2020年以降の代表作(日本映画) 


- 2020年~-
作品名  監督・スタッフ・出演者・コメント
2020年
「朝が来る」 
(監)(脚)河瀨直美
(製総)木下直哉( P)武部由美子(原)辻村深月(共脚)高橋泉(撮)月永雄太、榊原直記(編)ティナ・バス、渋谷陽一
(美)塩川節子(音)小瀬村晶、アン・トンタッ(主題歌)「アサトヒカリ」C&K(SD)ロマン・ディムニー
(出)永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、佐藤令旺、中嶋ひろ子、山下リオ、利重剛、青木崇高、山本浩司
<あらすじ>
子供ができず不妊治療を続けていた夫婦に養子縁組制度を使い子供が来ます。
それから6年後、幼稚園に通うようになった頃、謎の人物が現れ、子供を返して欲しいと・・・。その人物は誰なのか?
その子を産んだ女子中学生は、なぜその子を産むことになり、手放しを選択をしたのか?その後彼女はどうしたのか?
新しいい両親のパート、生んだ少女のパート、養子縁組施設のパート、生んだ後の少女のパート、それらが最後に一つに。
原作がしっかりしているせいか、河瀨直美作品では一番物語がしっかり完成された作品。
途中、縁組施設紹介部分でまずひと泣きし、その後も何度も泣かされました。
浅田美代子、蒔田彩珠、永作博美ら女性陣の演技が素晴らしい!男は完全に脇役の映画です。
やはり「世界の河瀨直美」です。途中、施設でドキュメンタリー・タッチに急変するあたりは、是枝風で味がありました。 
「あのこは貴族」 
(監)(脚)岨手由貴子
( P)西ヶ谷寿一、西川朝子、宮本綾(原)山内マリコ(撮)佐々木靖之(美)安宅紀史(衣)大森茂雄(編)堀善介(音)渡邊琢磨
(出)門脇麦、高良健吾、水原希子、山下リオ、石橋静可、山中崇、佐戸井けん太、銀粉蝶、高橋ひとみ、津嘉山正種、篠原ゆき子
<あらすじ>
医者ばかりのお嬢様家庭に育ち世間知らずの華子は、周囲がどんどん結婚する中、見合いで幸一郎と知り合い婚約。
しかし、バイオリニストの友人から幸一郎には恋人がいることを知らされます。
その恋人、美紀と会った華子は、もう彼とは合わないと言われ、予定通り結婚することにします。
ところが、幸一郎は近い将来、オジサンの後継者として政治家の道に進むことを知らされます。 
東京に生きていても、それぞれは引かれた路線から出ることはなく、その範囲で人と出会い、付き合い、結婚する。
そこからはみ出すと、そこには大きなストレスが生じるが、そうしなければ同じ道を歩むだけの人生に陥ってしまうだけ。
女性はとくにその中で既定の路線から外れることが困難であり、お互いが足を引っ張ることになりかねない。
だからこそ、お互いに協力しなければ・・・まさにフェミニズムの映画。4人女性たちの未来に幸あれ!と祈りたくなりました。
思えば、昔、そんな貴族のお嬢様に惚れたことがあったけど、付き合わなくてよかった・・・。
門脇、水原の魅力はもちろん、山下、石橋と4人の女優さんは大好きです!彼女たちの未来にも幸あれ!
ラストに石橋静河が演奏する会場は、軽井沢で撮影されたドラマ「カルテット」の店ですよね!
「アルプススタンドのはしの方」  
(監)(編)城定秀夫
(製)久保和明(企)直井卓俊(原)藪博晶(脚)奥村徹也
(撮)村橋佳伸(主題歌)The Peggies
(出)小野莉奈、平井亜門、西本まりん、中村守里、黒木ひかり、目次立樹、平井珠生、山川琉生 
高校野球夏の大会のアルプススタンドのはしっこに応援に来たやる気のない高校3年生4人が主人公の青春ドラマ。
たった4人の部員で高校演劇祭の全国大会優勝をさらった伝説的作品の映画化。
それぞれの挫折感や悩みを語りながら、野球部の応援をする4人。いつしか彼らの心は変って行きます。
どんな話になるのかは、ある程度予想できてしまいますが、・・・それでも胸熱映画になるのは、演出の良さ!
「送りバント」をする矢野君が最後の最後に主人公となるオチも素敵です。 
「しょうがない」で終わらせるのは早すぎる!舞台での上演ならもっと熱くなるはず。
「一度も撃ってません」  
(監)(企)阪本順治
(製)榎望、菅野和佳奈(製総)木下直哉(脚)丸山昇一(撮)儀間眞悟(編)普嶋信一(美)原田満生(音)安川午朗
(出)石橋蓮司、大楠道代、桃井かおり、岸部一徳、妻夫木聡、佐藤浩市、寛一郎、柄本明、柄本佑、井上真央、豊川悦司
江口洋介、新崎人生、渋川清彦、濱田マリ、堀部圭亮、前田亜季、小野武彦
<あらすじ>
まったく売れないハードボイルド小説の作家。彼の作品には未解決の殺人事件が詳細に描かれています。
実は彼は伝説のヒットマンで、自分の事件を詳細に記録して小説化していたのでした。
そのうえ実際に彼は殺人を実行していたわけではなく、それを別のヒットマンに依頼させていました。
ある日、彼の殺人を依頼していた男が逆に中国系のヒットマンに狙われることになります。
そして、そのヒットマンは伝説のヒットマンの存在を突き止め、彼を狙って動き出します。
予想以上に面白かった!でも、この面白さは若いもんにはわからんやろうなあ。
笑えるシーン連発で、ずっとクスクス笑いながら見てしまいました。「探偵物語」丸山昇一のテイストが懐かしい!
ドラマの展開は予測不能でハラハラさせますが、それぞれの役者の贅沢な使い方が絶妙で配役だけで楽しめます。
19年ぶりの主演映画という石橋蓮司には、主演男優賞をお願いしたい!
「宇宙でいちばんあかるい屋根」  
(監)藤井道人
(企P)前田浩子(P)金井隆治(原)野中ともそ(脚)(撮)(編)(音)
(出)清原果耶、桃井かおり、伊藤健太郎、坂井真紀、吉岡秀隆、水野美紀、山中崇
<あらすじ>
義理の母親が妊娠し妹ができることがわかり両親との関係は不安になった女子高生つばめ。
彼女はある夜、書道教室の屋上で 謎のおばあさん、星バアと出会います。
空を飛べる星バアの助言で、彼女が大好きな隣に住む大学生、亮君との関係が上手く行き出します。
お礼に彼女は星バアが探している孫の居場所探しをすることになり、亮君と町中を歩きまわります。
アニメで描くべきファンタジックなお話を実写化していますが、清原ちゃんの涙と桃井かおりの演技はそれを納得させます。
良い映画だったのに亮君の事故により、話題にできなかったことが残念です。 
映画「映像研に手を出すな!」  
(監)(脚)英勉
(製)大田圭二、今野義雄(企)上野裕平(原)大童澄瞳(撮)川島周、古長真也(音響)柴崎憲治
(アニメ統括)大嶋美穂(VFX)村上優悦
(出)斎藤飛鳥、山下美月、梅澤美波、小西桜子、浜辺美波、高嶋政宏、グレイス・エマ、福本莉子、桜田ひより
松本若菜、山中聡、松崎亮、板垣瑞生
テレビ版の延長ですが、単なる長く伸ばしたオマケつき作品ではなく、しっかり別の作品。
アニメも良かったけど、実写版もお薦め!
舞台劇を見ているような若手俳優たちの熱い演技合戦が新鮮。
今回は、新たに「音響効果」が重要な鍵として登場します。だからこそ「映像研」なのです。
その意味ではアニメファンだけでなく映画ファンにも見てほしい作品です。
リアリズムはまったく無視した展開なので、逆にハチャメチャさが楽しめます! 
「おらおらでひとりいぐも」 
(監)(脚)沖田修一
(製)杉田成道、佐野真之他(原)若竹千佐子(撮)近藤龍人(編)佐藤崇(アニメ)四宮義俊(音)鈴木正人
(主題歌)ハナレグミ「賑やかな日々」(曲・編)鈴木正人(詞)沖田修一
(出)田中裕子、蒼井優、東出昌大、濱田岳、宮藤官九郎、青木崇高、田畑智子、黒田大輔、岡山天音、山中崇、三浦透子
六角精児、大方斐佐子、鷲尾真知子

 日高桃子さんは夫を亡くし、息子と娘も別に暮らして寂しい一人暮らしを続けています。
寂しい夜は彼女の分身たちが現れ、夫との出会いなど昔話を聞き出しています。
自分はボケてきたのか?そんなことを思いつつ、一人自由に暮らす生活を淡々と描いた人生讃歌! 
沖田ワールド得意の世界が時に可笑しく、時に懐かしく、時に悲しく、時に力強く展開します。
田中裕子、蒼井優、日本を代表する二人の女優による夢の共演に感動。 
「風の電話」 
(監)(脚)諏訪敦彦
(企)泉英次(製)宮崎大、長澤敬也(脚)狗飼恭子(撮)灰原隆裕(美)林チナ(編)佐藤崇(音)世武裕子
(出)モトーラ世里奈、西島秀俊、西田敏行、渡辺真紀子、三浦友和、山本未來、占部房子
<あらすじ>
東日本大震災で両親と弟を亡くした女子高生ハルは、叔母を二人呉に住んでいます。
ところが叔母が倒れてしまい、そのショックでハルは家があった大槌町へとヒッチハイクの旅に出ます。
洪水に襲われ生き残ったオジサン。シングルマザーになる予定の女性。難民認定申請中のクルド人家族。
誰もいない福島に帰ってきたおじいさん。妻と娘を震災で失いホームレスになった男性。交通事故で父親を失った少年。
呉から大槌までの旅の途中、彼女は様々な人と出会い、生きる希望を失っていた彼女は変って行きます。
最後に彼女は大槌の丘の上にある「風の電話」で両親と語り始めます。
 「風の電話」を通じて死んだ人と対話するファンタジー映画かと思ったら、そこに到るまでのロード・ムービーでした!
旅をしながら様々な悲劇に見舞われた人々は、がんばっていました。
主演のモトーラ世里奈、最初はこの子起きてるの?と思っていましたが、ラストの一人芝居までどんどん良くなりました!
笑いの要素まったくなしの西田敏行の芝居が本当に素晴らしかった!助演男優賞ものです。
2時間19分じっくりとカメラをすえて撮影されたちょっと懐かしい「映画らしい映画」でした。
「狂武蔵」Crazy Samura  
(監)下村勇二
(EP)太田誉志(P)藤田真一(原案協力)園子音(脚)灯敦生(撮)長野泰隆(A監督)稲川義貴(音)カワイヒデヒロ
(出)TAK、山崎賢人、樋浦勉、斎藤洋介、山中アラタ
1時間半ワンカットで宮本武蔵が戦い続けるという究極のチャンバラ映画。 1対400の戦い。
ただし、1時間ぐらいで何度も切られに出てくる俳優陣の顔と斬られ方がわかってきてしまい、さすがに長い。
雨、マジックアワーの光、雷などで変化をつけ、二刀流や変形なぎなたなど武器にも工夫をしていますが・・・。
CGの血は、かえって興覚めかも。
園子音の作品でワンカット7分の殺陣シーンが予定され、それが実現しなかったことへのリベンジから始まった企画。
男たちの熱い思いは伝わってきます。でも、1時間でよかったかな?
「劇場」  
(監)行定勲
(チーフ・プロ)古賀俊輔(製総)坂本直彦(原)又吉直樹(脚)蓬莱竜太(撮)槇憲治(美)相馬直樹(編)今井剛
(音)曽我部恵一(出)山崎賢人、松岡美優、寛一郎、伊東沙莉、浅香航大、三浦誠己、上川周作、井口理(キング・ヌー)
「映画館で見たくなる映画」という意味がわかりました。演劇に感動したことがある方には感動間違いなしの作品。
できれば三密の小さな映画館で観たい作品。(実際、この作品はネット以外は小劇場のみでの公開です)
山崎賢人、松岡美優二人の舞台上の芝居を画面で見ているような感覚になれます。素晴らし演技!
下北沢の街が懐かしい!新宿紀伊国屋書店も懐かしい!1980年代と変わらない雰囲気なのに驚き。
ラストの一瞬の展観・転換は舞台劇の大堂的手法と言えるけど、わかっていても感動間違いなし。
すべての演劇人のために捧げる作品です。
画面という舞台で行われる素晴らしい純文学のお芝居をご堪能下さい!
「攻殻機動隊 SAC_2045」(アニメ)(N)第1シーズン(1~12)
(監)神山健治、荒牧伸志(原)士郎正宗(脚)神山健治、檜垣亮、砂山蔵澄、土城温美、佐藤大、大東大介(CD)イリヤ・クブシノブ、山田正樹
(音)戸田信子、陣内一真(A制)Production I.G.、SOLA DIGITAL ARTS
(声)田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、潘めぐみ、林原めぐみ、津田健次郎、阪脩
電脳を進化させスーパー・コンピューターを超えるレベルに達した新人類ポスト・ヒューマンたちによる犯罪事件を追う新生公安9課。
米国からの依頼によって解散していた9課のメンバーが再集結し、日本に帰国して捜査を行うことになります。
ポスト・ヒューマンは次々に新たなレイドを起こし、持続可能な戦争「サステナブル・ウォー」が静かに展開されていました。 
映像があまりにCGっぽいのが残念。電脳内と現実の境界を消すためにわざとそうしたのか?
それでもストーリーはさすがに面白い!ポスト・ヒューマンに関する謎が明らかにならないままシーズン1は終了。
なぜ、「ポスト・ヒューマン」が誕生したのか?その謎はシーズン2で明らかになるのか?
最終話の「郷愁」はどうつながるのか?人間である「トグサ」が謎を解くカギになるのか?
 
「37セカンズ」 37seconds (N)  
(監)(脚)(製)HIKARI
(製)山口晋(撮)江崎朋夫、スティーブン・ブラハット(編)トーマス・A・クルーガー(音)アスカ・マツミヤ
(出)佳山明、神野三鈴、大東俊介、渡辺真紀子、萩原みのり、芋生悠、宇野祥平、渋谷清彦、尾美としのり
板谷由夏、石川静可 
ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞、国際アートシアター連盟賞
37秒の無呼吸状態により脳性麻痺になった漫画家志望の少女が自らのアイデンティティーを見出すまでの物語
エロ漫画を描くために新宿歌舞伎町に迷い込んだところから、出会いと冒険に旅が始まります。
主演の佳山明は当然ながら、それ以外の俳優陣の演技も素晴らしい。神野三鈴、渡辺真紀子はさすがの貫禄。
でも、それをリアルに引き出したアメリカ育ちの新人監督の才能に脱帽です。文句なしに傑作です! 
生きる勇気が欲しい今、是非、見てもらいたい作品です。 
「サイダーのような言葉が湧き上がる」 (アニメ)  
(監)(演)(脚)イシグロキョウヘイ
(演)山城智恵(アニP)小川拓也(脚)佐藤大(原)(音制)フライングドッグ(キャラD)(作画監)愛敬由紀子(音)牛尾憲輔
(声)市川染五郎、杉咲花、山寺宏一、坂本真綾、潘めぐみ、花江夏樹、中島愛、梅原裕一郎、諸星すみれ  
<あらすじ>
俳句好きだがコミュニケーションが苦手な少年サクラ。前歯が気に入らずマスクで隠し「スマイル」の名で動画配信で人気の少女。
二人が手伝う介護施設の老人が探す彼の妻だったシンガー・ソングライターのレコード「YAMAZAKURA」とは?
ひと夏の出会いと別れを俳句を使って描いた青春アニメの快作!  
「YAMAZAKURA」が素晴らしい曲です!作詞・作曲・歌は大貫妙子!どうりで泣けるはずだ。
ラストは泣けます。   
「ジョゼと虎と魚たち」(アニメ)
(監)(演)(絵コンテ)タムラコータロー
(A制)ボンズ(演)岡田堅二朗、飛田剛他(原)田辺聖子(脚)桑村かや香(キャラ原)飯塚晴子(美)金子雄司(色設)梅崎ひろこ(撮)坂本久美子(音)Evan Call
(声)中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn、松寺千恵美、てらそままさき
<あらすじ>
メキシコの海に住む魚を見るための留学のためバイトを掛け持ちする鈴川は、偶然知り合った家に手伝いのバイトに通うことに。
しかし、そこでの仕事は車椅子で生活するわがままな娘ジョゼの世話係でした。
実写版は主演俳優の演技に感動させられましたが、こちらはお話とファンタジックな絵にやられました。
こちらのアニメ版も泣けました。
「新解釈・三國志」 
(監)(脚)福田雄一(アクション監)田渕景也
(撮)鈴木靖之(美)高橋努(編)臼杵恵理(音)瀬川有英史(主歌)福山雅治「革命」
(出)大泉洋、賀来賢人、ムロツヨシ、佐藤二朗、橋本環奈、西田敏行、広瀬すず、山田孝之、山本美月、岩田剛典
岡田武史、橋本さとし、渡辺直美、磯村優斗、矢本悠馬、阿部慎之助、小栗旬、城田優
「三國志」「レッド・クリフ」のユルーいパロディ。楽しいです。
「スパイの妻」 WIFE OF A SPY  
(監)(脚)黒沢清
(P)山本晃久(EP)篠原圭、土橋圭介、澤田隆司他(脚)濱口竜介、野原位(撮)佐々木達之介(美)安宅紀史
(編)李英美(音)長岡亮介
(出)蒼井優、高橋一生、東出昌大、笹野高志、坂東龍汰、みのすけ、玄理、恒松祐理
<あらすじ>
太平洋戦争開戦直前、日本軍が満州で行っている残虐な人体実験の事実を知った貿易商の福原。
彼はその情報を国連に告発しようとフィルムや実験資料を入手。それを運び出そうとします。
しかし、その事実を知った妻の聡子は、資料を知り合いの軍人、津森に渡してしまいます。ところが、彼女は・・・ 
ヴェネチア国際映画祭監督賞
どんでん返しがしっかりとあり、黒沢的映像も途中から徐々に出て来て怪しい雰囲気もあります。(実験フィルム映像など)
地味な作りですが、セットもよくできていて違和感なく見られました。俳優も、豪華にしなくてよかった。
さすがは世界の黒沢! 最後までしっかりと見せていただきました。
「すばらしき世界」 
(監)(脚)西川美和
(EP)濱田健二、小竹里美(原)佐木隆三「身分帳」(撮)笠松則通(美)三ツ村けいこ(編)宮島竜治(音)林正樹
(出)役所広司、仲野太賀、六角精児、北村有起哉、長澤まさみ、梶芽衣子、安田成美、橋爪功、キムラ緑子、白竜 
<あらすじ>
やくざを殺した殺人罪で13年間刑務所にいた三上は出所後、東京で生活保護を受けながら独り暮らしを始めます。
そんな彼の境遇に興味を持ったライターの津乃田はテレビ出演の話を持ちかけ取材を始めます。
しかし、少年時代のDVの影響か?彼は怒りを抑えることができず、すぐに事件を起こしてしまいます。
三上はそんな生活に嫌気がさし、やくざ仲間のもとを訪ねます。
しかし、その仲間ももうやくざとしては生きられなくなっていました。
もういちどやり直そうと思う彼を助けてくれる人も現れますが・・・。 
現在の日本社会における厳しい現実を描きつつも、そこに救いを見出そうとする監督の気持ちが伝わってきます。
これまでの作品のようにどうなるかわからない怖いほどの展開は控え目。
それでも一歩間違えばもとに戻ってしまうギリギリに迫る描写はさすがです。
空が青いというのは本当に素晴らしいものです。 
「空に住む」 
(監)(脚)青山真治 
(P)井上鉄大他(原)小竹正人(脚)池田千尋(撮)中島美緒(編)田巻源太(美)清水剛(音)長蔦寛幸(主歌)3代目JSB
(出)多部未華子、岸井ゆきの、美村里江、岩田剛典、鶴見辰吾、岩下尚史、高橋洋、大森南朋、永瀬正敏、柄本明
 高層マンションに一人住まいの編集者と猫のハルの物語。
どうもテーマが不明確で猫好きでないと感情移入が難しいのか?
配役は良く、多部&岸井までは良いのですが・・・岩田&多部の組み合わせはどうも?テレビならまだしも・・・。
高層マンションからの美しい映像ももっと必要では?田舎のオフィスとの対比がもっとあってよい。
豪華な俳優陣が惜しい。 
「泣きたい私は猫をかぶる」(アニメ) 
(監)佐藤順一、柴山智隆
(制)スタジオ・コロリド(企)ツイン・エンジン(脚)岡田磨里(キャラD)池田由美(音)窪田ミナ(演)清水勇司(編)西山茂
(作画)加藤ふみ、横田匡史、村山正直、永江彰浩他(美監)竹田悠介、益城貴昌(色計)田中美穂
(主題歌)「花に亡霊」ヨルシカ
(出)志田未来、花江夏樹、寿美菜子、山寺宏一、浪川大輔、小木博明、小野賢章
 母親が家を出て、その後、新しい母親を迎えた複雑な家庭の少女ムゲ、クラスメートの日之出に近ずくため、猫に変身。
毎日、日之出家に行っていた。しかし、猫に変身するために必要な仮面をくれた猫店主はムゲを猫にしてしまいます。
彼女が持つ人間の仮面と寿命を奪うつもりでした。
 ある日、家でしてしまった彼女は、もう猫のままでいいと思うようになり、人間の仮面を渡してしまいます。
でもやはり人間に戻って日之出に会いたい…そう思った彼女ですが、いつの間にか彼女は猫から戻れなくなりつつありました。
「千と千尋の神隠し」「平成狸合戦ぽんぽこ」「猫の恩返し」「転校生」「ペンギンハイウェイ」様々な映画の要素が混ぜ込んである。
「なぜ君は総理大臣になれないのか」(ドキュメンタリー)  
(監)大島新
(製)(撮)前田亜紀(撮)高橋秀典(編)宮島亜紀(音)石崎野乃(製音)富永健一
(出)小川淳也 として32歳で初めて選挙に挑戦し、香川県から国会に通う若手議員の17年を追ったドキュメンタリー。
民主党系衆院議員の選挙戦、議員活動、私生活を追い続けることで現在の日本の政治の問題点が明確になりました。
「選挙とは?」「政治とは?」が誰にも理解しやすく描かれています。これこそ政治・経済の授業で見せるべき作品。
純粋に日本を変えようと立候補した青年議員が、様々なしがらみや政争に巻き込まれ翻弄されながら苦闘する人生。
二人の娘の健気なお手伝いに涙・・・それだけでも彼は幸せです。他の議員はどうでしょうか?
少なくとも議員人生は不幸なだけではなかった。これは救いだし、政治家を目指す人にも勇気を与えるはず。 
2021年には続編が始まろうとしています!
「夏、至るころ」 
(監)(原案)池田エライザ
(P)三谷一夫(製)酒井識人(脚)下田悠子(撮)今井孝博(編)陸彗安(音)西山宏幸(主題歌)崎山蒼志「ただいまと言えば」
(出)倉悠貴、石内呂衣、さいとうなり、リリー・フランキー、原日出子、杉野希妃、高良健吾、大塚まさじ
田川の夏祭りで太鼓 を叩くために練習する二人の高校生、翔と泰我。泰我がある日突然受験勉強のため太鼓を辞めると言い出します。
将来の目標もない翔は、自分はどうするか?急に悩み始めます。
そこに現れた東京で歌手をしていた少女、都。自分がわかってしまい歌が嫌になったという彼女と行動を共にする二人。
池田エライザの監督デビュー作で地方を舞台にした王道青春映画。久々の感じで懐かしく見られました。
カメラの長回しの効果は今一つ。そこまで主人公の魅力はあるかというと?主人公がイケメンすぎ?
背景はなかなか良いし、飽きずにみられる作品になっているのですが、これだ!という魅力が・・・。
「無頼」
(監)(脚)井筒和幸 
(P)増田悟司、小木曽仁、漆谷恭史(脚)佐野宜志、都築直飛(撮)千足陽一(編)山下健治(音)細井豊(主題歌)「春夏秋冬」泉谷しげる
(出)松本利夫(MATU)、柳ゆり菜、中村達也、升毅、ラサール石井、木下ほうか、三上寛、長村航希、阿部亮平、遠藤雄弥、駒木根隆介、小木茂光、隆大介
戦後50年代から現代まで、2時間半弱の「ある昭和やくざの歴史」。様々な歴史のエピソードが散りばめられたテンポの良い展開。
かなり切られていて、わかならい部分もありますが、それでも十分に楽しめます。
「仁義なき戦い」のようは重さ迫力はないけど、庶民的やくざの物語として見るべき作品。
俳優陣が渋くて味わい深いのも見所。EXLE、ブランキー、三上寛と音楽畑出身俳優の映画でもあります。 
少年やくざグループの映画「ガキ帝国」でブレイクした井筒監督の大人のやくざ映画。
「HOKUSAI」 
(監)橋本一
(企)(脚)河原れん(EP)細野義朗(P)中山賢一(撮)角田真一(編)掛須秀一(美)相馬直樹(衣)宮本雅まさ江(音)安川午朗
(出)柳楽優弥、田中泯(葛飾北斎) 、玉木宏(喜多川歌麿)、阿部寛(蔦屋重三郎)、瀧本美織、津田寛治、河原れん(お栄)
永山瑛太(柳亭種彦)、青山崇高(高井鴻山)、辻本祐樹(滝沢馬琴)、浦上晟周(東洲斎写楽)
 葛飾北斎の伝記映画で、歌麿、蔦屋、写楽、滝沢馬琴なども登場する江戸サブカル・アート黄金期映画。
音楽、撮影もっと面白くできた気もします。俳優陣の演技を生かしているのでそれは良いのですが・・・
80年以上の生涯を2時間でまとめるのがそもそも困難なのですが・・・惜しい!
エンドロールあたりで原画をもっと見せてほしかった気もします。 
「星の子」
(監)(脚)大森立嗣
(製)松井智、太田和宏他(アニ演)香月邦夫(原)今村夏子(撮)槇憲治(編)早野亮(美)堀明元紀(音)世武裕子
(出)芦田愛菜、永瀬正敏、原田知世、黒木華、高良健吾、岡田将生、大友康平、蒔田彩珠、粟野咲莉、新音、池谷のぶえ、宇野祥平、田村飛呂人
<あらすじ>
子供時代に病弱だった娘のためにと怪しい水を買い、その効果で助かったと信じる両親によって育てられた少女と家族の物語。
イケメン教師に憧れるちひろは授業中に彼の似顔絵を描いて片思いを続けていますが、もうすぐ受験です。
姉は宗教にはまった両親に耐えられずに家を出て行くへ不明。 
永瀬、原田の夫婦は信じたら強そう。黒木、高良のカルトは怖そう。岡田、大友は憎らしい。その間にはまる芦田の板挟みが痛い。
新興宗教から脱出するお話ではないのが味噌。とはいえ、ラストには何か起きてほしかった気もします。
星が見えるか見えないか?確かに同じ方向を向くのが家族ではあります。でもみんなが同じ方向を見るとなると怖い!
「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」 (ドキュメンタリー)
(監)豊島圭介
(企P)平野隆(P)竹内明、刀根鉄太(撮)月永雄太(編)村上雅樹(音)遠藤浩二
(出)三島由紀夫
(東大全共闘)芥正彦、木村修、橋爪大三郎(盾の会)篠原裕、宮澤章友、原昭弘
(新潮社カメラマン)清水寛(TBS)小川邦雄(作家)瀬戸知寂聴(ポパイ)椎根和
(作家)平野敬一郎(思想家)内田樹(社会学者)小熊英二
1969年5月13日東大駒場900番教室で行われた伝説の討論会の記録映像を基に50年前の言論バトルを振り返る。
「媒体としての言葉があった最後の時代の記録」
「人と人が意見を闘わせる時に必要なのは、熱と敬意と言葉である」
全共闘と三島由紀夫の運動は「反米愛国運動」である点で同じだった!共通の敵は「あやふやな日本国民」だった。
三島をも上回る前衛的思想家、芥正彦による「解放区は思想的に永遠である」という発想に衝撃!
「ナンセンス!」が飛び交うヤジ合戦になるかと思いきや、知的で敬意に満ちた和やかで自由でコミカルな言葉のボクシング!
まさかこんなに創造的で建設的な会だったとは驚きでした。こりゃ難しいけど面白い!
「ミッドナイト・スワン」 
(監)(脚)内田栄治
(EP)飯島三智(P)森谷雄、森本友里恵(撮)伊藤麻樹(衣)川本誠子(編)岩切裕一(音)渋谷慶一郎(バレエ監)千歳美香子
(出)草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ、佐藤江梨子、田口トモロヲ、上野鈴香、田中俊介 
日本アカデミー賞作品賞、主演男優賞
LGBT映画かと思ったら、実は本格的なバレエ映画でした。
草なぎは助演男優とみるべきかも?
予想外の展開もあり、見ごたえはありますが、話に無理があるのと、草なぎはもっと演技抑えていいのでは?
主役の服部樹咲(一果)のバレエが素晴らしい!
でも、日本アカデミー賞はちょっと?そこまで凄いか?期待しすぎだったか?泣けなかった。
「MOTHER マザー」  
(監)(脚)大森立嗣
(製)(企)(EP)河村光庸(P)佐藤順子(原)山寺香「誰も僕をみていない」(脚)港岳彦(撮)辻智彦(編)早野亮(音)岩代太郎
(出)長澤まさみ、奥平大兼、阿部サダヲ、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花、大西信満
働かない母親のために依存して金のために嘘をつく少年が母と妹と共に暮らす日々。
ついには金に困った母親は祖母を殺して金を盗って来いと・・・・
実話に基づいた怖くて悲惨で救いようのない物語。よくぞ作りました。正直、見たい映画ではないのですが・・・
長澤まさみは凄い!でも、この主人公に感情移入しちゃったら、日常生活が困難になったはず。そっちの方が凄い!
韓国映画なら、殺害現場もしっかり撮るのかもしれない。
「私をくいとめて」  
(監)(脚)大九明子
(製)鳥羽乾二郎、竹内力・・・(企)谷戸豊(製総)福家康孝(原)綿矢りさ(撮)(編)(音)
(出)ノン、橋本愛、林遣都、片桐はいり、臼田あさ美、山田真帆、前野朋哉、(声)中村倫也
<あらすじ>
ミニ・お局になりつつあるOLのみつ子は、「おひとりさま」のスペシャリストで唯一の話し相手は脳内自分「A」。
しかし、仕事で知り合った多田君と親しくなりつつありました。
みつ子唯一の親友は結婚してローマに移住。彼女を訪ねて初めてのおひとりさま海外旅行に向かいますが・・・。 
大九監督ワールド全開でのんはその主役にぴったり!それぞれに配役もはまっています。中村倫也の声と前野の顔もいい!
のんのアップが多いのは、彼女の目と顔の輝きだけでも観客を圧倒する力があるからでしょう。文句なしに魅力的です!
なんだか懐かしい。多くの人が経験したであろうお悩みの時期を思い出させてくれます。
「あまちゃん」トリオ再結集もうれしい作品です。 橋本愛も輝いています。
「ワンダーウォール劇場版」  
(監)前田悠希
(脚)渡辺あや(製)上野遼平(製総)寺岡環(撮)松宮拓(編)大庭弘之(音)岩崎太整
(出)須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、若葉竜也、成海璃子、山村紅葉 
京西大学の近衛寮の存続をかけた闘いを続ける大学生を描いたNHKBSのドラマを劇場版として公開
京都大学の吉田寮をモデルにしただけに実にリアルに作られています。SNSで大きな話題になったのも納得
僕には昔懐かしい学生運動が今もなお続いていることの驚き。「ザ・青春」
でも、それ以上に現在の日本の若者たちが「幸福とは何か?」を考えるきっかけになることが新鮮です。
今の若者たちにどう受け入れられたのか?知りたくなります。
それにしても、岡山天音は良い芝居しますね。
その後の近衛寮(吉田寮)が心配です・・・でも
コロナの影響で世界中で増え続ける壁の方が今は問題かもしれません。
 2021年
「明日の食卓」 
(監)瀬々敬久
(製)石垣裕之、堀内大示他(原)椰月美智子(脚)小川智子(撮)花村也寸志(編)今井俊裕(美)中川理仁(音)入江陽
(出)菅野美穂、尾野真千子、高畑充希、柴崎楓雅、和田聰宏、真行寺君江、烏丸せつこ、大東駿介、山口紗弥加、渡辺真紀子、大島優子、山田真歩
三人の母親(石橋家)の家庭の危機がじわじわと描かれ、それが一気に崩壊に・・・
ほとんどサスペンス・ホラーのような展開ですが、山口&真行寺の不気味なこと!ちょっとやりすぎかもしれません。
子役3人も凄い。意外な展開で大島優子が場をさらいます。 
「茜色に焼かれる」
(監)(脚)(編)石井裕也 
(製)五老剛、竹内力(GP)河村光庸輔(撮)鎌苅洋一(美)石上淳一(衣)立花文乃(編)岡崎正弥(音)河野丈洋
(主題歌)Going Under Ground「ハートビート」
(出)尾野真千子、和田庵、オダギリジョー、片山友希、永瀬正敏、大塚ヒロタ、嶋田久作、鶴見慎吾
<あらすじ>
夫をアルツハイマーの元官僚の老人に引き殺された良子は謝罪しない犯人から示談金を受け取らなかった。
良子は義理の父親の介護費用、夫が愛人に生ませた娘の養育費、一人息子のための学費を稼ぐため、昼はホームセンター、夜は風俗で働く日々。
風俗の同僚ケイが愚痴をこぼせる唯一の存在です。息子の順平はクラスでいじめにあいますが、頭はナンバー1です。 
コロナ禍という状況によって、不条理な不幸に追い込まれた人々の苦労をこれでもかと描きます。
2020年の東京をしっかりと描き出した貴重な作品として忘れられない作品になりそうです。
でもそこには笑いと救いが・・・ 最初に死んでしまうオダギリの存在感は大きく、いないのに観客の脳内で名演技を見せてくれます!
「浅草キッド」  
(監)(脚)劇団ひとり
(製総)高橋信一(企)秋元康(原)ビートたけし(撮)高木風太(編)稲垣順之助(音)大間々昴(主題歌)桑田佳祐
(出)柳楽優弥、大泉洋、門脇麦、鈴木保奈美、土屋信之、中島歩、大島蓉子、尾上寛之、風間杜夫、クリーピーナッツ
ビートたけしの青春時代を描いた伝記映画ですが、彼の師匠だった浅草の芸人深見!こそこの作品の主人公。
深見を演じた大泉洋、その妻鈴木保奈美、門脇麦が素晴らしけど、やはりたけしを演じた柳楽は凄い!
映画としては、音楽と言い演出と言い懐かしの松竹喜劇映画的で可もなく不可もなくかな?
偽のCGたけしを登場させる演出は不要だった気がします。残念。ちなみにたけしの声と振りは松村邦洋でした!
「過去はいつも新しく、未来はつねい懐かしい 写真家 森山大道」(ドキュメンタリー) 
(監)(撮)(編)岩間玄
(企P)杉田浩光(製)宮崎伸夫、岡本東郎他(P)杉本友昭、飯田雅裕他(ロケ撮)伊藤佳菜子(カラリスト)佐藤智
(音)三宅一徳(声)菅田将暉
(出)森山大道、神林豊(編集者)、町口覚(造本家)
日本を代表する写真家、森山大道のドキュメンタリー
デビュー写真集「にっぽん劇場写真帖」の再発行のプロジェクトに密着。
彼の日々の撮影にも密着しながら、彼の写真家人生を振り返る構成。
「狩人」「写真よさようなら」「光と影」「Daido hysteric」「東京ブギウギ」「犬と網タイツ」「K」などが登場。 
「空白」
(監)(脚)吉田恵輔 
(企・EP・製)河村光庸(撮)志田貴之(編)下田悠(衣)瀬塚奈美(音)世武裕子
(出)古田新太、松坂桃李、寺島しのぶ、田畑智子、藤原季節、趣里、伊藤蒼、片岡礼子
<あらすじ>
スーパーで万引きした少女がスーパーの店長青柳に追われて逃走。道に飛び出して車に轢かれ死んでしまいます。
少女の父親は娘の万引きが信じられず、青柳を追求しますが、2人をマスコミが追いかけ大きな話題になってしまいます。
少女を轢いた女性ドライバーも父親に謝りに来ますが、相手にしてもらえません。
いつしか関係者すべてが苦しみ、スーパーも営業困難になってゆきます。・・・
実際にあった古本屋での万引き、自動車事故事件がもとになっています。
誰もが被害者で、誰もが加害者で、ゲスなマスコミの犠牲者になってゆく、気分最悪のお話。
正直、見たくない映画でしたが、確かに途中からは引き込まれます。弁当ファンの兄ちゃんと少女の絵がなかったら救のない映画。
「ヒメアノール」といいこの作品と言い、良い作品だと思うのですが、他人には薦められない・・・
この映画の主人公のように何か喉にひっかかったまま終わりました。見る方にも時間がいるのかもしれません。
「孤狼の血 LEVEL2」 
(監)白石和彌
(企P)紀伊宗之(P)天野和人、高橋大典(原)柚月裕子(脚)池上純哉(撮)加藤航平(編)加藤ひとみ(音)安川午朗
(出)松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、中村梅雀、音尾琢真、毎熊克哉、早乙女太一、渋川清彦、宮崎美子
斎藤工、滝藤賢一、吉田鋼太郎、中村獅童、かたせ梨乃、寺島進、宇梶剛士、三宅弘城、矢島健一
<あらすじ>
刑務所から出た上林は五十子会組長の敵を打つために動き始めます。
そのことを知った日岡は、内定者として使っていた近田を組に潜入させます。
かつて親を残虐な方法で殺した上林は、広島県内の暴力団のバランスを崩しただけでなく日岡も狙い始めます。
しかし、日岡の本当の敵は実は上林ではありませんでした・・・
鈴木亮平による狂気半端なしの演技はこの映画の最重要ポイント!松坂桃李ももちろんそれに迫る狂気で対抗。
負けじと滝藤、村上も奮闘しています。まあ演技合戦をみなさん楽しんでます!中村&宮崎夫妻もまた隠れた名演技。
さすがにストーリーがよくできています!
パート3にも期待します!まだまだいけますね。
音尾琢真と渋川清彦、そして出所するであろう江口洋介にも期待。
「さがす」 
(監)(脚)片山慎三
(EP)豊島雅郎他(P)井出陽子、山野晃他(共脚)小寺和久、高田亮(撮)池田直矢(編)片岡葉寿紀(美)松塚隆史(音)高位妃楊子
(出)佐藤二朗、伊藤蒼、清水尋也、森田望智、石井正太郎、松岡依都美、成島瞳子、品川徹 
<あらすじ>
突然行方不明になった父親、原田を捜す娘。父親の名前を騙って働く男が殺人犯で手配中の男、山内と知った彼女は男を追い始めます。
3か月前、実は山内は病院で原田と知り合い、難病のALSに苦しむ原田の妻を殺していました。 
その後、山内は原田と共に死にたい女性をネットで募集し殺すことで稼ぎ始めていたのです。
娘役の伊藤蒼が見事な演技。切れるシーンでも、唾かけシーンも、迫力満点。
ラストの卓球シーンがなかなかに意味深。様々な事件を上手く取り込んだ物語ですが最後まで読めない展開が素晴らしい!
トイレの森田の着替えのシーンがなんとも泣けました。 
救いのないドラマですが、コメディにも見えるのがこの監督の作品の魅力かもしれません。
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「ドライブ・マイ・カー」 Drive My Car 
(監)(脚)濱口竜介
(P)山本晃久(AP)(原)村上春樹(脚)大江崇允(撮)四宮秀俊(美)徐賢先(編)山崎梓(音)石橋英子
(出)西島秀俊、三浦透子、霧島れいか、岡田将生、パク・ユリム、ジン・デヨン、ソニア・ユアン、アン・フィテ、ペリー・ディゾン、安部聡子
<あらすじ>
俳優で演出家でもある家福は、かつて娘を失くし、その後2年前に脚本家だった妻をくも膜下出血で失くしていました。
アジア演劇祭での演出をすることになった彼は、その開催地、広島でしばらく暮らすことになります。
緑内障で視力が落ちていた彼のため、練習会場への送迎のため運転手の女性、渡利が準備されていました。
彼女の完璧な運転テクニックでの移動中、彼の日課となる亡き妻の残した芝居の録音テープとの練習が始まります。 
カンヌ国際映画祭脚本賞
村上春樹の原作に加えられたドラマが見事!それにより映画としての魅力が大幅に増しました。カンヌ脚本賞も納得です。
多言語による「ワーニャ叔父さん」の演劇、亡き妻の音が語る空き巣女子高生の物語、ドライバーの渡利の故郷での悲劇の物語などが複層的に折り重なっています。
3時間の長さですが、3本の異なる映画を見ているようでもあり、まったく飽きません。
広島に舞台を移したことで、映像的にも魅力的になり、香港、韓国、フィリピンなど多国籍の登場人物設定もより魅力的にしています。
一年後のコロナ禍の韓国を舞台にしたシーンは、ワーニャ叔父さんのようにドラマにエンディングはあっても人生はそうはいかない。
苦しくても、厳しくても、コロナ禍でも続くが、それでも生きなければいけない!そんなメッセージと捉えました。
アントン・チェーホフ恐るべし!この映画のもう一つの原作は「ワーニャ叔父さん」なのです。
ハリウッドやヨーロッパの映画家たちが評価する理由がわかりました。
演劇好きにはたまらない映画内演劇という構造。それも演劇の基本、チェーホフへのオマージュ作品でもあること。
人種間、民族間、国家間の溝が深まりゆく21世紀世界に対し、多言語社会の融和を試みる演劇への共感。
アメリカの映画人には、彼らの心の故郷とも言える「ロード・ムービー」的展開もうれしかったはずです。
「BLUE/ブルー」  
(監)(脚)吉田恵輔
(企P)岡田真、木村俊樹(撮)志田貴之(美)山崎輝(編)清野英樹(音)かみむら周平(B指導)松浦慎一郎
(主題歌)竹原ピストル「きーぷ、うぉーきんぐ!!」
(出)松山ケンイチ、東出昌大、木村文乃、柄本時生、よこやまよしひろ、守谷周徒、松浦慎一郎
<あらすじ>
日本チャンピオンに挑戦する小川は脳に傷害が出来つつありますが、恋人の千佳と結婚することに。
ジムで教える立場にもありながら、いつまでも勝てない万年青コーナーの瓜田はやめることを考えていました。
ボクシングやってる風を目指して入門した楢崎はいつしか本気でボクサーを目指し始めます。 
30年ボクシングを続けていたという監督の吉田恵輔が脚本も書いただけあり、リアルでボクシング愛にあふれた作品。
挑戦者(青コーナー)の物語だけに、とにかく登場人物が負け続けます。ボクシングは負けるスポーツです!
松山ケンイチの絞り具合は東出の比ではない!でも東出のボクシングは凄いです。楢崎には勝ってほしかった!
「ボクシング映画に駄作なし」はやはり正しかった!
ボクたちはみんな大人になれなかった(N)  
(監)森義仁
(EP)坂本和隆(P)山本晃久(原)燃え殻(脚)高田亮(撮)吉田明義(美)林田裕至(セットD)郡司英雄
(編)岩間徳裕(音)TOMISIRO
(出)森山未來、伊藤沙莉、篠原篤、東出昌大、萩原聖人、SUMIRE、平岳大、高嶋政伸、大島優子、ラサール石井
1990年代から2020年まで、小説家になりたかった青年とフツ―を嫌う少女の恋から始まる物語。
過去へとさかのぼる作りが新鮮で、スマホ、携帯、PHS、ポケベル、電話へと小道具もさかのぼるこだわりもグッド!
音楽も映像も小道具も衣装も美術も演技もセットもよくできました!フツ―の女子伊藤沙莉ちゃんが可愛すぎ。
さすがにネットフリックス。しっかりとこだわって作られた作品です。
小沢健二、堀米康行の音楽がしみます。ドライブ途中に日が暮れるシーンの映像はカットと言い、色と言い忘れがたい!
「鳩の撃退法」
(監)(脚)(編)タカハタ秀太
(製)高橋敏弘、藤田浩幸他(P)浅岡直人(原)佐藤正午(脚)藤井清美(撮)板倉陽子(美)佐々木健一(音)堀米高樹 
(出)藤原竜也、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、岩松了、豊川悦司、坂井真紀、リリー・フランキー、村上淳、浜野健太、佐津川愛美、濱田岳、ミッキー・カーティス
元直木賞作家でが3年間作品を発表せずバーテンをしている津田。彼が書いている新作を読んだ編集者の鳥飼はその内容を調べます。
前作は実際の事件でそれが訴訟事件に発展した経緯があったからです。そして、小説は実際に起きたことであることが明らかになります。
そして、それは現在進行形であることもわかります。
偽札事件、一家失踪事件が津田と何の関係があるのか?地味に豪華な俳優たちが楽しく見事な配役です。
藤原は安定のくず男ですが、風間も含めて少々わざとらし過ぎ・・・。
それに比べると、西野七瀬、佐津川愛美、土屋太鳳、坂井真紀の女優陣が魅力的です。 
 マ
「街の上で」 (製作は2019年) 
(監)(脚)今泉力哉
(製)遠藤日登思、K・K・リバース、坂本麻衣(脚)大橋裕之(撮)岩永洋(音)入江陽(主題歌)ラッキーオールドサン「街の上で」
(出)若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、成田凌、村田由規乃 
オール下北沢ロケによる青春映画。
アート、本、音楽、芝居、映画、サブカルの街への愛が満ちた作品で大好きです。
主演の若葉竜也の魅力大でその周りの女性たちがまたじつに魅力的です。
ラストはもっと盛り上がるまとめもできたはずですが、それをやらない奥ゆかしさも好きです。
変わる街、下北沢も心の中では変わらずにいると良いのですが・・・
「ヤクザと家族 The Family」 
(監)(脚)藤井道人
(製)河村光庸(撮)今村圭佑(美)部谷京子(編)古川達馬(衣)宮本まさ江(音)岩代太郎
(出)綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村優斗、菅田俊、豊原功補、寺嶋しのぶ、岩松了、駿河太郎
<あらすじ>
父親を失い自暴自棄になりヤクザの麻薬を奪い、殺されそうになっていた山本は、柴咲組の組長に救われます。
組員となった山本は、組の顔となりますが、組同士の抗争が始まり、組長が殺されかけます。
殺された弟分大原の敵を討つため、山本は対立する組の若頭を殺し、刑務所に入り14年の時が過ぎます。
その時、恋人になっていた大学生の由香に金を残しますが、その時、二人の間には・・・
出所した山本は、暴対法などにより、ヤクザが消え去りつつあることを知ります。 
藤井作品らしい街の映像が美しい。ヤクザ映画でもやはり「藤井作品」らしさがありました。(ちょっと真面目過ぎる点も含め)
ヤクザ社会の変化を追った日本版の「グッドフェローズ」といった感じのスケールの大きな作品。
オープニングがラストにつながる予想はつきましたが、その後の続きが良かった! 
俳優陣は、綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、市原隼人、それに磯村優斗がまた素晴らしい!岩松了のいやらしさもなかなか。
「ライアー×ライアー」 
(監)耶雲哉治
(EP)豊島雅郎(原)金田一蓮十郎(脚)徳永友一(撮)豊納正俊(編)武田晃(音)遠藤浩二(主題歌)SixTONES
(出)森七菜、松村北斗、小関雄太、堀田真由、相田翔子、竹井亮介
<あらすじ>
女癖の悪い義理の父の連れ子の心を入れ替えさせようと、ギャルに変身して恋人になった姉。
意外なことに弟は、そんな姉が化けたギャルに一目ぼれし、他の恋人とすべて別れてしまいます。
姉もいつしかそんな義理の弟にひかれ始めてしまいます。 
義理の兄妹に恋してしまった主人公のラブ・コメですが、脚本(原作)が実にうまくできています。
おバカなラブストーリーと思わず、見てほしい作品です。森七菜がまあ可愛い!イケメン二人もキュンときそう。 
「竜とソバカスの姫」 BELLE (アニメ)
(監)(原)(脚)細田守
(企)(制)スタジオ地図(CGキャラD)ジン・キム、秋屋蜻一(作監)青山浩行(CGD)堀部亮、下澤洋平(美監)池信孝(美)上條安里(音)岩崎太製
(声)中村佳穂、成田凌、染谷将太、佐藤健、役所広司、玉城ティナ、幾田りら、森山良子、清水ミチコ、森川智之、宮野真守、津田健次郎
<あらすじ>
6歳の時、母親を川の事故で亡くし、それ以来、立ち直れずにいた女子高生すずは、ネット上の仮想世界Uでベルという歌手とした活動し大人気です。
ある日、彼女が歌うライブにU内で暴れ続ける「竜」が乱入。彼女は彼が誰なのかが気になり、友人と共に彼の正体を調べ始めますが・・・ 
「サマーウォーズ」の世界観や高揚感が戻ってきた感じがする力作。今回はバトルではなく、歌の力というのが新しい。
中村佳穂の歌声がそれを可能にしました。
「美女と野獣」だったり「風の谷のナウシカ」だったり「サマーウォーズ」だったりしますが、ベルの歌声には胸が熱くなりました。
映像の美しも圧倒的です、ただ東京への旅は彼女一人でなぜ行かせたのか?ちょっと疑問です。
2022年 
 
「海の見える理髪店」 (NHKスペシャル・ドラマ)
(演)森ガキ侑大(原)荻原浩(脚)安達奈緒子(音)森優太
(出)柄本明、藤原季節、水野美紀、眞島秀和、尾上寛之、片岡礼子、玄理、中島歩 
岩手?海の見える高台にある理髪店の店主とそこを訪れた青年の対話。
店主の昔話から始り、彼の半世紀が語られ、彼が殺人犯であることまで明かされます。
なぜ、そこまで語るのか?それは語らなければならない理由があったからでした。
映画にするような題材ではないかもしれませんが、画面の雰囲気といい俳優陣の演技といい、十分に映画館で見られるクオリティーの作品です。
一昔前なら主人公は高倉健だったかも、二人目の奥さんはもちろん倍賞千恵子。 
「シン・ウルトラマン」 
(監)樋口真嗣(監修)(製)(企)(脚)(編)庵野秀明
(製)塚越隆行、市川南(EP)臼井央、黒澤桂(撮)市川修、鈴木啓造(美)林田裕至、佐久嶋依里(D)前田真宏、山下いくと(編)栗原洋平
(VFXSバイザー)佐藤敦紀(音)宮内國郎、鷺巣詩郎(主歌)米津玄師「M八七」
(出)斎藤工、長澤まさみ、田中哲司、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、山本耕史、岩松了、嶋田久作、竹野内豊、白石和彌(居酒屋の店長)
(声)高橋一生、津田健次郎、山寺宏一
<あらすじ>
次々と日本に現れる謎の巨大生物。その「禍威獣」を倒すために「禍威獣特設対策室」が設置されます。
電気を食べるネロンガが暴れる中、謎の人間型巨人が現れ、ネロンガを倒します。その銀色の巨人は「ウルトラマン」と名づけられます。
地底怪獣ガボラもウルトラマンが倒し、正義の見方かもしれないと思われます。
ところが、ウルトラマンに次いで地球に現れ、友好関係を築いた外星人ザラブ星人は、ウルトラマンに変身し、彼を悪者にしてしまいます。
誘拐されていたウルトラマン(神永)は、バディーの浅見に助けられ、偽ウルトラマンを倒します。
<登場した禍威獣>
ゴメス、マンモスフラワー(ジュラン)、ペギラ、ラルゲユウス、カイゲル(ゴーガ)、パゴス (ここまでは「ウルトラQ」)
ネロンガ、ガボラ、ザラブ星人、メフィラス星人、ゾフィー、ゼットン(「ウルトラマン」)
神永の机の上には「ルドルフ・シュタイナー」の伝記。 一人で読んでいたのはレヴィストロースの「野生の思考」
オープニングは「シン・ゴジラ」から「シン・ウルトラマン」へ。「ウルトラQ」から「ウルトラマン」へとドラマは移行し、本題へと移ります。
ウルトラマンのスタイルはやはり「エヴァ」?ガボラのデザインが斬新。
ウルトラマンをゼットンの回まで含めて一本にまとめた見事な脚本に仕上がっています。凄い手腕。
「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」
「新聞記者」(Nシリーズ6話) 
(監)(脚)藤井道人
(EP)坂本和隆、高橋信一(企P)河村光庸(P)佐藤順子、山本礼二(撮)今村圭祐(美)部谷京子
(衣)宮本まさ江(編)古川達馬、前田径成(音)岩代太郎
(出)米倉涼子、横浜流星、綾野剛、寺島しのぶ、小野花梨、ユースケサンタマリア、佐野史郎、吉岡秀隆、田口トモロヲ、吹越満
田中哲司、大倉孝二、萩原聖人、柄本時生、でんでん、利重剛、須藤理彩、野間口徹、岩松亮、土村芳、ふせえり、菅原大吉
橋本じゅん
俳優が豪華なだけでなくそれぞれが入魂の演技!
<正義>米倉涼子(祝ドクターX卒業!)横浜流星(彼のおかげで多くの女性が見ることに!)小野花梨(流星よ彼女を追え!)
<悪役>ユースケサンタマリア、佐野史郎、岩松亮、田中哲司、官房長官と顔を見せない謎の総理大臣!
<板挟み>この作品の主役とも言えるのが、板挟みになった人々です!
綾野剛(最後までイライラさせるもラストの涙は素晴らしかった!)吉岡秀隆(赤木ならぬ鈴木ファイルの悲劇)
田口トモロヲ、大倉孝二、利重剛、菅原大吉、その他、ほとんどの登場人物は何かの板挟み。
この作品が大ヒットしてもそれがマスコミをどれだけ取り上げるか?そこにもこの作品の価値がありそうです。
6話完結だからこそ可能になった多角的な視点。(新聞関係者、若者、保守層、一般大衆・・・)
ネットフリックスだからこそ可能にだった?実際の事件「森友学園問題」への接近。
赤羽の街が登場しています! 
「バブル」(N) (アニメ)
(監)荒木哲郎
(企・P)川村元気(制)WIT STUDIO(脚)虚淵玄(キャラD)小畑健(音)沢野弘之
(声)志尊淳、広瀬アリス、りりあ。、宮野真守、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、逢坂良太、井上麻里奈、三木眞一郎 
「人魚姫」「崖の上のポニョ」「天気の子」「アキラ」「未知との遭遇」+パルクール+「渦巻」(宇宙、銀河、生命、遺伝子・・・)
リアルにバブルな東京の映像が実に魅力的です。「アキラ」の東京と少年たちとの関係に似ています。
もっと奥深く東京バブル地帯の説明、背景、歴史などを描いても面白かったはずですが、そこはあえてカットして、パルクールに徹して正解?
アニメ・シリーズ化するのもあり?もっと知りたいこともありますが、そこをバッサリ切ったのも正解かも?
歌がもう少し魅力的なら良かった? 
荒木哲郎&WIT STUDIOは「進撃の巨人」の制作チーム。なるほど!納得
 マ
「マイスモールランド」 
(監)(作)川和田恵真
(製統)藤並英樹(P)倉崎憲、伴瀬萌(撮)四宮秀俊(編)普嶋信一(美)徐賢先(音)Roth Bart Baron(クルド語監修)ワッカス・チョーラク
(出)嵐莉奈(リナ・カーフィザデー)、奥平大兼、アラシ・カーフィザデー、サヘル・ローズ、藤井隆、池脇千鶴、平泉成、韓英恵、板橋駿谷
ベルリン国際映画祭アムネスティ国際映画賞
クルド人難民としての申請が却下されたため、仕事も失い、自由も失った家族とその周りの人々の物語。
救いのない物語ですが、主演二人が魅力的!わきを固める俳優も地味ながらいい味を出しています。 
監督(英国、日本)、嵐莉奈(ドイツ、イラン、日本)と多国籍な映画で、日本映画の今後もに影響を与えてほしい作品。
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