戦後出版界のベストセラー作品


1945年(昭和20年)~1959年(昭和34年)
<戦後、出版界のスタート>
 戦争直後、出版社の数は戦中の統合により203社に減少。出版流通業自体もほぼ壊滅状態にあり、輸送網も崩壊。
そのために登場したのが「せどり屋」でした。明治中期まで存在した個人仲買人が復活し、リュックサックに本を入れ、現金取引を行う商売です。
これをスタートに中小の取次店が次々に誕生。国からの制約から解放され、入手できる紙なら何でもありで様々な本があふれだしました。日本の出版界の再スタートがここから始まります。
 1951年、戦時下から続いていた用紙の割当制が廃止され、出版物の自由競争が本格化。しかし、紙の価格が高騰し、出版界は苦しい時代が続きます。そのため、出版社は社の存続のため、内容よりも確実に元がとれる「ベストセラー」を必要とすることになります。「ベストセラー」という言葉が使われるようになったのも、ちょうどこの頃でした。そして、ベストセラーはそれまでより数多く売れる時代に突入し100万が可能になってきます。そのために、出版社は企画、オリジナリティ、宣伝、著者の才能などの要素をより高いレベルで求められるようになります。

<軽装判のヒット>
 50年代前半の文庫合戦、全集合戦に続いて始まったのが「軽装判の時代」です。光文社のカッパ・ブックスはその代表的シリーズ。
 その原点となったのは、1954年中央公論社の「女性に関する十二章」(伊藤整)。女性向けの新書版型で持ち歩きに便利な大きさです。伊藤整のエッセイ本はこの後各社から発表され、それぞれがヒット。元々伊藤整自身が提案したその大きさの本を他の出版社でもマネするようになります。
 光文社のカッパ・ブックスも、元々伊藤整の「文学入門」、からスタートしたこともあり、このスタイルを取り入れることになりました。


1945年(昭和20年)(戦後) 
「日米会話手帳」  小川菊松(編)  誠文堂新光社 
誠文堂新光社の小川菊松は関東大震災の際、一氏義良(編)の「実地踏査大震大火の東京」を震災後すぐに出版しヒットさせた経験がありました。
「英米人と会う場合に、自分の意志を先方に伝え、先方の云うことも少しは解る程度の泥縄的テキスト」というコンセプトで一晩で英語原稿を制作。
東大の大学院生に3日で英訳をさせ、わずか32ページの簡単な本として出版。 印刷は焼け残っていた大日本印刷が使われた。
発行部数は、わずか3ヶ月で総計360万部。この記録は黒柳徹子の「窓ぎわのトットちゃん」(1981年)まで破られない大記録でした。
タイトルが「日英」ではなく「日米」だったというのもヒットの原因だったかもしれません。
1946年(昭和21年) 
(1)「旋風二十年」  森正蔵  鱒書房 
鱒書房、増永善吉の企画としてスタート。毎日新聞に企画を持ち込み、軍国政治の偽りだらけの姿を明らかにしようとした内容。
著者は実際は共著だったが、社会部長の森とした。内容的には東條英機を中心とする軍人たちの罪とする単純なもの。
しかし、そのわかりやすさがヒットにつながった。その後出版された下巻と合わせて70~80万部の大ヒットとなりました。 
(2)「愛情はふる星のごとく
- 獄中通信」
尾崎秀実 世界評論社 
ゾルゲ事件の際、逮捕され死刑になった著者が妻にあてた手紙をまとめて書籍化した作品。
1946年から1948年まで3年間ベストセラーの2位というロングセラー。
事件よりも夫婦間の愛情ドキュメントとして女性読者の共感をあてヒットになった。 
(3)「腕くらべ」  永井荷風  新生社 
(4)「哲学ノート」 三木清 河出書房 
(5)「嘔吐」  ジャン・ポオル・サルトル(著)
白井浩司(訳) 
青磁社 
(6)「完全なる結婚 - 生理とその技巧」 ヴァン・デ・ヴェルデ(著)
神谷茂数、原一平(訳)
ふもと社 
(7)「架空会見記」  アンドレ・ジイド(著)
堀口大学(訳) 
鎌倉文庫 
(8)「凱旋門」(上・下)  エリック・マリア・レマルク(著)
井上勇(訳) 
板垣書店 
(9)「自叙伝」  河上肇  世界評論社 
(10)「漱石全集」  夏目漱石  桜菊書院 
1947年(昭和22年) 
(1)「旋風二十年」  森正蔵 鱒書房 
(2)「愛情はふる星のごとく
- 獄中通信」 
尾崎秀実 世界評論社 
(3)「完全なる結婚
- 生理とその技巧」 
ヴァン・デ・ヴェルデ(著)
神谷茂数、原一平(訳) 
ふもと社 
(4)「凱旋門」(上・下)   エリック・マリア・レマルク(著)
井上勇(訳)  
板垣書店 
(5)「漱石全集」  夏目漱石  桜菊書院 
(6)「人生論ノート」  三木清  創元社 
(7)「風知草」  宮本百合子  文藝春秋社 
(8)「自叙伝」  河上肇  世界評論社 
(9)「哲学ノート」 三木清  河出書房
(10)「キュリー夫人伝」 エーブ・キュリー(著)
川口篤他(共訳) 
白水社 
1948年(昭和23年) 
本なら何でも売れるという人々が読書を求めた時代は、1947年頃まででした。
この年あたりからは本格的な文学作品が国内、翻訳の海外文学ともに売れるようになります。その代表的作品が「斜陽」でした。 
(1)「斜陽」 太宰治  新潮社 
この作品が年間1位のベストセラーになったのは、6月に彼が有名な情死事件を起こしたせいでした。
今も昔もベストセラーになる近道はスキャンダルが発表時期と重なることです。 
(2)「愛情はふる星のごとく
- 獄中通信」  
尾崎秀実  世界評論社 
(3)「凱旋門」  エリック・マリア・レマルク(著)
井上勇(訳)   
板垣書店 
(4)「新書太閤記」  吉川英治  六興出版 
(5)「罪と罰」  ドストエフスキー(著)
米川正夫(訳) 
河出書房 
(6)「女の一生」  ギイ・ド・モーパッサン(著)
杉捿夫(訳) 
河出書房 
(7)「親鸞」  吉川英治  世界社 
(8)「若きヴェルテルの悩み」 ゲーテ(著)
高橋健二(訳) 
河出書房 
(9)「漱石全集」  夏目漱石  桜菊書院 
(10)「復活」  レフ・トルストイ(著)
中村白葉(訳) 
岩波書店 
1949年(昭和24年) 
(1)「この子を残して」  永井隆  講談社 
(2)「共産主義批判の常識」 小泉信三  新潮社 
(3)「風と共に去りぬ」  マーガレット・ミッチェル(著)
大久保康雄(訳) 
三笠書房 
(4)「細雪」  谷崎潤一郎  中央公論社 
(5)「宮本武蔵」  吉川英治  六興出版社 
(6)「哲学ノート」  三木清  河出書房 
(7)「石中先生行状記」 石坂洋次郎  新潮社 
(8)「長崎の鐘」  永井隆  日比谷出版 
平和を願う作品が多い中、長崎医大の放射線科助教授でありカトリックの信者でもある永井隆の被爆体験を基にした作品。
サトウハチロー作詞、古関祐爾作曲「長崎の鐘」もこの年に発表され、共に大ヒットとなった。
(9)「平和の発見」  花山信勝  朝日新聞社 
(10)「親鸞」  吉川英治  六興出版 
1950年(昭和25年) 
(1)「細雪」 谷崎潤一郎  中央公論社 
(2)「潜行三千里」  辻政信  毎日新聞社 
(3)「風と共に去りぬ」   マーガレット・ミッチェル(著)
大久保康雄(訳) 
三笠書房  
(4)「石中先生行状記」  石坂洋次郎  新潮社  
(5)「帰郷」  大佛次郎  六興出版社 
(6)「チャタレイ夫人の恋人」 D・H・ロレンス(著)
伊藤整(訳) 
小山書店 
(7)「きけわだつみの声」  日本戦没学生手記編集委員会(編) 東大協同組合出版部
(8)「少年期」  波多野勤子  光文社 
児童心理学者の波多野が長男と交わした4年間の手紙によるやり取りを書籍化。しかし、売り上げは伸びず。
しかし、朝日新聞の夕刊コラムがこの本を取り上げます。
「純情で感じ易い少年の世に処する悩みを、聡明な母が真心と愛をもって指導して行くその経路が赤裸々に語られている。・・・
あらゆる人に読ませたい尊い記録である」
光文社の神吉春夫はこのコラムの文章を使って広告を展開。その効果は大きく半年で40万のヒットになりました。
彼はこの作品のヒットにより、出版界における販促方法を変えました。この後彼は「出版プロデューサー」と呼ばれる存在となります。
(9)「裸者と死者」  ノーマン・メイラー(著)
小西英一(訳) 
改造社 
(10)「十五対一」 辻政信  酣燈社 
1951年(昭和26年) 
(1)「少年期」   波多野勤子  光文社 
(2)「ものの見方について - 西欧になにを学ぶか」 笠信太郎  河出書房 
著者の笠は朝日新聞の論説主幹だったジャーナリスト。50万部を超えた教養本。
イギリス、ドイツ、フランス3国の思考形式をわかりやすく解説し、日本人の国際化のために学ぶべきことを指摘。 
(3)「源氏物語」  谷崎潤一郎  中央公論社 
(4)「武蔵野夫人」  大岡昇平  講談社 
(5)「新平家物語」  吉川英治  朝日新聞社 
(6)「人間の歴史1 食と性の発達」 安田徳太郎  光文社 
著者の安田は京大医学部の医師だが、スパイ事件のゾルゲの肺炎治療をしたことで投獄された経験があった。
正当的な人類史ではなく、「食と性」という基本的な人間の欲望に特化して読みやすく歴史を書いたことでヒットにつながった。
(7)「ニッポン日記」(上・下)  マーク・ゲイン(著)
井本威夫(訳) 
筑摩書房 
(8)「私の人生論」  池田成彬  文藝春秋 
(9)「風と共に去りぬ」  マーガレット・ミッチェル(著)
大久保康雄(訳) 
三笠書房 
(10)「山びこ学校」  無着成恭  青銅社 
1952年(昭和27年) 
(1)「人間の歴史2 日本人の起源」 安田徳太郎  光文社 
(2)「三等重役」  源氏鶏太  毎日新聞社 
(3)「ニッポン日記」(上・下)   マーク・ゲイン(著)
井本威夫(訳) 
筑摩書房 
著者のマーク・ゲインはシカゴ・サン紙の特派員として日本に住んだ日々の記録し、それを発表した。
しかし、単に日本での生活を記録した日記ではなく、占領軍の内幕を暴露したルポでもありました。
(4)「千羽鶴」  川端康成  新潮社 
(5)「生きている日本史」  高木健夫  鱒書房 
(6)「泣き虫記者」  入江徳郎  鱒書房 
(7)「風と共に去りぬ」  マーガレット・ミッチェル(著)
大久保康雄(訳)  
三笠書房 
(8)「ものの見方について」  笠信太郎  河出書房 
(9)「新唐詩選」  吉川幸次郎、三好達治  岩波書店 
(10)「源氏物語」   谷崎潤一郎  中央公論社 
1953年(昭和28年) 
全集ブームが始まった年。
角川書店「昭和文学全集」、新潮社「現代世界文学全集」が、1952年に発刊され、両者が宣伝合戦を行うことでヒット。
破綻寸前だった筑摩書房も「現代日本文学全集」によって危機を脱しました。
昭和初めの「円本ブーム」の再来とも言えるこのブームにより出版社の多くが経営状況を好転させました。
1951年秋から印刷用紙の価格高騰に対応するため、各社が文庫本の出版に力を入れ始めます。
岩波、新潮、角川、創元、河出書房などから90以上の文庫シリーズが出版されることになりました。
(1)「昭和文学全集」  角川書店(編)  角川書店 
(2)「人間の歴史3 女の全盛時代」 安田徳太郎 光文社 
(3)「君の名は」  菊田一夫  宝文館 
1952年から1954年にかけて、NHKラジオ第一で放送された大ヒットラジオ・ドラマを書籍化した作品。
ドラマと共に大ヒット。メディア・ミックスの原点とも言えるベストセラー。 
(4)「第二の性」  シモーヌ・ド・ボーヴォワール(著)
生島遼一(訳)
新潮社 
(5)「現代世界文学全集」  新潮社(編)  新潮社 
(6)「現代文豪名作全集」  河出書房(編)  河出書房 
(7)「光ほのかに - アンネの日記」  アンネ・フランク(著)
皆藤幸蔵(訳) 
文藝春秋新社 
当初「アンネの日記」は「光ほのかに」がタイトルでした。33版以降、「アンネの日記」になります。
1964年には100版を越え、再びベストセラー8位に登場します。 
(8)「秘録・大東亜戦争史」  富士書苑(編)  富士書苑 
(9)「新唐詩選」   吉川幸次郎、三好達治  岩波書店  
(10)「新平家物語」  吉川英治  朝日新聞社 
1954年(昭和29年) 
(1)「女性に関する十二章」  伊藤整  中央公論社 
(2)「昭和文学全集」  角川書店(編)  角川書店 
(3)「現代日本文学全集」  筑摩書房(編)  筑摩書房 
(4)「君の名は」  菊田一夫  宝文館 
(5)「潮騒」  三島由紀夫  新潮社 
(6)「人間の歴史4 光は東方から」」  安田徳太郎  光文社 
(7)「火の鳥」  伊藤整  光文社 
(8)「愛は死をこえて」  エセル・ローゼンバーグ(著)
ジュリアス・ローぜンバーグ(著)
山田晃(訳)
光文社 
(9)「カロリーヌ」  セシル・サン・ローラン(著)
松尾邦之介(訳) 
鱒書房 
(10)「現代世界文学全集」  新潮社(編)  新潮社 
1955年(昭和30年) 
(1)「はだか随筆」  佐藤弘人  中央経済社 
(2)「経済学教科書」  ソビエト同盟科学アカデミー経済研究所(著)
マルクス・レーニン主義普及協会(訳) 
合同出版社 
(3)「欲望 - その底にうごめく心理」  望月衛  光文社
(4)「随筆うらなり抄 - おへその微笑」  渡辺一夫  光文社 
(5)「財閥 - かくて戦争は、また作られるか」 岡倉古志郎  光文社 
(6)「裁判官 - 人の命は権力で奪えるものか」 正木ひろし  光文社 
(7)「広辞苑」  新村出  岩波書店 
博文館の「辞苑」の改訂版を岩波書店が引き継ぎ出版。当時としては高額の1800円の価格だが10万部を販売。 
(8)「うわばみ行脚」  福田蘭童  近代社 
(9)「あすなろ物語」 井上靖 新潮社
(10)「不安の倫理」  石川達三  講談社 
1956年(昭和31年) 
(1)「太陽の季節」 石原慎太郎 新潮社 
第一回文学界新人賞、第34回芥川賞を受賞。「もはや戦後ではない」と言われた年を象徴する作品。
年末までに25万部販売。 
(2)「帝王と墓と民衆 - オリエントのあけぼの」 三笠宮崇仁  光文社 
(3)「異性ノイローゼ - 歪んだ性行動の心理判断」 加藤正明  光文社 
(4)「あなたはタバコがやめられる」  ハーバード・ブリーン(著)
林髞(訳) 
早川書房 
(5)「夜と霧 - ドイツ強制収容所の体験記録」  ヴィクトール・ランクル(著)
霜山徳爾(訳) 
みすず書房 
(6)「モゴール族探検記」  梅棹忠夫  岩波書店 
(7)「大菩薩峠」  中里介山  河出書房 
(8)「女優」  森赫子 実業之日本社 
(9)「マナスル登頂記」  槇有恒  毎日新聞社 
(10)「細胞生活 -共産党員の悲しみと喜び」  杉浦明平  光文社 
1957年(昭和32年) 
(1)「挽歌」  原田康子  東都書房 
元はガリ版刷りの同人誌に掲載された地味な女性向け小説。
北国の冬をイメージさせるデザインや広告を徹底して70万部のヒット。イメージ戦略によるベストセラーの原点となった作品。 
(2)「楢山節孝」  深沢七郎  中央公論 
(3)「鍵」  谷崎潤一郎  中央公論
(4)「美徳のよろめき」  三島由紀夫  講談社 
(5)「一日一言」  桑原武夫  岩波書店 
(6)「愛のかたみ」  田宮虎彦、田宮千代  光文社 
(7)「いろ艶筆」  佐藤弘人  新潮社 
(8)「昭和時代」  中島健蔵  岩波書店 
(9)「ロンドン東京五万キロ」  辻豊、士崎一  岩波書店 
(10)「暖簾」  山崎豊子  東京創元社 
1958年(昭和33年) 
(1)「人間の條件」  五味川順平  三一書房 
原稿用紙900枚の大長編ということで、どの出版社にも出版を断られた作品。三一書房の社長、竹村一が出版を決断。
1956年に第一巻発売。全6巻の大作となり、この年2月に完結。
新書版として発売され、広告はほとんどなかったものの一年半かけてベストセラーとなった。
各巻平均40万部を越え、この年末までに250万部に達しました。 
(2)「氷壁」 井上靖 新潮社 
それまで歴史小説を書いていた著者が、現代を舞台にした山岳小説。
当時の登山ブームに乗り、朝日新聞連載後に書籍化され、25万部のヒット。 
(3)「南極越冬記」  西堀栄三郎  岩波書店 
(4)「少年少女世界文学全集」  安倍能成他(監修)  講談社
(5)「陽のあたる坂道」  石坂洋次郎  講談社 
(6)「はだか人生」  佐藤弘人  新潮社 
(7)「経営学入門 -
現代企業はどんな技能を必要とするか」 
坂本藤良 光文社
(8)「自由と契約」 五味川順平  三一書房 
(9)「氾濫」  伊藤整  新潮社 
(10)「つづり方兄弟 - 野上丹治・洋子・房子作品集」 野上丹治(著)藤田圭雄(解説) 理論社 
1959年(昭和34年) 
(1)「にあんちゃん - 十歳の少女の日記」  安本末子  光文社 
両親を失った朝鮮人の四人兄妹の厳しい生活について記録した日記をまとめた作品。
長男が病で働けなくなったため、末の妹の日記を2番目の兄(にあんちゃん)が光文社に持ち込んだことで出版。
当初はまったく売れなかったが、読者の間で感動が口コミで広がり、60万部突破。今村昌平により映画化もされ、映画もヒット。 
(2)「日本の歴史」  岡田章雄、豊田武他(編)  読売新聞社 
(3)「少年少女世界文学全集」  安倍能成他(監修)   講談社
(4)「波濤」  井上靖  講談社 
(5)「催眠術入門 - あなたも心理操縦ができる」  藤本正雄  光文社 
(6)「論文の書き方」  清水幾太郎  岩波書店 
(7)「日本文学全集」  新潮社(編)  新潮社 
(8)「紙本太平記」  吉川英治  毎日新聞社 
(9)「世界文学全集」  阿部知二他(編)  河出書房 
(10)「敦煌」  井上靖  講談社 

<参考>
「ベストセラー全史」<現代篇>
 2019年
(著)澤村修治
筑摩書房

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