれた>(アメリカ)
1968年  ローリング・ストーンズ Rolling Stones(ブリティシュ・ロック)
<悪魔と契約を交わした男たち>(イギリス)
1969年 フェアポート・コンベンション Fairport Convention(トラッド・ロック)
<英国式伝統音楽復興運動>(イギリス)
<1970年代>
1970年 ジェームス・ブラウンJames Brown(ファンク)
<ファンク帝国の独裁者>(アメリカ)
1971年 ファニア・オールスターズFania All-Stars(サルサ)
<ラテン・グルーブの熱い夜>(アメリカ・プエルトリコ)
1972年 ボブ・マーリー Bob Marley(レゲエ)
<ラスタマン、バビロンへ行く>(ジャマイカ)
1973年 荒井由実 (松任谷由実) (ニューミュージック・J−ポップ)
<ニューミュージック世代>(日本)
1974年 サディスティック・ミカ・バンド Sadistic Mika Band(ロック・J−ポップ)
<和製ロック、海を渡る>(日本)
1975年 パティ・スミス Patti Smith(パンク・ロック)
<パンクの青白き炎>(アメリカ)
1976年 イーグルス Eagles(ウェストコースト・ロック)
<ロック・フロンティアの終焉>(アメリカ)
1977年 パーラメン Paliament(P-ファンク)
<ファンク進化論>(アメリカ)
1978年 ライ・クーダー Ry Cooder(ワールド・ルーツ・ミュージック?)
<ルーツ・サウンド博物学>(アメリカ)
1979年 ポリスThe Police (ニューウェーブ、ホワイト・レゲエ)
<ニューウェーブに乗って>(イギリス・アメリカ)
<1980年代>
1980年 ジョン・レノン John Lennon (英米ロック)
<リデンプション・ソング 贖いの歌>(アイルランド・イギリス・アメリカ)
1981年 ブライアン・イーノ&デビッド・バーンBrian Eno & David Byrne(ニューウェーブ)
<アフリカの響き、原始から未来へ>(イギリス、アメリカ)
1982年 ピーター・ゲイブリエル Peter Gabriel…etc.(ワールド・ミュージック)
<ワールド・ミュージック元年>(イギリス)
1983年 キング・サニー・アデ King Sunny Ade(ジュジュ、アフリカン・ポップ)
<世界を踊らせた黒い呪術師>(ナイジェリア)
1984年 ルベン・ブラデス  Ruben Blades(サルサ)
<サルサ、越境を夢みて>(パナマ、アメリカ)
1985年 アーティスト・ユナイテッド・アゲインスト・アパルトヘイト「サン・シティー」(ラップ)
<音楽は世界に主張する>
1986年 アストル・ピアソラ  Astor Piazzolla (タンゴ)
<100年の歴史を変えた男>(アルゼンチン)
1987年 U 2 U 2(アイリッシュ・ロック)
<アイルランドから、ロックの故郷へ>(アイルランド)
1988年 カリ KALI(カリビアン・ルーツ・サウンド、ビギン、ズーク)
<甦ったカリビアン・ルーツ・サウンド>(マルチニーク諸島)
1989年 シェブ・ハレド Sheb Khaled(ライ、アラビック・ポップ)
<砂漠を吹き抜ける熱い風>(アルジェリア)
<1990年代>
1990年 サンディーSandii(アジアン・ポップ)
<アジアン・ポップの女神>(日本)
1991年 ニルヴァーナ Nirvana(グランジ・ロック)
<汚れた純情、グランジの悲劇>(アメリカ)
1992年 アレステッド・デヴェロップメント (ヒップ・ホップ、ラップ)
<南から来たヒップ・ホップの異端派>
1993年 ビョーク Bjork (ユーロ・ロック)
<世紀末の歌姫、舞い降りる>(アイスランド)
1994年 ビースティー・ボーイズ Beastie Boys(ヒップ・ホップ系ロック)
<悪ガキたちのニュー・スタイル>(アメリカ)
1995年 ロン・セクスミス Ron Sexsmith(フォーク・ロック)
<静かなる「歌」の復権>(アメリカ)
1996年 ベック BECK(ミクスチャー・ロック)
<新たなるロック・スタイルの構築>(アメリカ)
1997年 カエターノ・ヴェローゾ Caetano Veloso (ブラジリアン・ポップ)
<ブラジリアン・ポップの逆襲>
1998年 ローリン・ヒル Lauryn Hill(ヒップ・ホップ系ソウル)
<しなやかで、したたかなブラック・ミュージックの総決算>
1999年 ステレオラブStereolab(インドア・ポップ系ロック)
<古くて新しい21世紀型ポップスの誕生>

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