1960年
<1960年の出来事>
「東西対立激化の年」

東西10ヶ国による軍縮会議開催されるが対立により流会となる

<アメリカ>
シット・イン・デモ(人種差別をするレストランへの座り込み運動)(米)
ケネディー対ニクソン、初のテレビ討論の後、ジョン・F・ケネディ大統領に当選(11月)
ブラジルの原野に新首都ブラジリアが誕生(クビチェク大統領)
<ヨーロッパ>
ソ連がアメリカのU"偵察機を撃墜(5月1日)
映画「甘い生活」(1960年)(監)フェデリコ・フェリーニ(出)マルチェロ・マストロヤンニ
映画「サイコ」(1960年)(監)アルフレッド・ヒッチコック(出)アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー

<中東・アフリカ>
石油輸出国機構(OPEC)発足(イラン、イラクなどの石油産油国)
「アフリカの年」
アフリカで19ヶ国が次々に独立(ナイジェリア、カメルーン、マリ、トーゴ、コンゴなど)
巨大プロジェクト、アスワン・ダムが着工(エジプト)
ローマ・オリンピックのマラソンでアベベ・ビキラ(エチオピア)が金メダル獲得
南アフリカでアパルトヘイトに対する抗議集会に警官隊が発砲69名が死亡(シャープビル事件)
<アジア>
南ヴェトナム民族解放戦線設立(ヴェトコン)
韓国の大統領、李承晩が暴動・デモにより辞任に追い込まれる

<物理、化学、生物、医学など>
フランスがサハラ砂漠で第一回の原爆実験を実施
オーギュスト・ピカール(仏)が開発したトリエステ号(米)がマリアナ海溝で深海10740mに到達
<時代を変えた発明、モノ>
アメリカのメイマン博士がレーザー光線を開発
積水ハウスがプレハブ工法住宅の国産第一号「セキスイハウスA型」開発
ソニーが世界初のトランジスタ・テレビを発売

<日本の出来事>
 1月 日米新安保条約調印(これに対しソ連は歯舞・色丹の返還拒否を通知)
 2月 日仏会館新館オープン(アンドレ・マルローが記念講演)
 3月 横浜の島倉千代子ショーで観客が殺到し12人圧死
 5月 創価学会会長に池田大作就任
 6月 安保阻止国民運動(6・15事件)
    (全国で580万人が参加。この際デモ隊と右翼団体が衝突し樺美智子さんが死亡)
 9月 カラーテレビ本放送開始
10月 浅沼稲次郎(社会党)暗殺される(犯人は、まだ17歳の右翼少年、山口二矢)

三井三池闘争(新旧組合が対立し大乱闘で死者1名)
<物価>
牛乳一本14円
上野動物園入園料(大人50円/子供10円)
<流行語>
「家付き、カー付き、ババア抜き」(若い女性が希望する結婚相手の条件)
「声なき声」(岸信介)
「所得倍増」(池田勇人)
「私はウソを申しません」(11月の総選挙にのぞむ自民党のテレビCMで使われた)
ナンセンス(無意味。ばかげた行動や考えのこと)
トップ屋(週刊誌のトップ記事を狙い、独自取材ネタを売り込むフリー記者)
<CM>
「カステラ一番、電話は2番、3時のおやつは文明堂」
<ヒット商品>
ふりかけ「のりたま」発売
日本初のインスタント・コーヒー「森永インスタント・コーヒー」発売(220円)
クールミント・ガム(ロッテ)

<所得倍増計画>
 7月14日、池田勇(自民党)内閣成立(国民所得倍増計画決定)
「日本国民の所得はアメリカ人の八分の一、西ドイツの三分の一。この所得を十倍にします。つまり国民の一人ひとりの月給を二倍にするのです。・・・私はウソを申しません」
 数字に強いことで知られた池田総理には、より具体的な数値目標がありました。国民総生産を13兆円から3倍の26兆円にする。これを1961年から1970年の間で達成すれば国民所得は10万円から20万円になるはずだと計算していました。
 そのためにGNPを8.8%毎年上げることが目標となりました。
 実際には、1960年~1965年の5年間GNPは10.4%で成長。給料も当然2.7倍になっていました。

<バレンタインデー>
 「週刊平凡」が「2月14日は女性が男性を口説いていい日」としてバレンタインデーを紹介
<永仁の壺事件>
 国の重要文化財「永仁の壺」が陶芸作家、加藤唐九郎と息子、嶺男による贋作であることが本人の告白により明らかになる
<ダッコちゃんブーム>
 ツクダ玩具がビニール製人形「ウインキー」を発売。当初はまったく売れず、6月にデパートの海水浴用品売り場にアクセサリーとして並べるといきなりブレイク。ファッション・アイテムとなって一夏に50万個を売り上げる(ダッコちゃんというニックネームは「読売新聞」がつけたニックネーム(180円)
<「性生活の知恵」>
 池田書店発売の「性生活の知恵」(謝国権)が40万部に達するベストセラーになる
人形を用いて性行体位を見せるのが受けたらしい、購入者の3割が女性(320円)
<特急「はつかり」>
 東北本線にディーゼル特急「はつかり」が登場し、上野-青森間が1時間短縮

<1960年という年>
 1960年は、日米安全保障条約の改訂、調印、批准の流れの中で、日本が「安保反対!」の声に大きく揺れた年だった。
「アメリカは日本の”矛盾した親”で、ファシズムを追うが、やがてはファシズムに加担した戦犯たちをも救う。日本は独立したが、矛盾した親(アメリカ)からの”精神的自立”を理解しなかった。自立がないから、すべての議論は依存の中で空回りする。・・・」
橋本治著「二十一世紀」より

<作者のコメント>
 日本が日米安保問題で揺れに揺れていた年の3月18日、僕は生まれました。考えてみると、1960年生まれというのは、微妙な世代かもしれません。僕たちが物心ついた頃、すでにビートルズは解散していました。それに学生運動もそのピークを越えており、「シラケ世代」という言葉が誕生していました。
 しかし、僕たちには60年代の熱かった時代の記憶がどこかに残っています。共通一次試験の一歩手前の世代であり、戦後の民主教育だけでなく全共闘世代の教師から「社会主義的教育」を受けた世代でもあります。その意味では、僕らは「シラケきれなかった世代」なのかもしれません。

<物故者>
マックス・フォン・ラウエ(物理学者)
賀川豊彦(社会学者)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「チュニジアの夜」アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
ジャズライブ映画の傑作「真夏の夜のジャズ」公開
無名のビートルズ、ドイツのハンブルグへツアーに出発
ツイスト・ブームが世界中に広まる
ベリー・ゴーディーが設立した「タムラ」(モータウンの前身)が初ヒット、ミラクルズによる「ウェイ・オーバー・ゼア」 を発表する
チャーリー・パルミエリ、レイ・バレット、ジョニー・パチェーコが、それぞれチャランガ・バンドを結成
ハワイで、ギャビー・パヒヌイがサンズ・オブ・ハワイを結成
レナード・バーンスタイン来日公演
この年の歌謡曲についてはここから!
第二回日本レコード大賞「誰よりも君を愛す」松尾和子と和田弘とマヒナスターズ
 ジャズ歌手だった松尾とハワイアンバンドだったマヒナスターズ、それに戦後を代表する作曲家吉田正によるジャズ歌謡曲
(ちなみにマヒナスターズのメンバーを父にもち、後に世界にその名を知られることになるアーティストがコーネリアスこと小山田圭吾です)
リバイバル(レコード会社が「リバイバル盤」とした戦前の流行歌を発売)
第10回ウエスタン・カーニバルに内田裕也が初登場

「・・・国会前のデモには、あのクレージーキャッツも来ていて、彼らが静かに『赤とんぼ』を唄ったんですね。それを聴いたとき、僕はとても感動した。でも、そのときの感動って、とてもひとことですませられるようなものではないですよね。・・・」
永六輔

<物故者>
Jonny Horton(カントリー歌手) 11月 4日 交通事故
エディ・コクラン(ロカビリー歌手)死去

<映画>
ピックアップ映画「サイコ」
この年の洋画についてはここから!
ディズニー映画「眠れる森の美女」公開
クラーク・ゲイブル(俳優)死去
この年の邦画についてはこここから!

<演劇・舞台>
文学座「熱帯樹」(三島由紀夫作、松浦竹夫演出)
花梢会「東は東」(岩田豊雄作、村山知義演出)
俳優座「巨人伝説」(安倍公房作、千田是也演出)
早稲田劇団自由舞台「貸間あり」(別役実作、鈴木忠志演出)
文学座「サロメ」(オスカー・ワイルド作、三島由紀夫演出)
文学座「ゴドーを待ちながら」(サミュエル・ベケット作、安藤信也演出)
劇団四季「狼生きろ豚は死ね」(石原慎太郎作、浅利慶太演出)
ジャン=ルイ・バロー主宰の「テアトル・ド・フランス」来日公演
劇団四季「血は立ったまま眠っている」(寺山修司作、浅利慶太演出)
劇団青俳「明日そこに花を挿そうよ」(清水邦夫作、塩田殖演出)
劇団四季「お芝居はおしまい」(谷川俊太郎作、浅利慶太演出)

<テレビ>
「ベン・ケーシー」(医療ドラマの先駆作)
「ルート66」(ファッショナブルな青春ロード・ムービー)
「サンセット77」
「怪傑ハリマオ」(実際にアンコールワットでロケを行ったスパイ・アクション)
「白馬童子」「ナショナルキッド」
「新七色仮面」(主演:千葉真一)
「クイズ、それは私です」「おかあさんといっしょ ブーフーウー」
ラジオ・ドラマ「大人狩り」(寺山修司作)

<文学・出版>
「さようならコロンバス」フィリップ・ロス(全米図書賞)
雑誌「テル・ケル」創刊
(P・ソレルス、J・ディボードーらの編集により1960年代フランス文学をリードする)
ミヒャエル・エンデのデビュー作「ジム・ボタンの機関車大旅行」
フランスの外交官であり詩人でもあるサン=ジョン・ペルスがノーベル文学賞受賞
アルベール・カミュ(作家)死去
ネビル・シュート(作家)死去
この年の文学についてはここから!
マルキ・ド・サド「悪徳の栄え・続」(澁澤龍彦訳)が猥褻文書の疑いで押収される
「月光仮面」原作:川内康範、作画:桑田次郎(元祖ヒーロー・アクション)
「どくとるマンボウ航海記」北杜夫
「頭のよくなる本」林髞
早川書房「SFマガジン」創刊
潮出版「潮」創刊
芸文社「漫画天国」創刊
火野葦平(作家)死去

<哲学・思想>
「弁証法的理性批判」ジャン・ポール・サルトル
「第一機械時代の理論とデザイン」レイナー・バンハム(デザイン評論の先駆け)
「イデオロギーの終焉」ダニエル・ベル
この年の哲学・思想についてはここから!

<美術>
「人体測定プリントANT-66」 イブ・クライン
この年の美術についてはここから!

<ファッション>
パルキー・セーター・ブーム(フィッシャーマン・ニットなど)
若者にジーパンが流行
ドクター・マーチンが「1460」ブーツを発売(イギリス)
この年のファッションについてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
第17回オリンピック・ローマ大会開催

<物故者>
オスカー・ハマースタイン2世(ミュージカル作曲家)
1961年
<1961年の出来事>
国連事務総長にビルマ出身のウ・タント氏就任
中立国首脳によるベオグラード会議開催
チトー(ユーゴ)、ナセル(エジプト)、スカルノ(インドネシア)、ネール(インド)

<アメリカ>
「ケネディーの時代始まる」

ジョン・F・ケネディーが米国大統領に当選後の大統領就任演説より
「同胞のアメリカ国民諸君、国が何をしてくれるかではなく、国のために自分が何をできるかを問うてもらいたい。世界の同胞諸君、アメリカが何をしてくれるかではなく、人類のため、みんなで何ができるかを問うてもらいたい」
(さらに長い演説の抜粋)

米国、キューバと国交断絶
公民権運動を南部に広めるためのフリーダム・ライダース運動始まる
(ワシントンからニューオーリンズまでバスで移動しながら人種隔離に抗議する運動)
<ヨーロッパ>
ケネディーとフルシチョフによるウィーン会談実現
ソ連が水爆「ツァーリ・ボンバ」の実験に成功(最大の威力をもつ水爆)
「ベルリンの壁誕生」東ドイツが東西ベルリンの境界を封鎖
ド・ゴール大統領暗殺未遂事件(映画「ジャッカルの日」)
<アジア>
韓国で軍事クーデターが起こる
インド軍がポルトガルから植民地ゴアを奪回(12月18日)

<物理、化学、生物、医学など>
「宇宙開発競争激化の年」
ガガーリンを乗せた世界初の有人宇宙衛星ヴォストーク1号宇宙へ
「地球は青かった」の名文句を残したガガーリンは、地球に戻って
「何もかもツィオルコフスキーの言った通りだった」と語りました。
「宇宙航空工学の父」ツィオルコフスキーは、宇宙旅行のための研究を行い、ソ連における宇宙開発の基礎を築き、「地球は人類の揺り籠である。しかし、いつまでもそこに留まってはいないであろう」という言葉を残しています
映画「ライト・スタッフ」(1983年)(監)フィリップ・カウフマン(出)サム・シェパード、エド・ハリス

<日本の出来事>
 5月 「政治的暴力行為防止法案」を自民、民主党が国会に提案
 8月 大阪釜ヶ崎ドヤ街で暴動、警官隊と衝突
     「サド裁判」第1回公判(遠藤周作、埴谷雄高らが特別弁護人として出廷)
 9月 第二室戸台風(死者・行方不明者約200人)

<流行語>
「お呼びでない」(植木等)(テレビのバラエティ番組『シャボン玉ホリデー』から)
「どーもすいません」(林家三平)
「プライバシー」(三島由紀夫「宴のあと」のモデルとなった元外相夫妻が著者を提訴)
「巨人、大鵬、卵焼き」(子供の代名詞として「育ちきらない大人」を揶揄する言葉でもあった)
地球は青かった(人類初の宇宙飛行士ガガーリンの名言)
現代っ子(阿部進の本「現代子供気質」から)
<CM>
「伊東に行くならハトヤ」(作詞は野坂昭如)、「トリスを飲んでハワイに行こう」
<ヒット商品>
テープレコーダー
マーブルチョコレート(明治製菓)
「オロナミンC」発売
クリープ(雪印乳業)

<インスタント時代>
第一回即席ラーメン全国コンクール開催
エース食品、明星食品など300社が乱立するインスタントラーメンブーム
その他、森永製菓がインスタント・コーヒーを発売。他にもインスタント・カレー、インスタント・スープなども登場。「インスタント時代」の到来
<サラ金登場>
 東京信用金庫協会、日本信用販売がサラリーマン金融を開始。
担保なしで利率は月10%
<レジャー・ブーム到来>
 週40時間労働、週休二日制がメーデーで打ち出され、生み出された余暇を旅行やドライブ、ゴルフなどに使う人が増える
<女子大生亡国論>
 早稲田大学睴峻康隆教授が「大学の文学部が女子学生に占拠され、今や花嫁学校化している」と発言
14年後、同教授はその時の発言を時代錯誤と否定します
<国産初ナプキン発売>
 国産初の生理用ナプキン「アンネ」発売
「40年間、お待たせしました」のキャッチコピーで登場し、女性の活躍に大きく貢献
<ジャズ喫茶DIG>
 新宿にジャズ喫茶DIG開店(1967年紀伊国屋裏に移転しDUGとして営業再開)

<1961年という年>
 1961年は日本の昭和36年、前年末に総理大臣・池田勇人が言い出した「所得倍増計画」のスタートする年である。
「昭和30年代前半の日本人は、『やれやれほっとした』と思って、やっと獲得した”ささやかな豊かさ”を享受していた。しかしそれは、1960年代が訪れるまでの、わずか四、五年の間だけだった。『もはや戦後ではない』と言って、日本人は、『だから安心しろ』とは続けなかった。『だからもっと金儲けをしろ』と続けた。そのための目標として、1964年東京オリンピック(1970年大阪万博も)があった。・・・」
<作者のコメント>
現代経済学の基礎となった人物、ケインズは、こう主張しています。
(1) 繁栄を行き渡らせることは可能である。
(2) これを達成する上で土台となる考え方は、「富を求めよ」という唯物主義である。
(3) そうすれば、平和が達成できる。
 やれやれなんという素晴らしい理論!こんな学問を元に世界経済が作り上げられているのですから、世界に平和が訪れるはずはありません。
 経済学なんて、クソ食らえ!

<物故者>
カール・グスタフ・ユング(心理学者)
ルイ=フェルディナン・セリーヌ(作家
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット」エリック・ドルフィー
ボブ・ディランがフォークのアーティストとして初めてメジャー・レーベル(コロンビア)と契約
フィル・スペクターがレスター・シルとフィレス・レコードを設立
ビーチ・ボーイズがデビュー、サーフィン・ブーム始まる
映画「ウエストサイド・ストーリー」が世界中で大ヒット
映画「若さでぶつかれ」のヒットで、クリフ・リチャードが世界的スターに
エディー・パルミエリがトロンボーンをフィーチャーしたサルサバンドを結成
1958年に独立した、アフリカのギネアでベンベヤ・ジャズ・ナショナルが結成される
マレーシアの映画、音楽界の巨人、P.ラムリーが人気歌手サローマと結婚
NHK「夢で逢いましょう」今月の歌から生まれた坂本九の「上を向いて歩こう」が大ヒット
1963年にはアメリカで「スキヤキ」としてビルボード1位に輝く
この年の歌謡曲についてはここから!
日劇ウエスタン・カーニバル(坂本九、ジェリー藤尾、ミッキー・カーチスらが出演)
「スーダラ節」で植木等デビュー
中学生歌手、弘田三枝子がヘレン・シャピロ「子供ぢゃないの」でデビュー
飯田久彦「ルイジアナ・ママ」

<物故者(音楽関係)>
Bukker Little 10月 5日 尿毒症 23歳
Scott LaFaro  7月 6日 自動車事故 27歳

<映画>
ピックアップ映画「ウェストサイド物語」
この年の洋画についてはここから!
アンジェイ・ムンク(映画監督)死去
この年の邦画についてはここから!
日本アートシアター・ギルド(ATG)設立
(当初は映画館「アートシアター新宿文化」としてスタート、「尼僧ヨアンナ」が第1回公開作品)
赤木圭一郎(俳優)ゴーカートでの事故死(21歳)
古川緑波(俳優、コメディアン)死去(57歳)

<演劇・舞台>
俳優座「石の語る日」(安倍公房作、千田是也演出)
青年芸術劇場「遠くまで行くんだ」(福田善之作、観世栄夫演出)
土方巽DANCE EXPERIENCSの会「半陰半陽者の昼さがりの秘儀・参章」
俳優座「お前の敵はお前だ」(石川淳作、千田是也演出)
劇団四季「幻影の城」(石原慎太郎作、浅利慶太演出)
自由劇場「ブルースをうたえ」(管孝行、福田善之作、程島武夫演出)
早稲田劇団自由舞台「AとBと一人の女」(別役実作、鈴木忠志演出、後の早稲田小劇場)
<テレビ>
「弁護士プレストン」(弁護士ものドラマの名作)

バラエティー番組「夢で逢いましょう」スタート(夜10時~10時半)
「七人の刑事」、「クイズ、スバリ当てましょう」
NHK『朝の連続テレビ小説』放送開始(第一回は獅子文六作「娘と私」)
「シャボン玉ホリデー」スタート(6月)
(音楽)宮川泰、森岡賢一郎、東海林修、前田憲男、服部克久
(構成作家)前田武彦、青島幸夫、はかま満緒、三木鮎郎、塚田茂、河野洋・・・
(演出)秋元近史

<文学・出版>
作家アーネスト・ヘミングウェイが7月2日に銃による自殺(62歳)
「キャッチ=22」ジョーゼフ・ヘラー
「シェイクスピアはわれらの同時代人」ヤン・コット(ポーランド)
ユーゴスラヴィアの作家イヴォ・アンドリッチ(「ドリナの橋」など)がノーベル文学賞受賞
アーネスト・ヘミングウェイ(作家)死去
ダシール・ハメット(作家)死去
この年の文学についてはここから!
「何でも見てやろう」小田実
「砂の器」松本清張
「英語に強くなる本」岩田一男
現代思潮社{現代思想」創刊(清水幾太郎責任編集)
ゴルフダイジェスト社「ゴルフダイジェスト」創刊
交友社「鉄道ファン」創刊
文化服装学院出版局「ミセス」創刊

<哲学・思想>
「狂気の歴史」ミシェル・フーコー(仏)
この年の哲学・思想についてはここから!
モーリス・メルロ=ポンティ(思想家)死去

<ファッション>
マリー・クヮントが「ミニ・スカート」を発表
タイトスカート、ショートパンツ
この年のファッションについてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
サントリー美術館開館

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
大相撲「柏鵬時代」始まる(柏戸・大鵬が同時横綱昇進))
1962年
<1962年の出来事>
<アメリカ>

「キューバ危機」(10月)
アメリカがキューバに対して海上封鎖を実施。「キューバ危機」へと発展する
映画「13デイズ」(2000年)(監)ロジャー・ドナルドソン(出)ケヴィン・コスナー、ブルース・グリーンウッド
<核戦争に関する映画>
映画「渚にて」(1959年)(監)スタンリー・クレイマー(出)グレゴリー・ペック
映画「博士の異常な愛情・・・」(1964年)(監)スタンリー・キューブリック(出)ピーター・セラ―ズ
映画「未知への飛行」(1964年)(監)シドニー・ルメット(出)ヘンリー・フォンダ
映画「グランド・ゼロ」(1988年)(監)マイケル・パティンソン他(出)コリン・フリールズ

グレン少佐が米国初の有人衛星飛行に成功(2月20日)
米国が初の通信衛星テルスター打ち上げ(7月10日)
ミシシッピー大学で公民権運動をめぐり流血事件発生
ジャマイカ、トリニダード・トバゴが、それぞれイギリスから独立
<ヨーロッパ>
ローマ法王ヨハネ23世が第二回バチカン公会議開催(1869年以来)
<中東・アフリカ>
アルジェリアが、フランスから独立(7月3日)
<アジア>
中国、インド間の国境紛争が勃発
中国とソ連の対立が表面化

<物理、化学、生物、医学など>
トーマス・クーンが「科学革命の構造」を発表(「パラダイム理論」で有名な歴史的名著)
「野生の思考」レヴィ=ストロース
レイチェル・カーソンが「沈黙の春」を発表
(「地球環境問題」を初めて本格的に取り上げた歴史を変えた著書。当初はニューヨーカーに連載)
マーティン・シュミットがクェーサーを発見

<時代を変えた発明、モノ、ヒット商品>
サム・ウォルトンがウォルマートを設立(スーパーマーケット時代の到来)

<日本の出来事>
東京の人口 1000万人突破(世界初の1000万都市)
オリンピック景気
小中学校で全国一斉学力調査
 5月 3日 三河島で列車の二重衝突事故(160人死亡)
 7月    ツイスト・ブーム始まる
 8月    堀江謙一が小型ヨット「マーメイド号」で太平洋横断に成功
       三宅島が22年ぶりに噴火
 9月   大阪千里ニュータウンで第1期入居開始
 9月12日東海村で国産第一号原子炉稼働
10月   ジョン・ケージ来日公演
美空ひばりと小林旭が結婚(2年後に離婚)
フランスの大統領ドゴールが「池田さんはトランジスタラジオのセールスマンと同じである」と発言
<物価>
サイダー(35円~40円)

<流行語>
「無責任男」(植木等が主演した映画「無責任時代」から)
「ハイそれまでよ」、「わかっちゃいるけどやめられない」(「スーダラ節」の歌詞から)
「C調」(「調子」をひっくり返したもので、軽薄で調子のいいこと)
「孤独との戦い」(堀江謙一)
<CM>
「オレがこんなに強いもの、当たり前田のクラッカー」
「スカッとさわやかコカ・コーラ」(1961年に輸入が自由化され、TVCMが始まり大ブレイク)
「かあちゃん、いっぱいやっか」(日本酒「神聖」、伴淳三郎)
<ヒット商品>
電子複写機(富士写真光機が「ゼロックス914」発表
バービー人形
リプトンティーバッグ
リポビタンD、バイタリス(男性用整髪料)

<爆弾魔・草加次郎事件>
 11月4日島倉千代子後援会事務所で郵便物が爆発「怨」という文字と「草加次郎」の名前があった。その後、映画館、電話ボックス、浅草・浅草寺のベンチなどでも発見される。
翌年3月5日には地下鉄銀座線車内で爆発。10人の重軽傷者を出す。吉永小百合あてにも脅迫状が届く。しかし、その後犯行は途絶え、1978年未解決のまま時効成立
<テレビ普及>
 テレビの受信契約台数が1000万台を突破。
世界初の14型カラーテレビ登場(19万8000円)
<ゴミ用ポリバケツ登場>
 東京都が都内のごみ収集所にブルーのふた付きポリバケツを設置(積水化学工業製)
オリンピックを前にしたゴミ処理対策のひとつでした
<三ちゃん農業>
 「朝日ジャーナル」が紹介した言葉。「じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃん」のよる農業時代を表現している。その後は、かあちゃんもパートで働き始め「二ちゃん農業時代」へ
<ホステス>
 東京オリンピックの会場で外国からの要人を接待する女性のことを「ホステス」と呼びました。すると、それまで「女給」と呼ばれていた水商売の女性たちのことも「ホステス呼ぶのが流行となりました。こうして、「ホステス」と「ママ」という言い方が普通のなりました。

<1962年という年>
 1962年は、「世界を震撼させた」と言われる「キューバ危機」の年である。
「カストロもキューバも、1961年までは社会主義国家を指向してはいなかった。問題は、『誰が社会主義国家への道をキューバに歩ませたか?』なのである・・・」
「『ああだ』『こうだ』の押し問答が続くキューバ危機のさなか、ソ連とキューバは、アメリカに対して『キューバ侵攻をしないと約束しろ』と言い続けていた。『キューバ危機』とは、冷戦構造の結果ではなく、アメリカのエゴの結果である。・・・」

橋本治著 「二十世紀」より

<作者のコメント>
「自由貿易は、輸出で生計を立てている港町を富ませ、世界が供給するあらゆる贅沢を享受しようとしている強欲な寡頭支配層の消費水準を著しく引き上げた。しかし、それは芽を出しかけていた地場の製造業を破滅させ、国内市場の拡大を妨げた。・・・」
エドゥアルド・ガレアーノ著「収奪された大地」より
 こうして、ラテン・アメリカの国々は、自国の力だけでやってゆく力を奪われ、ついにはソ連かアメリカ、社会主義か資本主義か、どちらかを選択せざるをえない立場に追い込まれていったわけです。しかし、1990年代に入ると、その選択肢から社会主義(ソ連)が消えてしまいます。そして、代わって登場したのが「イスラム原理主義への回帰」という新たな選択肢だったわけです。

<物故者>
ブルーノ・ワルター(指揮者)
ラッキー・ルチアーノ(マフィア)
鳥井信次郎(サントリー創業者)
柳田國男(民俗学者)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ラブ・ミー・ドゥー」ザ・ビートルズがデビュー!
人気DJのアラン・フリード、ペイオラ事件で有罪となる。(ラジオ局での贈賄容疑)
ロンドンに初めてR&B専門のクラブ誕生
ハーブ・アルバート(トランペッター)とジェリー・モスがA&Mレコードを設立し、アメリアッチ(アメリカ風マリアッチ)をヒットさせる。
TV番組「じゃじゃ馬億万長者」、「ルート66」スタート
カーネギー・ホールでボサ・ノヴァ初の海外コンサート「ボサ・ノヴァ(ニュー・ブラジリアン・ジャズ)」が開催される。(A.C.ジョビン、セルジオ・メンデスらが出演)
映画「アメリカン・グラフィッティ」で描かれたのがこの年
この年の歌謡曲についてはここから!
ジャニーズ事務所設立
(メリー喜多川、ジャニー喜多川の姉弟が設立。進駐軍ハウスで作られた少年野球チーム「ジャニーズ」からタレント志望の少年たちを集めて、歌って踊れるチームを作ろうとしたのが始まりだった。さらにそのモデルとなったのは映画「ウエスト・サイド物語」のグループでした)
東京渋谷で「ツイスト大会」開催
フランク・シナトラ来日公演

<映画>
ピックアップ映画「アラビアのロレンス」
この年の洋画についてはここから!
トッド・ブラウニング(映画監督)死去
マリリン・モンローが自宅で睡眠薬の過剰摂取により死亡
チャールズ・ロートン(俳優)死去
この年の邦画についてはここから!
大河内伝次郎(俳優)死去(64歳)
植木等主演の映画「日本無責任時代」が大ヒット(モーレツ社員時代へのアンチでもあった)

<演劇・舞台>
森繁劇団「南の島に雪が降る」(加藤大介作、椎名竜治脚色)
吉田史子プロデュース「黒蜥蜴」(三島由紀夫作、松浦竹夫演出)
新劇団自由舞台「象」(別役実作、鈴木忠志演出)
土方巽「レダの会」第1回公演「レダ三態」上演
民藝「オットーと呼ばれる日本人」(木下順二作、宇野重吉演出)
文学座アトリエ公演「白夜」(寺山修司作、荒川哲生演出)

<テレビ>
テレビの受信契約者数が1000万突破
「コンバット!」(第二次世界大戦を舞台にした戦争アクション)
「じゃじゃ馬億万長者」(ハリウッドを舞台にドタバタ・コメディ)
「ベン・ケーシー」
「隠密剣士」(連続テレビ時代劇の元祖となった大ヒットシリーズ)
「てなもんや三度笠」
NTV「アベック歌合戦」(司会のトニー谷による「あなたのお名前なんてえの?が大ブレイク)
「ノンフィクション劇場」(日本テレビ)放送開始

<文学・出版>
イワン・デニーソヴィッチの一日」ソルジェニーツィン著(ソ)
「ギデオンと放火魔」J・J・マリック著(エドガー賞)
アメリカを代表する文学者ジョン・スタインベック(「怒りの葡萄」など)がノーベル文学賞受賞
「野生のエルザ」J・アダムソン
ウィリアム・フォークナー(作家)死去
ヘルマン・ヘッセ(作家)死去
この年の文学についてはここから!
「愛と死のかたみ」山口清人、久代
「徳川家康1〜18」山岡荘八
<物故者>
吉川英治(作家)、 正宗白鳥(作家)、室生犀星(詩人)

<漫画>
「おそ松くん」(赤塚不二夫

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
ガストン・パシュラール(思想家)死去
ジョルジュ・バタイユ(作家、思想家)死去

<ファッション>
カントリースタイル流行
ムームーが流行
この年のファッションについてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
アンディー・ウォーホルが「キャンベル・スープ」を発表、ポップ・アートが始まる
イヴ・クライン(美術家)死去

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
「ワールドカップ・サッカー・アメリカ大会」
ファイティング原田が世界フライ級チャンピオンを獲得
1963年
<1963年の出来事>
米ソ間に直通電話(ホットライン)設置(6月20日)
米英ソ3国部分核実験停止条約調印
キューバのカストロ首相がモスクワを訪問し、ソ連に急接近し共産主義圏に属すことを表明
モスクワで行われた中ソ共産党会談が物別れとなり中ソ対立が激化(7月5日)

<アメリカ>
「アメリカにおける人種間対立激化」
米国アラバマ州バーミンガムでキング牧師指導による人種差別反対デモ発生。その後、人種暴動に発展し連邦軍が出動(4月2日)
ケネディ大統領が議会に人種差別撤廃の特別教書を提出(6月19日)
「ワシントン大行進」(8月)
人種差別反対を訴えるワシントン大行進が行われ20万人が参加(マヘリア・ジャクソン、オデッタ、ハリー・ベラフォンテ、ジョーン・バエズ、ボブ・ディラン、ピーター・ポール&マリーらも参加)この時、キング牧師のあの有名な「アイ・ハブ・ア・ドリーム…」の演説が行われ「We Shall Over Come」が大合唱される
ケネディー、公民権法案を議会に提出するが審議進まず
ミシシッピー州のNAACP支部長メドガー・エヴァース暗殺される
「ケネディー大統領暗殺事件」(11月)
ケネディー米国大統領がテキサス州ダラスで暗殺され、ジョンソンが大統領就任
犯人として逮捕されたオズワルドも暗殺され、事件の真相は謎のままとなる
部分的核実験禁止条約締結
「・・・世界では、あのたいへんなキューバ危機回避のあと、ケネディとフルシチョフはお互いに親密感が湧いたのでしょう。8月5日、英国もあわせて部分的核実験停止条約に調印します。
 二人が始めようとしていた冷戦の終結は軍部、兵器製造メーカーなどの軍需産業各社にとっては大きな危機ととらえられたはずです。これがケネディ暗殺の原因となったと考えるのも当然でしょう。」

半沢一利「昭和史 後篇」より
映画「JFK」(1991年)(監)オリバー・ストーン(出)ケヴィン・コスナー
映画「ジャック・ルビー」(1992年)(監)ジョン・マッケンジー(出)ダニー・アイエロ、シェリリン・フェン

<ヨーロッパ>
ド・ゴール仏大統領が英国のEEC加盟に反対を表明
ユーゴスラビアのスコピエで大地震発生し1100人死亡
英国で郵便列車強盗、250万ポンド強奪。主犯のビッグスは逮捕されるが1964年に脱獄
ギリシャで自由主義者ランブルスキ暗殺事件
映画「Z」(1969年)(監)コスタ・ガブラス(出)イブ・モンタン、ジャン=ルイ・トランティニャン、ジャック・ペラン

<中東・アフリカ>
「アフリカ憲章制定」
アフリカ首脳によるアジス・アベバ会議開催、アフリカ統一機構(OAU)結成
ケニアが英国連邦内自治区として独立
南アフリカで、ネルソン・マンデーラ氏ら黒人指導者が逮捕される(逮捕にはCIAが関与)
サウジアラビアが奴隷制度廃止を決定。奴隷所有者に賠償金を支給。
イランで白色革命への反対デモ活発化。イスラム教シーア派の指導者ホメイニが逮捕される。
<アジア>
インドネシアのスカルノ氏が終身大統領に就任
マレーシア連邦誕生。しかし、インドネシアのスカルノ大統領は「マレーシア連邦粉砕」を表明。
シンガポールが完全独立宣言(8月)
韓国大統領選挙で民主共和党の朴正煕が当選
<南ヴェトナムの混乱激化>
政府による仏教への弾圧への抗議デモで6人死亡。
サイゴンの街頭で僧侶が抗議の焼身自殺。(6月11日)(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのアルバムJK)
国内全土に戒厳令。軍・警察が僧侶・学生など反政府派を数百人逮捕。全学校が閉鎖され、主要寺院が占領される。
南ヴェトナムでクーデター、ゴ・ディンディエム政権崩壊(11月2日)

<物理、化学、生物、医学など>
バレンチナ・テレシコワ(ソ連)がボストーク6号で地球を48週「わたしはカモメ」の名文句を残す(6月16日)
「攻撃」コンラート・ローレンツ(動物行動学の父の代表作)
人工衛星による初の世界同時テレビ中継(ケネディー暗殺事件が世界中に同時発信)

<日本の出来事>
 1月 全国10都市で交通切符制導入(交通違反処理の合理化)
     ライシャワー駐日大使が原子力潜水艦の日本寄港承認を申し入れ
     北陸地方で豪雪(死者行方不明165人)
 2月 大山康晴が棋聖戦を制し、名人、王将、十段、王位との五冠達成
     門司、小倉、八幡、戸畑、若松の5市が合併し人口105万人の北九州市誕生
     革共同が革マル派と中核派に分裂
 3月 吉展ちゃん誘拐事件(31日)
     大阪の大日本製薬にサリドマイド禍奇形児救済両親連盟の父母ら15人が保証を求める
     平凡連載の小山いと子「美智子さま」に問題ありとの指摘により掲載中止となる
 4月 関西電力黒部川第四発電所ダム完成(黒四ダム)
     国鉄大阪駅前に日本初の横断歩道橋完成
 5月 狭山事件(女子高生誘拐殺人犯として被差別部落出身の青年逮捕、冤罪として再審に)
 7月 名神高速道路の栗東〜尼崎が開通(日本初の高速道路)
 8月 広島開催の第9回原水禁世界大会が社会党・総評系のボイコットにより分裂
     東京日比谷公会堂で政府主催による第一回全国戦没者追悼式挙行
 9月 営団地下鉄銀座線爆破事件(草加次郎事件)(1962年参照)
11月 三井三池炭鉱爆発事故(1000人以上が死傷)
12月 首都高速1号線完成
第1次マンションブーム

<流行語>
「小さな親切」 (卒業生へのメッセージで「小さな親切にも心を配ろう」と提唱)
「バカンス」 (フランス語で休暇のこと)
「ピンク映画」 (国映「情慾の洞窟」公開時に、夕刊紙が命名)
「TPO」 (時(time)・場所(place)・場合(occasion)の頭文字から)
「三チャン農業」(父親が出稼ぎ、じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんによる農業)
「へんなガイジン」(E・H・エリック、外人タレントの先駆者がブレイク)
「ON砲」(読売巨人軍の王、長嶋)
<CM>
「なんである、アイデアル」(丸定商店/植木等
「マーブル・マーブル・マーブル・マーブルチョコレート」
<ヒット商品>
「MG5」(男性整髪料)
サインペン(大日本文具:現在のぺんてる)
タッパーウエア (日本での発売開始)
電気蚊取器
パチンコ台にチューリップ登場
「ワンタンメン」(エースコック)
サントリー・ビール発売(大瓶115円、小瓶65円)

<吉展ちゃん誘拐事件>
 東京・入谷で村越吉展ちゃん(4歳)が誘拐される。4月7日に犯人が身代金50万円を奪って逃走。25日に警視庁が犯人の声をラジオ、テレビで一般公開。
 1965年7月3日に容疑者、小原保が犯行を自供し、5日には南千住の円通寺境内で吉展ちゃんの遺体が発見される。
<狭山事件>
 埼玉県狭山市で誘拐され捜索中だった女子高生、中田善枝さん(16歳)の遺体が発見される。(4月4日)
 4月23日、石川一雄が別件逮捕され、1964年浦和地裁で死刑判決。警察による強引な見込み捜査。関係者の相次ぐ変死。差別問題も絡み、判決への批判が高まるが、1974年7月4日2審で無期懲役となる。
 1999年に第二次再審請求が棄却される。
<昭和のがんくつ王>
 強盗殺人の罪で50年間、獄中にいた83歳の吉田石松が再審で無罪となる。(2月28日)自供による逮捕だったがアリバイ成立。しかし、9か月後に死去。その墓には「人権の神、ここに眠る」と記された。
<西口彰事件>
 福岡県で専売公社職員ら二人が殺害され、27万円が奪われる事件発生。警察は自動車運転手、西口彰を指名手配。しかし、西口は自殺を装い逃走し、逃亡中に5人を殺害。1964年1月3日に逮捕され1966年に死刑判決が確定。今村昌平監督の映画「復讐するは我にあり」のモデルとなった事件でもある。
<小さな親切運動>
 東大卒業式で茅誠司総長の発言「教養を頭の中に蓄えておくだけではなく、だれにもできる”小さな親切”を勇気をもってやってもらいたい」ここから「小さな親切運動」が始まる
<「OL」誕生>
 「女性自身」でBG(Buisiness Girl)に代わる言葉として募集。「OL(Office Lady)」が選ばれた。BGはBargirl(売春婦)と誤解されるためNHKが放送禁止用語に指定。
<カッコいい>
 「カッコいい」という表現が流行し、一般化。クレージーキャッツが「シャボン玉ホリデー」などの番組で使ったことで広まった。

<1963年という年>
 この年の11月22日、テキサス州のダラスでパレード中だったアメリカの大統領ジョン・F・ケネディが射殺された。
「ケネディー暗殺の4年後、ニューヨークには「ラブ&ピース」を訴えるヒッピーが生まれる。「キューバ危機」の1962年の秋はまた、世界の音楽シーンを塗り替えるビートルズのデビュー時期でもある。ケネディは、1960年代の”穏健”を”偽善”に変えてしまうビートルズやヒッピーの出現を好んだか?・・・」
 ダーティー、サーティー(汚れた30代)」と大人を呼んだ彼らにとって、ケネディもニクソンも同類にしか見えなかったかもしれない。

 もうひとつ重要なこと。それはこの大事件が衛星中継されていて世界中の多くの人が同時にその映像を見たことです。これは、その後世界中で起きる「情報のグローバル化」の始まりでした。
「いいかえれば、これは、人間が現実生活を生きて行くために、関心と好奇心をどのように配分すればよいかという、優先順位が崩れたということでしょう。生物としての人間は、誰でも身辺の問題に最大の関心を払い、問題が遠ざかるにつれて好奇心を潜めて行くのが、本来の姿でした。だが、生活の豊かさがこの生物の原則を揺るがせた結果、何が豊かさがこの生物の原則をゆるがせた結果、何が身辺の問題であるかという、人間の基本的な感覚が崩れたということかもしれません」
山崎正和
<作者からのコメント>
 もし、ケネディーが暗殺されることなく60年代の後半まで大統領をつとめていたとしたら、・・・。「ダーティー・サーティー(汚れた30代)」と大人たちを批判した60年代後半のフラワーチルドレンたちは、たぶんケネディーもニクソンも「同じ穴の狢」として罵倒したことでしょう。ケネディーがヒーローとして認められたのは、時代が彼以上に保守的だったからであり、ニクソンがあまりに格好悪かったからでもあります。
 僕は冷静に考えるとケネディーよりもカーターの方が、よほど偉大だったのではないかと思います。少なくとも彼の方が、世界の平和のために貢献しているのではないかと思います。
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ゲッツ・ジルベルト」ジョアン・ジルベルト、スタン・ゲッツ
<ビートルズのブーム始まる>
ビートルズの人気上昇によりリバプール・サウンド・ブーム始まる
(「フロム・ミー・トゥー・ユー」から11曲連続で全英ナンバー1となる)
ビートルズのデビュー・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」初登場1位
<フォーク・ブーム>
アメリカではモダン・フォーク・ブームが頂点に達する
ABCテレビ「フーテナニー・ショー」スタート、フォーク・ブーム頂点に達する
「フーテナニー・ショー」が政治色が濃いピート・シガー/ウィーバーズの出演を拒否
ボブ・ディランが人気テレビ番組「トーキング・ジョン・バーチ・ソサエティ・ブルース」を歌うことを禁じられたため、招待された「エド・サリバン・ショー」への出演を拒否

第一回「モンタレー・フォーク・フェスティバル」開催
(出)ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ、ピーター・ポール&マリー、ピート・シーガーほか
第一回「ニューポート・フォーク・フェスティバル」開催
(出)PPM、ジョーン・バエズ、トム・パクストン、ピート・シーガー、ランブリン・ジャック・エリオット、フィル・オクス、ボブ・ディランほか

TVショー「レディ・ステディ・ゴー」放送開始
「モンキー・ダンス」ブーム
坂本九「スキヤキ」が3週連続全米1位となる(6月15日)
サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ、ブルースブームのヨーロッパへ
映画「アイドルを探せ」」大ヒットし、フランスでロックがブームになる
ハイチでミニ・ジャズ・ムーブメント(小編成エレキバンドのブーム)が始まる
ジャマイカで、ウェイラーズの初シングル「シマーダウン」がヒット
エディット・ピアフ(シャンソン)、ダイナ・ワシントン(ジャズ歌手)、ソニー・クラーク(ジャズ・ピアニスト)
エルモア・ジェイムズ(ブルース)死去

この年の歌謡曲についてはここから!
「こんにちは赤ちゃん」「おもちゃのチャチャチャ」など赤ちゃんの歌がヒット
(経済成長により、赤ちゃんを余裕をもって育てられるようになってきた時代のおかげ)
ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」が大ヒット
12月、NHK紅白歌合戦の最高視聴率が81.4%を記録(歴代最高!)
渡辺プロが「第1回プロ・ロック・コンテスト」開催
創価学会が音楽鑑賞の団体「民主音楽協会(民音)」結成
第19回日劇ウエスタン・カーニバル(1月)
(出)飯田久彦、スリー・ファンキーズ、克美しげる、鹿内タカシ、尾藤イサオ、内田裕也、園まり、ブルーコメッツ、ブルージーンズほか
第20回日劇ウエスタン・カーニバル(5月)
(出)中尾ミエ、園まり、伊東ゆかり、尾藤イサオ、フランツ・フリーデル、鹿内タカシ、スリー・ファンキーズ、田辺靖雄、クール・キャッツほか
寺内タケシとブルージーンズが「ドンナ・ツイスト」でデビュー

<映画>
ピックアップ映画「山猫」
この年の洋画についてはここから!
この年の邦画についてはここから!
小津安二郎(監督)死去(60歳) 

<演劇・舞台>
劇団「雲」結成(文学座を脱退した芥川比呂志ら29名らが中心)
劇団同人会「乞食の歌」(安倍公房作、観世栄夫演出)
表現座「アメーデ又は死体処理法」(ウージェーヌ・イヨネスコ作、竹内健訳・演出)
青俳「逆光線ゲーム」(清水邦夫作、観世栄夫演出)
アートシアター新宿文化で、映画終了後に演劇公演開始
唐十郎「シチュエーションの会」立ち上げ「恭しき娼婦」(ジャン=ポール・サルトル作)上演
俳優座「世阿弥」(山崎正和作、観世栄夫、千田是也演出)
安倍公房スタジオ「S・カルマ氏の犯罪Ⅳ」(安部公房作・演出)
文学座アトリエ「バカボンのパパなのだ」(別役実作、藤原新平演出)

<テレビ>
「逃亡者」(デヴィッド・ジャンセン主演の逃亡ものドラマの原点)
「ルーシー・ショー」
NHK初の大河ドラマ『花の生涯』
フジテレビ「三匹の侍」放送開始
「ロンパールーム」(子供向けバラエティー)
TV「木島則夫モーニング・ショー」始まる。
NTV「底抜け脱線ゲーム」放送開始
「アップダウン・クイズ」、「ガッチリ買いまショウ」
アニメ「鉄腕アトム」(手塚治虫)放送開始(1月1日)
「エイトマン」(アニメ)、「鉄人28号」(アニメ)、「狼少年ケン」(アニメ)
日本テレビ「ノンフィクション劇場」で大島渚監督の「忘れられた皇軍」放送

<文学・出版>
「自動車泥棒」ウィリアム・フォークナー(ピューリツァー賞受賞)
「寒い国から帰ってきたスパイ」ジョン・ル・カレ(英国推理作家協会賞受賞)
黒人作家ジェームス・ボールドウィンが「次は火だ」を発表
ギリシャの作家ギオルギオス・セフェリスがノーベル文学賞受賞
<物故者>
この年の文学についてはここから!
「危ない会社」占部都美
「日本の歴史」井上靖
「太平洋ひとりぼっち」堀江謙一
「女のいくさ」佐藤得二
「国語笑字典」郡司利男
講談社「小説現代」創刊
ダイヤモンド社「プレジデント」創刊
小学館「女性セブン」創刊
音楽之友社「ステレオ」創刊
平凡社「太陽」創刊
日本リクルートセンター「リクルートメント」創刊
産経新聞社「サンケイ・スポーツ」創刊
講談社「週刊ヤングレディ」創刊

<漫画>
少年画報社「週刊少年キング」創刊
集英社「マーガレット」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
パッドで持ち上げるブラジャー「ワンダー・ブラ」発売(カナダ)
バカンスルック(バカンスとう言葉からしてお洒落でした)
ボーイシュルック

<美術>
この年の美術についてはここから!
アンディー・ウォーホルが「ファクトリー」を設立
「どうにもならない」 ロイ・リヒテンシュタイン
ジョルジュ・ブラック(画家)死去

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<ボクシング>海老原博幸がポーン・キングピッチを倒し、日本人3人目の世界フライ級チャンピオンになる
<プロレス>昭和日本を象徴する英雄、力道山死す
<野球>巨人の黄金時代、王と長島のクリーンアップ「ON砲」が誕生
<相撲>大鵬が史上初の6場所連続優勝

<物故者>
オールダス・ハクスリー(作家)
C・S・ルイス(作家)
ジャン・コクトー(詩人、作家、映画監督)10月11日
トリスタン・ツァラ(詩人)
1964年
<1964年の出来事>
世界商業衛星通信網協定調印
<アメリカ>
トンキン湾事件をきっかけに、アメリカのヴェトナム介入が始まる(8月2日)
(米駆逐艦が北ヴェトナム軍からの攻撃を受けたとして反撃、実はそれは嘘だった)

民主党全国大会開催
(民主党内の公民権法反対派(ミシシッピー州民主党)について、党内、白人黒人間に亀裂が生じる。黒人側の過激派誕生のきっかけとなった事件)
SNCC(学生非暴力調整委員会)が中心となり公民権運動に白人学生を動員する動きが活発化
アメリカで新公民権法が成立(黒人無差別の広範囲適用)
カリフォルニア大バークリー校で「フリー・スピーチ運動」が始まる。これはヴェトナム反戦運動など、学内での政治活動禁止に対する反発で、ここから学生運動が世界中に広まって行くことになります。
マルコムXがアフロ・アメリカン統一機構結成(白人への積極闘争を表明)
ミシシッピー州で公民権運動活動家3人が殺害され、白人21人が逮捕される(6月)
映画「ミシシッピー・バーニング」(1988年)(監)アラン・パーカー(出)ジーン・ハックマン、ウィレム・デフォー

ジョンソン大統領が新公民権法に署名(7月2日)
ジョージア州アトランタのレストランとモーテルでの黒人差別に新公民権法適用で改善命令発令(7月)
ニューヨーク市ハーレムで黒人暴動が起き、各地に広がる
マーティン・ルーサー・キング牧師にノーベル平和賞(10月14日)

ニューヨークのブルックリン・スタッテン島間に世界最長の吊り橋「ベラザーノ海峡橋」完成

クーデターにより、カステロ・ブランコによる軍事政権が樹立される(ブラジル)
ドミニカ共和国で革命、アメリカが軍事介入
パナマで運河の返還を求める運動が盛り上がり米軍守備隊と衝突

<ヨーロッパ>
ソ連でクーデターが起き、フルシチョフが失脚。レオニード・ブレジネフが書記長就任
前年クリスマスからの休戦終了(1月)
(17日間に西ベルリン市民125万人が東独の親類らを訪問)
訪ソの国会議員団にフルシチョフが米国が沖縄返還を行えば、歯舞・色丹島を返還すると発言
マルタが英国連邦内で独立

<中東・アフリカ>
パレスチナ解放機構(PLO)設立
ウガンダ、ケニヤで軍の反乱
タンガニーカとザンジバルが合併しタンザニア連合共和国誕生
コンゴ反政府軍が首都スタンリーヴィル占領し、コンゴ人民共和国を宣言

<アジア>
ソウル18大学学生が朴大統領の退陣を要求デモで官邸を包囲し、非常戒厳令発令される
米国がラオスに軍事介入し、ホーチミン・ルートへの秘密空爆開始
中国が初の原爆実験に成功

<物理、化学、生物、医学など>
マレー・ゲル=マン(米)がクォークの存在を予言
アルノ・ペンジアス、ロバート・ウィルソンが「宇宙黒体輻射」を確認する(3K輻射)
中国が初めて原爆実験を実施、成功させる(中ソ対立決定的となる)
米国が火星探査ロケット「マリナー4号」打ち上げに成功

<時代を変えた発明、モノ>
オランダのフィリップス社がカセット・テープの発売を開始
テレンス・コンランが「ハビタ」をオープン(コンラン・ショップ)
TOTOがホテル用ユニット・バスを開発

<日本の出来事>
東京オリンピック開催(10月10日)
日本がIMF(国際通貨基金)に加盟し、海外渡航が自由化
(持ち出し外貨は日本円で2万円、ドルでは500ドル、それでも海外旅行が増加)
 3月 ライシャワー駐日大使が精神障害の少年に刺される
 4月 観光目的の海外旅行自由化
     町田市に米軍機が墜落し4人死亡、その後、大和市、厚木市でも墜落事故発生
 5月 東京地裁が「三無事件」に破壊活動防止法を初適用し、有罪判決を出す
     新宿ステーションビル開業(地下に日本初のコイン・ロッカー登場)
 6月 新潟大地震(26人死亡、全壊全焼2250戸)
 7月 早大構内で革マル派集会に中核・社青同解放・フロント3派が殴り込み乱闘となる(暁の3回戦)
     山陰・北陸で豪雨(死者・行方不明128人)
 8月 渋谷の米軍施設ワシントン・ハイツが返還される
    (代々木公園、代々木競技場、国立オリンピック記念青少年総合センター、NHk放送センターとなる)
 9月 羽田 - 浜松町のモノレール開通
     ホテル・ニューオータニ、東京プリンスホテルがオープン
10月 新潟の阿賀野川で水俣病と認定される患者が発生
11月 池田勇人内閣総辞職し、佐藤栄作内閣設立
    公明党結党
12月 日本特殊鋼、サンウェーブ工業が会社更生法適用を申請(この年戦後最高4212件が倒産)

<流行語>
「俺についてこい」(女子バレー・大松監督)
「カギっ子」 (団地にすむ共働きの子供たちをさす)
「東京さばく」 (東京は異常渇水にみまわれ、このように報道された)
「シェー」(赤塚不二夫「おそ松くん」イヤミの言葉)
「みゆき族」(東京・銀座のみゆき通りを徘徊するハイティーンたちをいう)
「カラ出張」

<CM>
「飲んでますか」(タケダ薬品/三船敏郎)
「ファイトでいこう」(リポビタンD/王貞治)

<ヒット商品>
「クリネックス・ティッシュ」(十条キンバリー)
「ワンカップ大関」(大関酒造)
「かっぱえびせん」発売開始
「電卓」(早川電機=現シャープ)
「テープレコーダー」(ソニー)が大ヒット

<みゆき族登場>
 銀座みゆき通りに「みゆき族」登場。ロングヘアーにロングスカート、裸足にサンダルの若者たち。多くが警察に補導され、秋には消えた。
<「木島則夫モーニングショー」始まる>
 テレビ朝日で「木島則夫モーニングショー」始まる。アメリカNBCの「TODAY」が元になっていました。ワイドショー番組の元祖。
<東京モノレール開通>
浜松町-羽田空港にモノレール開通(片道250円)
<東海道新幹線開業>(10月1日)
 東京・大阪間を4時間で結ぶ東海道新幹線スタート。料金は2480円、従来は6時間50分かかっていた。
<カギっ子>
 両親の共働きが増え、「カギっ子」が急増。都内では小学生の10%、中学生の20%
<ティッシュ・ペーパー登場>
 「スコッティ」(山陽スコット)80円、「クリネックス」(十條キンバリー)100円
当初は化粧落としとして発売されるが、使い捨てではもったいないと売れなかった
<新宿紀伊国屋書店改築>
 新宿文化の拠点の一つとなった紀伊国屋書店がリニューアル・オープン。設計者は前川國男。
「建物所有者としての公衆に対する見識を感じさせますし、また前川さんがそれをよく活かして空間化していると思います」(南北の通りを一階と地階と日本の廊下で動線を結んでいる部分は代表的)
宮内喜久(建築評論家)
 創業者でもある田辺茂一は、「新宿プレイマップ」のトップとして新宿からの情報発信をリード。ここから新宿が東京、日本における文化発信の中心地になります。(1966年には「紀伊国屋演劇賞」を創設)
 
<1964年という年>
1964年はオリンピックの年、同年、夢の超特急「東海道新幹線」が営業を開始している。
「東京オリンピックとその”成功”は、後の日本人に慢性的なスクラップ&ビルドの習慣を定着させてしまう。・・・」
「『オリンピックのために立派な施設も作る』という変な常識を定着させてしまったのは、ろくな施設がないことに慌てた東京オリンピック以来なのである。・・・」


<作者のコメント>
 高度経済成長を遂げた1960年以降、知らぬ間に日本は世界中に多大な影響を与えていたのだということを、日本人はあまりに知らなさすぎるのかもしれません。
 それはけっして悪い影響だけではありません。良い影響、悪い影響をしっかり見極めることが必要だと思うのですが、なぜか日本人は自分の国のことになると異常に卑屈になるか、異常に傲慢になるか、そのどちらかのようです。
 たぶん21世紀に大人になる人たちの感覚はまた違ったものになると思うのですが・・・。
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ダンスィング・イン・ザ・ストリート」マーサ&ザ・ヴァンデラス
ブリティシュ・インベイジョンと呼ばれるイギリス勢のアメリカ進出が本格化
初めてのビートルズ・アメリカン・ツアー開始(2月9日、15日「エド・サリバン・ショー」にも出演)
ビートルズがアメリカのヒット・チャートでベスト5を独占("Can't By Me Love","Twist & Shout","Please Please Me", "She Loves You",「抱きしめたい」)
映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」公開
映画「抱きしめたい」(1978年)(監)ロバート・ゼメキス(出)ナンシー・アレン

ボブ・ディランがロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでライブ
イギリス各地でモッズとロッカーズの対立激化(映画「さらば青春の光」)
イギリスのサフォーク州沖よりラジオ海賊放送開始(BBCに対抗しビートルズなどをかける)
アメリカで電子楽器「モーグ・シンセサイザー」発表
ダンス「スウィム」がブームになる
フリージャズ・ミュージシャンによるコンサート、「ジャズの10月革命」開催
ニューヨークでサルサのレーベル、ファニアが設立される(アルゼンチン生まれの弁護士、ジェリー・マスッチとドミニカ生まれのジョニー・パチェーコによる)
バイーア四人組カエターノ・ヴェローゾ、マリア・ベターニャ、ジルベルト・ジル、ガル・コスタ)活躍
ジャマイカで、スカのパイオニア、スカタライツが結成される
南アフリカで、マハラティーニ&マホテラ・クィーンズが結成される
この年の歌謡曲についてはここから!
歌謡界の青春御三家活躍(舟木一夫、橋幸夫、西郷輝彦)
フジテレビ「ミュージック・フェア’64」放送開始
日本武道館開館(10月3日)
「恋をするなら」「チェッ、チェッ、チェッ」「恋のメキシカン・ロック」「あの娘と僕」など、エレキ歌謡と呼ばれる曲が次々にヒット
新宿にライブ・ハウス「ピットイン」開店
第22回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)鹿内タカシ、内田裕也、水原弘、スリー・ファンキーズ、田辺靖雄、西郷輝彦、中尾ミエ、森山浩二、園まり、ブルージーンズ、ブルーコメッツ、ジャニーズほか
第23回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)スリー・ファンキーズ、中尾ミエ、尾藤イサオ、内田裕也、クール・キャッツほか
第24回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)中尾ミエ、園まり、伊東ゆかり、東京ビートルズ、内田裕也、尾藤イサオ、森山浩二ほか

<物故者(音楽関係)>
Johnny Barnett  8月 1日 溺死(ボートの転覆事故) 30歳
James Travis Reeves  7月31日  飛行機事故 41歳
Eric Dorphy   6月29日 糖尿病  36歳 
Sam Cooke 12月11日 射殺  27歳
コール・ポーター(作曲家)10月16日死去

<映画>
ピックアップ映画「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」
この年の洋画についてはここから!
アラン・ラッド(俳優)死去
この年の邦画についてはここから!
佐田啓二(俳優)死去(38歳)

<演劇・舞台>
三島由紀夫、中村伸郎らが劇団NLT結成
新宿紀ノ国屋ホール開場
状況劇場旗揚げ公演「24時53分”塔の下”行きは竹早町の駄菓子屋んも前で待っている」(唐十郎作)
青芸「袴垂れはどこだ」(福田善之作、観世栄夫演出)
日生劇場でアメリカ人スタッフ・キャストによる「ウエストサイド物語」上演

<テレビ・ラジオ>
「ペイトンプレイス物語」(ミア・ファロー、ライアン・オニールの青春ドラマの名作)
「奥さまは魔女」(ファミリーものと魔女ものを合体させたコメディー番組の大ヒット作)
「原子力潜水艦シービュー号」(SF海洋アドヴェンチャー・ドラマ)
「わんぱくフリッパー」(イルカと少年の友情の物語)

NHKラジオが「現代の日本音楽」放送開始
NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」(4月6日放送開始)
「忍者部隊 月光」(ヒーロー戦隊もの元祖といえるアクション・ドラマ)
『水戸黄門』
「赤穂浪士」、「愛と死をみつめて」、「七人の孫」
「木島則夫モーニング・ショー」(4月1日放送開始)
日本テレビ「11PM」放送開始
フジテレビ『新春スターかくし芸大会』
東京12チャンネル開局

<文学・出版>
「ケンタウロス」ジョン・アップダイク(全米図書賞)
「メディア論」マーシャル・マクルーハン
「社会学的思考の主要な流れ」レーモン・アロン
フランスの実存主義哲学者ジャン・ポール・サルトル(小説「嘔吐」など)がノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「されどわれらが日々」柴田翔
「愛と死をみつめて」(河野実、大島みち子)
平凡出版「平凡パンチ」創刊(4月28日)
双芸社「オール芸能」創刊

<漫画>
日本漫画家協会設立
「カムイ伝」(白土三平)「ガロ」に連載開始(1971年まで連載が続き全共闘世代のバイブルとなる)
「オバケのQ太郎」(少年サンデー)連載開始
青森堂の月刊漫画誌「ガロ」(白土三平作品「カムイ伝」を掲載するため、大人向けのマンガ誌)
「サイボーグ009」(石森章太郎、週刊少年キングで連載開始)
集英社「別冊マーガレット」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
シャネル、クレージュ、イヴ・サンローランが「パンタロン・ルック」を発表
五輪カラーが流行色になる
この年のファッションについてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
「マリリン」 アンディー・ウォーホル
<ミロのヴィーナス来日>
東京上野国立西洋美術館で「ミロのヴィーナス特別公開展」開幕

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
第18回オリンピック・東京大会開催(10月10日)
アベベ・ビキラがマラソンでV2達成)
カシアス・クレイ(モハメド・アリ)がソニー・リストンを破り世界ヘヴィー級王者につく(2月25日)
アーノルド・パーマーがマスターズ・トーナメント4度目の優勝
南海の村上雅則投手(マッシー村上)がサンフランシスコ・ジャイアンツに入団(初のメジャーリーガー)
第25回菊花賞でシンザンが優勝し三冠馬となる

<物故者>
イアン・フレミング(作家、007シリーズなど)
ダグラス・マッカーサー(軍人、政治家)
レイチェル・カーソン(生物学者・作家「沈黙の春」著者)
インド首相ネルー(74歳)
佐田啓二(37歳)が交通事故死
佐藤春夫(詩人・作家)
1965年
<1965年の出来事>
国連総会が全会一致で人種差別撤廃を決議
<アメリカ>
「アメリカ激動の時代に突入」
アメリカによる北ヴェトナムの爆撃「北爆」開始(2月7日)
北爆の総指揮は太平洋戦争で日本を爆撃したことでも知られるカーチス・ルメイ大将です。
「北ベトナムを石器時代の昔に戻してやる」
米海兵隊2個大隊3500人が南ベトナムのダナンに上陸し、米国による直接介入開始(3月8日)
アラバマ州セルマで投票手続きの差別に対するデモがキング牧師中心に始まる(自由の行進)
ワシントンでヴェトナム反戦平和行進(11月27日)
黒人投票権法(65年公民権法)成立
マルコムX暗殺される(2月21日)
映画「マルコムX」(1992年)(監)スパイク・リー(出)デンゼル・ワシントン

ケン・キージーによるアシッド・テスト全米各地で開催(当時LSDは合法だった)
ジョンソン米大統領が南ヴェトナムへの5万人の増兵を発表(7月28日)
ロサンジェルスのワッツで黒人暴動発生
(5日間、34人死亡、負傷者1000人、逮捕者4000人弱)
米国、ソ連に続き宇宙遊泳に成功(6月3日)
ニューヨークで大停電(11月9日)
ドミニカで陸軍によるクーデターが起き、米海兵隊が上陸、介入する(4月28日)
<ヨーロッパ>
ウォスホート2号に乗ったアレクセイ・レオーノフ(ソ連)が初の宇宙遊泳に成功(3月19日)
ルーマニアの共産党第一書記にチャウシェスクが就任
<中東・アフリカ>
アル・ファハタ(パレスチナ民族解放運動)が武装闘争開始
イスラエルと西ドイツが国交樹立(アラブ七カ国が西ドイツと断交)
アルジェリアでクーデター、革命評議会が実権を掌握
ローデシアの白人政権を代表するスミス首相が英国からの独立を宣言
コンゴのモブツ司令官が無血クーデターで政権を奪取し、自ら大統領就任
<アジア>
韓国軍2000人、その後オーストラリア、フィリピン、ニュージーランドがヴェトナムへの派兵を決定
サイゴンで反米デモが激化(1月)戒厳令施行
南ヴェトナム民族解放戦線がサイゴンのアメリカ大使館を爆破(13人死亡)
南ヴェトナムでグエン・カオ・キ、グエン・ヴァン・チュー両将軍によるクーデター(グエン・カオ・キ内閣誕生)
北ヴェトナムがヴェトナムで使用されているナパーム弾の9割が日本製であると非難
インドとパキスタンがカシミールで交戦、印パ戦争勃発
インドネシアが国連から脱退、その後9月にクーデター発生
チベット自治区が正式に成立(中国国内に)
中国中央工作会議開催、毛沢東の孤立が鮮明になる(9月)
マルコスがフィリピン大統領就任(11月)

<物理、化学、生物、医学など>
火星探査衛星マリナー4号が火星の写真を発信(運河の存在が否定される)
米国「ジェミニ4号」が打ち上げられ、ホワイト少佐が宇宙遊泳に成功

<日本の出来事>
いざなぎ景気
大学生100万人突破
日韓基本条約調印
東京で初のスモッグ警報
巨人V9への道が始まる
記録映画「東京オリンピック」2000万人を動員する大ヒット(2001年「千と千尋の神隠し」まで破られず)
 1月 慶応大学で学費の大幅値上げに対し、初の全学ストライキ
 2月 原水爆禁止国民会議(原水禁)結成
     北炭夕張炭鉱で爆発事故発生し61人死亡
 3月 西表島で「イリオモテヤマネコ」発見される
     気象庁の富士山頂気象レーダー運用開始
 4月 「ベトナムに平和を!市民文化団体連合会」(ベ平連)初のデモ行進
 6月 新潟県阿賀野川流域で「第2水俣病」確認される
     福岡県山野鉱山でガス爆発事故発生し237人が死亡
 7月 「新日本史」の執筆者、家永三郎が国による教科書検定を違法として提訴
     名神高速道路全線開通(7月1日)
     鹿島郁夫が日本人初のヨットによる大西洋横断に成功
 8月 佐藤栄作、日本の総理大臣として初の沖縄訪問
 9月 新宿に人物シルエットの新信号機登場
10月 朝永振一郎ノーベル物理学賞受賞
     歌舞伎のヨーロッパ公演実施
     足利市教育委員会が「エレキ追放」を決定
     日本原子力発電東海発電所が初の営業用原子力発電に成功
     サリドマイド集団訴訟
11月 政府が戦後初の赤字国債発行を閣議決定
12月 日韓基本条約批准

<流行語>
アイビールック」(アメリカ東部の名門大学をイメージしたファッション)
「ブルーフィルム」(セックスシーンを写した映画)
「フィーリング」 (感じ、気分という意味でつかわれる言葉)
「モーテル」(文字どうりではなく、ラブホテル的存在として流行)
「やったるで」(金田正一こと金やんの得意フレーズ)
<CM>
「私にも写せます」(フジフィルム/扇千景)
「ワンサカ娘」(レナウン)(「レナウン、レナウン娘がお洒落で素敵なレナウン娘が・・・イェーイ」)
<ヒット商品>
3C時代(車、カラーテレビ、クーラー)
アイスノン
「カセット・テープ」(アイワ)
「チョコボール」(森永製菓)
スーパーボール
スカイライン2000GT(日産)
オロナミンC(大塚製薬)
明治村オープン(愛知県犬山市3月18日)
<JALパック誕生>
 日本航空による海外向け団体観光旅行のセット。
ハワイ9日間が37万8000円、ヨーロッパ16日間で67万5000円など
<しごきによる死>
 東京農大ワンダーフォーゲル部で訓練中の暴力が原因で一人死亡
「しごき」という言葉が流行語となった
<登校拒否>
 この頃、「登校拒否」、「学校無口」などの症候群が問題視されるようになりました。
年間50日以上学校を休む子供の数は、小学生5万4千人、中学生6万6千人
<エレキブーム>
 あまりのエレキブームに対し、足利市教育委員会が不良化防止のためエレキ追放運動開始
 大阪・泉佐野市がエレキがらみのコンサートに市民会館を貸さないことを決める

<1965年という年>
 1965年の1月、日本で初の「スモッグ警報」が発令され、東京湾のゴミの埋め立て地である「夢の島」にハエが大量発生。新潟の阿賀野川流域で原因不明の水銀中毒患者が発生したのもこの年。
「ある時期までの日本人は、『自分たちと関係のないものは、放っておけば消える』という形で、すべてを処理しようとしていたらしい。・・・」

<作者のコメント>
 昔、僕はアラスカでシーカヤック・ツアーに参加したことがあります。(詳しくは「クジラまであと3mの旅」参照)その時、島や入り江をめぐりながら最も感心したこと。それはどこにもゴミが落ちていなかったことです。そこで拾った唯一のゴミ、チョコレートのケースは僕のお土産になったくらいです。もちろん、それはただ単にそこに人が入っていないからゴミがない、というわけではありません。そこを旅する人々のマナーの良さとガイドする人との真剣な取り組みがあるからこその結果です。
 「先進国」という言葉は、こういう意味でこそ使うべきだと実感しました。そう考えると、日本という国は本当に先進国と呼べるのか?また、あなたの近所の海辺は、先進国の海辺と呼ぶに相応しい場所でしょうか?

<物故者>
アルバート・シュバイツァー(医師、神学者)
ウィンストン・チャーチル(英国の政治家)
エドガー・ヴァレーズ(現代音楽作曲家)
マルコムX(黒人解放運動指導者)
ル・コルビジェ(建築家)
李承晩(韓国初代大統領90歳)
池田勇人(元総理大臣)
山田耕作(作曲家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ライク・ア・ローリング・ストーン」ボブ・ディラン
ビートルズがMBE勲章を受章
ビートルズの主演映画映画「ヘルプ」公開
「イッツ・ゴナ・レイン」 スティーブ・ライヒ
ダンス「ジャーク」がブーム
ベンチャーズ、アストロノウツ、ピーター&ゴードン、アニマルズらが次々来日、エレキ・ブーム本格化。
ヴェンチャーズは全国各地58回の公演で17万人を動員
この年の歌謡曲についてはここから!
フジテレビ系で「勝ち抜きエレキ合戦」スタート(6月23日)
加山雄三主演の映画「エレキの若大将」公開(主題歌は「君といつまでも」)
第25回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)田辺靖雄、内田裕也、スリー・ファンキーズ、園まり、ジャニーズ、尾藤イサオ、ブルー・コメッツ他
第26回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)伊東ゆかり、スリー・ファンキーズ、木の実ナナ、尾藤イサオ、布施明、内田裕也、ブルー・コメッツ他
第27回日劇ウエスタン・カーニバル
スリー・ファンキーズ、鹿内タカシ、内田裕也、中尾ミエ、ブルー・ジーンズ、布施明、奥村チヨ他
「フォーク・ソング・フェスティバル」日劇にて開催
(出)マイク真木、ニューフォークシンガース、伊東きよ子他
国際大エレキ・フェスティバル開催
スパイダース、スペイスメン、ケン・サンダース、ジャイアンツ、ノーテーションほか
弘田三枝子が日本人として初めてニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演

<物故者(音楽関係)>
Alan Freed (DJ)  1月20日 尿毒症 42歳
Bill Black (E.プレスリーのベース奏者) 10月21日 脳腫瘍 39歳
Nat King Cole  2月15日 肺癌 45歳
Sonny Boy Williamson Ⅱ  5月25日 自然死 65歳

<映画>
ピックアップ映画「気狂いピエロ」
この年の洋画についてはここから!
この年の邦画についてはここから!
石井輝男「網走番外地」(高倉健)が大ヒット
松竹京都撮影所が閉鎖(7月31日)

<演劇・舞台>
「おまえにも罪がある」(安倍公房作、千田是也演出)
俳優座「ザ・パイロット」(宮本研作、増見利清演出)
状況劇場「月笛葬法」(唐十郎作・演出)
三十人会「日本の教育1960」(ふじた・あさや作、秋浜悟志演出)
劇団NLT「サド侯爵夫人」(三島由紀夫作、松浦竹夫演出)

<テレビ>
「宇宙家族ロビンソン」(SFファミリー冒険アドヴェンチャー大作)
「それゆけスマート」(メル・ブルックス作の大人向けのスパイ・コメディ・アクション)
「アイ・スパイ」(ロバート・カルプ、ビル・コスビーのシリアス・スパイ・ドラマ)
「0011ナポレオン・ソロ」日本での放映開始
「青春とはなんだ」(夏木陽介主演、青春ドラマの先駆作品)
「おばけのQ太郎」放送開始(視聴率が初回から30%以上。キャラクター商品も大ヒッ)
「ジャングル大帝」(手塚治虫)放映開始(日本初のカラーアニメ)
「ザ・ガードマン」放映開始
プロレス中継が最高視聴率51.2%に
NTV「歌って踊って大合戦」(視聴者参加型番組。賞金があり、内容はどんどん派手になった)
CX「ちびっこのど自慢」
「元祖深夜テレビ」日本テレビ「11PM」放送開始(夜11時~12時)司会:大橋巨泉
(11時までで放送が終わっていたテレビ界に革命を起こした番組で、ここから深夜テレビの時代が始まることになります)
 日本テレビのプロデューサー藤田潔がアニメ「鉄腕アトム」のアメリカ放送契約式のためにアメリカ訪問をした際、NBCの「ザ・トゥナイト・ショー」(夜11時からの生放送バラエティー)を見て日本でも深夜枠の番組は当たるはず!として制作した。

<文学・出版>
「ハーツォグ」ソール・ベロウ(全米図書賞)
J・R・R・トールキン著「指輪物語」のペーパー・バック版が発売され、静かなブームが始まる
ロシア革命期を代表する作家ミハイル・ショーロホフ(「静かなるドン」)がノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「白い巨塔」(山崎豊子)
「ヒロシマ・ノート」大江健三郎
「なせばなる!」大松博文
「三分間スピーチ」大宅壮一
雑誌「話の特集」創刊
双葉社「オール娯楽」創刊
光文社「宝石」創刊
<物故者>
江戸川乱歩、高見順、谷崎潤一郎

<漫画>
「おそ松くん」第10回小学館漫画大賞受賞(赤塚不二夫時代始まる)
水木しげる「墓場の鬼太郎」(週刊少年マガジン)に連載開始
講談社「別冊少女フレンド」創刊
サトウサンペイ「フジ三太郎」朝日新聞に連載開始
ちばてつや「ハリスの旋風」(少年マガジン)連載開始

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!

<ファッション>
VANルック、JUNルックの流行(僕はこのブームのおかげで東京に出られました!)
ピエール・カルダンが「宇宙ルック」を発表
<アイビールック登場>
 石津謙介デザインの「VANジャケット」の登場で「アイビー・ルック」がブレイク
1964年「平凡パンチ」などが特集したことで火が付いた
この年のファッションについてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
ファイティング原田が世界バンタム級タイトルを獲得。二階級制覇達成
第一回プロ野球ドラフト会議開催(巨人が堀内、近鉄が鈴木啓示を指名・獲得)
南海ホークスの野村克也選手が3冠王
サッカー日本リーグ発足(6月6日)
シンザン史上初の五冠達成(「さつき賞」「ダービー」「菊花賞」「天皇賞」「有馬記念)
1966年
<1966年の出来事>
アジア開発銀行創立
宇宙天体平和利用条約採決
<アメリカ>
<黒人解放運動の過激化>
ストークリー・カーマイケルらにより、ブラック・パンサー党設立し「ブラック・パワー」を提唱
黒人解放運動の指導者ジェームズ・メレディスが徒歩による長距離デモの途中に狙撃される
<フラワームーブメント>
サンフランシスコに数千人のヒッピーが集合し、「ラブ・イン」開催
フィルモア「トリップ・フェスティバル」開催
シカゴのウエストサイドで黒人暴動発生(7月)クリーブランド、ブルックリンでも発生
米国最高裁が被疑者の「黙秘権」を認める判決を下す
マクナマラ国防長官が南ベトナムへの米兵派遣を25万8千人に増員と発表(6月)
米軍爆撃機がハノイなどの石油備蓄基地を爆撃、北爆が激化
南ベトナム駐留の米兵が30万人突破(8月25日)
映画「地獄の黙示録」(1979年)(監)フランシス・F・コッポラ(出)マーチン・シーン、マーロン・ブランド
映画「プラトゥーン」(1986年)(監)オリバー・ストーン(出)チャーリー・シーン、トム・べレンジャー
映画「フルメタル・ジャケット」(1987年)(監)スタンリー・キューブリック(出)マシュー・モディーン
映画「グッド・モーニング・ベトナム」(1988年)(監)バリー・レヴィンソン(出)ロビン・ウィリアムス
映画「ディア・ハンター」(1978年)(監)マイケル・チミノ(出)ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケン

米テキサス州立大学で学生がライフルを乱射し、16人を射殺、30人負傷
LSDが禁止となる(10月6日)
元俳優のロナルド・レーガンがカリフォルニア州知事に当選(11月)
<南アメリカ>
アルゼンチンで軍部による無血クーデター成功
<ヨーロッパ>
水爆4個を積んだ米軍B52爆撃機がスペイン沖で墜落し、漁民が被爆
(映画「魚が出てきた日」のモデルとなった事件)
フランスがNATOから脱退
<中東・アフリカ>
アフリカ各地(ナイジェリア、ガーナ、ブルンジなど)でクーデター発生、混乱の時代へ
中央アフリカでクーデター起き、ボカサ大佐が大統領就任(1月)
ナイジェリアでイボ族による軍事クーデター、イロンシ将軍が暫定政府トップに就任(1月)
ウガンダで軍事クーデター、オポテ首相が憲法を停止し大統領就任後、共和国を宣言(2月)
シリアでバース党過激派によるクーデター、国家元首にアタシ就任(2月)
ガーナで陸軍によるクーデター、エンクルマが免職される
ブルンジで軍事クーデター発生し、王制から共和国へ
<アジア>
印パ戦争がソ連の仲介によるタシケントの和平会談により終結(1月)
インド首相シャストリ死去し、インディラ・ガンジーが新首相就任(1月)
米軍が初めてカンボジアに侵攻(4月)
ベトナムの古都ユエで1万5千人の反政府デモ、焼身自殺者が5名
<文化大革命>
 5月16日 中国で文化大革命始まる(「造反有理」反発することには理由がある)
「今日悪だと攻撃されたグループが、明日は正しいものとなり、今日英雄だったものが、明日は反革命の烙印をおされた。なぜなら、『ものを識れば識るほど反動に走る』が人気のスローガンだったからだ。本を読むな、読むなら毛沢東の本だった!」
紅衛兵の一人だった作家、梁恒
 8月18日 天安門広場で「文化大革命勝利祝賀集会開催(紅衛兵100万人)
 フルシチョフによるスターリン批判もあり、共産主義においても反体制運動が起きる時代。世界中が反体制、反社会、反戦争、反大人、反主流、反伝統運動に揺れ動いた時代でした。日本において、その中心にいたのが「団塊の世代」でした。
映画「さらばわが愛/覇別姫」(1993年)(監)チェン・カイコー(出)レスリー・チャン
映画「青い凧」(1993年)(監)田壮壮 リュイ・リーピン
映画「芙蓉鎮」(1987年)(監)謝晋 ソウ・シャオチン

<物理、化学、生物、医学など>
ソ連の無人月探査機ルナ9号が初の月面着陸に成功(2月3日)
アメリカのサーヴェイアー1号が月面軟着陸に成功(6月22日)
フランスがムルロア環礁で核実験実施
アメリカのB52がスペイン機で墜落し、水爆一個が行方不明となる
中国が初のミサイル実験成功

<日本の出来事>
袴田事件(一家4人殺害犯として従業員が逮捕されるが後に冤罪が明らかになる)
新東京国際空港建設が決定(成田空港闘争が始まる
国立劇場開場
禅の世界的導師、鈴木大拙氏死去
 2月 4日 全日空ボーイング727羽田空港着陸直前に墜落(乗客・乗員133名全員死亡)
     ストが続く早大で全学共闘会議400人が大学本部を占拠
 3月 日本の総人口が1億人突破
 4月 尺貫法廃止され、メートル法実施
     日産自動車とプリンス自動車が合併
     公労協、交通共闘が統一スト、戦後最大の交通ストライキ
 5月 米海軍原子力潜水艦スヌークが横須賀に初入港
     UPIのカメラマンだった沢田教一がピュリツァー賞受賞
     大阪の釜ヶ崎を愛隣地区に改名
 6月29日 ビートルズ来日
     私立平塚学園高校で2200人が授業放棄、自由化を求める運動が活発化(長髪、男女交際など)
 7月 閣議において成田市三里塚wp「新東京国際空港」建設地に決定
     ソ連のグロムイコ外相が来日
 8月 赤瀬川原平の千円札裁判第1回公判
     上越線新清水トンネル貫通
 9月 台風26号が関東・中部地方に上陸。死者・不明者314人
10月 国際反戦デーに総評がベトナム反戦統一ストライキを決行
11月 全日空大阪発松山行きYS-1が松山沖で墜落し、乗客50人全員が死亡(国産機初の事故)
     明大で授業料値上げに反対し無期限ストに突入
     新宿西口広場完成
12月 日本の政界における「黒い霧事件」発覚、佐藤栄作首相は衆院を解散
     三派系全学連再建大会開催
<流行語>
「こまっちゃうな」(山本リンダ)、「しあわせだなぁ」(加山雄三)、「びっくりしたなあ、もう」(三波伸介)
シュワッチ (テレビ番組「ウルトラマン」の掛け声)
「新三種の神器」(3C=カラーテレビ、カー、クーラー)
<ヒット商品>
「日産サニー1000」、「トヨタ・カローラ1100」
(乗用車が一気に普及したことから、この年は「マイカー元年」と言われた)
「サッポロ一番」、「チャルメラ」(インスタント・ラーメン)
「グリコ・ポッキー」(江崎グリコ)
ツイスターゲーム
サンダーバードのプラモデルが大ヒット(2号のプラモだけで100万個販売、僕も買いました)

<千葉大腸チフス事件>
 千葉大付属病院と三島市の社会保険三島病院で集団チフス発生。犯人として逮捕された内科研究生の鈴木充がカステラやバナナにチフス菌を付着させたと自供。自宅から証拠も発見。ところが自供した方法では感染しないことが実証され一時無罪になる。しかし、二審では有罪となり6年間服役。鈴木は病院内衛生管理の問題を告発しようとしていたため、病院側が事故の原因を押し付けたとも言われる。鈴木は再審請求せず理由は謎のまま
<丙午の出生数減>
 「丙午生まれの女の子は男を食う」という言い伝えがあり、この年出生数が前年比50万人減った。(八百屋お七も丙午生まれだったとか)
<三食昼寝つき>
 テレビのワイドショーで「女の人はいいですね。三食昼寝つきで」と言ったことから、専業主婦の代名詞「三食昼寝つき」が流行

<1966年という年>
 この年の初めに、早稲田大学では全学ストライキが行われた。これはこの後日本中盛り上がりをみせることになる「学生運動」の幕開けだった。同じ頃、中国では毛沢東による文化大革命がスタートしている。
「『世界は間違った方向に進んでいる。だからこそ、これに対する若者の造反には意味がある』とする毛沢東の言葉『造反有理』は、当時の状況に関する最も深い認識であろう。しかし、問題は、それをいう毛沢東が、やっぱりどこかでズレていたことなのだ」

「この年の6月、日本にビートルズがやって来る。ビートルズは前年、「外貨獲得の功績」によって、女王から勲章を与えられている。ミニ・スカートの発明者マリー・クワントも、やがては同じ趣旨の勲章をもらう。世界に先駆けて産業革命も達成したイギリスも、今では『サブ・カルチャーを最大の貿易品目』とする国になっていた。・・・・」

<作者のコメント>
 しかし、ミニ・スカートというものが発明品だったとは?考えてみると、スカートという衣装は、足を動かし安く、かつ隠すために作られたもの。もとはと言えば防寒が目的だったものが、いつしか女性の足を「色欲」から守るための「鎧」となったものです。(ある時は移動式トイレの役目も果たしていたというのは有名な話です)
 そんな「隠すための衣装」を、足を「見せる」ため、いや「魅せる」ための衣装に変えてしまったというのは、まさに一つの革命だったと言えるのかもしれません。
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ディクショナリー・オブ・ソウル」オーティス・レデイング
サンフランシスコのプロモーター、ビル・グレアムがロック専門のコンサート・ホール、フィルモア・オーディトリアムを開設。(フィルモア・イースト)
老舗R&Bレーベル「ヴィージェー」が倒産
ボブ・ディラン、バイク事故で重傷を負い、1年半姿を消す
ロンドンで、「モッズ」ブームがピークを迎える
ビートルズがライブ活動の休止を発表
ロンドンのインディカ・ギャラリーでジョン・レノンがオノ・ヨーコと出会う
ジャマイカでは、「スカ」から「ロック・ステディー」へと進化が進む
エチオピア皇帝ハイレ・セラシエがジャマイカを訪問。ラスタファリニズムが広まる
ティコ・オールスターズがNYのヴィレッジ・ゲイトでコンサート開催(サルサへ)
ニューヨークで「ブーガルー」がブーム
ハイチで、代表的なコンパ・バンド、タブー・コンボが結成される
この年の歌謡曲についてはここから!
エレキ・ブームからモダン・フォーク・ブームへ
国立劇場開場(11月1日)
電子音楽の作曲家カール・ハインツ・シュトックハウゼン来日
ビーチボーイズ来日
アタウァルパ・ユパンキ来日
第28回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)中尾ミエ、エミ―・ジャクソン、布施明、内田裕也、ブルー・コメッツ、尾藤イサオほか
第29回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)スパイダース、ジャニーズ、ブルーコメッツ、内田裕也、ブルージーンズ、奥村チヨほか
第30回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)内田裕也、尾藤イサオ、木の実ナナ、布施明、ブルーコメッツ、奥村チヨほか
日劇「フォーク・フェスティバル」開催
(出)マイク真木、高石友也、フォーク・クルセダーズ、伊東きよ子ほか
全関西軽音楽連盟主催「ロックバンド・コンテスト」でファニーズが優勝
フジテレビ「ビートポップス」放送開始
NET「題名のない音楽会」放送開始
TBS「ヤング・ジャンボリー」(司会は西郷輝彦)放送開始
フジテレビ「フォークソング合戦」放送開始
TBS「ヤング720」放送開始
逗子海岸で開催された「コロムビア・フォークソング・フェスティバル」で吉田拓郎が3位
スパイダースがホリプロから独立し、田辺昭知が社長のスパイプロダクション設立
<ビートルズ来日コンサート>
ロック・アーティスト初の来日、武道館での初ライブ開催。3日間に5回公演。
11曲演奏35分のライブのために3万5000人が警備などに配置された
<ゴーゴークラブ>
六本木や銀座にゴーゴークラブが開店。若者を中心にロック、R&B文化が広がり始めます。
<レコードの著作権>
歌謡曲をテープに録音し販売していた会社責任者に懲役1年の判決
レコードの著作権侵害による初の刑事事件となった

<物故者(音楽関係)>
Johnny Kidd ( & The Pirates) 10月 7日 交通事故  27歳 
Missippi John Hurt 11月 2日 心不全  73歳
Bud Powell  7月31日 結核、栄養失調  41歳
Lenny Bruce(コメディアン)  8月 3日 麻薬の過剰摂取  40歳

<映画>
ピックアップ映画「男と女」
この年の洋画についてはここから!
この年の邦画についてはここから!
バスター・キートン(喜劇俳優)死去(70歳)

<演劇・舞台>
鈴木忠男、別役実らにより早稲田小劇場結成
状況劇場「腰巻お仙の百個の恥丘」(唐十郎作・演出)
状況劇場「アリババ」(唐十郎作・演出)
早稲田小劇場「門」(別役実作、鈴木忠志演出)
早稲田小劇場「マッチ売りの少女」(別役実作、鈴木忠男演出)
青俳「あの日たち」(清水邦夫作、秋浜悟史演出)
劇団自由劇場結成(佐藤信、串田和美、斉藤憐、吉田日出子・・・

<テレビ>
「バットマン」(アメコミ・ヒーローものの代表作、後に映画化され大ヒット)
「スパイ大作戦」(これまた後に映画化され大ヒットするテレビ・シリーズ)
「タイムトンネル」(アーウィン・アレン製作のSFタイム・トラベル大作)
「宇宙大作戦スター・トレック」(後にカルト的人気を獲得するSFアドヴェンチャー・ドラマ)
「ラット・パトロール」「可愛い魔女ジニー」「グリーン・ホーネット」
「宇宙家族ロビンソン」「サンダーバード」
「奥様は魔女」TBS系で放送開始
「ウルトラQ」「ウルトラマン」(TBSテレビ、円谷プロ製作の特撮ドラマ)
「笑点」「桂小金治アフタヌーンショー」放送開始
NHK朝の連続テレビ小説「おはなはん」が大人気、平均視聴率が50%以上
CX「若者たち」
大橋巨泉司会の「ビート・ポップス」、黛敏郎司会の「題名のない音楽会」放送開始
大ヒットのテレビ・アニメ「鉄腕アトム」が最終回
(マーブルチョコの景品に鉄腕アトムのシールがつき大ヒット。キャラクター商品の元祖となる)
「魔法使いサリー」

<文学・出版>
「緑の家」バルガス=リョサ(ペルー)
「冷血」 トルーマン・カポーティ
レニー・ブルース、ドラッグの過剰摂取で死亡
ヘブライ語文学の作家シュムエル・ヨセフ・アグノン(イスラエル)がノーベル文学賞受賞
ドイツの文学者でナチスからの迫害を逃れたネリー・ザックスがノーベル文学賞受賞
コードウェイナー・スミス(SF作家)死去
この年の文学についてはここから!
「氷点」(三浦綾子)
集英社「週刊プレイボーイ」、講談社「現代」、共同通信社「FM fan」創刊
「東京ビートルズ」浅井慎平

<漫画>
「巨人の星」(梶原一騎原作・川崎のぼる画)少年マガジンに連載開始

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
「批評と真実」ロラン・バルト(フランスにおける文学批評を大きく変えた著作)
「否定の弁証法」テオドール・アドルノ

<ファッション>
原宿族
ロングブーツ、モッズルック流行
この年のファッションについてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
アルベルト・ジャコメッティ(彫刻家)死去
ジャン・アルプ(彫刻家)死去

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
「ワールドカップ・サッカー・イングランド大会」

<物故者>
アンドレ・ブルトン(詩人)
ウォルト・ディズニー(アニメ・プロデューサー)
モンゴメリー・クリフト(俳優)
鈴木大拙(禅僧・思想家)
亀井勝一郎(文芸評論家)
1967年
<1967年の出来事>
宇宙空間平和条約に27カ国が調印(1月27日)
<アメリカ>
ヴェトナム戦争反戦・公民権運動激化
アメリカ軍がヴェトナムで「枯れ葉作戦」開始(2月6日)
キング牧師がヴェトナム反戦を初めて主張する(それまでは、黒人は国家の防衛に参加することで平等を勝ち取ろうという意識が強かったため、反戦を支持してはいなかった)
カシアス・クレイ(モハメド・アリ)が徴兵を拒否(4月28日)
ニュージャージー州ニューアークで黒人暴動発生し26人が死亡(7月12日)
デトロイトなどアメリカ国内で黒人による暴動が多発、過去最大規模に発展。この後3年間で101の都市で暴動が起き、130人が死亡することになります。
(この年は「長く熱い夏」と言われるようになる)
ジョンソン大統領の任命により、サーグッド・マーシャルが黒人初の米最高裁判事に就任
「ヴェトナム反戦週間」(10月16日~)全米30都市で反戦デモ(ワシントンでの集会は10万人が参加)
映画「いちご白書」(1970年)(監)スチュアート・ハグマン(出)キム・ダービー、ブルース・デイビソン

「フラワームーブメント頂点へ」
アメリカを中心とするフラワー・ムーブメントが世界中でピークを迎える
サンフランシスコで「ヒューマン・ビーイン」開催(1月)
「ザ・タイムス」誌が「マリファナの合法化」を唱える全面広告を掲載
サンフランシスコで「デス・オブ・ヒッピー」開催(ラブ&ピースの商業主義化に抗議するイベント)
映画「白昼の幻想」(1967年)(監)ロジャー・コーマン(出)ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー

アメリカの労組を牛耳る大物ジミー・ホッファが逮捕・投獄
モントリオール万国博覧会始まる(4月27日)
10月 5日 キューバ革命の英雄チェ・ゲバラ、ボリビアで死亡
<ヨーロッパ>
ヨーロッパ共同体(EC)が発足
ギリシャで軍事クーデター、独裁政権が誕生する(4月21日)
ソ連の指導者スターリンの娘スヴェトラーナが米国に亡命(3月)
フランスが初の原子力潜水艦進水
国際宇宙テレビ放送成功(世界中継番組「アワ・ワールド」でビートルズが「愛こそはすべて」発表)

<中東・アフリカ>
<第三次中東戦争>
エジプト軍がシナイ半島に進駐しナセル大統領はアカバ湾封鎖を宣言(5月15日)
イスラエル(ダヤン少将率いる)軍がエジプトに電撃作戦で侵攻。シナイ半島、エルサレム旧市街、ゴラン高原を一気に占拠。国連が間に入ることで6日間で終了(6月5日~11日)

東ナイジェリア地方がナイジェリアからの独立を宣言し、ビアフラ内戦が始まる
コンゴに外人部隊が降下、モブツ大統領が非常事態宣言
<アジア>
東南アジア諸国連合(ASEAN)結成(8月)
インドネシア、スカルノ大統領失脚
中国・北京の壁新聞が「成都で労働者と紅衛兵が衝突し2000人が死傷」と報じる
香港・九龍地区で労働者と警官隊が衝突。反英国闘争激化
ビルマのラングーンで反中国暴動、それに対し北京では50万人による反ビルマ・デモ
北京の天安門広場で紅衛兵による反実権派100万人集会開催

<物理、化学、生物、医学など>
アポロ1号でテスト中に火災が発生し宇宙飛行士3名死亡(1月27日)
南アフリカで外科医クリスチャン・バーナードにより世界初の心臓移植手術実施
中国が初の水爆実験に成功
英仏共同製作の超音速旅客機「コンコルド」1号機完成

<日本の出来事>
ジョンソン、佐藤による日米首脳会談実施
非核三原則宣言を発表
吉田茂元総理大臣が死去

 1月 新宿西口広場完成(坂倉準三設計)
     学生運動の激化の中、明治大学の経済学科長が自殺。機動隊が動員され学内は大混乱
     「赤旗」が中国共産党を批判
 2月 全学連委員長が秋山勝行となり、主導権がブントから中核派、社青同解放派へ移る
     羽田空港で時限爆弾による殺人未遂事件、東京や新幹線車内でも事件発生
 3月 日本航空が「世界一周線」就航
     各地に立ち食いそば屋が登場
 4月 東京都知事に革新系の美濃部亮吉(共産党・社会党推薦)が当選
     べ平連が米国ワシントン・ポストにベトナム反戦広告「殺すな」掲載
     三島由紀夫が陸上自衛隊に体験入隊
     富山県神通川流域のイタイイタイ病の原因が三井金属神岡鉱業所の廃水と認定
 5月 バートランド・ラッセルらが提唱する「ベトナム戦犯法廷」(ストックホルム)で米国に有罪判決
 6月 自動車の保有台数が1000万台突破
     「千円札事件」第一審で赤瀬川源平に有罪判決
     大阪・釜ヶ崎で暴動(2~5日)
 7月 今井通子、若山美子が女性初のマッターホルン北壁登頂に成功
     首都高速環状線全線開通
 8月 公害対策基本法成立
     千葉県三里塚の空港反対同盟が県庁に座り込み実施
     東京山谷で暴動発生
 9月 アメリカが外務省に原子力空母エンタープライズの日本寄港を申し入れ
     新宿東口緑地帯にフーテン族排除のための「立ち入り禁止」の立て札設置
     それに対し10月にフーテン族による暴動発生
     四日市ぜんそく訴訟(初の大気汚染公害訴訟)
     法政大学で学生処分問題をめぐり警官を大学が導入、学生275人が逮捕される
     世界キリスト教統一心霊教会・原理研究会(統一教会)による学生の学業放棄が問題化
10月 第一次羽田闘争(8日)
    (佐藤栄作首相の東南アジア、南ベトナム訪問に対し羽田空港で流血デモ、学生1人死亡)
11月 第二次羽田闘争(佐藤栄作首相訪米に反対する全学連が警官隊と衝突)
     那覇市で沖縄即時無条件返還要求県民大会開催され10万人が参加
     佐藤栄作首相の北爆支持に抗議し、由比忠之進が官邸前で焼身自殺
    八郎潟干拓農地に入植開始
12月 東京都が都電8路線廃止

<流行語>
「アングラ」(地下活動をする反体制的な集団のこと)
「核家族」(夫婦だけ、または夫婦と子どもだけの小家族のこと)
「フーテン族」(東京・新宿にたむろする若者たち)
「ボイン」(大橋巨泉)

<CM>
「ナボナはお菓子のホームラン王です」(王貞治)
「大きいいことはいいことだ、おいしいことはいいことだ」(森永製菓/山本直純)

<ヒット商品>
「リカちゃん人形」(タカラ)
「純生ビール」(サントリー)
「トヨタ2000GT」(高性能スポーツカー)
「マツダ・コスモ・スポーツ」(東洋工業による日本初のロータリー・エンジン車)
「チョコフレーク」(森永製菓)

<ツイギー来日>
 10月18日ミニスカート・ブームの火付け役イギリス人モデルのツイギー来日。
武道館でのファンションショーに8000人が入場。膝上30cmのスカートを披露
<国民総中流時代>
 経済企画庁発表の「昭和41年度国民経済白書」によると都内の主婦87.9%が現在の暮らしを「中流」と考えていると答えた
<リカちゃん発売>
 タカラが着せ替え人形「リカちゃん」を発売。年内に48万体を売る。
アメリカのバービー人形日本版。(パパは海外赴任でママはファッション・デザイナー)
<いい感じの日本人>(ある週刊誌が行った6大学学生へのアンケート結果より)
1位:白土三平(漫画家) 2位:宇野重吉(俳優) 3位:大江健三郎(作家) 4位:吉永小百合(俳優)
5位:三島由紀夫(作家) 6位:植木等(タレント)7位:朝永振一郎(科学者) 8位:内藤洋子(俳優) 9位:丸山真男(政治学者) 10位:小林秀男(評論家)
11位:湯川秀樹(科学者) 12位:小沢征爾(指揮者)

<1967年という年>
ウオルト・ディズニーが死に、ニューシネマが生まれた年、吉田茂が死に、美濃部革新都政が始まった年。
「・・・1967年の10月8日、ヴェトナム戦争中の南ヴェトナムに総理大臣、佐藤栄作が訪問しようとする。これを阻止しようとして、三派系全学連による「羽田闘争」が起こる。”角材”で武装した学生達が、警察の機動隊と戦う。”角材”で勝てるのか?しかし、時代の若者達は『まず行動する』という方向へ進み始めていた。・・・」
橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 1980年代になって、都内のいくつかの大学で100周年を記念する事業が行われました。この時、学費の値上げ、サークルに対する管理の強化、大学の経営方法に対する批判などから、ちょっとした学生運動が起きました。僕の大学では、1960年代以降初めて学生大会が成立するという事態に発展。かなり緊張感のある日々になりました。(この時は、ちょっと僕もからんでいました)
 今にして思えば、60年代に憧れをもつ最後の世代のしかけたささやかな挑戦だったのかもしれません。(この頃のこと覚えている人いるかなあ)

<物故者>
ロバート・オッペンハイマー(物理学者)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ドアーズ」ドアーズがデビュー!
音楽雑誌「ローリング・ストーン」創刊(11月1日)
第一回「モンタレー・ポップ・フェスティバル」開催
ビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインがドラッグ中毒で死亡
オーティス・レディングとバーケイズのメンバー4人が飛行機事故で死亡
世界中継されたテレビ番組「アワーワールド」で「愛こそすべて」をビートルズが歌う
キング・サニー・アデが自身のバンド、グリーン・スポッツを結成
「ピアノ・フェイズ」 スティーブ・ライヒ
グレイトフル・デッドのボブ・ウィアとロン・マッカーナンらが麻薬不法所持で逮捕される
ビートルズのTV映画「マジカル・ミステリー・ツアー」放送され視聴率75%獲得

この年の歌謡曲についてはここから!
第31回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)スパイダース、ブルー・コメッツ、サベージ、タイガース、ワイルドワンズ、布施明、内田裕也ほか
第32回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)スパイダース、タイガース、ワイルド・ワンズ、シャープ・ファイブ、尾藤イサオほか
第33回日劇ウエスタン・カーニバル
人気絶頂のバンドたち、タイガース、スパイダース、テンプターズ、ブルーコメッツなどが出演。GSブーム頂点に達する。
第1回関西フォークキャンプ開催
(出)高石友也、中川五郎、フォーククルセダーズほか
高石友也が音楽プロダクション「高石事務所」設立
「ニューポートフォークフェスティバル・インジャパン」開催(ジャックス、フォーククルセダーズら出演)
第1回全日本ライト・ミュージック・コンテスト開催(ヤマハ主催後の「ポプコン」)
フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」メガヒット!
日本武道館にてブルーコメッツ、タイガース、スパイダースによる「3大GSショー」開催

この年のJ-ロックについてはここから!

エド・サリバン・ショーにブルー・コメッツが出演、アメリカ進出を目指すが失敗する
武満徹作曲「ノヴェンバー・ステップス」初演

<物故者(音楽関係)>
Otis Redding 12月10日  飛行機事故 26歳
Woody Guthrie  9月 3日  ハンチントン舞踏病 55歳
John Coltrane  7月17日  肝炎  40歳
Robert Nighthawk 11月 5日 心臓発作
(毒殺説あり)
58歳 
Brian Epatain
 (ビートルズ・マネージャー)
 8月27日  薬物中毒 31歳
Bert Bernes(ドリフターズ、S.バーク
ヴァン・モリソンらのプロデューサー)
12月31日 心不全 38歳
Joe Meek(R.ドネガン、ハニーカムズ
トルネイドーズらのプロデューサー)
 2月 3日 自殺 37歳

<映画>
ピックアップ映画「俺たちに明日はない」
この年の洋画についてはここから!
「冒険者たち」(監)ロベール・アンリコ(フランスが生んだ青春冒険映画の傑作)
「ドント・ルック・バック」(若くて過激だったボブ・ディランのドキュメンタリー映画)
「夜の大捜査線」(監)ノーマン・ジェイソン(黒人差別の問題を犯罪娯楽映画に仕上げた歴史的名作)
アンソニー・マン(映画監督)死去
ヴィヴィアン・リー(俳優)死去
この年の邦画についてはここから!

<演劇・舞台>
ニューヨークのオフ・ブロードウェイでロック・ミュージカル「ヘアー」上演開始(10月29日)
映画「ヘアー」(1979年)(監)ミロシュ・フォアマン(出)ジョン・サベージ、ビバリー・ダンジェロ

寺山修司主宰 演劇実験室「天井桟敷」旗上げ(九條今日子、東由多加、横尾忠則ほか)
唐十郎の「状況劇場」紅テントでの公演をはじめる
状況劇場「時夜無銀髪風人(ジョン・シルバー)」(唐十郎作、村尾国士演出)
早稲田小劇場「兎と狸」(太宰治原作、立石正道脚色、鈴木忠志演出)
青年座「友達」(安倍公房作、成瀬昌彦演出)
早稲田小劇場「あたしのビートルズ或は葬式」(佐藤信作、鈴木忠志演出)
演劇実験室天井桟敷「青森県のせむし男」(寺山修司作、東由多加演出)
アートシアター新宿文化、天井桟敷「毛皮のマリー」(寺山修司作、東由多加演出)
東宝ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」(菊田一夫演出、森繁久彌主演)
自由劇場「赤目」(斉藤憐作、観世栄夫演出)
俳優座養成所が閉所

<テレビ、ラジオ>
「インベーダー」(UFOによる侵略もの)「鬼警部アイアンサイド」(本格刑事ドラマの名作)「特攻ギャリソン・ゴリラ」「プリズナーNo1」

「意地悪ばあさん」、「夜のヒットスタジオ」、「白い巨塔」
「仮面の忍者赤影」「キャプテン・ウルトラ」「コメットさん」「光速エスパー」「ウルトラセブン」「ジャイアント・ロボ」など、放送開始。特撮ヒーロー・ドラマ時代到来!
「ビート・ポップス」(司会は大橋巨泉)、「題名のない音楽界」(企画・司会は黛敏郎)
<ラジオ>
「オールナイト・ニッポン」「パック・イン・ミュージック」が放送を開始(深夜放送ブームの始まり)

<文学・出版>
「百年の孤独」ガルシア=マルケス(コロンビア)
「新しい産業国家」ジョン・K・ガルブレイス(米)
(軍産複合体として成長するアメリカの国家独占資本主義体制を告発した書)
「修理屋」バーナード・マラマッド(全米図書賞)(ピューリツァー賞受賞)
「夜の軍隊」ノーマン・メイラー
アルベルト・コルダによるチェ・ゲバラの有名なポートレート写真誕生
グァテマラの文学者ミゲル・アンヘル・アストゥリアス(「マヤの三つの太陽」など)ノーベル文学賞受賞
ヒューゴ・ガーンズバック(SF作家)死去
この年の文学についてはここから!
学生援護会「アルバイトニュース速報」創刊
ミニコミ新聞「かわら版」創刊(小倉エージ、中川五郎、片桐ユズルら執筆)
「ヤング・ミュージック」(集英社)グループサウンズのブームなど若者音楽の時代に対応
山本周五郎(作家)死去
<頭の体操が大ヒット>
 カッパブックスの「頭の体操1,2,3」が総計で100万部を超えるベストセラーとなる。
編集者が企画し、そのための業者に依頼後、協同で本を作るという「創作出版」ものの先駆的ヒット作となった。
<漫画>
マンガ雑誌「COM」創刊 (手塚治虫「火の鳥」連載)
「あしたのジョー」(ちばてつや)
「天才バカボン」(赤塚不二夫)連載開始
永島慎二「フーテン」(COMに掲載開始)
石森章太郎「ジュン」連載開始
「山椒魚」「李さん一家」「紅い花」つげ義春(「ガロ」)
「ルパン三世」モンキーパンチ
少年画報社「ヤングコミック」、双葉社「漫画アクション」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
イエイエ族
ミニスカート大流行(10月「ミニの女王」ツイギーが来日)
ラルフ・ローレン・ポロ、カルバン・クライン、アメリカの二大ブランド設立

<美術>
この年の美術についてはここから!
「大きな水しぶき」デヴィッド・ホックニー
ピーター・ブレイクのデザイン「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」ジャケット話題に
ルネ・マグリット(画家)死去
エドワード・ホッパー(画家)死去

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
モハメッド・アリが徴兵を拒否し、ヘビー級の世界タイトルを剥奪される。
高見山が外国人として初めて関取に昇進

<物故者>
壺井栄(作家)
柳原白蓮(歌人)
1968年
<1968年の出来事>
核拡散防止条約調印(96ヶ国が参加)
<アメリカ>
<ヴェトナム戦争激化>
ヴェトナムの旧正月に北ベトナム軍が南ベトナム全土で攻撃開始(テト攻勢)(1月)
ヴェトナムへの派兵数が50万人突破(2月)
南ヴェトナム解放戦線がサイゴンに猛攻
ヴェトナム和平パリ会談開催(6月)
ジョンソン大統領が北爆の全面停止を発表(10月)
<写真>「サイゴンの処刑」
ソンミ村虐殺事件
 ベヴェトナムのソンミ村にてアメリカ軍による大虐殺が行われ村人109人が死亡(3月16日)

マーチン・ルーサー・キング牧師暗殺される
<写真>「尊厳の肖像」(キング牧師の葬儀にて)
黒人による「貧者の行進」デモ、全米各地からスタートし、6月18日ワシントンで10万人集会
ヴェトナム反戦を訴える学生たちがコロンビア大学を占拠し、警官隊と衝突(映画「いちご白書」のモデル)
ロバート・ケネディー(米国の大統領候補)サーハン・サーハンにより暗殺される(6月5日)
ジェリー・ルービンによるイベント「ヒッピー・フェスティバル・オブ・ラブ」開催(8月)
11月の米国大統領選挙で共和党のニクソン当選
アンディー・ウォーホル狙撃される
ジャクリーン・ケネディがギリシャの大富豪オナシスと結婚
<ヨーロッパ>
ポーランド・ワルシャワで学生たちが検閲反対を訴えて一万人規模のデモ(3月事件)
西ベルリンの学生が非常事態法反対のゼネスト。西ドイツの学生運動が激化
フランスが南太平洋のムルロア環礁で初の水爆実験実施

「五月革命」(5月4日~)
「禁止することを禁止する」
ダニエル・コーンバンディを指導者とする学生と大学当局が対立。5月3日パリ大学を学生が占拠したため学校が閉鎖され、警官隊が動員され学生600人が逮捕される。11日解放区を作るため学生たちがカルチェラタンに侵入し警官隊と衝突。フランス全土でゼネストが行われるなど、ドゴール政権を揺るがす大事件となる
ゼネスト解除後、6月の総選挙でドゴール派が圧勝
映画「愛のために死す」(1970年)(監)アンドレ・カイヤット(出)アニー・ジラルド、ブルーノ・プラダル

「プラハの春」
1月 ノヴォトニー第一書記が解任され、ドプチェクが就任して「プラハの春」始まる
4月 チェコスロバキアで民主的な改革が本格的に始まる
8月 ソヴィエトと東欧4カ国がチェコへ侵攻し民主化の動きにストップをかける(チェコ事件)
    ドプチェクらがソ連に連行される
映画「存在の耐えられない軽さ」(1988年)(監)フィリップ・カウフマン(出)ダニエル・デイ・ルイス

<中東>
パレスチナ・ゲリラがアテネでイスラエル旅客機襲撃される(12月)
イスラエルがベイルート空港で民間機13機を破壊

<アジア>
北朝鮮の武装部隊がソウルに侵入し、大統領官邸に迫る
インドネシアでスハルト氏が大統領に就任

<物理、化学、生物、医学など>
月を周回したアポロ8号が地平線から昇る地球の写真を送信(12月)

<日本の出来事>
 1月 米軍の巨大空母エンタープライズが佐世保に入港し、反対運動激化(16日)
     東大紛争始まる(医学部学生自治会が無期限ストに突入)
 2月 フォーククルセダーズの「イムジン河」が発売中止となる
     成田空港阻止三里塚集会で反対派と警官隊が衝突し、戸村委員長が重傷を負う
 3月 イタイイタイ病患者が三井金属鉱業を告訴(9日)
     三里塚空港反対闘争で198人が逮捕され報道陣にもけが人発生(10日)
 4月 「霞が関ビル完成」(地上36階で日本一高い高層ビル、三井不動産)(12日)
     宮城まり子が肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」開園
     国税庁が日大の使途不明金20億円を指摘。「日大闘争」が始まる(日大全共闘結成)
 5月 十勝沖地震(北海道南部、東北北部)死者50人、全壊928戸
 6月 小笠原諸島が日本に返還される
     東大医学部全学闘争委員会が安田講堂を占拠(15日~17日)
     横須賀線車内で時限爆弾が爆発し1人死亡。11月9日に犯人逮捕される
     東京教育大で文学部学生が筑波への移転に反対しストライキ突入
 7月 「ポケットベル」サービス開始
     郵便番号制度開始
     東大で反日共系学生ら250人が安田講堂をバリケード封鎖、東大全共闘結成(5日)
     参議院選挙で石原慎太郎、今東光、青島幸夫が当選
     三派全学連が中核全学連と反帝全学連に分裂
     夕張市の北炭平和鉱で坑内火災発生し、31名が死亡
 8月 札幌医大で日本初の心臓移植手術(和田寿郎教授)10月29日に患者が死亡し問題化
 9月 イタイイタイ病、水俣病が公害病に認定される(原因がメチル水銀化合物と断定)
10月 国際反戦デー、新宿駅を中心に全学連と警官隊が市街戦734人逮捕(新宿騒乱事件)(21日)
映画「新宿泥棒日記」(1969年)(監)大島渚(出)横尾忠則、横山リエ、佐藤慶、唐十郎
     明治100年記念式典開催(23日)
     三島由紀夫が「楯の会」結成
     川端康成がノーベル文学賞
11月 日大・東大闘争勝利全国総決起集会(70年安保に向け学生運動が激化)(22日)
     佐藤栄作が自民党総裁選挙で3選
12月 三億円強盗事件発生(10日)
     東大、東京教育大が次年度入試の中止を決定

<流行語>
ゲバ (ドイツ語の「ゲバルト」の略で権力に対する実力闘争のこと)
五月病 (五月の連休明けの頃から多くなる大学新入生の無気力状態)
サイケ (サイケデリックの略)
ハレンチ (かっこいい、いかす、ニクい、などの意味でも使われた)
<ヒット商品>
「ボン・カレー」(大塚食品)発売
「人生ゲーム」(タカラ)
「トニック・シャンプー」
「カール」(カルビー食品)
「就職ジャーナル」(日本リクルートセンター)

<金嬉老事件>
 静岡県寸又峡温泉の旅館にライフル銃をもった在日韓国人の金が侵入し「自分は清水市で二人を殺害してきた。自殺するつもりだが、その前に警察に要求したいことがある」と13名を人質にとり籠城。その要求とは「警察は暴力団の悪を公表せよ!巡査の差別発言を謝罪せよ」というものだった。金は自殺せずに逮捕され無期懲役となった。(1999年仮出獄し韓国に出国)
<円谷幸吉自殺>
 東京オリンピック銅メダルのマラソンランナー円谷幸吉が頸動脈を剃刀で切り自殺
「父上様、母上様、とろろ美味しゅうございました。干し柿、もも美味しゅうございました。・・・幸吉はもう疲れ切って走れません」
<タレント議員急増>
 参院選で石原慎太郎(作家)、青島幸男(タレント)、今東光(作家)、大松博文(バレー監督)、横山ノック(タレント)などが当選
<大学紛争激化>
 大学紛争が激化し、翌年東大、東工大の入学試験が中止となる。東大駒場祭には「とめてくれるなおっかさん、背中のいちょうが泣いている。男東大どこへいく」というイラスト・ポスターが登場。その作者が後に作家となる橋本治だった
<結婚式>
 結婚式のお色直しが当たり前になったのがこの頃。混乱の時代ではあっても、経済的には上向きだったことで可能になった。
<尊属殺人の判決見直し>
 尊属殺人はかつて死刑もしくは無期懲役となる最も重い犯罪だった。栃木県で中2以来父親と強制的に肉体関係を結ばされ5人を出産。29歳の時、恋人ができると父親は子供たちを殺すと脅したため、逆に父親を絞殺した。
 この事件での判決は懲役2年6ケ月執行猶予3年となり、それまでの流れを変えるものとなった。
<「サブカルチャー」誕生の年>
 雑誌「美術手帖」2月号で評論家の金坂健二が「サブカルチュア」という言葉を使用
<ディスコ誕生>
東京・赤坂にディスコ「MUGEN」がオープン

<1968年という年>
「1968年がどんな年だったかを、一言で言うのは難しい。そして、1968年とは、その説明の”ややこしさ”がとても重要な意味をもつ年なのである」
「・・・1968年の大学闘争の多発は、実のところ、「70年安保の接近」とはあまり関係がない。そうであってもしかるべきところに、「様々な問題」が日本の大学には起こった。~これが、1968年の日本に大学闘争が多発した最大の理由である。・・・」
 学生達は、戦前の古い体質のままの大学の管理体制や学費の値上げ、人事の不正など、具体的な大学の姿勢に対して反抗したのであって、けっして革命が目的だったわけではなかったのだということを忘れてはならないでしょう。そうでなければ、あれだけ多くの学生を動員することは不可能だったはずです。
「(東大と日大)両方の闘争に共通するものは、大学当局の”欺瞞”である。それ以上の理屈はない。だからこそ、この闘争は、多くの学生達の支持を集める。この闘争に参加した学生達にとって、すべては明確でわかりやすいのだ。・・・」
橋本治著「二十世紀」より

<作者のコメント>
 当時、担任としてやって来た新人の先生は、まさに革新的な教師でした。社会主義の理想を理解することができたのは先生のおかげです。しかし、その窮屈さと偏狭さに気づかせてくれたのもまた先生でした。当時からひねくれ者だった僕は、そんな目でいつも授業を見ていました。小学校高学年の3年間、ずいぶんと鍛えられた気がします。

<物故者>
カール・バルト(神学者)
ジョージ・ガモフ(物理学者)
ヘレン・ケラー(社会福祉事業家)
ユーリイ・ガガーリン(ソ連の宇宙飛行士)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ベガーズ・バンケット」ローリング・ストーンズ
フィルモア・イースト(ビル・グレアム)、ニューヨークにオープン
ビートルズがアップル・レコードを設立
12月エルヴィス・プレスリーがライブ活動を再開
ウォルター・カーロスのモーグ・シンセサイザーによる作品「スウィッチド・オン・バッハ」リリース
DJの元祖フランシス・グラッソが初めて2台のターンテーブルでDJプレイを行う
カエターノ・ヴェローゾが「トロピカリア」をリリース、トロピカリズモ運動始まる(ブラジル)
メイタルズが「ドゥ・ザ・レゲエ」を発表、レゲエの語源となる(ジャマイカ)
ロシアにロック・グループ、マシーナ・ブレーメニが登場する。
この年の歌謡曲についてはここから!
都はるみ、水前寺清子、森進一、青江美奈、藤圭子らのヒット曲が「演歌」と呼ばれるようになる

この年のJ-ロックについてはここから!
第34回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)ブルー・コメッツ、バニーズ、カーナビーツ、タイガース、テンプターズ、フォーリーブス、スパイダース、ワイルドワンズ、尾藤イサオ・・・
第35回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)ジャガーズ・・・
第36回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)タイガース・・・
第3回フォーク・キャンプ開催(京都・山崎宝寺)
第2回全日本・ライト・ミュージック・コンテスト開催
ヴォーカル・グループ・サウンズ部門の優勝は関東甲信越代表のマックス

グループ・サウンズ・ブームがピークに(当時の人気グループと言えば、テンプターズ、タイガース、スパイダース、ブルー・コメッツ、ワイルドワンズ、カーナビーツ、オックス、ピンキーとキラーズ、オリーブ、ヴィレッジ・シンガース、ジャガーズ、ダイナマイツ、ゴールデン・カップス、モップス・・・・・etc.)
岡林信康「山谷ブルース」でデビュー
赤坂「ムゲン」開店
自由国民社「新譜ジャーナル」創刊
<来日>
 スティービー・ワンダー、マーサ&ザ・ヴァンデラスなどが来日し、モータウン・フェスティバル開催

<物故者(音楽関係)>
Frankie Lymon (ティーンエイジャーズ)  2月28日 麻薬 25歳
Red Foley (カントリー歌手)  9月19日 心不全 58歳
Little Walter(ブルースハープ奏者)  2月15日 刺殺 47歳
Little Willie John(R&Bヴォーカル)  5月26日 心不全 30歳
Wes Montgomery (ジャズ・ギタリスト)  6月15日 心不全 43歳

<映画>
ピックアップ映画「猿の惑星」
この年の洋画についてはここから!
「2001年宇宙の旅」(監)スタンリー・キューブリック(映画史に残る伝説の名作)
この年の邦画についてはここから!
野田高梧(脚本家、小津組)死去(74歳)
藤純子主演の「緋牡丹お竜」が大ヒット
「姓は天野、名は竜子、通り名を緋牡丹お竜と発します。以後、よろしゅうお見知りおきください」お竜の口癖「なんばすっとですか」も流行語となった

<演劇・舞台>
ロック・ミュージカル「ヘアー」がブロードウェイ進出
1月に寺山修二が劇団「天井桟敷」を旗揚げ
天井桟敷「千夜一夜物語 新宿版」(寺山修司作、演出)
天井桟敷「さらば映画よ」(寺山修司作、東由多加演出)
天井桟敷「書を捨てよ町へでよう」(寺山修司構成・演出)
状況劇場「続ジョン・シルバー」(唐十郎作・演出)
三島由紀夫が劇団NLKを脱退し「浪曼劇場」旗揚げ
東横劇場「黒蜥蜴」(三島由紀夫作、松浦竹夫演出)
蜷川幸雄、岡田英次らが「現代人劇場」結成
程島武夫、太田省吾らが「転形劇場」結成
東由多加らが「東京キッドブラザース」結成

<テレビ>
「刑事コロンボ」(大ヒットシリーズのパイロット版が放送される)
「プロ・スパイ スパイのライセンス」(大人向けお洒落なスパイ・アクション)
「11PM」(4月1日司会は大橋巨泉)
(ジョンソン大統領による北爆停止宣言を受けベトナム戦争特番を放送)
日本テレビ「巨人の星」(3月30日)
「ゲゲゲの鬼太郎」
「怪奇大作戦」佐々木守「ほか(脚)実相寺昭雄、飯島敏宏(監)岸田森(出)
CX「夜のヒットスタジオ」

<文学・出版>
スチュアート・ブランドらが「Whole Earth Catalog」創刊
「ナット・ターナーの告白」ウィリアム・スタイロン(ピューリツァー賞受賞)
「第八の日に」ソーントン・ワイルダー(全米図書賞)
「我輩はカモである」ドナルド・E・ウェストレイク(エドガー賞)
川端康成(「雪国」「伊豆の踊り子」)がノーベル文学賞受賞
ジョン・スタインベック(作家)死去
この年の文学についてはここから!
「竜馬が行く」司馬遼太郎
「こんな幹部は辞表をかけ」畠山芳雄
「不信のとき」有吉佐和子
集英社「週刊セブンティーン」創刊
主婦と生活社「ティーンルック」創刊
村岡花子(翻訳家)死去

<漫画>
「あしたのジョー」(梶原一騎作、ちばてつや画)週刊少年マガジンに連載開始
「タイガーマスク」(梶原一騎作、辻なおき画)「ぼくら」に連載開始
「ねじ式」(つげ義春)「ガロ」に掲載
「ハレンチ学園」永井豪(週刊少年ジャンプに連載開始
「週刊少年ジャンプ」創刊(8月1日)
小学館「月刊ビッグコミック」、「少女コミック」創刊

<哲学・思想>
この年の思想・哲学についてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
マルセル・デュシャン(芸術家)死去
藤田嗣治(画家)死去

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
イヴ・サンローランが「サファリ・ルック」発表
男の長髪流行(ビートルズなどの影響)
サイケデリック・ファッション
パンタロン・スーツ流行

<アングラ時代の終焉>
 70年代に失速したのはロックだけではない。フリー・ジャズが、ハプニング・パフォーマンスが、アングラ映画が、アングラ演劇が、現代音楽が、歌謡曲が、歌謡曲が、相次いで失速した。失速したのはサブカルチャーだけではなかった。学問領域でも同じことが起こったのである。
 東浩紀は<70年代以降、パリの哲学はとつぜん生産性が落ちます。そして人文科学の世界では「理論」と呼べるものをほとんど生み出せないまま30年近くたった>と述べる。実は現代哲学でなく、人文・社会系の学問一般が失速した。
 例えば、現代の社会など「最先端」と呼ばれる理論んも大半は、60年代に形作られたものだ。

宮台真司「世界はそもそもデタラメである」より

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
第19回オリンピック・メキシコシティ大会開催
メキシコオリンピックで米国の黒人選手が表彰台で人種問題をアピール
マラソンの銅メダリスト、円谷幸吉が自殺
西城正三が世界フェザー級チャンピオン獲得
1969年
<1969年の出来事>
生物化学兵器違法宣言議決
<アメリカ>
ニクソン、アメリカ大統領に就任
第1回ヴェトナム和平拡大パリ会談始まる(1月25日)
アポロ11号、月面着陸に成功(7月20日午後4時17分)
全米各地でヴェトナム反戦行動(ピース・ナウ)開催され、11月15日のワシントン集会に25万人参加
米軍がヴェトナムからの撤退開始(7月)
ネイティブ・アメリカンによるアルカトラス島占拠事件発生(11月)
ブラック・パンサーによるシカゴ警察襲撃事件発生、イリノイ州代表フレッド・ハンプトン射殺(12月)
チャールズ・マンソンによるシャロン・テート殺害事件発生し、5人が惨殺される(8月9日)
NYのゲイ・バー「ストーン・ウォール」でゲイによる暴動が勃発
(70年代に始まるゲイ革命のきっかけとなる)
映画「ミルク」(2008年)(監)ガス・ヴァン・サント(出)ショーン・ペン、エミール・ハーシュ
(ゲイの政治家ハーヴェイ・ミルクの伝記映画)
映画「フォー・フレンズ4つの青春」(1981年)(監)アーサー・ペン(出)クレイグ・ワトソン
(この時代を背景にした青春映画)

<南アメリカ>
ペルー大地震発生(死傷者65万人)
ボリビアで無血クーデター、オバンド・カンディア将軍が大統領就任
<ヨーロッパ>
ド・ゴール大統領退陣、ポンピドー政権へ(仏)
ジョン&ヨーコ、オランダで「ベッド・イン」を行う
北アイルランドでカトリックとプロテスタントのデモ隊が衝突。英軍が派遣され暴動に発展(4月)
<中東・アフリカ>
リヴィアでクーデター、カダフィーによる軍事独裁政権始まる(9月1日)
ビアフラ(東ナイジェリア)内戦の死者が200万人と発表される
<アジア>
南ヴェトナム臨時革命政府設立(首相にフィン・タン・ファト)
北ヴェトナムの指導者、ホーチミン死去(9月3日)
米軍のB52爆撃機が秘密裏にカンボジアの共産軍基地を攻撃
中ソ国境衝突事件(3月2日)
中国が初の地下核実験実施
マレーシアのクアラルンプールで中国系とマレー人が衝突し暴動発生し非常事態宣言(5月)

<物理、化学、生物、医学など>
超音速旅客機コンコルドが音速を突破
V・S・サローノフが太陽系の起源について「微惑星衝突説」を発表
ル・ピション、マッケンジー、モーガンらによるプレートテクトニクス理論を発表
ソ連の宇宙船「ソユーズ5号」が4号との初有人ドッキングに成功

<時代を変えた発明、モノ>
オリヴェッティ社のタイプライター「ヴァレンタイン」発売(イタリア)

<日本の出来事>
日本のGNP、アメリカについで西側諸国で第2位になる(6月)

 1月 2日 奥崎謙三が天皇をパチンコで狙い逮捕される
 1月15日 ロッキード社が「トライスター」売り込みのコンサルタントとして児玉誉士夫と5千万円で契約
 1月19日 東大安田講堂事件(機動隊8500人が学生を排除、逮捕者691名重軽傷者76名)
 2月 8日 日本大学文理学部のバリケードが機動隊に排除される
 2月28日 ベ平連による新宿西口地下広場にフォークゲリラ登場、討論と歌の場へと拡大
 3月 1日 京都府警2300人が京大の要請なしに構内に出動し学生160人が負傷
 3月12日 潜行中だった全共闘議長・秋田明大逮捕
 4月 7日 連続射殺事件(4名射殺)の容疑者 永山則夫逮捕
 4月27日 沖縄デーに向け破防法発動、警視庁が中核派の本多書記長を逮捕
 4月28日 沖縄デー、反日共系学生や労働者による銀座・有楽町の道路占拠など
        国電・新幹線もストップし、965人逮捕
        代々木公園では13万人による沖縄返還のための集会開催
 5月13日 「三島由紀夫と東大全共闘」の討論会開催
 5月23日 政府が初の「公害白書」発表
 5月26日 東名高速道路、全面開通(東京から西宮)
 6月     新宿西口地下広場のフォーク集会を機動隊が強制排除(逮捕者64名)
 6月12日 日本初の原子力船「むつ」が進水
 7月 9日 早稲田大学全学部がストに突入
 7月19日 新宿西口広場を機動隊2000人が逆選挙しフォーク集会を阻止
 8月22日 長沼ナイキ基地訴訟で札幌地裁は基地建設停止を求める長沼町民の訴えを支持       
 9月 6日 全国全共闘結成大会(日比谷で1万5千人が参加)会場付近で山本義隆東大全共闘議長逮捕
 9月10日 横溝正寿君(6才)誘拐事件発生。11日に19歳の少年逮捕され、横溝君遺体で発見される
 9月21日 京都大学のバリケードが機動隊に排除される
 9月     成田で新東京国際空港建設開始
10月     宇宙開発事業団発足
10月10日 べ平連、全国共闘・反戦青年委ほか左翼系400団体が安保粉砕を掲げた初の統一行動
10月29日 人工甘味料チクロの使用が禁止(厚生省が発がん性があるとして)
10月21日 国際反戦デーに各地でデモ隊と機動隊が衝突
11月 5日 大菩薩峠で軍事訓練中の赤軍派53名が逮捕される(そのうち30%は高校生だった)
11月16~17日佐藤首相の訪米阻止闘争(逮捕者2093人)
11月21日 佐藤・ニクソン会談で沖縄の返還が発表される
11月22日 航空自衛隊基地内でビラを貼った小西誠三曹を自衛隊法違反で起訴(81年に無罪)
11月23日 池袋パルコオープン
12月 1日 住友銀行が日本初の現金自動支払機を新宿支店などに設置
12月13日 NHKテレビ討論会え創価学会と公明党による言論出版の妨害が表面化
        藤原弘達「創価学会を斬る」、内藤国夫「公明党の素顔」
12月27日 自民党が衆院選で300議席獲得

国鉄が座席の等級を廃止し、グリーン車、普通車を導入(5月)
コインロッカーが名古屋駅に初めて登場
交通違反の点数制が始まる(10月)

<流行語>
あっと驚くタメゴロー (テレビ番組『巨泉・前武ゲバゲバ90分!』でのハナ肇のセリフ)
それをいっちゃー、おしまいよ (映画「男はつらいよ」の寅さん語録)
断絶の時代 (本の題名から流行語になった)
ナンセンス (学生が使った言葉)

<ヒット商品>
パンティストッキング
避妊具 スキンレススキン
「セブンスター」(日本専売公社)
「ブルーレット」小林製薬
「フェアレディZ」日産自動車
「プッシュホン」電電公社

<非核三原則>
 非核三原則「核を造らず、核を持たず、核を持ち込まず」をアメリカが承認。(ただし、実際は核の持ち込みはあったとこが後に明らかになります)
<パイロット万年筆「エリートS」のCM>
 「みじかびの きゃぷりてとれば すぎちょびれ すぎかきすらの はっぱふみふみ」
大橋巨泉の言葉の意味は何かとの問い合わせが殺到。もちろんジャズ的アドリブ。
CMのブレイクで万年筆も大ヒット。CM史に残るヒット作
<すぐやる課誕生>
 松戸市に「すぐやる課」誕生。松本清市長のアイデアで「すぐやらなければならないもので、すぐやれるものはすぐやります」と市長が誓約書を役所に貼りだした。市長が先頭に立って活動。この市長が後にドラッグストア・チェーン「マツモトキヨシ」を創設します。
<タウン誌ブーム始まる>
 「安酒場ガイド」や「風変わりな喫茶店ガイド」など、地域限定のPR誌、タウン誌が制作されるようになり、新メディアとして定着してゆきます。
<ニャロメ>
 「少年サンデー」に連載中の「もーれつア太郎」(赤塚不二夫作)の大ヒットから、「ニャロメ」が流行語となった(もとは猫の名前だった)
<モーレツ時代>
モデル・小川ローザによるCM「OH!モーレツ!」丸善石油CMがブームに
<猥褻裁判>
 マルキ・ド・サド「悪徳の栄え」の猥褻裁判で出版の石井恭二(現代思想社)、澁澤龍彦に有罪判決

<1969年という年>
 1969年1月18日、東大の安田講堂を占拠していた学生達は、機動隊によって排除された。
「1969年、日本の学生達の多くは、既成の左翼思想に背を向けていた。社会主義国家の中国では、自己破壊的な文化大革命が続行中だったし、前年にチェコのプラハを戦車で制圧しなければならなかったソ連も、同盟国である東欧諸国に離反の機運を生んでいた。・・・
 第二次世界大戦以後の基本となっていたソ連対アメリカの冷戦構造はそのままだったが、しかし世界はもう冷戦以後の「地域紛争の時代」へと突入し始めていた。・・・」

「1969年に、『思想』はその役割を終えた。『思想』は『豊かさ』を作り、その豊かさの中で『思想』は不必要になった。1970年から始まるのは、『思想』を必要としない『大衆の時代』なのである」
橋本治著「二十世紀」より

<作者のコメント>
 翌1970年、僕は家族との旅行で東京に行きました。その時、なぜか東大の校内を訪れることになり、安田講堂の闘いの後を見ることができました。(観光名所になっていたわけではないのですが・・・)
 当時の僕にとっても、安田講堂での闘いは心を熱くさせるものでした。家庭では、学生達の行動を批判する雰囲気もありましたが、僕自身は彼らを応援していました。その時、僕は小学校5年生。でもそんな時代だったのです。

<物故者>
カール・ヤスパース(哲学者・精神医学者)
テオドール・アドルノ(哲学者)
ミース・ファン・デル・ローエ(建築家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「リージ・アンド・リーフ」フェアポート・コンベンション
ウッドストック・コンサート開催、40万人を動員する(8月15~17日)
イギリス、ワイト島フェスティバル開催
オルタモントでのストーンズのコンサートで、黒人青年が惨殺される(オルタモントの悲劇)
チェス兄弟がR&Bレーベルの老舗チェス/チェッカーを売却。
ビルボードの黒人音楽ランキング、「リズム&ブルース」から「ホット・ソウル・シングルズ」に変わる
ジャマイカで、U.ロイが初めて「DJスタイル」のレコードをつくる。
ザイールのリンガラ・ポップを代表するバンド、ザイコ・ランガ・ランガが結成される
カエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジルがブラジルの軍事政権を逃れ亡命
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!

高石音楽事務所を母体としてURC(アングラ・レコード・クラブ)設立。自主制作したレコードを会員に直接配布することで自由な音楽作りを可能にするというのが目的。(レコード会社による自主規制を受けない独立性を獲得、もともとインディーズとはこのためのもの)当初は会員制だったが、市販に変更。第一回の配布レコードは、岡林信康の「わたしを断罪せよ」と五つの赤い風船の「おとぎばなし」のカップリング盤と新宿フォーク集会のライブ録音盤「新宿1969年6月」
朝日ソノラマの単稿本制作会社が母体となってエレック・レコードが設立される。翌年には「古い船を動かせるのは古い水夫じゃないだろう」(広島フォーク村のオムニバス)を発表。そこから吉田拓郎が登場し、一躍有力レコード会社となる
第一回全日本フォーク・ジャンボリー開催
第一回日本ロック・フェスティバル開催(ニューミュージック・マガジン主催)
(出)ゴールデン・カップス、ブルース・クリエイション、フラワーズ(内田裕也)、エディ藩グループ、パワー・ハウス(柳ジョージ)など
第37回日劇ウエスタン・カーニバル
(出)ラブ、フィンガーズ、タンガーズ、リリーズほか
第38回日劇ウエスタン・カーニバル
ゴールデン・カップス、テンプターズ、タイガース、スパイダースなど
第1回中津川フォーク・ジャンボリー開催
文化放送「GS人気投票」
1位タイガース2位テンプターズ3位オックス4位スパイダース5位ワイルド・ワンズ
新宿西口フォーク・ゲリラの活動始まる(泉谷しげるなどが登場)
5月には警察の規制開始(5月)それでも5月24日3000人、5月31日に4000人が参加
全国各地の高校でも安田講堂のようにバリケードが作られ闘争が行われていた。そして、そんな学生たちの中に坂本龍一、山下達郎、浜田省吾らもいた。
第39回日劇ウエスタン・カーニバル開催
<音楽TV>
 ソウル・ブルースの番組「The!!! Beat」が邦題「ビート登場」としてフジテレビ深夜枠で放送開始

<物故者(音楽関係)>
Brian Jones(Rolling Stones)   7月 3日 プールで溺死 27歳
Judy Garland (ミュージカル俳優)  6月22日 麻薬 47歳
Martin Rumble(F.Convention)  5月14日 自動車事故 19歳
Josh White (ブルース・シンガー)  9月 5日 心不全 54歳
Magic Sam  12月 1日  心臓麻痺 35歳
Skip James (ブルース・シンガー) 10月 3日 67歳
Sorty Long (ソウル・シンガー)  6月29日 水死 29歳
Don Dolamond  5月      ?  ?
Leonard Chess (チェス・レーベル設立者) 10月16日 心不全 52歳

<映画>
ピックアップ映画「イージー・ライダー」
この年の洋画についてはここから!
明日に向かって撃て」「アリスのレストラン」公開(ニューシネマ・ブーム到来)
「Z」(監)コスタ・ガブラス(ギリシャが生んだポリティカル・サスペンス・ドラマの名作)
「ワイルド・バンチ」(監)サム・ペキンパー(映画史に残るバイオレンス映画の傑作)
「エル・トポ」(監)アレハンドロ・ホドロフスキー(伝説のカルト・ムービー。ぶっ飛んでます!)
ジュディ・ガーランド死去
この年の邦画についてはここから!
「男はつらいよ」第一作公開(渥美清主演、山田洋二監督作品)
手塚治虫製作総指揮「千夜一夜物語」(アニメ)
成瀬巳喜男(監督)死去(64歳)
市川雷蔵(俳優)肝臓癌にて死去(37歳)

<テレビ・ラジオ>
「外科医ギャノン」(ERの元祖ともいえる病院を舞台にしたドラマ)
TBS「8時だヨ!全員集合」(10月4日)
「サザエさん」放送開始
「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」放送開始
NTV「水戸黄門」放送開始(8月4日)
NHK-FM放送開始
亀渕昭信「オールナイトニッポン」放送開始
NTV「巨泉・前武のゲバゲバ90分」(10月7日)
(90分に150のギャグを盛り込んだ異色のコント番組放送開始)
NETテレビ・アニメ「ひみつのアッコちゃん」
NETテレビ「ヤング・おー!おー!」
民放初のFM局、愛知音楽エフエム放送開局

<演劇・舞台>
 状況劇場(赤テント)が新宿中央公園で「腰巻お仙・振袖火事の巻」を無許可で上演。機動隊に囲まれる中で演じきった後、唐十郎、四谷シモンらが逮捕される(1月3日)
 渋谷に寺山修司主催の「天井桟敷館」誕生し、「時代はサーカスの象に乗って」公演
テアトル・エコー「日本人のへそ」(井上ひさし作、熊倉一雄演出)
「演劇センター68/69」発足
早稲田小劇場「少女仮面」(唐十郎作、鈴木忠志演出)
紀伊國屋プロデュース「棒になった男」(安部公房作、演出)
劇団仮面舞台「白と黒とだけの階段」(つかこうへいのデビュー作ただし演出のみ)

<文学・出版>
「薔薇と革命」P・H・ニュービー(ブッカー賞受賞)
「異境」イエールジ・コジンスキー(全米図書賞)
「アメリカン・パワーと新官僚」ノーム・チョムスキー(アメリカの外交政策に対する批判の書)
アイルランド出身の不条理劇作家サミュエル・ベケット(「ゴドーを待ちながら」)がノーベル文学賞受賞
ジャック・ケルアック(作家・詩人)死去
この年の文学についてはここから!
「赤頭巾ちゃん気をつけて」庄司薫
「知的生産の技術」梅卓忠夫
産経新聞社「夕刊フジ」創刊
ニューミュージック・マガジン社「ニューミュージック・マガジン」創刊
小学館「週刊ポスト」創刊
新都心新宿PR委員会「新宿プレイマップ」創刊
日本経済新聞社「日経ビジネス」創刊
伊藤整(作家)死去
「少年チャンピオン」(秋田書店)創刊

<漫画>
さいとうたかお「ゴルゴ13」連載開始(「ビッグコミック」)

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
マイクロミニスカートとロングスカートが流行
ベスト、シースルー、カラー・シャツが流行
カリフォルニアに「GAP」誕生
この年のファッションについてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
ファイティング原田が世界フェザー級チャンピオンに挑戦、三階級制覇目指すが、明らかなホームタウン・デシジョンにより敗北
海老原博幸がボクシング・世界フライ級チャンピオン獲得
<野球>ニューヨーク・メッツ奇跡の優勝(10月16日)
「黒い霧事件」(11月)
八百長で西鉄の永易将之投手、池永正明投手、小川健太郎(中日)、森安敏明(東映)ら追放
<サッカー戦争勃発>
エルサルバドルと隣国ホンジュラスがサッカーの試合をきっかけに戦争が始まる(「サッカー戦争」と呼ばれる)
<キックボクシング・ブーム>
 東洋ミドル級チャンピオン、沢村忠の活躍によりキックボクシング・ブーム爆発。「真空飛びひざげり」を誰もが真似した!「キックの鬼」こと沢村忠の伝記アニメまでできる一大ブームでした。
「キックボクシングの人気は今更いうまでもない。その理由は・・・。加えて、スターを最初につくったところに原因がある。そのスターとは、東洋ミドル級チャンピオン沢村忠である。プロ・スポーツを盛んにするためには、先ずスターを作ることだ。沢村忠はその要求にピッタリの男だろう」
「週刊漫画Q」より
1970年
<1970年の出来事>
海底核兵器禁止条約、大量破壊兵器禁止条約可決
パレスチナゲリラが飛行機4機を同時ハイジャック
国連総会で中国の代表権問題が表決される(11月20日)
中国の加盟、台湾の追放が大勢を占める
<アメリカ>
マサチューセッツ州のケント大での反戦デモで学生4人が州兵に射殺される
ニューヨーク株式市場大暴落
アメリカを中心にウーマン・リブ運動活発化、8月26日ウーマンリブ大行進実施
(参考)この年のLAを描いた映画「インヒアレント・ヴァイス
米軍、カンボジアの政変で北爆を再開し、カンボジア侵攻作戦開始
マサチューセッツ州議会が同州出身の軍人はヴェトナム戦争に参加しなくてもよいという法案可決(4月)
カンボジアから米軍撤退(6月29日)
過激派グループ「ウェザーマン」がウィスコンシン大学の米軍計算センターを爆破
カナダからの独立を目指すケベック解放戦線が英国商務長官を誘拐、政治犯の解放を要求
ラポルト労働大臣が殺害され、トルドー首相が全土に戦時特別措置法を発動
<南アメリカ>
チリでサルバドール・アジェンデ政権が成立
ペルーで大地震が発生し5万人が死亡(5月31日)
<ヨーロッパ>
北アイルランド紛争の悪化により、アルスターに英軍が進出(4月)
チェコスロバキアでアレクサンデル・ドゥブチェク第一書記らが失脚し「プラハの春」が終わる
イタリアで離婚法成立(ローマ法王は批判)
スペインでバスク独立運動に対し非常事態宣言(12月)
<連続ハイジャック事件>
パレスチナ・ゲリラがヨーロッパで旅客機4機を連続してハイジャック
1機は犯人射殺、2機はヨルダンへ、1機はカイロに着陸後、乗客を降ろした後爆破
その後も、ハイジャック事件が連続して発生
<中東・アフリカ>
非同盟諸国のリーダー、エジプトのナセル大統領52歳で死去し、アンワル・サダトが後継者となる
ローデシア共和国成立(米英は不承認)
アラブ連合・イスラエルが米国の中東和平提案を受諾(7月22日)
ヨルダンのフセイン国王が戒厳令発令し、アンマンのパレスチナ・ゲリラを攻撃(黒い9月事件)
フセイン国王とPLOアラファト議長が停戦合意(9月25日)
シリアでクーデター、アタシ大統領が追放されアサド国防相が実権を掌握
<ビアフラ内戦終結>
ナイジェリアにおけるビアフラ内戦が終結
「今もし、ビアフラが人類史の小さな脚注になるのなら、その脚注にはこう書くがよい・・・<彼らは世界に対して、アフリカで最初の近代的な政府を与えようと試みた。彼らの試みは失敗に終わった>」
ビアフラ共和国 エフィオング将軍 カート・ヴォネガット著「ヴォネガット、大いに語る」より
<アジア>

インドシナ人民首脳会議開催(4月24日)
非同盟諸国のリーダー、インドネシアのスカルノ大統領死去
カンボジアにクメール共和国誕生、シアヌーク亡命し、ロン・ノル将軍が実権掌握
韓国で詩人・金芝河逮捕される(6月2日)
セイロンが国名をスリランカ独立社会主義共和国と改称
東パキスタン(バングラディッシュ)で巨大サイクロンにより17万人が死亡(11月)
ビルマの全大学で反政府デモ

<物理、化学、生物、医学など>
アポロ13号(米)危機一髪
中国人工衛星の打ち上げに成功
<時代を変えた発明、モノ>
ジャンボ・ジェットが就航開始(パンナムのB747)
NYの世界貿易センター北タワー完成し世界一のビルとなる(411m)

<日本の出来事>
光化学スモッグなど日本国内で公害問題が深刻化
八幡、富士製鉄所が合併し、新日本製鉄発足
 1月  第三次佐藤栄作内閣成立
 2月  厚生省がLSDを麻薬に指定
 2月  東大宇宙航空研究所が国産初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功
 3月  赤軍派による「よど号ハイジャック事件」発生(赤軍派学生9人の犯行)北朝鮮へ
 4月  大阪市天六駅でガス爆発事故発生し79人が死亡
 5月  植村直己、松浦輝夫がエベレスト初登頂に成功
 5月  池田大作創価学会会長が政教分離を表明
 6月  種痘ワクチンによる乳児死亡続発で厚生省が接種中止を了承(死者15名)
 6月  日米安全保障条約自動延長に抗議して全国規模の安保反対統一行動実施
 7月  日本の正式呼称「ニッポン」となる(14日)
 7月  東京・杉並の立正高校で日本初の光化学スモッグ被害発生(18日)
 7月  静岡県富士市で製紙会社のヘドロ排出で漁業が不振になり対策協議会発足(24日)
 7月  閣議で中央公害対策本部の設置決定(28日)
 8月  銀座、新宿、池袋、浅草の4か所などで「歩行者天国」始まる
 8月  中核派に拉致された革マル派東京教育大生の遺体が発見される(4日)
 9月  中核派委員長逮捕される
 9月  沖縄・糸満(コザ)で主婦が米兵の酔っ払い運転により事故死
 9月  ソニーが日本企業初のニューヨーク証券取引所に上場
10月  キャノンが国産初の普通紙複写機「NP-1100」発売
10月   カメラマン沢田教一、カンボジアで射殺される(28日)
11月  初の公害メーデー開催され全国で82万人が参加(29日)
11月  第1回ウーマン・リブ大会が14日渋谷にて開催される(女性の時代始まる)
12月  沖縄で米兵の起こした交通事故が無罪判決となり、コザ市で暴動発生
12月  京浜安保共闘が交番を襲撃

<流行語>
「三無主義」(無気力、無関心、無責任のことで、当時の若者を表わす言葉)
「しらける」(学園紛争が沈静化すると、若者たちの間に、何をやっても熱中できない「しらけムード」が広がった)
「人類の進歩と調和」(日本万国博覧会のテーマ)
「モーレツからビューティフルへ」(CM:富士ゼロックス)主演は加藤和彦でした
「ディスカバー・ジャパン」(CM:国鉄)
国内旅行のブームが女性中心に始まり、多くの観光地がそのおかげでブレイク
<ヒット商品>
セリカ(トヨタ自動車)
トミカ(トミーのミニカー)
チャールズ・ブロンソン出演の男性化粧品「マンダム」大ヒット
ヤクルトが「ジョア」発売
国鉄初の冷房車が東京・山手線に登場(7月31日)
NHKが全番組をカラー化
前年秋登場の「パンティー・ストッキング」が大流行

<大阪万国博覧会EXPO70>
 3月14日 大阪吹田市千里丘陵にて開催。総入場者数6421万8770人、165億円の黒字
 シンボルタワーとして、岡本太郎の「太陽の塔」発表
<三島由紀夫割腹自殺>
 11月25日作家三島由紀夫と彼が主催する「楯の会」幹部4人が市ヶ谷の陸上自衛隊駐屯地に侵入。益田兼利東部方面総監を人質に立てこもり、クーデターを呼びかけた。しかし、受け入れられず。
「自衛隊諸君よ、だらしのない政府に対してクーデターを起こせ、日本精神はいずこにあったのか」と叫んで憲法改正・天皇親政の復活を訴えるも受け入れられずに切腹し自決。
「散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐」(三島辞世の歌)
時代は三島の美学を時代錯誤とみる方向へと変化しており、彼の死は大衆の覚醒とは結びつかなかった。首が写った新聞写真は衝撃的で、マンガ「夕焼け番長」で三島に対するオマージュが捧げられたのにも驚ろかされました。
映画「MISHIMA」(1985年)(監)ポール・シュレーダー(出)緒方拳、沢田研二

<シージャック事件>
検問の警察官を刺した犯人のひとり川藤展久(20歳)が広島市内で銃を奪い、44人乗りの観光船「ぷりんす号」を乗っ取る。しかし、翌日大阪府警のライフル班の狙撃により射殺される
<切手おじさん事件>
 8歳の少年に「切手をあげよう」といって誘い出し、いたずらしたうえでナイフで刺殺。労働者手配師(45歳)他にももうひとり殺していた。海軍時代に同性愛行為を強要された経験が原因となった悲劇的な犯行でもあった。
<肥満児増加>
 食生活の変化とテレビなどの娯楽登場による運動不足により、肥満児が急増
<歩行者天国誕生>
 銀座、新宿、池袋、浅草の繁華街で歩行者天国実施(8月2日から)ニューヨークの五番街が世界初でこの後、国内に広がることになります
<ディスカバー・ジャパン>
 国鉄による国内旅行のキャンペーンにより、鉄道による国内旅行がブームとなる。(実はこのキャンペーンは大阪万博終了後の売り上げダウンを喰いとどめるために企画されました)
「アンノン族」が旅行ブームをけん引。
<自動販売機>
 日本テレビ地下に自動販売機の食堂が誕生。全国の自動販売機台数が100万台突破
<歩行者天国>
 日本初の歩行者天国が銀座、新宿、池袋、浅草で実施
<1970年という年>
 1970年は大阪万博の年である。
 1980年代になれば日本各地で「地方博」は花盛りになるが、その下地はこの年に作られた。日本は遂に「繁栄の時代」へと突入したのである。
 1970年、3月のよど号事件の10日後、ビートルズが「レット・イット・ビー」を最後に解散した。
「ビートルズが登場するまで、若者は『大人』になるものだったが、ビートルズが登場してからの若者は、ただ『若者としての時期』を終え、それまでの『大人』とは違う、なにか別のものになる。・・・」
 1970年は、「スモン病」と呼ばれた奇病が、実は整腸剤キノホルムによる薬害であることが報告された年であり、東京杉並区の住宅街に光化学スモッグという新手の公害が現れる年でもある。
「公害の初めは、『企業害』であって、企業としての後ろ盾になる国は、因果関係を認めない。しかし、公害は、企業と国家権力が『悪』であるところから始まって、やがては、文明社会、市民社会のあり方そのものが大気汚染、水質汚染を生むというところへ進む。・・・『思想』は消え、そして、解決を求める『問題』が新たに浮上する - 1970年はそんな年である」
橋本治著 「二十世紀」より

<作者のコメント>
 当時、小学生だった僕は大阪の万博に行きたくてしようがありませんでした。しかし、結局連れて行ってもらえなかった僕は、その代わりに買って貰った万博のガイドブックをボロボロになるまで読んだものです。おかげで世界各地の国の名前や首都の名前、それに特産品などを暗記することができました。この時に生まれた世界に対する興味が、このサイトへとつながったのかもしれません。
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「セックス・マシーン」ジェームス・ブラウン
黒人音楽&ダンス文化の発信源となるテレビ番組「ソウル・トレイン」放映開始
ビートルズ解散(ポール・マッカートニーの脱退による)
英国でグラムロック・ブームが起こる(T.Rex,David Bowie,Sladeなど)
幻のロック・イベント「フェスティバル・エクスプレス」カナダを横断
ロック・オペラ「トミー」初演
映画「ウッドストック」「レット・イット・ビー」「エルビス・オン・ステージ」公開
エルヴィス・プレスリーのライブ映画「エルヴィス・オン・ステージ」公開され人気が復活
フェラ・クティ、ナイジェリア70を率いて活動開始
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
フラワー・トラベリン・バンドがカナダでコンサートを行う
第2回日本ロックフェスティバル開催(1月6,7日新宿・厚生年金会館)
(出)パワー・ハウス、ズーニーブー、成毛滋グループほか
第3回日本ロックフェスティバル開催(5月5~10日東京サンケイホールほか)
(出)フードブレイン、モップス、フラワー・トラベリン・バンド、山口冨二夫グループほか
IFC前夜祭(1月14日都市センターホール)
(出)ばれんたいん・ぶるう、あがた森魚、遠藤賢司
第40回日劇ウエスタン・カーニバル(1月15~22日)
(出)ファニーズ初登場
第41回日劇ウエスタン・カーニバル(5月3~9日)
(出)タイガース、頭脳警察、ロック・パイロットほか
第42回日劇ウエスタン・カーニバル(8月25~9月1日)
(出)タイガース、スパイダースほか
「魂のコンサート」(3月19日久保講堂)
(出)遠藤賢司、シモンサイ、ブレッド&バター、長谷川きよし、南正人
第1回ヘッドロック・コンサート(4月1日神田共立講堂)
(出)フラワー・トラベリン・バンド、頭脳警察ほか
ロック叛乱祭(4月12日文京公会堂)
(出)岡林信康、愚、はっぴいえんどほか
第3世界のHEADROCKVol.2(幻覚共同体とロック)(7月24日日比谷野音)
(出)フード・ブレイン、頭脳警察、ブルース・クリエイション、タージ・マハール旅行団ほか
ロック・イン・ハイランド(7月26日富士急ハイランド)
(出)フラワー・トラヴェリン・バンド、村八分、モップス、遠藤賢司ほか
第2回中津川フォーク・ジャンボリー(8月7~8日)
(出)岡林信康、はっぴいえんど、浅川マキ、遠藤賢司ほか
第3回10円コンサート(8月27日日比谷野音)
(出)成毛滋グループ、柳田ヒロ・グループほか
第1回日本語のろっくとふぉーく・コンサート(9月16日日比谷野音)
"Free Rock in Ueno" (9月27日東京芸大)
(出)遠藤賢司、ブルース・クリエーション、フード・ブレイン、フラワー・トラヴェリン・バンドほか

<物故者(音楽関係)>
Al Wilson ( Canned Heat)  9月 3日 薬物過剰摂取 27歳
Janis Joplin 10月 4日 薬物中毒  27歳
Jimi Hendrix   9月18日 窒息死  27歳
Otis Spann(Blues Pianist)  4月25日 肝臓癌 40歳
Slim Harpo(Blues Harp&Singer)  1月31日 心不全 46歳
Tammi Terrell(M.ゲイとデュエット)  3月16日 脳腫瘍  24歳
Albert Ayler( Jazz ) 11月25日 死因不明  34歳
Arsenio Rodriguez( Salsa ) 12月30日 死因不明 59歳
映画「ローズ」(1979年)(監)マーク・ライデル(出)ベット・ミドラー(ジャニス・ジョプリンがモデル)

<映画>
ピックアップ映画「暗殺の森」
この年の洋画についてはここから!
この年の邦画についてはここから!
榎本健一(俳優)65歳で死去
円谷英ニ(特撮、監督、製作)68歳で死去
月形龍之介(俳優)死去(68歳)
内田吐夢(監督)72歳で死去

<演劇・舞台>
唐十郎「少女仮面」が第15回岸田戯曲賞受賞
ミュージカル「ヘアー」の公演が大麻事件により中止
「力石透(あしたのジョー)告別式」演出:寺山修司
天井桟敷「イエス」(竹永茂生作・演出)
天井桟敷「人力飛行機ソロモン」(寺山修司作、竹永茂生演出)
早稲田小劇場「劇的なるものをめぐってⅡ - 白石加代子ショウ」(鈴木忠志構成・演出)
演劇センター68/70「翼を燃やす天使たちの舞踏」(佐藤信ら構成、佐藤信演出)
劇団仮面舞台「明日へのレポート 郵便屋さんちょっと」(つかこうへい作・演出)

<テレビ・アニメ>
「謎の円盤 UFO」(英国製のSFドラマ、サンダーバードの実写版として製作された)
「人気家族パートリッジ」(デヴィッド・キャラダインがこの番組からデビュー)
「警部マクロード」(「激突」のデニス・ウィーバー主演のヒット・シリーズ)
TBSテレビ「時間ですよ」放映開始(2月4日)
「ありがとう」(制)石井ふく子(脚)平岩弓枝(出)山岡久乃、水前寺清子(4月2日)
「お荷物小荷物」(制)山内久司(脚)佐々木守(出)中山千夏、志村喬、河原崎長一郎、佐々木剛
アニメ「あしたのジョー」放送開始
アニメ「ハレンチ学園」
NTV「テレビ・ジョッキー日曜大行進」

<ラジオ>
林美雄が『パックインミュージック』担当(番組で、荒井由美らニュー・ミュージックの騎手たちを紹介)
大阪音楽FM放送に続き、FM東京放送開始(4月26日)

<文学、出版>
「かれら」ジョイス・キャロル・オーツ(全米図書賞)
「選ばれし者」バーニス・ルーベンス(ブッカー賞)
「罰金」ディック・フランシス(エドガー賞)
アレクサンドル・ソルジェニーツィンが「収容所群島」「イワン・デニソーヴィチの一日」などの作品によりノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「日本人とユダヤ人」イザヤ・ペンダサン著、山本七平訳
<「an.an」創刊>
 平凡社からファッション、ライフスタイルを提案する雑誌「an.an」創刊(3月)
(翌年創刊の集英社「non.no」と共に「アンノン族」が時代のトレンドを作る時代になる)

<漫画>
「週刊少年チャンピオン」創刊
藤子不二雄「ドラえもん」連載開始
林静一「赤色エレジー」が「ガロ」に連載開始
ジョージ秋山「銭ゲバ」が「週刊少年マガジン」に連載開始
宮谷一彦「ライク・ア・ローリングストーン」が「COM」に連載開始
「COM」にて諸星大二郎デビュー

<哲学・思想>
「社会学の再生を求め」アルヴィン・グールドナー
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
ノーブラの流行(ウーマン・リブと並行した流行)
スケスケ・ルック(シースルーのセクシー・ファッション)の流行
「ピーコック革命」
男も派手に!という男性ファッションのブーム
ブルーやピンクのカラーシャツが当たり前になったのはこの頃から(ストライプ、柄物も)

<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
「ワールドカップ・サッカー・メキシコ大会」
北の富士と玉乃島が横綱に昇進
大場政夫がボクシング世界フライ級チャンピオン獲得
柴田国明がボクシング世界フェザー級チャンピオン獲得
モハメド・アリがボクシング界に復帰し勝利をおさめる

<冒険>
三浦雄一郎がエベレスト・サウスコル(7985m)から3キロのスキー滑降に成功
植村直己が北米マッキンリーに登頂し5大陸最高峰を制覇

<物故者>
シャルル・ド・ゴール(仏大統領)
バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者)
マーク・ロスコ(画家)
スカルノ(フィリピン前大統領)
三島由紀夫(作家)
1971年
<1971年の出来事>
海底軍事利用禁止条約調印
世界経済フォーラム設立。スイス・ダボスで総会開催(ダボス会議)

<アメリカ>
アポロ14号が月面着陸に成功(2月)
アメリカでナスダックが証券取引を開始(2月)
大統領補佐官キッシンジャーが極秘訪中
ロスアンジェルス大地震
ペンタゴン・ペーパーズの公表を阻止しようとする政府の企てを米最高裁が覆す(6月)
ドル・ショック(ニクソン・ショック)により、国際通貨不安が高まる(8月)
ニューヨーク州アッティカ刑務所で1000人以上の囚人による暴動発生(9月)
テレビ・ラジオでの煙草のCMが全面禁止となる
<ヨーロッパ>
ソ連のソユーズ11号が帰還中に事故、宇宙飛行士三名が死亡(6月30日)
ドル安により西ドイツのマルクが高騰
ユーゴで集団指導体制発足
北アイルランド紛争激化
<中東・アフリカ>
アスワン・ハイ・ダム完成
コンゴが国名をザイールに変更
国際司法裁判所が南アによるナミビア支配を非合法と裁定
<アジア>
中国、国連に加盟。台湾は脱退(10月25日)
林彪中国副主席がクーデターに失敗し、飛行機で逃亡してモンゴルで墜落死(9月)
第三次インド・パキスタン戦争勃発、バングラディッシュ人民共和国誕生
米陸軍カリー中尉によるベトナム・ソンミ村で民間人20名の虐殺に有罪判決
南ヴェトナム軍、ラオスに侵攻
韓国ソウルのホテル火災で163人死亡

<物理、化学、生物、医学など>
「構造・安定性・ゆらぎ - その熱力学的理論」P・グランスドルフ、イリヤ・プリゴジン
マリナー9号(米)火星の人工衛星となる
世界初の宇宙ステーション、サリュート1号(ソ連)打ち上げ成功
ソ連の火星探査衛星が火星に着陸

<時代を変えた発明、モノ>
インテルがマイクロプロセッサ「4004」開発(パソコン開発に大きな影響を与える)
ボシュ&ロム社がソフト・コンタクト・レンズ開発

<日本の出来事>
 1月 ウイスキーなど輸入自由化実施
 2月 京浜安保共闘、栃木県真岡市で散弾銃を強奪
 2月 成田空港公団が111人の土地所有者に対し第一次強制代執行着手
 3月 多摩ニュータウンが入居開始
 4月 昭和天皇が初めて広島の原爆慰霊碑を参拝
     8日
     日本電波ニュース特派員、鈴木利一がカンボジアで北ベトナム軍の捕虜となり行方不明となる
 5月 連続女性誘拐殺人犯、大久保清逮捕される(14日)
 6月 富山地裁、イタイイタイ病第一次訴訟で原告勝訴判決
     新宿西口副都心に超高層ビル第一号となる京王プラザホテル開業
 7月 佐藤栄作首相が韓国訪問。朴大統領就任式に出席
     連合赤軍結成
 8月 佐藤首相が広島市第26回平和式典に出席(現職首相としては初)(6日)
     沖縄返還協定調印(17日)
10月 NHK総合テレビが全放送をカラー化
11月 自民党、沖縄返還協定を強行採決
     沖縄返還協定批准阻止のストライキを機に渋谷で暴動発生
12月 連合赤軍山岳ベースでの「総括」始まる
    警視庁警務部長宅に小包爆弾が送られ死者が出る

円為替が変動相場制に移行(1ドル=308円)
「仮面ライダー」が大ブームとなる(「変身ブーム」でもあった)

<流行語>
「アンノン族」(雑誌「anan」や「non-no」を小脇にかかえて旅行する女の子たち)
「脱サラ」(脱サラリーマンの略で、会社をやめ、独力で事業を起こすこと)
<ヒット商品>
日清食品が「カップヌードル」発売
サンヨー食品「サッポロ一番塩ラーメン」発売
カラオケ機器
国際電信電話株式会社(KDDI)がニューヨークとのダイヤル即時通話開始
日活ロマンポルノがスタート

<自衛隊機と全日空機の衝突事故>
 7月30日千歳から羽田へ向かう全日空のボーイング727が自衛隊の戦闘機と衝突。脱出したパイロット以外全員162人が死亡。訓練中の自衛隊機の航路侵入が原因だった。
こうした異常な接近「ニアミス」が頻発していることが明らかになった。
「ニアミス」は流行語となった
<脱サラ>
 会社を辞めて事業を始める「脱サラ」が話題となる。大学紛争による意識の変化により、サラリーマンの人生観が変わったことも原因。これ以後「脱公害」、「脱都会」、「脱原発」などの使い方が日常的になる
<ゴミ戦争勃発>
 東京23区のゴミの7割を引き受け処分していた江東区が他区に反発し「ゴミ戦争勃発」。
杉並区は清掃工場の立地をめぐりゴミ工場の建設が進まず、それを江東区が処理すことに。江東区は「杉並エゴ」と称し、杉並区からのゴミ搬入を阻止する行動に出るほど戦争が激化。1974年自区内で処理する原則が確立する。

<1971年という年>
 銀座の歩行者天国にマクドナルド1号店がオープンし、日清食品がカップヌードルを発売。
東京郊外の多摩丘陵に多摩ニュータウンができ、新宿には日本初の高層ホテル、京王プラザがオープン。1971年は、繁栄の時代を担う大衆の年、「大衆元年」とも言うべき年である。
「昭和30年代、休日の日本人はお洒落をしてデパートに行った。日本各地の盛り場の中心にはデパートがあった。1970年代に人の生活の中心はスーパーマーケットに移り、1980年代も後半になると、盛り場の中心に必須となるものは、「お洒落なシティー・ホテル」になる。・・・」
橋本治著 「二十世紀」より

<作者のコメント>
 1970年に銀座に行った時、僕は当時大流行していたアメリカン・クラッカーを買って貰いました。小樽に帰って見せびらかそうと、大喜びで持ち帰ると、近所のデパートの店頭にはすでに特設コーナーが設けられ、アメリカン・クラッカーが大量に売られようとしていました。考えてみると、この頃すでに地域による情報格差はかなり小さくなっていたのかもしれません。(当時はまだ小樽という街は、新しもの好きが多い元気な街だったせいもあるかもしれませんが、・・・)

<1971年の物故者>
イーゴリ・ストラビンスキー(作曲家)
ニキータ・フルシチョフ(ソ連の政治家)
平塚らいてう(社会運動家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ライブ・アット・チーター」ファニア・オール・スターズ
アメリカで、バングラディッシュ難民救済コンサート開催
ローリング・ストーンズ・レーベル設立
フィルモア・イースト閉鎖、「フィルモア最後の日」として映画化
作曲家ストラヴィンスキー、アメリカで死去
インドネシアで、オマ・イラマがダンドゥットを作り上げる
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!

ジョン・メイオール、B・S&T(2月)、シカゴ(6月)、レッドツェッペリン(9月)らが相次いで来日公演
「箱根アフロディーテ・コンサート」(8月)
「ロック・カーニバル♯6」7月17日
グランドファンク・レイルロード、マッシュマッカーン、ザ・モップス、麻生レミ&スーパーグループ
日本語ロック論争が盛り上がりを見せる!(はっぴいえんど派VS内田裕也派)
日本で初のデジタル録音アルバム「打!ツトム・ヤマシタの世界」発売

<物故者(音楽関係)>
Duan Allman  10月29日 オートバイ事故 24歳
Frank Wolff(ブルーノートの経営者)  3月 8日 心臓発作 ?歳
Gene Vincent 10月20日 胃潰瘍による出血 36歳
Jim Morrison(Doors)  7月 3日 麻薬、心不全 27歳
Junior Parker(Blues Harpist) 11月18日 脳腫瘍 44歳
King Curtis  8月17日 刺殺   37歳
Luis Armstrong   7月 6日 心臓障害、肺病 71歳
映画「ドアーズ」(1991年)(監)オリバー・ストーン(出)ヴァル・キルマー、メグ・ライアン
映画「ファンダンゴ」(1985年)(監)ケビン・レイノルズ(出)ケビン・コスナー、ジャド・ネルソン

<映画>
ピックアップ映画「フレンチコネクション」
この年の洋画についてはここから!
この年の邦画についてはここから!

<演劇・舞台>
佐藤信「鼠小僧次郎吉」第16回岸田戯曲賞受賞
東京キッドブラザース「帰ってきた黄金バット」(東由多加作、永倉万治演出)
転形劇場「黒アゲハの乳房」(太田省吾作・演出)
東京・水俣病を告発する会「苦界浄土」(砂田明作・演出)
「はんらん狂想曲」(菅孝行、中村敦夫ら演出、細野晴臣音楽)
状況劇場「少女仮面」(唐十郎作・演出)
テアトル・エコー「道元の冒険」(井上ひさし作、熊倉一雄演出)
黒色テント68/71「嗚呼鼠小僧次郎吉」(佐藤信作・演出)
天井桟敷「邪宗門」がベオグラード国際演劇祭でグランプリ受賞
横山エンタツ(漫才師)死去
劇団仮面舞台「戦争で死ねなかったお父さんのために」(つかこうへい作・演出)

<テレビ・アニメ>
アメリカの大人気コメディー番組「ホール・イン・ザ・ファミリー」放映開始
10月、日本テレビのタレント・スカウト番組「スター誕生」開始(1983年まで)
(南沙織、天地真理など、アイドル・タレントのブームが始まる)
NHK「ヤング・ミュージック・ショー」放送開始
NTV「元祖どっきりカメラ」放送開始
「仮面ライダー」(21世紀まで続く変身ヒーロー・ドラマの傑作)
「スペクトルマン」(公害問題をいち早く取り上げた特撮ヒーロー・ドラマ)
映画「日本漫画映画発達史・漫画映画誕生」(監)藪下泰司

<文学・出版>
「生きのびるためのデザイン」ヴィクター・パバネック
「自由の国にて」V・S・ナイポール(ブッカー賞受賞)
「サムラー氏の惑星」ソール・ベロウ(全米図書賞)
「笑う警官」マイ・シューバル、ペール・ヴァールー(エドガー賞)
チリの国民的詩人パブロ・ネルーダ(「マチュピツの高み」「女のからだ」)がノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「甘えの構造」土居健郎
「二十歳の原点」高野悦子
森山大道が「アサヒカメラ」で「三沢の犬」を発表
荒木経惟「おー日本」
集英社「nonno」創刊
工作舎「遊」創刊(松岡正剛)
「プレイガイドジャーナル」創刊
音楽之友社「週刊FM」創刊
<物故者>
内田百閒、 志賀直哉、高橋和己
金田一京助(言語学者)

<漫画>
「カムイ伝」第1部終了

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
ポロ・シャツが大流行
ココ・シャネル(ファッション・デザイナー)死去

<美術>
この年の美術についてはここから!
山下清(画家)死去

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<野球>
ピッツバーグ・パイレーツが9月1日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で先発全員黒人のチームを編成
7月17日オールスター戦で江夏豊が9者連続三振達成
<ボーリング・ブーム>
民放によるボーリング放送増加と中山律子、須田開代子らアイドルの登場によりボーリング・ブームとなる。この年、全国のボーリング場は1886となりボーリング人口は2000万人、5人に1人となった。
<プロレス>
12月13日アントニオ猪木が日本プロレスを除名される。上層部の不正を追及したことが原因
<物故者>
山茶花究(俳優)死去
左卜伝(俳優)死去
徳川夢声(活弁士)死去
1972年
<1972年の出来事>
「ローマクラブ」の報告書が「成長の限界」を発表
生物兵器禁止条約調印
海洋汚染防止条約調印
ストックホルムで開催された国連人間環境会議で人間環境宣言発表
世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約
国連事務総長にオーストリアのクルト・ワルトハイム就任

<アメリカ>
ニクソン米国大統領、中国訪問
米ソがSALTに調印
ウォーターゲート事件発覚(6月)
ベトナム戦争でアメリカが北爆を再開させる
アッティカ刑務所暴動事件(9月9~13日)警官隊の攻撃により28人死亡
映画「狼たちの午後」(1975年)(監)シドニー・ルメット(出)アル・パチーノ、ジョン・カザール

アポロ17号が帰還し、アポロ計画が終了。地球の美しい映像が送られ話題となる
チェス世界選手権でボビー・フィッシャーがグランドマスターのスパスキーを破り優勝
<南アメリカ>
アンデス山中に10月に墜落した飛行機の生存者16名救出(12月22日)
<ヨーロッパ>
ミュンヘン・オリンピックでアラブ・ゲリラによるテロ事件発生し、11人の選手が死亡
イギリスが北アイルランドの直轄統治を発表
英国軍による北アイルランド・デモ隊への発砲事件「血の日曜日事件」発生(1月30日)
<中東・アフリカ>
<テルアビブ空港乱射事件>(ロッド国際空港乱射事件)
5月パレスチナ過激派テロリストがベルギー・ブリュッセル発テルアビブ行きのボーイング707を乗っ取り、ロッド国際空港に着陸させ、仲間の解放を要求。しかし、イスラエル政府は犯人を制圧。犯人二人が射殺されます。(乗客1名が死亡)
 パレスチナ解放人民戦線は、その報復としてロッド国際空港の襲撃を計画します。しかし、アラブ人は空港の厳しい警備体制により侵入は困難。そこで日本赤軍に協力を依頼。こうして、ロッド国際空港乱射事件が起きることになりました。(26名が死亡)

モザンビークで大虐殺
タンザニア・ウガンダ紛争
<アジア>
バングラディッシュが独立を宣言
北ヴェトナム軍が全面攻勢、和平会談再開
金日成国家主席に就任(朝鮮民主主義人民共和国)
パキスタンが核兵器開発を宣言

<物理、化学、生物、医学など>
ケニアで250万年前の最古の人骨発見される
アポロ計画が終了し、ニクソン大統領(米)がスペース・シャトル計画を発表
世界初の地上探査衛星ランドサット1号(米)打ち上げ

<時代を変えた発明、モノ>
「ホール・アース・カタログ」アメリカでベストセラーに
カシオが世界初のパーソナル電卓「カシオ・ミニ」発売
ポラロイド「SX70システム」開発
ブルーリボン・スポーツ社がナイキと社名変更

<日本の出来事>
光化学スモッグにより臨時休校あいつぐ(全国的に公害問題が深刻化)
山陽新幹線開通。東京・岡山間が4時間10分に縮まった
日本を代表する文化となる「カラオケ」が誕生する
日本人の海外旅行者が100万人突破
東日本反日武装戦線結成(大道寺将司らが中心の左派のテロ組織、連続企業爆破事件を起こす)

 2月 連合赤軍による「浅間山荘事件」発生(「総括」による12名の死亡も明らかになる)
映画「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」(2008年)(監)若松孝二(出)ARATA、坂井真紀
映画「突入せよ!あさま山荘事件」(2002年)(監)原田眞人(出)役所広司、宇崎竜童、伊武雅刀
     札幌オリンピック開催
    (ジャンプ競技70m級で、笠谷、青地、今野がメダルを独占)
 3月 奈良県飛鳥高松塚古墳の壁画発見
 4月 札幌市、福岡市、川崎市が政令指定都市となる
     ノーベル賞受賞作家・川端康成がガス自殺
 5月 日本赤軍メンバーによるテルアビブ空港乱射事件発生(26名死亡)
     沖縄が日本復帰
 6月 超音速旅客機コンコルドが来日
 7月 第一次田中角栄内閣成立
 9月 田中角栄新首相訪中、日中国交正常化実現(この年、田中角栄はまだ54歳だった!)
10月 鹿児島・桜島が噴火
11月 羽田発福岡行き日航機ハイジャックされる

<流行語>
「未婚の母」(未婚で子供を産み育てる女性のこと)
「お客様は神様です」(三波春夫)
「ナウ」(「今風でいい感じ」などの意味で用いられた)
「恥ずかしながら」(グァム島から帰国した元日本兵、横井庄一)
「三角大福戦争」(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫)
「変身」(仮面ライダー)

<ヒット商品>
ポッカコーヒー世界初のホット・コールド兼用自動販売機登場
デジタル電子体温計
仮面ライダー・スナックのカードが大ブレイク
カシオ計算機がカシオ・ミニ(電卓)を発売
初心者マークが登場
東京・板橋にモスバーガー1号店開店

<CM>
「さわやか律子さん」(花王/中山律子)、「のんびりゆこうよ」(モービル石油)

<横井庄一元軍曹グアム島から帰還>
 日本の敗戦を知らないまま深さ3mの穴の中で暮らし、11年間自給自足で生き抜いていた軍人がグアム島で発見される。(1月)
「恥ずかしながら、生き永らえて帰って参りました」
<日照権>
 隣に家が建つことで日当たりが悪くなったと損害賠償裁判が起き、原告側が勝訴。これ以後、「日照権」という言葉が定着。
<パンダ・ブーム>
 11月5日東京上野動物園でパンダのランラン、カンカン公開。初日の入場者は15000人、一年間で353万人が訪れる大ブームとなった。日中国交回復を記念して中国から贈られた。
<電卓発売>
 カシオがパーソナル電卓を発売。一台12800円と高価だったが10か月で100万台を売り上げるヒット商品となった。
<ピアス流行>
 イヤリングに代わる耳のお洒落としてピアスが流行し始める。
<プレスリー・ブーム再燃>
 エルヴィス・プレスリー主演のライブ映画「エルヴィス・オン・ツアー」が大ヒットし、プレスリーブーム再燃

<ぴあ、シティロード誕生>
 文化誌的、批評的な「シティロード」に対し、領域横断的で批評性を廃した「ぴあ」はライバル誌として、サブカル時代の重要な指標となります。2誌の登場により、すべてのジャンル(映画、演劇、音楽、文学・・・)を追いかける今までのコアなファンとは異なるジャンルを越えた新人類が誕生することになります。(まさに僕がそうでした)

<1972年という年>
 (藤純子が引退し)ヤクザ映画の美学が終わる年、後のニューミュージックの女王が『返事はいらない』でデビューした。1972年、大学に入った荒井由美(後の松任谷由美)は、全共闘の時代の痕跡がまだ残るキャンパスの風景を、ただ『汚い』と見た。新しい時代のヒロインは、まだ残る古い男達の姿を、あっさりと一蹴した。・・・
「若者達はまだ貧しく、その心情を歌ってフォークソングは、歌謡曲と接近し、やがて離れた。フォークソングは、『ニューミュージック』へと変わる。フォークソングからニューミュージックへの変化は、『貧乏からオシャレへの変化』である。
 ニューミュージックは『俗に冒されないオシャレ』を守って、歌謡曲との間に一線を引いた。ニューミュージックの女王は1972年に登場し、やがて『オシャレ』は、思想とも成り行くのである」

橋本治著「二十世紀」より

「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」の年
 ・・・つまり、高度成長期の大きな文化変動は1964年に始まり、1968年をピークに、1972年に完了すると。さらに言えば、1972年こそは、ひとつの時代の「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」でもあるのだと。・・・
坪内祐三「一九七二」より

<作者のコメント>
 正直、僕は吉田拓郎や井上揚水までは好きでしたが、「神田川」は嫌いでした。たぶん、この頃僕はすでにビートルズなどのロックも聴くようになっており、「神田川」のもつ女々しい情緒が許せなかったのだろうと思います。何を生意気な、という感じですが、とにかくそのせいで、僕の耳は邦楽からしばらく離れてしまうことになります。残念なことに、そのおかげで、僕ははっぴいえんどをリアルタイムで聞くことができませんでした。
<テロリズム元年>
 アッティカ刑務所、アイルランド、ミュンヘン、テルアビブ、あさま山荘と世界各地でテロ、暴動への攻撃などの事件が起きた年でした。戦争が終わり、それと入れ替わるようにテロの時代が始まったのでした。
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「キャッチ・ア・ファイヤー」ボブ・マーリーがデビュー!
スタックス・レコードが黒人解放を訴える巨大イベントワッツタックス開催
ローリング・ストーンズの北米ツアーが行われ、大型スタジアムを使用したコンサート・ツアーの先駆けとなる
ウィリー・ネルソンが本拠地をオースティンに移し、レッドネック・ロックの中心地になる
黒人スタッフによる劇場用映画「シャフト」公開、テーマが大ヒット
ニューオーリンズ・ブームの中心人物アラン・トゥーサンがスタジオを設立
レゲエ・ブームのきっかけとなったジャマイカ映画「ハーダー・ゼイ・カム」(監ペリー・ヘンゼル)公開
ポール・サイモン、ジャマイカで「母と子の絆」録音
ワーナー・レコードのプロモーション・アルバム「ホット・メニュー’73」発売
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
吉田拓郎のアルバム「元気です」がシングル「旅の宿」と共に大ヒット
ディープ・パープルTレックスらが来日
ローリングストーンズ初来日が決まり前売り券が発売される(翌年ビザが認められずキャンセル)
頭脳警察」、過激な内容のファースト、セカンド・アルバムともに発売禁止
「オール・ジャパン・ロックフェスティバル」(京都府立体育館)
麻生レミ、村八分、井上堯之グループ、頭脳警察など、このライブの音源をもとに「頭脳警察1」が制作されたが過激な歌詞が問題となり発売中止(1975年通販で600枚販売)
第2回「春一番コンサート」(はっぴいえんど、はちみつぱいなどが出演)
生放送のテレビ番組「リブ・ヤング」にキャロルが出演し大きな話題となる(10月8日)
ロック雑誌「ロッキングオン」(渋谷陽一)創刊
ソウル専門雑誌「SOUL ON」(桜井ユタカ)創刊

「フォーク・オールスター夢の競演 音溺大合戦」(日本武道館)
武道館初のフォークコンサート開催
岡林信康、遠藤賢司、五つの赤い風船、加川良、三上寛、はっぴいえんど、吉田拓郎、かまやつひろし、六文銭
このライブで「結婚しようよ」をヒットさせたばかりの吉田拓郎に「帰れ!」コールが起こることになった。
12月、NHK紅白歌合戦の視聴率が80.6%を記録(1963年の81.4%に次ぐ記録)

<物故者(音楽関係)>
Belly Oakly ( Allman Brothers Band ) 11月11日 オートバイ事故  24歳
Billy Murcia (New York Dolls) 11月 6日 窒息死 21歳
Brian Cole ( The Association )  8月 2日 薬物中毒 29歳
Danny Whiten (Crazy Horse) 11月18日 麻薬 29歳
Mahalia Jackson(ゴスペル)  1月27日 心臓麻痺 60歳
Clyde Mcphtter(R&B)  6月13日 心臓麻痺 38歳
Lale Andersen(「リリー・マルレーン」)  8月29日  ? 62歳

<映画>
ピックアップ映画「惑星ソラリス」
この年の洋画についてはここから!
「ベニスに死す」(監)ルキノ・ビスコンティ(少年愛とヴェネチアの退廃美、ビスコンティ最高傑作)
モーリス・シュバリエ(俳優)死去
この年の邦画についてはここから!
「子連れ狼」映画化
日活ロマンポルノ16作目「恋の狩人」、「牝猫の匂い(OLポルノ日記)」、「女高生芸者」の3本立てが摘発される(1月28日)特にこの作品が特殊だったわけではなかった。
3月「ロードショー」創刊(集英社)アイドル中心のヤング向け映画雑誌としてヒット
<ポルノ解禁への布石の年>
 そう、1972年は、ポルノ・ブームが巻き起こった年だった。・・・日活のロマンポルノが、そしてストリッパーの一条さゆりが、さらには「四畳半襖の下張」を掲載した雑誌「面白半分」が続いて摘発されたのが、この年のことだ。

<演劇・舞台>
井上ひさしが「道元の冒険」で第17回岸田戯曲賞受賞
天井桟敷「邪宗門」(寺山修司作・演出)
東京キッドブラザース「西遊記」(東由多加作・演出)
状況劇場「二都物語」韓国・ソウルの西江大学構内にて上演(唐十郎作・演出)
68/71黒色テント「チャンバラ―楽劇天保水滸伝」(山元清多作、佐藤信演出)
転形劇場「花物語」(太田省吾作・演出)
麿赤児主宰の大駱駝艦「天賦典式」旗揚げ公演
アートシアター新宿文化・櫻社「ぼくらが非情の大河をくだる時」(清水邦夫作、蜷川幸雄演出)
劇団仮面舞台「郵便屋さんちょっとその1」(つかこうへい作・演出、平田満)
<テレビ>
「マッシュ」(朝鮮戦争を舞台にしたアメリカで最もヒットしたといわれる戦場ブラック・コメディ)
刑事コロンボ」(日本での放送開始)

5月12日金曜8時日本テレビのプロレス中継が終了(14年続いていた黄金枠)
7月21日同放送枠で「太陽にほえろ!」放送開始(この後、1986年まで続くことになる)
「中学生日記」「タイムトラベラー」(NHK)
「飛び出せ!青春」、「太陽にほえろ!」、「木枯らし紋次郎」
「藍より青く」山田太一(脚)真木洋子、大和田伸也(出)
「デン助劇場」放送終了
「マジンガーZ」(アニメ)
「超人バロム1」「愛の戦士レインボーマン」「アイアンキング」放送開始

<文学・出版>
「G」ジョン・バージャー(ブッカー賞受賞)
ジャッカルの日」フレデリック・フォーサイス(エドガー賞)
「精神の生態学」グレゴリー・ベイトソン
(人類学、精神分裂病、進化論、エコロジーなど、多彩な内容をもつ大著)
ドイツの作家ハインリッヒ・ベル(「カタリーナの失われた名誉」など)がノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「恍惚の人」有吉佐和子
(老人性痴ほう症をテーマとした小説が140万部の大ベストセラーとなった。「老い」の問題はこれ以後重要な日本のテーマとなって行きます。著者が印税から老人ホームへの寄付をしようとしたところ、税金を8000万円も取られることになり、問題になる。それがきっかけとなり、社会福祉施設への寄付に免罪措置がとられることになった。

「月刊面白半分」7月号摘発される(掲載の「四畳半襖の下張」が猥褻として)
「日本列島改造論」田中角栄
「ヤマザキ、天皇を撃て!」奥崎謙三
「ピア」創刊(林和男編集)
(思想を排除した究極の情報誌誕生。ただし、ブレイクするのは1975年ごろ)
「シティ・ロード」創刊(小泉卓史編集)
(僕は個人的に批評性の高いこちらのファンでした。しかし、残念ながらこの雑誌は1992年に廃刊となりました)
面白半分「月刊面白半分」、婦人生活社「私の部屋」、実業之日本社「週刊小説」創刊
いんなあとりっぷ社「いんなあとりっぷ」創刊
広瀬正(SF作家)死去

<漫画>
横山光輝「三国志」(「希望の友」)連載開始
池田理代子「ベルサイユのバラ」(週刊マーガレット)連載開始
萩尾望都「ポーの一族」(別冊少女コミック)連載開始
楳図かずお「漂流教室」(週刊少年サンデー)連載開始

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<美術>
横尾忠則がニューヨーク近代美術館で個展を開催
マウリッツ・エッシャー(画家)死去

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
ホットパンツがブレイク
男性の長髪が流行(僕も小学校時代はけっこう長かった)

<スポーツ>
この年のスポ
ーツについてはここから!
第20回オリンピック・ミュンヘン大会開催
札幌で冬季オリンピック開催

<物故者>
エズラ・パウンド(詩人)
エドワード・E・フーバー(初代FBI長官)
東海林太郎(歌手)
1973年
<1973年の出来事>
国際通貨危機

<アメリカ>
米国上院議会にてウォーター・ゲイト事件の公聴会始まる(5月17日)
映画「大統領の陰謀」(1976年)(監)アラン・J・パクラ(出)ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン

キッシンジャー国務長官就任
ヴェトナム和平協定調印(1月27日)
ヴェトナム駐留アメリカ軍の撤退完了(3月29日)
米国の石油王ゲティの孫が誘拐され、身代金7億5千万円で保護(7月9日)
アメリカ先住民が差別や不当な処遇に抗議してウンデッド・ニーの町を占拠
シカゴの「シアーズタワー」完成(442mで世界一のビルとなった)
<南アメリカ>
チリで軍事クーデター、アジェンデ政権倒れる(9月11日)
映画「オフィシャル・ストーリー」(1985年)(監)ルイス・プエンソ(出)エクトル・アルラリオ
映画「サンチャゴに雨が降る」(1975年)(監)エルヴィオ・ソトー(出)ジャンルイ・トランティニャン

<ヨーロッパ>
東西ドイツが同時に国連加盟
スウェーデン・ストックホルムの銀行で立てこもり事件発生
(人質が犯人に感情移入してしまう「ストックホルム症候群」の由来となった事件)
<中東・アフリカ>
第四次中東戦争の勃発により、「オイルショック(石油危機)」始る(10月6日)
<アジア>
金大中事件発生(8月8日)、韓国国内で学生運動激化
フィリピン大統領マルコスが戒厳令の延長を発表
タイで十月学生革命、タノム内閣が辞任に追い込まれる(10月14日)

<物理、化学、生物、医学など>
スカイラブ計画(米)第一弾、宇宙ステーション、スカイラブ1号が無人で打ち上げられる
マリナー10号(米)打ち上げ、水星に接近
<時代を変えた発明、モノ>
ビックの「使い捨てライター」登場(フランス)
中央線に「シルバーシート」登場

<日本の出来事>
 2月 円為替変動相場制に移行
     古河鉱業が足尾銅山を閉山
 3月 熊本地裁が水俣病訴訟でチッソの過失責任を認定
 4月 順法闘争による電車の遅れに対し、上野、新宿など38駅で通勤客が暴徒化
     「原宿シャンゼリゼ会」設立(現在の原宿表参道の商店街)
 6月 東京湾の魚介類から暫定規制値を越えるPCB検出
     東京・渋谷に西武百貨店系列の渋谷パルコ開店
     東京・渋谷のNHKホール運用開始
 7月 日航機がアムステルダム離陸後、パレスチナ・ゲリラによりハイジャックされる
     NHKが渋谷に放送センターを移転
 8月 日本で、金大中氏誘拐事件発生(8日)
     新宿の名曲喫茶「風月堂」閉店(新宿の時代の終わり)
     唐十郎演出のテレビ「汚れた天使」放送禁止となる
10月 筑波大学開学
     江崎玲於奈氏がノーベル物理学賞受賞決定
     滋賀銀行の行員が9億円の横領の罪で逮捕される

<流行語>
「省エネ」(省エネルギーの略。街のネオンは消え、テレビの放送時間も短縮)
「せまい日本、そんなにいそいでどこへ行く」(交通安全標語)
「ちょっとだけよ」「あんたも好きネ」(加藤茶が『8時だョ!全員集合』で言ったギャグ)
ソク(「即席」の「即」で「すぐ、即座」の意味。即席カレーのCMから)
<ヒット商品>
オセロゲーム
ごきぶりホイホイ
明治乳業「明治ブルガリア・ヨーグルト」

<オイル・ショック>
 10月23日OPECが原油価格を70%引き上げると発表。24日には石油メジャーが原油供給量を10%削減すると通告。「オイルショック」によって、トイレット・ペーパー、洗剤、砂糖などの買い占め騒動が起き、マスコミ報道がさらに拍車をかけることになる。
コインロッカー・ベイビー
 2月5日渋谷駅のコインロッカーから嬰児の死体が発見される
この年、コインロッカーへの遺棄事件が46件発生
<同棲時代>
 1972年に「漫画アクション」に連載が始まった上村一夫の「同棲時代」が話題となり、「同棲」は流行語となった
<終末ブーム>
 小松左京の「日本沈没」が332万部の大ヒット。「ノストラダムスの大予言」もブームになる。公害問題やオイルショックなどの影響もあり、「終末的な時代の雰囲気が広がった
<エロチック・アニマル>
 朝日新聞(9月22日)が「日本人の男性観光客が急増し、そのほとんどがキーセンパーティーなど女性とのセックス目当てである」と指摘。当時の日本人男性は東南アジアでも同様の御乱交を繰り広げており、海外メディアから「エコノミック・アニマル」ならぬ「エロチック・アニマル」と呼ばれていました。
<風月堂閉店>
 名曲喫茶としてスタートして芸術・文化の拠点として、戦後から新宿三丁目で営業していた喫茶店「風月堂」が閉店。過激派、作家、芸術家が集まる店の消滅により、60年代が終わるとともに「新宿の時代」も終わりを迎えた。

<1973年という年>
 1973年はオイルショックの年である。
「10月6日エジプトとシリアの軍隊はイスラエルに対する攻撃を開始した。第四次中東戦争の勃発である。1967年の第三次中東戦争で負けたアラブ側は、自分たちが輸出する石油を武器として、イスラエルを支援する国の首を締め上げてやろうという作戦に出た。・・・」
「オイルショックは、やがて収まった。アラブの産油国はより金持ちになり、日本の石油関係者もちゃんと儲けて、世界の石油消費国のネオンもまた元のように輝いたが「省エネ省資源」という発想は消えなかった。輸入国は微妙に石油からの距離を置き、やがて石油の価格はジリジリと下がり始める。石油で儲けたアラブの産油国にも貧富の差が生まれ、1991年には産油国のイラクが同じ産油国のクウェートを襲う事態になり、湾岸戦争が勃発する。つまり、『オイルショックとは何だったのか?』ということの答えには、『戦争を口実に使った産油国側の値上げ戦略もあった』ということである」

「オイルショックがあって、それで日本がどうなったかは分からない。その二年前、ドルショックで円を切り上げ、オイルショックの八ヶ月前、1973年の2月には、円が変動相場制に移行した。しかし、円は強かった。いかなる「国際情勢」とも無関係に、日本は世界最強の経済大国になった。日本は自力で勝ったのである。日本はあらかじめ、それを知っておくべきだった。そうすれば、日本は国際社会の『強い紳士』になれただろう」
「知って勝てば紳士だが、知らないで勝つのは成り上がり者・・・国際社会とは、どうもそういうルールでできあがっているらしい。しかし、日本は、そのことだけを知らない。それで日本は、いつもオドオドしているのだ」

橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 「知らないで勝つのは成り上がり者」という言葉は、日本の平和憲法のことを思い出させます。素晴らしい内容の憲法でありながら、アメリカによって押しつけられたことへのこだわりから、未だに自分たちのものと胸を張って言えないもどかしさ。世界を平和に導くことができるのは我が国の憲法だけだと力強く言いきれる日はいつか来るのでしょうか?それとも、その前に憲法自体が変えられてしまう運命にあるのでしょうか?それは21世紀を生きる人々の選択にかかっています。

<物故者>
パブロ・カザルス(チェロ奏者)
パブロ・ネルーダ(詩人)
リンドン・B・ジョンソン(第36代アメリカ大統領)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ひこうき雲」荒井由美がデビュー!
「ソウル・トレイン」全米ネットで放映開始
映画「アメリカン・グラフィッティ」のヒットによりロックンロールがリバイバル・ヒット
タイの民主化運動をリードしたバンド、カワランがスラチャイ・チャンティマートーンらにより結成される
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!

四畳半フォーク・ブーム(「神田川」は160万枚の大ヒット)
チューリップの「心の旅」がナンバー1になる。(フォークでもロックでもないポップ・バンド初のナンバー1は、「ニューミュージック」時代を到来を告げるもので、この後オフ・コース、アリスなどが後を追って活躍しることになります)

<物故者(音楽関係)>
Bobby Darin 12月20日 心臓障害 37歳
Clarence White (The Byrds)  7月15日 交通事故 29歳
Gram Parsons  9月19日 薬物中毒 26歳
Jim Croce  9月20日 飛行機事故 30歳
Ron Mackanan (Grateful Dead)  3月 8日 肝硬変 26歳
Memphis Minnie (女性Blues Singer)  8月 6日 病死 77歳
Paul Williams ( The Temptations)  8月17日 自殺  34歳
Victor Jara (チリのプロテスト歌手)  9月 ?日 軍による虐殺 35歳
Marrey WilsonBrian Wilsonらの父親)  6月 4日 心不全 55歳

<映画>
ピックアップ映画「アメリカン・グラフィッティ」
この年の洋画についてはここから!
「アメリカの夜」(監)フランソワ・トリュフォー(映画を愛情に満ちた映画ファンのための映画)
「ビりー・ザ・キッド 21才の生涯」(監)サム・ペキンパー(青春西部劇の名作、ボブ・ディランが出演)
「ハーダー・ゼイ・カム」(監)ペリー・ヘンゼル(ジミー・クリフ主演のレゲエ映画のヒット作)
ブルース・リー(俳優)
ジャン=ピエール・メルヴィル(映画監督)
ジョン・フォード(映画監督)
この年の邦画についてはここから!
早川雪舟(俳優)、森雅之(俳優)死去
菊田一夫(劇作家)死去

<演劇・舞台>
「安倍公房スタジオ」結成
状況劇場「ベンガルの虎 - 白骨街道魔伝」(唐十郎作・演出)
西武劇場開場(第1回公演は「Music Today」)のちのPARCO劇場
アートシアター新宿文化・櫻社「盲導犬」(唐十郎作、蜷川幸雄演出)
暫「戦争で死ねなかったお父さんのために」(つかこうへい作、向島三四郎演出)
暫・つかこうへい事務所「初級革命講座 飛龍伝」(つかこうへい作・演出)
演劇団「地獄の季節」(流山児祥作・演出)
曲馬館「贋作・荒野のダッチワイフ」(翠羅臼作・演出)
68/71黒色テント「喜劇・阿部定」(佐藤信作・演出)
アートシアター新宿文化・櫻社「泣かないのか?泣かないのか1973年のために?」
(清水邦夫作・蜷川幸雄演出)
文学座アトリエ公演「熱海殺人事件」(つかこうへい作・藤原新平演出)

<テレビ>
「ポリス・ストーリー」(一話完結の警察ドラマ、ジョセフ・ウォンボー原作の名作)

「スーパー・ロボット レッドバロン」放送開始
テレビ・アニメ「ドラエモン」放送開始
「つぶやき岩の秘密」新田次郎(原)鎌田敏夫(脚)「遠い海の記憶」石川セリ(主題歌)
それぞれの秋」(山田太一)
「8時だョ!全員集合」(ドリフターズによるお笑いバラエティー番組)人気爆発!
NTV「うわさのチャンネル」
「子連れ狼」
「マジンガーZ」(永井豪原作のロボットアニメの代表作)

<文学・出版>
「モモ」ミヒャエル・エンデ(独)
「セポイの反乱」ジェイムズ・G・ファレル(ブッカー賞受賞)
「キマイラ」ジョン・バース(全米図書賞)
「リンガラ・コード」ウォーレン・キーファー(エドガー賞)
「脱工業社会の到来」ダニエル・ベル
「メタヒストリー - 十九世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力」ハイデン・ホワイト(米)
オーストラリアを代表する作家パトリック・ホワイト(「ヴォス」など)がノーベル文学賞受賞
J・R・R・トールキン(作家・言語学者)
パール・バック(作家)
この年の文学についてはここから!
「日本沈没」小松左京
「ノストラダムスの大予言」五島勉
青土社「現代思想」創刊
徳間書店「テレビランド」創刊
主婦と生活社「JUNON」創刊
ローリングストーン・ジャパン「ローリングストーン日本版」創刊
サトウハチロー(詩人・作家)
椎名麟三(作家)

<漫画>
上村一夫「同棲時代」が大ヒット

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<美術>
この年の美術についてはここから!
パブロ・ピカソ(画家)

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
イッセイ・ミヤケがパリ・コレクションにデビュー
映画「コフィー」主演のパム・グリアの影響でアフロ・ヘアーなど独特のファッションが人気になる
スニーカーが大人気
ジーンズ・スタイルが定着

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
1974年
<1974年の出来事>

<アメリカ>
ウォーターゲート事件
により、ニクソン米国大統領辞任(8月8日)
G・R・フォード政権発足
大富豪の新聞社社長ハーストのの孫娘パトリスア・ハーストが左派過激派に誘拐され、その後メンバー入り
<ヨーロッパ>
ノーベル文学賞作家ソルジェニーツィン氏、ソ連から追放される
ポルトガルで軍部のクーデター、独裁政権倒れる(「カーネーション革命」)
日本赤軍がオランダ・ハーグのフランス大使館を占拠(9月13日)
<中東・アフリカ>
PLOのアラファト議長が国連で初の演説
エチオピア革命(9月12日、皇帝ハイセラシエ廃位し、58年に及んだ独裁体制が集結)
<アジア>
韓国で大統領緊急措置発動
朴大統領狙撃事件
中国で壁新聞が急増
中国と南ベトナム間の領土争い「西沙諸島の戦い」起こる
インドネシア・バリ島上空でパンアメリカン航空機墜落(死亡者の中には日本人も)
インドが地下核実験実施(5月18日)

<物理、化学、生物、医学など>
パイオニア11号(米)が木星に接近する
気象庁の「アメダス」が運用開始

<日本の出来事>
GNP初のマイナス成長(オイルショックの影響)物価が40%の急上昇
甲山事件(知的障害者の施設で起きた死亡事故で保母が殺人容疑で逮捕、後に冤罪が明らかになった)

 1月 ベ平連解散
     長崎・軍艦島の炭鉱閉鎖
 3月 フィリピン・ルバング島で小野田少尉が救出される(1945年以後も戦闘状態を続けていた!)
     新宿住友ビル竣工(新宿西口の開発本格化)
 4月 東京国立博物館で「モナ・リザ展」開催(150万人を動員)
 5月 コンビニエンスストア「セブンイレブン」1号店オープン(東京江東区15日)
 6月 国土庁設置
 7月 第10回参議院選挙 保革伯仲となる
 8月 東京丸の内・三菱重工ビル爆破事件で8人死亡(東アジア反日武装戦線が犯行声明を発表)
 9月 原子力船「むつ」が放射能漏れ事故
10月 佐藤栄作ノーベル平和賞受賞決定(何かの冗談?)
11月 アメリカ大統領フォード来日
     気象庁「アメダス」の運用開始
12月 金脈問題が明らかになり田中角栄首相が辞任、三木内閣発足

<流行語>
「巨人軍は永久に不滅です」(長島茂雄引退)
「晴天の霹靂」(三木武夫)
「ストリーキング」(全裸で街中を疾走すること)

<ヒット商品>
3ドア冷蔵庫、調合金マジンガーZ、「ノストラダムスの大予言」(五島勉)
サンリオが和製キャラクターの元祖となった「ハロー・キティ」発表
モンチッチ(セキグチの猿のぬいぐるみ)
ランボルギーニ「カウンタックLP400」発売スーパーカー・ブーム
永谷園がインスタント味噌汁「あさげ」発売開始
エースコックのインスタント焼きそば「焼きそばバンバン」発売

<CM>
「美人しか撮らない、だからシャッター押さない」(ミノルタカメラ/愛川欽也、研ナオコ)

<ユリ・ゲラー登場!>
 3月7日日本テレビの「木曜スペシャル」にユリ・ゲラー登場。スプーン曲げや壊れた時計を動き出させるなどの超能力を見せた。全国で少年少女がスプーン曲げに挑戦。(僕の知り合いの女の子も大人になるまでスプーンを曲げることができました!)
<愛国・幸福ブーム>
 北海道広尾線の「愛国・幸福」間の切符がお守りとしてブームとなる。
4月から10月までの間に300万枚を売った。
<「中ピ連」登場>
 20年連れ添った妻を無一文で追い出そうとした自動車会社社員の職場に中ピ連の女性たちが訪れ財産を二分することを認めさせた。「中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合」(代表は榎美佐子)は、この年「女性を泣き寝入りさせない会」を結成。ピンクのヘルメットとプラカードをもってシュプレヒコールをあげながら横暴な男性を急襲した。
<竹下通り元年>
 原宿・竹下通りと明治通り交差点に複合ビル「パレ・フランセ」がオープン(3月)

<1974年という年>
「1974年は、立花隆の『田中角栄研究 - その金脈と人脈』という文章によって、田中角栄が総理大臣を辞任した年である。アメリカでは、ウォーターゲイト事件によって、リチャード・ニクソン大統領が辞任に追い込まれている・・・」
「日本の政治記者と政治家は、それまで"仲間内"同然のようなものだったから、政治記者達には、政治家の不明朗を国民という”外部”に伝える気がなかったのかもしれない。そしてまた、立花隆のレポートも、「政治家の資産形成の不明朗」という、それまで”常識”として見逃されてきたことを詳細に伝えてしまったという点において、前例がないようなものだった。・・・」
橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 立花隆という人は、本当に凄い人だと思います。政治のようにドロドロした旧世界の現象から最先端の科学まで、その幅の広さと分析の切れ味の鋭さには脱帽です。しかし、それ以上に僕が感心するのは彼の文章のわかりやすさです。それは彼がいかに幅広い知識に基づいて、物事を理解、分析、判断をしているのかの証明です。
 「本当に優れた人は、どんな難しい理論や現象をも、分かりやすく説明することができる」僕も、いつもそう心がけるようにしています。

<物故者>
エーリッヒ・ケストナー(児童文学作家)
オスカー・シンドラー(実業家・第2次大戦中、多くのユダヤ人を国外に脱出させた)
ジョルジュ・ポンピドゥー(フランス第2代大統領)
ダリウス・ミヨー(作曲家)
チャールズ・リンドバーグ(飛行家)
ファン・ペロン(第29,41代アルゼンチン大統領)
いわさきちひろ(画家)
木村伊兵衛(写真家)
三島海雲(「カルピス」創業者)
山本有三(作家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「黒船」サディスティック・ミカ・バンドが世界的ブレイク!
ザイールのキンシャサで、モハメッド・アリ対ジョージ・フォアマンのヘビー級世界選手権が行われ、ジェームス・ブラウン、ファニア・オールスターズのコンサートが開催される
クール・ハークがブレイク・ビーツの手法を用いたDJプレイを始める
ブラジルで打楽器集団ブロコ・アフロの最初のグループ、イレ・アイェ誕生
スウェーデンのグループABBAが「ウォータールー」で人気爆発
サルソウル・レコード設立
「ドラミング」 スティーブ・ライヒ
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
富田勲のアルバム「月の光」発売(シンセサイザーによる作品)
「ワンステップ・フェスティバル」(8月)
福島県郡山市にて開催。メインゲストは、オノ・ヨーコ
スリーディグリーズが来日し、日本語で「にがい涙」(安井かずみ、筒美京平)をヒットさせ大人気となります。

<物故者(音楽関係)>
Bill Chase (Chase)  8月29日 飛行機事故 39歳
Bing Crosby 10月14日 心臓麻痺 73歳
Cas Elliot(Mamas & Papas)  7月29日  心不全 32歳
Graham Bond(Graham Bond Organization)  5月24日 自殺 36歳
Nick Drake 10月25日 自殺 26歳
Robby Mackintosh
(Average White Band)
 9月24日 薬殺 or
麻薬中毒死
24歳
Vinny Tayler(Shanana)  4月17日 薬物中毒 25歳
Ivory Joe Hunter(R&B) 11月 8日 肺癌 60歳
Lightnin' Slim(Blues Guitar)  7月27歳 胃癌 61歳
Duke Ellington  5月24日 75歳

<映画>
ピックアップ映画「ゴッドファーザー」
この年の洋画についてはここから!
「タワーリングインフェル」、「大地震」、「サブウェイ・パニック」など、パニック映画ブーム
「エマニエル夫人」、「エクソシスト」
「砂の器」、「華麗なる一族」
「レニー・ブルース」(監)ボブ・フォッシー(ダスティン・ホフマンの代表作、伝説のコメディアンの伝記)
ヴィットリオ・デ・シーカ(映画監督)死去
アナトール・リトヴァク(映画監督)死去
この年の邦画についてはここから!
田坂具隆(監督)死去(73歳)
花菱アチャコ(俳優)死去(77歳)
山本嘉次郎(監督)死去(72歳)

<演劇・舞台>
つかこうへいが「熱海殺人事件」で岸田戯曲賞受賞
宝塚歌劇団「ベルサイユのばら」8月29日初公演(池田理代子原作、長谷川一夫主演)
「ベルばら」ブームがここから始まり、1年半で64万人の観客を動因した
天井桟敷「盲人書簡」(寺山修司作・演出)
東京キッドブラザース「ザ・シティ」(東由多加作・演出)
自由劇場「パーティ」(家高勝・岩松了作、家高勝演出)
状況劇場「唐十郎版 風の又三郎」(唐十郎作・演出)
転形劇場「老花夜想」(太田省吾作・演出)
大駱駝艦「皇大睾丸」(麿赤児振付・演出)

<テレビ・ラジオ>
「大草原の小さな家」(アメリカ開拓の歴史を作った家族の物語、アメリカの国民的ファミリー・ドラマ)
「女刑事ペパー」(「ポリス・ストーリー」からのスオイン・オフ・シリーズ、アンジー・ディッキンソン主演)
「刑事コジャック」(テリー・サバラス主演の本格刑事ドラマ)
「ロックフォード氏の事件メモ」(ジェームス・ガーナー主演の洒落た私立探偵ドラマ)

「レッツゴー・ヤング」、「傷だらけの天使」、「寺内貫太郎一家」、「赤い迷路」、「パンチ・DE・デート」、「俺たちの旅」、「愛と誠」

<アニメ>
「宇宙戦艦ヤマト」(10月)放送開始
映画「キューティー・ハニー」(設楽博演出・永井豪原作)

<文学・出版>
「重力の虹」トマス・ピンチョン(全米図書賞)
「保護管理人」ナディン・ゴーディマ(ブッカー賞受賞)
「死者の舞踏場」トニイ・ヒラーマン(エドガー賞)
かもめのジョナサン」(リチャード・バック)
スウェーデンの作家エイヴィンド・ユーンソン、ハリー・マルティンソンがノーベル文学賞を同時受賞
この年の文学についてはここから!
「ボクラ小国民」シリーズ 山中恒
「華麗なる一族」山崎豊子
角川書店「野生時代」創刊
小学館「GORO」、「FMレコパル」、サン出版「さぶ」創刊

<漫画>
萩尾望都「トーマの心臓」(週刊少女コミック)
山上たつひこ「がきデカ」(週刊少年チャンピオン)連載開始
小学館「ビッグコミック・オリジナル」創刊
集英社「花とゆめ」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
柄谷行人「マルクスその可能性の中心」

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
プリーツスカート流行
バギーパンツ流行
<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<ボクシング>ザイールのキンシャサでモハメド・アリがジョージ・フォアマンを倒し、世界ヘビー級王座に返り咲く
「ワールドカップ・サッカー・西ドイツ大会」
<読売ジャイアンツ長島茂雄引退>
1975年
<1975年の出来事>
国際婦人年世界会議
第一回先進国首脳会議(サミット)先進6カ国首脳ランブイエ会議(日、米、英、仏、西独、伊)(11月15日)

<アメリカ>
サイゴン陥落、ヴェトナム戦争が終結(4月10日)
映画「ディア・ハンター」(1979年)(監)マイケル・チミノ(出)ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケン
映画「帰郷」(1978年)(監)ハル・アシュビー(出)ジェーン・フォンダ、ジョン・ボイト、ブルース・ダーン
映画「キリング・フィールド」(1984年)(監)ローランド・ジョフィ(出)サム・ウォーターストーン

ニューヨーク市が深刻な財政危機に陥り、政府に支援を求めるがフォード大統領に断られる(10月)
マイクロソフト社設立
組合のボス、ジミー・ホッファが行方不明となる(殺された可能性大)
<ヨーロッパ>
スペイン、カルロス王子が即位し44年ぶりに王政復古(11月22日)
ソ連の作曲家ショスタコービッチ死去
サハロフ氏にノーベル平和賞、ソ連が授賞式への出国許可せず
イギリス保守党党首のいマーガレット・サッチャー就任
<中東・アフリカ>
レバノンが内戦に突入(9月7日)
モザンビーク、アンゴラが独立
エチオピアの元皇帝ハイエ・セラシエ死去
ナイジェリアでクーデター
スエズ運河が8年ぶりに再開
OPEC本部にパレスチナ・ゲリラが乱入
<アジア>
南ベトナム政府が無条件降伏、臨時革命政府が全権を掌握
中国新憲法発表(党主導による国家体制確立)
紀元前221~206年ごろの副葬品とみられる兵馬俑6000体が発見される
ラオス人民民主共和国が成立
マラッカ海峡でのタンカー座礁事故に対し、インドネシアが日本に損害賠償請求(1月)
バングラディッシュのラーマン大統領が軍のクーデターで暗殺される(8月15日)

<物理、化学、生物、医学など>
米ソ宇宙船(ソユーズ19号、アポロ18号)のドッキング成功(7月17日)
バイキング1号、2号(米)が火星に着陸
マイクロソフト社設立

<日本の出来事>
暴走族、女子中高生の非行が戦後最高を記録
第二次ベビーブーム

 1月 毎日新聞社が経営悪化で赤字が41億円となる
 2月 東アジア反日武装戦線が青山の間組本社、大宮工場を爆破
 3月 東北線最後の集団就職列車(25日)
     フランソワ・ミッテラン仏社会党第1書記来日
     山陽新幹線が博多まで延長
     中核派書記長が革マル派によって殺される内ゲバ殺人
 5月 田部井淳子が女性初のエベレスト登頂に成功(16日)
     エリザベス英国女王来日
 6月 暴走族600人が鎌倉七里ヶ浜で乱闘
 7月 厚生省がサリドマイド児190人を認定
     三木武夫が右翼の党員に殴打される
     沖縄海洋博覧会開催
 8月 日本赤軍がクアラルンプールで大使館員を人質にとり仲間の解放を要求し、5人が解放される
 9月 天皇皇后が初の訪米(30日)
11月 東映京都撮影所に東映太秦映画村がオープン
     太平洋単独横断ヨットレースで戸塚宏優勝
12月 東京・府中で起きた「3億円事件」時効成立

<流行語>
「ニューファミリー」(買い物、レジャーなどに積極的な新しい家族のライフスタイル)
「あんたあの娘のなんなのさ」(ダウンタウン・ブギ・ウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」)
「死刑 !」(漫画「ガキデカ」のギャグ)
「乱塾」(学習塾が乱立し、社会的な問題になる)
「オヨヨ」(桂三枝が『パンチDEデート』の中で常用したギャグ)
「おじゃまむし」、「中ピ連」、「複合汚染」
<CM>
「ワタシ作る人、ボク食べる人」(ハウス/シャンメン)ただし、このCMは女性差別であると批判され放映中止となった。
「今日はちかれたなー」「ああ、ちかれたびー」(中外製薬/新グロモント)
<ヒット商品>
サンリオが「ハローキティ」関連商品の発売開始
ソニーが家庭用カセットVTRの第1号機「SL6300」(ベータマックス1号機)
日本初の家庭用テレビゲーム機「テレビテニス」発売
東海精器「チルチルミチル」(使い捨てライター)
ピッカリコニカ(コニカミノルタ)
まるか食品「ぺヤング・ソース焼きそば」発売
コンビニ・チェーン「ローソン」誕生
日本リクルートセンター「週刊就職情報」創刊

<紅茶キノコ>
 ソ連のバイカル湖近くの長寿村で保健飲料として飲まれていた酢酸菌、乳酸菌などの菌類を増殖させたもの。ただし、効能が証明されたわけではない。
<甘さひかえめ時代へ>
 糖分の取り過ぎをひかえる傾向が強まり、ジャム、ケーキ、清涼飲料などで「甘さひかえめ」がブームとなる。砂糖の消費量もこの年から急激に減り始めた。

<1975年という年>
「昭和50年の日本は『不景気』ということになっているが、実は戦後稀にみる『なにもない年』なのである。この年の日本は、『紅茶キノコのブーム』でしかない。・・・」

「1975年の前後は、世界各地で独裁政権が消えて行く時代でもある。・・・ポルトガル、ギリシャ、エチオピア、スペイン、そして1976年には毛沢東が死に、アルゼンチンでも政変が起こる。王政から軍政というパターンもあれば、軍政から王政というパターンもある。しかし、共通していることは、『第二次世界大戦の時代から続いていた権力者の時代が終わる』ということである。・・・」
橋本治著 「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 革命ではなく旧体制の中心人物が老いて消えて行くことで生まれた自然発生的な体制の革新。考えてみると、これほど平和的かつ確実な時代の変化はないでしょう。しかし、現実にはそう上手く行くことは少なく、多くの場合それまでの旧体制の崩壊によって新たな火種が誕生、再び新たな問題が噴出しています。(ユーゴやアフリカでの民族紛争は、その典型的な例と言えます)

<物故者>
アリストテレス・オナシス(実業家)
蒋介石(中華民国総統)
ハンナ・アーレント(思想家)
フランシスコ・フランコ(スペイン総統)
角川源義(俳人・角川書店創業者/角川春樹が後継者となる)
佐藤栄作(第61~63代内閣総理大臣)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ホーセス」パティ・スミス
ボブ・ディランのローリング・サンダー・レビューが行われる
ベイシティ・ローラーズ、英国で人気爆発
ロン・ウッドがローリング・ストーンズの新ギタリストとなる
ロッド・スチュアートが、フェイセスから独立しソロとなる。
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
サディスティック・ミカ・バンドがイギリス・ツアーで大人気、彼ら以外にもミッキー・カーチスのザ・サムライ、村八分、フラワートラベリンバンド、クリエイション、YMOなど、海外に活躍の場を求めるロック・バンドが多かった。それだけロックは喰えない音楽だった。
第1回ジャパン・ロックフェスティバル開催(ミカバンド、四人囃子、内田裕也など)
アーティストによる初のレコード会社フォーライフ(小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげる)設立
ダウンタウン・ブギウギ・バンド「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」(阿木耀子作詞、宇崎竜童作曲)
大滝詠一はナイアガラ・レーベル設立
キャロルが解散し、矢沢永吉がソロ・デビュー
吉田拓郎、かぐや姫、つま恋でのライブに6万人の観客を集める 
西城秀樹、野口五郎、郷ひろみ、御三家の黄金時代
「歌う銀幕スター・夢の狂宴」(林美雄プロデュース)

<物故者(音楽関係)>
 Tim Buckley   6月29日  薬物中毒 28歳 
 Pete Ham(Badfinger)  4月24日 自殺 27歳
 T Bone Walker   3月16日 肺炎 64歳
 Al Jackson(Booker T& MG's) 10月 1日 射殺 39歳
 Luis Jordan   2月 5日 心臓麻痺  66歳
 Cannonball Adderley  8月 8日 脳卒中 46歳

<映画>
ピックアップ映画「旅芸人の記録」
この年の洋画についてはここから!
「ナッシュビル」(監)ロバート・アルトマン(集団人間ドラマの巨匠、代表的傑作)
「デルス・ウザーラ」(監)黒沢明(ロシア映画としてアカデミー外国語映画賞を受賞した作品)
「ジョーズ」(監)スティーブン・スピルバーグ(スピルバーグの出世作でありサスペンス・ホラーの傑作)
「狼たちの午後」(監)シドニー・ルメット(アル・パチーノの代表作であり実録社会派サスペンスの名作)
「ロッキー・ホラー・ショー」(カルト・ロック・ミュージカル伝説の作品。スーザン・サランドンが若い!)
カッコーの巣の上で」(ケン・キージー原作の映画化、ジャック・ニコルソン主演)
この年の邦画についてはここから!
加藤大介(俳優)死去(64歳)

<演劇・舞台>
演劇集団「円」結成(芥川比呂志ほか)
歌舞伎役者・坂東三津五郎(京都でフグ中毒で死亡)
文学座「五番町夕霧楼」(水上勉作・木村栄一演出)
天寿桟敷「ノック」(寺山修司企画、幻一馬・岸田理生、幻演出)市街地で上演中に警察が介入
つかこうへい事務所「ストリッパー物語」(つかこうへい作・演出)
つかこうへい事務所「定本 熱海殺人事件」(つかこうへい作・演出)
黒色テント68/71「阿部定の犬」
安倍公房スタジオ「ウエー」(安倍公房作・演出)

<テレビ・ラジオ>
「刑事スタスキー&ハッチ」(コンビ刑事ものの先駆作)

「カックラキン大放送」、「Gメン’75」、「ぴったしカンカン」、「俺たちの旅」
「欽ちゃんのドンとやってみよう!」
TX「独占!男の時間」
NTV「テレビ三面記事・ウィークエンダー」
「前略おふくろ様」倉本聰(脚)、「うちのホンカン」倉本聰(脚)大滝秀治(出)
「秘密戦隊ゴレンジャー」(戦隊ヒーローのの先駆作)
ラジオ関東「大瀧詠一のゴーゴー・ナイアガラ」放送開始

<アニメ>
「タイムボカン」放送開始

<文学・出版>
「最後の一球」マイケル・シャーラ(ピューリツァー賞受賞)
「これからの一生」エミール・アジャール Emile Ajar(仏ゴンクール賞受賞)
「族長の秋」ガルシア・マルケス
「法王の身代金」ジョン・クリアリー(エドガー賞)
イタリアの詩人、作家、翻訳家エウジェーニオ・モンターレがノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「複合汚染」有吉佐和子、「火宅の人」檀一雄
「Made in USA Catalogue」刊行(アメリカン・ライフスタイルをカタログとして紹介)
「プレイボーイ日本版」創刊
パルコ出版「ビックリハウス」創刊
光文社「JJ」
エコー企画「シティロード」創刊
日刊現代社「日刊ゲンダイ」創刊

<漫画>
東京コミックマーケット始まる(当時の参加者はほとんどが女性で多くは萩尾望都のファンだった)

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
「タオ自然学 - 現代物理学と東洋的神秘主義の間の並行関係の探究」フリッチョフ・カプラ
(ニューエイジ・サイエンス・ブームの火付け役となった画期的科学論)

<美術>
サン・アート「月刊美術」創刊
棟方志功(版画家)

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
コム・デ・ギャルソンが東京コレクション・デビュー
ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンがブティック「セックス」をオープンさせる
第一回ミラノ・コレクション
プリント・シャツドレス大流行(花柄などサイケなデザイン)
ウエスタン・シャツ流行、トレンチ・コート人気

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<野球>クリーブランド・インディアンズ監督にメジャーでは初めて黒人、フランク・ロビンソンが就任

<物故者>
ジョセフィン・ベイカー(ジャズ歌手)
ドミートリー・ショスタコーヴィッチ(作曲家)
バーナード・ハーマン(作曲家)
ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督)
金子光晴(詩人)
1976年
<1976年の出来事>
IMF世界銀行第一回総会
先進7ヶ国首脳サンファン会議

<アメリカ>
アメリカ建国200年
民主党カーター氏、米国大統領に就任
ロッキード事件がアメリカで発覚(1月)
アップル・コンピューター設立
米国のウェストポイント(陸軍士官学校)が初めて女子士官候補生の入学を認める
アルゼンチンで無血クーデター、イサベル・ペロン大統領失脚
<ヨーロッパ>
イタリアを中心にユーロ・コミュニズム台頭
ソ連の軍人によるミグ25亡命事件
西ドイツの物理学者ウェルナー・ハイゼンベルク、哲学者ハイデッガー死去
<中東・アフリカ>
イスラエル軍、エンテベ空港(ウガンダ)襲撃し人質解放
ザイール(現コンゴ民主共和国)にて初のエボラ出血熱患者発見される
南アフリカ、ソウェトで暴動発生し警官隊の攻撃により128人死亡
(公立学校でアフリカーンス語の使用が義務付けられたのがきっかけ)
映画「遠い夜明け」(1987年)(監)リチャード・アッテンボロー(出)ケビン・クライン、デンゼル・ワシントン
映画「サラフィナ!」(1992年)(監)ダレル・ジェームズ・ルート(出)ウーピー・ゴールドバーグ
映画「白く渇いた季節」(1989年)(監)ユーザン・パルシー(出)ドナルド・サザーランド、マーロン・ブランド

<アジア>
中国にて天安門事件発生
周恩来、毛沢東死亡、四人組追放事件
南北ヴェトナムがヴェトナム社会主義共和国に統一される
ポルポトがカンボジアの首相に就任

<物理、化学、生物、医学など>
アップル・コンピューター設立
リチャード・ドーキンスが「利己的な遺伝子」(邦題「生物=生存機械論」)を発表

<時代を変えた発明、モノ、ファッション>
日本ビクターが世界初VHSビデオ・テープ・レコーダーを発売
アニエスbがパリでショップをオープン
アニタ・ロディクが「ザ・ボディー・ショップ」設立

<日本の出来事>
戦後生まれが総人口の半数を超える
国鉄料金約50%値上げ
東急ハンズ、藤沢に一号店オープン

 1月 郵便料金値上げで、はがき20円、封筒50円
 3月 北海道庁爆破事件で2名死亡
 4月 学校給食に米飯登場
 5月 植村直己が犬ぞりで北極圏を走破
 6月 河野洋平、田川誠一、西岡武夫ら「新自由クラブ」結成
     アントニオ猪木対モハメド・アリの異種格闘技戦(日本武道館)
 7月 ロッキード事件発生、日本の政界を揺るがす(田中角栄逮捕)
 9月 三木改造内閣発足
     台風17号により岐阜県長良川の堤防が決壊
10月 巨人の王貞治がホームラン715本越え(ベーブ・ルースの記録を上回る)
11月 昭和天皇在位50周年記念式典開催
12月 衆議院選挙で自民党過半数割れ、三木武夫退陣し、福田赳夫内閣発足

<流行語>
記憶にございません(ロッキード事件の国会証人喚問で、証人質問に対する言い逃れの言葉)
<ヒット商品>
大和運輸が個別宅配サービス「宅急便」開始
日清食品「日清焼そばU・F・O」、「日清どん兵衛きつね」発売
日本リクルートセンター「住宅情報」創刊
ラテカセ(ラジカセ付テレビ)(正直僕は見たことないんですけど・・・?)
カラオケ
ファクシミリ
<CM>
ソソソクラテスかプラトンか(CM:サントリー)

<五つ子誕生>
 鹿児島市で山下紀子さんが日本初の五つ子を出産(男2女3)排卵誘発剤の使用により、双子以上の出産が増加
「わたし、がんばりすぎちゃった」は流行語となった。
<「ほか弁」誕生>
 「早い、安い、温かい」のキャッチ・フレーズで埼玉県草加市に「ほっかほっか亭」1号店オープン。1989年には全国で2000店突破。
<「宅配便」誕生>
 ヤマト運輸が民間初の宅配便を始める。その後、日本通運、佐川急便が追随
受付店舗を持たず、地域の店舗に委託したことでコストを削減できたことが成功の秘訣
<「ポケベル」ブレイク>
 都内のみで10万台突破し、1989年に携帯電話に抜かれるまで活躍が続きます
<宝くじブーム>
 年末宝くじの賞金が1000万円を突破。福岡球場の販売所には3万人が並び死者1名を出す混乱となりました。

<1976年という年>
「『日本の与党が永遠に調和的な”一つ”であらねばならない』というのは、独裁への待望ではない。それ以外の選択肢を持ち得ないでいた日本人の貧しさの結果である。だから、日本人が『豊かさ』への道を歩き始めた1970年代になると、新しい動きが生まれる・・・『脱サラ』である」

「『脱サラ』を可能にする日本社会の豊かさは、その一方で終身雇用の豊かさを目指して進む多くの子ども達をも育てた。・・・黙って列の後ろに並べばいい。列はゆっくりと進む。『古い人』は定年で消える。いつの間にか日本人は、その行列の進行をこそ『世代交代』と錯覚した。『豊かさ』という名の停滞が始まるのは、この頃からである」

橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 「古い人」が死ぬことで「改革」が自然に起きると考える日本人の無責任さ、これこそが我々日本人の最も愚かな特質かもしれません。そうなるまでは、見て見ぬ振り「見ざる、聞かざる、言わざる」とはよく言ったものです。21世紀の日本人は、この無責任な体質から脱却することができるのでしょうか?もしくは、いやでも脱却せざるをえない状況へと追い込まれて行くのでしょうか?

<物故者>
アガサ・クリスティ(作家)
アンドレ・マルロー(作家・政治家)
ヴェルナー・ハイゼンベルク(物理学者)
ウルリケ・マインホフ(独赤軍創設者)自殺
ハワード・ヒューズ(実業家)
マックス・エルンスト(美術家)
マルティン・ハイデガー(思想家)
マン・レイ(写真家)
レーモン・クノー(作家)「地下鉄のザジ」著者
周恩来(中国首相)
毛沢東(中国共産党主席)
檀一雄(作家)
福島正実(編集者・SF作家)
藤原義江(オペラ歌手)
武者小路実篤(作家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ホテル・カリフォルニア」イーグルス
メガ・ヒット・アルバムの登場に対応してプラチナ・レコード創設(100万枚)
セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」でデビュー
スライ&ロビーによるレゲエの新しいリズム・スタイル誕生
「フランプトン・カムズ・アライブ」に代表されるライブ・アルバム・ブーム
(その他、D.メイソン、G.デッドJ.G.バンドL.スキナードB.ディランなど)
ニューヨークでロフト・ジャズ・ムーブメントが盛り上がる
世界初の12インチ・リミックス・シングル「Ten Percent」発売
(by ダブル・イクスポージャー)
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
「およげ、たいやきくん」(子門真人)が453万枚のメガヒットとなる。もとフジテレビ「ひらけ!ポンキッキ」の挿入歌。子門真人は音楽出版社社員だったため、印税契約ではなく彼は5万円しか受け取っていなかったらしい。(歌詞よりも悲しい話です・・・)
「春一番」「哀愁のシンフォニー」のヒットでキャンディーズの人気ピークに達する
ファニア・オールスターズ来日公演
富田勲「火の鳥」発表
ライブハウス「新宿ロフト」オープン

<物故者(音楽関係)>
 Phil Ochs    12月19日   自殺   36歳
 Paul Kossoff ( Free )    9月14日  心不全  25歳
 Keith Relf ( Yardbirds )   5月14日  感電死   33歳
 Tommy Bolin ( Deep Purple )   12月 4日  薬物中毒  24歳
 Gerry Dain ( Uriah Heep )   3月19日  薬物中毒   ?
 Freddy King  12月28日  心不全   42歳
 Florence Ballad(The Supremes)    2月22日  心臓障害  36歳
 Howlin Wolf     1月10日    ?   65歳
 Jimmy Reed     8月29日    ?  50歳
 Percy Faith    2月 9日    癌  67歳

<映画>
ピックアップ映画「ロッキー」
この年の洋画についてはここから!
「タクシー・ドライバー」(監)マーティン・スコセッシ(デニーロとNYが主役のバイオレンス青春映画)
「大統領の陰謀」(監)アラン・J・パクラ(ロバート・レッドフォード入魂の実録政治サスペンス)
フランスの俳優ジャン・ギャバン死去
ダルトン・トランボ(脚本家)9月10日死去
ルキノ・ヴィスコンティ(映画監督)死去
キャロル・リード(映画監督)死去
フリッツ・ラング(映画監督)死去
この年の邦画についてはここから!
家城巳代治(映画監督)死去

<演劇・舞台>
円「壊れた風景」(別役実作、高橋昌也演出)
つかこうへい事務所・紀ノ国屋ホール「熱海殺人事件」(つかこうへい作・演出)
つかこうへい事務所「ストリッパー物語」(つかこうへい作・演出)
結城座「少女仮面」(唐十郎作、佐藤信演出)
つんぼさじき「白鳥の騎士」(山崎哲作・演出)
自由劇場「幕末ちんぴら遊脚伝」(串田和美、竹邑類作・演出)
東京ヴォードヴィルショー「海賊版ビリー・ザ・キッド」(佐藤B作作・演出)
状況劇場「下町ホフマン」(唐十郎作・演出)
天井桟敷「阿呆船」(寺山修司作・演出)
早稲田小劇場「宴の夜」(鈴木忠志作・演出)
大駱駝艦「嵐」(麿赤児振付・演出)
第七病棟「ハーメルンの鼠」(唐十郎作、佐藤信演出)

<テレビ・ラジオ>
「チャーリーズ・エンジェルス」(美女3人の探偵ドラマ、後に映画化され大ヒット)
「燃えよカンフー」(ブルース・リー原案のカンフー・ドラマ、デヴィッド・キャラダイン主演)
「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」(リンゼイ・ワグナー主演の女サイボーグ・ドラマ)
「Dr刑事クインシー」(警察医を主人公にした新しいタイプの警察ドラマ、「CSI」の元祖)

男たちの旅路」(山田太一)、「高原へいらっしゃい」山田太一(脚)田宮二郎(出)
「徹子の部屋」(黒柳徹子)、「クイズダービー」(大橋巨泉)
ラジオ大阪で「スネークマンショー」(桑原茂一、小林克也)放送開始

<文学・出版>
アレックス・ヘイリーの「ルーツ」がベストセラーとなる
「フンボルトの贈りもの」ソール・ベロー(ピューリツァー賞受賞)
「蜘蛛女のキス」マヌエル・プイグ(アルゼンチン)
「サヴィルの青春」デイヴィッド・ストーリー(ブッカー賞受賞)
「ホップスコッチ」ブライアン・ガーフィールド(エドガー賞)
アメリカの作家ソール・ベロー(「宙ぶらりんの男」「オーギー・マーチの冒険」)がノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
「限りなく透明に近いブルー」村上龍(芥川賞受賞)
「翔ぶが如く」司馬遼太郎
「田中角栄研究全記録(上・下)」、「日本共産党の研究」立花隆(著)
「人間の証明」森村誠一、「新西洋事情」深田祐介、「間違いだらけのクルマ選び」徳大寺有恒
「別冊宝島」シリーズ スタート(カルトな文化を紹介)
平凡出版から雑誌「POPEYE」創刊(アメリカン・ライフスタイルを日本に紹介)
晶文社「植草甚一スクラップ・ブック」刊行開始
宝島社「別冊宝島」創刊(第1号は「全都市カタログ」特集)
スタジオV「STUDIO VOICE」創刊

<漫画>
美内すずえ「ガラスの仮面」(花とゆめ)
朝日ソノラマ「月刊マンガ少年」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
ダウンベストなどスポーティ・ファッションブーム
女性用ブーツの流行
エスニック・ファッション人気
<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
第21回オリンピック・モントリオール大会開催
ルーマニアのコマネチが体操競技で初の10点満点
インスブルック冬季オリンピック開催
1977年
<1977年の出来事>
イギリス・ロンドンで第3回主要先進国首脳会議開催
国連砂漠会議(ナイロビ)
国連総会でハイジャック防止決議採択
国連安保理対南ア武器輸出策採択

<アメリカ>
ジミー・カーター大統領に就任(1月20日)
米国中西部、東部で-40℃の大寒波
米国都市部でゲイ差別反対のデモ(6月26日)
アメリカ・ニューヨークで25時間以上原因不明の大停電(7月13日)
アラスカ横断石油パイプラインが送油開始(全長1300キロ)
ニューヨークの連続殺人犯デーヴィッド・バーコウィッツが逮捕される
エルヴィス・プレスリー死去
<ビリー・ミリガン事件>
3人の女子大生を誘拐、暴行して逮捕されたウィリアム・スタンリー・ミリガン。この犯人の精神分析が行われ、そこから彼が24人もの人格を抱えていることが明らかとなった。その原因は彼が家庭内暴力によって人格を分裂させていたためであることがわかり、多重人格による心神喪失として責任能力なしと認められた。

<ヨーロッパ>
西ドイツ赤軍によるモガジシオ事件発生
レオニード・イリイチ・ブレジネフ氏、ソ連の最高会議議長に就任
フランス・パリにポンピドゥーセンター開館
ルーマニアで大地震(3月4日)
<中東・アフリカ>
パレスチナ解放人民戦線による「ルフトハンザ航空181便ハイジャック事件」発生(10月18日)
サダト、エジプト大統領がイスラエルを訪問し、国会で演説(11月)
エチオピア・ソマリア紛争
ザイール内戦
<アジア>
中国の文化大革命終結宣言
ヴェトナム国連加盟
在韓米軍の撤退が進む
カンボジアがヴェトナムと国交断絶(12月31日)

<物理、化学、生物、医学など>
「散逸構造 - 自己秩序形成の物理的基礎」G・ニコリス、イリヤ・プリゴジン
「個体発生と系統発生 - 進化の観念史と発生学の最前線」スティーブン・J・グールド
(発生学、生態学、形態学、進化思想史の専門書)
「ダーウィン以来」スティーブン・J・グールド(進化論についてのわかりやすい一般向けエッセイ集)
グランド・ツアー計画に向けボイジャー1号、2号打ち上げ
アップル・コンピューターがパーソナル・コンピューター Apple Ⅱ発売
日本初の静止気象衛星「ひまわり2号」打ち上げ成功
<時代を変えた発明、モノ>
マンハッタンに「スタジオ54」オープン
映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のヒットで世界的なディスコ・ブーム始まる
松下電器ビデオデッキ「マックロードHR-3300」ビデオのVHSの優位を決めるヒットとなる(10月発売)
タイトー「スペース・インベーダー」開発(ゲーム・ブームが始まる)
Apple II(パソコン)

<日本の出来事>
円高ドル安(1ドル250円を割り込む)
日本が初めて平均寿命世界一となる(男72.69歳、女77.95歳)
大蔵省の外貨準備高史上最高額となる
有珠山噴火(我が家にも火山灰が流れてきました)
「スーパーカー」ブーム
カラオケ・ブームが本格化
 1月 東京地裁でロッキード事件丸紅ルート、全日空ルート初公判
 2月 海洋二法(200海里漁業水域法など)が施行される(日米漁業協定調印)
 3月 第2次世界大戦の最後の賠償課題としてモンゴルと無償経済援助協定に調印
     保母の資格が男性でも取得可能となる
 4月 日本初の高速増殖実験炉「常陽」臨界点到達
 5月 国立大学共通一次試験のための大学入試センター発足
 7月 静止気象衛星「ひまわり」アメリカ・ケープカナベラルから打ち上げ成功
 8月 北海道・有珠山が噴火
 9月 日本赤軍による日航機ハイジャック事件、9名が北朝鮮へ亡命
10月 江田五月、大柴滋夫らが社会市民連合結成
     東京・新宿の歌声喫茶「灯」が閉店
     長崎バスジャック事件
     白黒テレビの放送が廃止
11月 米軍立川基地が全面返還
     大阪吹田市に国立民族学博物館開館
     新潟の女子中学生、横田めぐみさんが北朝鮮工作員に拉致される

<流行語>
「ダメダ、こりゃ」(いかりや長介のギャグ)
「話がピーマン」(「中味がない」という意味で使われる若者ことば)
「普通の女の子に戻りたい」(キャンディーズの引退宣言の言葉)
<ヒット商品>
ほすべえ(ふとん乾燥機)
プリントゴッコ(簡易印刷機)
<CM>
トンデレラ、シンデレラ(CM:大日本除虫菊)
日本専売公社「マイルドセブン」発売

<青酸コーラ事件>(無差別殺人事件の先駆的事件)
 1月4日都内港区内の公衆電話ボックス内で高校生が、近くの路上では中年の男性がそれぞれ置いてあったコーラを飲んで死亡。
2月14日東京八重洲地下街で発見された40箱のチョコレートの内4個から青酸ナトリウムが検出された。中箱に書かれていたのは、
「オコレルミニクイニホンシンニテンチュウクタス」
<カラオケ時代元年>
 「カラオケが繁盛して、ミュージシャンはオケラ」(毎日新聞)カラオケの普及により、全国で生バンドが職を失いましたが、カラオケは国境を越えて海外へと広がります)
<革新自由連合>
 非自民、護憲を主張する芸能人、アーティストを中心とする革新政党旗揚げ
田原総一朗、大島渚、手塚治虫、野坂昭如、加藤登紀子、青島幸男、中山千夏、大橋巨泉、羽仁五郎

<1977年という年>
「1977年は、『文化の分岐点』とも言える時期である。1976年、アメリカの西海岸で小さな会社が設立された。やがては時代の大きく変えることになる個人用コンピューター(パソコン)のアップル・コンピューターの誕生である。1975年の日本では、『家庭用ビデオ』の二つは、やがて『個人の机の上で文化を作り出す』ということを可能にする・・・それが信じられるようになるのはもう少し先だが、1977年のアメリカには、この二つを接近させる”触媒”となるものが登場した。映画「スター・ウォーズ」の公開である」
「大学闘争を経過して、大学の価値は若干低まった。しかし、その後も大学は大衆化して健在だった。その後の若者たちは、意味のないところへ行って、しかし「意味がない!(ナンセンス)」とは叫ばず、そこが社会人となるためのパスポート発効機関であることを十分認識していた。だから、団塊の世代が大学を卒業して以来、『社会変革』の声が社会から消える。社会とはもう、抵抗し変革するための場所でも対象でもないのである」

<作者からのコメント>
 受験生として東京の大学を目指していた僕も、ご多分にもれず、大学について将来の方向について、はっきりとした目標を持ってはいませんでした。ただし、読書好きでなんとなく「作家」に憧れていた僕は、この時なぜか文学部を目指すのではなく理系の道を選びました。それは、これからの作家は「科学」を理解できなければ「世界」や「文学」を語る資格はないのではないか?と漠然と思ったからでした。理想の文学として、僕が考えていたものに最も近かったのはSF小説でした。後にJ・G・バラードフィリップ・K・ディックカート・ヴォネガット・Jrらと出会い、僕はそれが間違いではなかったと思ったものです。

<物故者>
アナイス・ニン(作家)
アンリ・ラングロワ(シネマテーク・フランセーズ創設者)
ウラジミール・マボコフ(作家)
エルンスト・ブロッホ(哲学者)
マリア・カラス(ソプラノ歌手)
稲垣足穂(作家)
海音寺潮五郎(作家)
今東光(作家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「パーラメント・ライブ」パーラメント
シカゴのクラブ「ウェアハウス」でフランキー・ナックルズがDJプレイ開始
(「ハウス」の名はこの店でかかる音楽から生まれた)
ザイールで、パパ・ウェンバがヴィヴァ・ラ・ムジカを結成
フェラ・クティのカラクタ共和国をナイジェリアの軍隊が襲撃
フランスのオペラ歌手、マリア・カラス死去
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
レコード大賞授賞式のテレビ中継が歴代最高の視聴率51.6%に達する
(「歌謡曲」の時代が頂点に達したといえるかもしれません)
鯨保護のためのコンサート、ローリング・ココナッツ・レビューが東京で開催される
キャンディーズ引退「普通の女の子に戻りたい」が流行語に
<ピンクレディー大ブーム>
ミー(根本美鶴代)ケイ(増田敬子)のピンクレディーが大ブームになる。
「SOS」から「透明人間」まで8曲連続ミリオンセラーとなる。
<ヴィヴィッド・サウンド>
ヴィヴィッド・サウンドがゴールドワックスなどのディープソウルの音源を日本で発掘、リリース。日本のソウル熱は海外でも有名なレベルに達します。(僕もかなり買いました)
タモリのアルバム「タモリ」発売(四か国親善麻雀など)

<物故者(音楽関係)>
 Ronnie Van Zant ( Lynyrd Skynyrd )  10月20日  飛行機事故   29歳 
 Roland Kerk   12月 5日      ?  42歳
 Elvis Presley    8月16日  心臓麻痺   42歳
 Marc Bolan ( T-Rex )  9月16日  自動車事故  29歳
 Maysa  1月22日  交通事故  40歳

<映画>
ピックアップ映画「アニー・ホール」
この年の洋画についてはここから!
「スター・ウォーズ」(監)ジョージ・ルーカス(映画の歴史を変えたメガ・ヒットスペース・オペラ)
「未知との遭遇」(監)スティーブン・スピルバーグ(夢を実現させたスピルバーグのSF大作)
「サターデイ・ナイト・フィーバー」(監)ジョン・バダム(ディスコ・ブームの先駆けとなった大ヒット作)
この年の邦画についてはここから!
津軽三味線奏者、高橋竹山の伝記映画「竹山ひとり旅」がモスクワ映画祭で監督賞受賞。
豊田四郎(監督)(71歳)、田中絹代(俳優)死去
チャールズ・チャップリン(監督、俳優)死去(88歳)
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(監督)、ジョーン・クロフォード(俳優)死去
ロベルト・ロッセリーニ(監督)、ビング・クロスビー(歌手・俳優)死去

<演劇・舞台>
転形劇場「小町風伝」(太田省吾作・演出)
つかこうへい事務所「戦争で死ねなかったお父さんのために」(つかこうへい作・演出)
天井桟敷・西武劇場「中国の不思議な役人」(寺山修司作・演出)
早稲田小劇場「鏡と甘藍」(高橋康也作、鈴木忠志演出)
状況劇場「蛇姫様 - わが心の奈蛇 - 」(唐十郎作・演出)
夢の遊民社「つっぱれ!おじょうず2万7千光年の旅」(野田秀樹作、高萩宏演出)
安部公房スタジオ「イメージの展覧会」(安部公房作・演出)
東京乾電池「晴れた日に永遠が見える」(柄本明作・演出)
状況劇場「唐版 俳優修業」(唐十郎作・演出)
大野一雄「ラ・アルヘンチーナ頌」(土方巽演出)

<テレビ>
「ルーツ」
(奴隷の歴史からのアメリカの黒人史を描いた全16時間の大河ドラマミニ・シリーズ。日本では10月2日から8日間連続で放送され平均視聴率23.4%。アレックス・ヘイリーの原作本も60万本の大ベストセラーとなりました。「ルーツ」は流行語となり、主人公の名「クンタキンテ」も忘れられません)
「ソープ SOAP」(超から口のブラック・コメディ、多くの非難を浴びたが僕は大好きでした)
1950年代の古き良き時代のアメリカを描いたコメディ・ドラマ「ハッピーデイズ」放送開始
日本教育テレビ(NET)が全国朝日放送に社名変更
「岸辺のアルバム」
山田太一脚本の「岸辺のアルバム」放映。リアルに家族の裏側を描いた新しいホームドラマとして大きな話題となった。(八千草薫、杉浦直樹、国広冨之・・・)
「男たちの旅路 第二部」(山田太一)、「男たちの旅路 第三部」(山田太一)
「あにき」倉本聰(出)

<文学・出版>
「約束の地」ロバート・B・パーカー(エドガー賞)
パリを代表する文化施設「ポンピドゥー・センター」完成
「ポスト・モダニズムの建築言語」チャールズ・ジェンクス
(ポスト・モダン・ブームの先駆となった著作)
スペインの作家ヴィセンテ・アレイクサンドレがノーベル文学賞受賞
ソロモンの歌」 トニ・モリスン
この年の文学についてはここから!
「八甲田山死の彷徨」新田次郎
「エーゲ海に捧ぐ」池田満寿夫
平凡出版「クロワッサン」
集英社「MORE」創刊
みのり書房「OUT」
アスキー出版局「ASKII」創刊
角川書店「バラエティ」創刊

<漫画>
竹宮恵子「風と木の詩 1」
鴨川つばめ「マカロニほうれん荘」(週刊少年チャンピオン)
小学館「コロコロコミック」創刊
集英社「ヤングジャンプ」

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
蓮實重彦「反=日本語論」

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
ウエストコースト・ファッション人気(アメリカン・ライフスタイル)
パンク・ファッションが日本にも上陸
50年代ファッションの流行-ポニーテール
<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<王貞治、ホームランの世界記録樹立>
ハンク・アーロンの記録を抜く756本目をヤクルトの鈴木康二郎から打つ。初の国民栄誉賞受賞。
「菊とバット」ロバート・ホワイティング(著)松井みどり(訳)
1978年
<1978年の出来事>
国連非政府組織軍縮会議
第4回先進国首脳会議(ボン)

<アメリカ>
南米ガイアナの人民寺院で教祖ジム・ジョーンズが使徒900名と集団自殺
ドミニカ連邦、アメリカより独立
空中曲芸集団の創設者カール・ワレンダがプエルトリコで綱渡り中に転落死
<ヨーロッパ>
イタリアで武装ゲリラ「赤い旅団」に元首相のアルド・、モーロが暗殺される(5月9日)
ローマ・カトリック教皇にヨハネ・パウロ2世(ポーランド人)が就任
ソ連の原子炉人工衛星がカナダに墜落
フランスのブルターニュ沖でタンカー「アモコ・カディス号」が座礁(3月16日)
<中東・アフリカ>
中東和平キャンプ・デービッド会談開催(米カーター、エジプトのサダト、イスラエルのベギン)
アラブ12ヶ国首脳会談(エジプト除外され非難強まる)
イラン全土で反パーレビ国王デモ(12月10日)
<アジア>
ヴェトナム難民のボートがマレーシアで入国拒否され20万人水死(11月)
ヴェトナム、ソ連と友好協力条約を結ぶ(中国との対立深まる)
ヴェトナム軍がポルポト政権のカンボジアに侵攻
中国で新憲法公布、新国歌制定
毛沢東批判の壁新聞現れ、近代化路線へ
金大中氏釈放される
ラインホルト・メスナーが無酸素でのエベレスト登頂に成功

<物理、化学、生物、医学など>
イギリスで世界初の体外受精児(試験管ベビー)誕生(7月)
金星探査機パイオニア・ヴィーナス2号打ち上げ
<時代を変えた発明、ファッション、モノ>
ジャンニ・ヴェルサーチ・ブランド誕生

<日本の出来事>
円高が進み、一時1ドル=180円を割る

 3月 三里塚・芝山成田空港反対同盟、空港管理塔を占拠
     江田三郎、田英男、楢崎弥之助らが社会民主連合結成
 4月 東京・池袋に60階建ての超高層ビル「サンシャイン60」がオープン
 5月 成田国際空港(新東京国際空港)開港
     元祖アイビー・ファッションのブランド「VAN」が倒産
 6月 宮城県沖地震(M7.4)発生
 7月 農林水産省発足
 8月 日中平和友好条約調印
 9月 東京・渋谷に東急ハンズ開店
     京都市内の市電が全廃となる
     日本テレビが音声多重実用化試験放送実施
10月 東条英機、広田弘毅らA級戦犯14人を靖国神社が合祀
     ラフォーレ原宿オープン
12月 第1次大平正芳内閣成立

<流行語>
「窓際族」(出世ラインから外れ、オフィスの窓際にデスクを構える中高年社員)
「口裂け女」(小・中学生の間で流行した都市伝説)
「ナンチャッテおじさん」(東京近郊電車の車内で「ナンチャッテ」と人を笑わすおじさん)
「フィーバー」(映画「サタデー・ナイト・フィーバー」から流行)
<ヒット商品>
東芝が初の日本語ワードプロセッサー「JW-10」発売
タイトー「スペース・インベーダー」発売
ミニコンポ
スライム(玩具)
使い捨てカイロ
<CM>
いい日旅立ち(CM:国鉄)

<窓際族>
 高度経済成長期に雇用した人材が企業内で過剰となり始める。6月11日北海道新聞が仕事をなくし、窓際に追いやられた人を「窓際おじさん」と書き、「窓際族」という言葉が生まれた。
<ノンブランド商品>
 ダイエーがノーブランド商品を導入。ブランドではない分、安いという売りで成功。現在の「プライベート・ブランド」の元祖
<手首ラーメン事件>
 住吉会連合会の組長代行争いから暴力団内の内ゲバが発覚。岡山の山中からバラバラの遺体が発見。しかし、犯人は手首は指紋から身元がわかるとラーメン屋のスープにダシとして使ったと自供
<隅田川花火大会開催>
 川の浄化が進んだ江戸時代から行われていた両国の花火が復活

<1978年という年>
 この年の1月、イランではイスラム原理主義革命へと続くことになる暴動が起き、11月には南米のガイアナでアメリカの新興宗教団体「人民寺院」の集団自殺事件が起き、900人もの命が失われる。
「1978年から79年のイランでは『反米行動』が起こった。しかし、その『反米行動』は、実のところ1967年4月のアメリカ=ニューヨークで起こったものとそんなに変わらない。ヴェトナム戦争を続行する合衆国政府に対して、アメリカ国民はアンチを唱えたイランの反米は、これと同質のものである。・・・1967年に異議を唱えたアメリカ人の一部は、その後生きる方向を見失ってカルト集団となったが、1979年のイラン人は、本来的な自分たちの生活指針=イスラム教へと戻った」
「人民寺院とイスラム原理主義の並ぶ1978年から1979年にかけて、クローズ・アップされるべきものは宗教ではない。拾い上げられるべきは、『アメリカ的豊かさへの異議』であり、『生き方をめぐる思想の対立』なのだ」
「二十世紀の後半、アメリカは世界の豊かさのモデルだった。アメリカ以外の国の支配者たちは、『アメリカ的豊かさ』を求めた。アメリカの上層部も、『アメリカ的豊かさ』を最上級として、他国の独裁者を支援した。異議は、そこに起こったのだが、アメリカはそんな風に考えない。人民寺院の信者も、イスラム原理主義の信者も、『まともなアメリカ人とは違う異質な人間達』なのだ。・・・」
橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 僕は中学2年の春休みにアメリカの西海岸で2週間ホーム・ステイしました。その時、僕にとって最も印象深かったのは、街やショッピング・センターにたちこめる独特の香りでした。それは実に人工的で強烈な香りでした。もちろん、その時の良い思い出もいっぱいあるのですが、その香りに代表されるアメリカという国のうそっぽさは、僕のアメリカ観に大きな影響を与えてきた気がします。あの時の妙な違和感とその後大人になってからインドやトルコを旅して感じたリアルな感覚。(そこは、きつすぎるほどリアルな香りに満ちていました)
 そのギャップこそ、『アメリカ的豊かさ』への疑問であり反発だったのかもしれないと今さらながら感じています。多くの人が世界を旅し、世界各地の文化の多様性にこそ価値があるのだということを実感してほしいものです。

<物故者>
ウィリー・メッサーシュミット(航空機技術者)
エド・ウッド(映画監督)
クルト・ゲーデル(数学者)
ジョルジュ・デ・キリコ(画家)
ノーマン・ロックウェル(画家)
パウロ6世(第262代ローマ法王)
ロジェ・カイヨワ(社会学者)
ユージン・スミス(写真家)
古賀政男(作曲家)
柴田錬三郎(作家)
東郷青児(画家)
水原弘(歌手)
山岡荘八(作家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「ジャズ」ライ・クーダー
映画サタデー・ナイト・フィーバーのヒットで世界的なディスコ・ブーム
セックス・ピストルズからヴォーカルのジョニー・ロットン脱退
アフリカ・バンバータがズールー・ネイションを設立。ヒップ・ホップ文化を生み出す先駆けとなる
インドネシアで、ググム・グンピーラがジャイポンガンを創始する
ローデシア(ジンバブエ)でトーマス・マプフーモがザ・ブラックス・アンリミテッド結成し、独立解放のための音楽「チムレンガ」を発表し始める
小アンティル諸島出身のカッサヴ結成、フランスで活躍開始
韓国でパーカッション・グループ、サムルノリが結成される
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
キャンディーズ解散(後楽園球場で解散ライブ)
矢沢永吉の自伝エッセイ「成り上がり」が100万部を超えるヒットとなる
ピンク・レディーがラスベガスに続き後楽園球場でコンサートを開催。彼女たちのキャラクターを用いた商品が多数販売され、アーティスト・キャラクター・グッズ商法の先駆けとなる
東京・渋谷にニューウェーヴ喫茶「ナイロン100%」オープン
古賀政男(作曲家)死去(73歳)

<物故者(音楽関係)>
 Terry Kath( Chicago )    1月31日  拳銃の暴発   31歳 
 Keith Moon( The Who )   9月 7日  薬物中毒  31歳
 Sandy Denny( F.Convention )    4月21日  転落事故   30歳
 Migelito Vardez   11月 6日      ?  62歳
 Jacques Brel (フランス)  10月 9日  肺癌      49歳
 阿部 薫   9月 9日      ?  29歳

<映画>
ピックアップ映画「ディア・ハンター」
この年の洋画についてはここから!
「天国の日々」(監)テレンス・マリック(美しいモノクロ映像が描き出すアメリカの青春時代)
「ラスト・ワルツ」(監)マーティン・スコセッシ(世界最高のバンド、ザ・バンド解散ライブのドキュメント)
<オカルト映画ブーム>
「ハロウィン」(1978年)(監)ジョン・カーペンター(出)ドナルド・プリーゼンス、ジェイミー・リー・カーティス
 この映画の大ヒットによりシリーズ化、オカルト・スプラッタ映画のブームが始まります。
「13日の金曜日」(1980年)(ジェイソン登場!)、「プロムナイト」(1980年)、「バーニング」(1981年)、「血のバレンタイン」(1981年)、「誕生日はもう来ない」(1981年)、「サランドラ」(1977年)
この年の邦画についてはここから!
田宮二郎 散弾銃による自殺(43歳)
佐野周二(俳優)死去(67歳)

<演劇・舞台>
天井桟敷「奴婢訓」(寺山修司作・演出)
劇団つかこうへい事務所「改訂版・出発」「ヒモのはなし・2」(つかこうへい作・演出)
四谷シモンが人形学校「エコール・ド・シモン」開校
転形劇場「風枕」(太田省吾作・演出)
天井桟敷「身毒丸」(寺山修司、岸田理生作、J・A・シーザー、寺山修司演出)
東京ヴォードヴィルショー「幕末独立愚連隊西へ」(高平哲郎作、石井愃一演出)
劇団櫂「日本三文オペラ」(開高健作・藤田傳演出)

<テレビ>
「ダラス」(南部の石油王一家を主人公とするファミリー・ドラマ)
「ホロコースト 戦争と家族」(ナチスによるユダヤ人虐殺を描いたミニ・ドラマ・シリーズ)
「西遊記」(孫悟空の物語をドラマ化し大ヒット、その後もリメイクされた)
「浮浪雲」倉本聰(脚)ジョージ秋山(原)渡哲也、桃井かおり(出)
「天城越え」和田勉(演)松本清張(原)
TBS「ザ・ベストテン」
日本テレビ「24時間テレビ・愛は地球を救う」スタート
「まんが日本昔ばなし」スタート

<アニメ>
「ルパン三世」(ルパンVS複製人間)(監)吉川惣司(脚)大和屋竺(原)モンキーパンチ
フジテレビ「銀河鉄道999」放送開始

<文学・出版>
「オリエンタリズム」エドワード・W・サイード
ポーランド生まれのアメリカ在住ユダヤ人作家アイザック・バシェヴィス・シンガー(「まぬけなワルシャワ紀行」など)がノーベル文学賞受賞
「ガープの世界」ジョン・アーヴィング
「不確実性の時代」ジョン・K・ガルブレイス
この年の文学についてはここから!
「海を感じる時」中沢けい
「夕暮まで」吉行淳之介
電波新聞社「マイコン」創刊
小学館「プチセブン」創刊
筑摩書房が倒産

<漫画>
大島弓子「綿の国星」(「LaLa」)連載開始
山藤章二「山藤章二のブラック=アングル」刊行開始
徳間書店「アニメージュ」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!

<ファッション>
この年のファッションについてはここから!
原宿にブティック「竹の子」がオープンし、「竹の子族」登場
現代新社「ポンプ」創刊(すべてが読者投稿による異色の雑誌)
サーフィン・ファッション大流行
タンクトップ大流行
ニュートラ(関西)ブーム、ハマトラ(関東)ブーム

<美術>
この年の美術についてはここから!

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
「ワールドカップ・サッカー・アルゼンチン大会」
<登山>ラインホルト・メスナーが無酸素でのエベレスト登頂に成功
<空白の一日:江川巨人入り>
11月22日ドラフト会議前に法政大学の江川卓が巨人との入団契約成立を発表。江川の交渉権は西武ライオンズが取得したが20日で切れ、21日は空白の一日だった。巨人はドラフト会議を欠席。そこで阪神が交渉権を獲得。金子コミッショナーの仲裁により阪神の小林とのトレードが成立。ルールをごねてごり押ししてしまうことを「エガワル」という新語が誕生
「西武ライオンズ」誕生
<ゴルフ>世界マッチプレーで青木功が優勝(10月16日)
1979年
<1979年の出来事>
国連インドシナ難民対策会議
WHO天然痘の根絶を宣言
国際金相場が急騰

<アメリカ>
米中国交正常化
アメリカ・ペンシルバニア州スリーマイル島放射能漏洩事故発生(3月28日)
映画「チャイナ・シンドローム」(1979年)(監)ジェームズ・ブリッジス(出)ジャック・レモン、ジェーン・フォンダ

米ソSALT Ⅱ基本合意成立
イスラム系学生らによるイランの米国大使館占拠事件発生(11月4日)
エルサルバドル政変
ソモサ体制をサンディニスタたちが倒し、ニカラグア革命成立
<ヨーロッパ>
マーガレット・サッチャー女史、英国首相に就任(超保守派内閣成立5月4日)
「私はコンセンサスに基づく政治家ではありません。私は信念に基づく政治家です」
マーガレット・サッチャー

英国のマウントバッテン卿がIRAの爆弾テロで殺害される
ソ連、アフガニスタンに侵入(カルマル政権樹立)
<中東・アフリカ>
エジプト・イスラエル中東和平条約調印
「イラン・イスラム革命」ホメイニ氏によるイスラム教主導の政権へ(1月16日)
イラクでサダム・フセインが大統領就任
OPEC原油値上げを決定
ウガンダ、アミン大統領の独裁政権崩壊
ジンバブ=ローデシアに黒人政権成立、ジンバブエ誕生
<アジア>
ヴェトナム軍、カンボジアのポルポト軍を攻撃し、プノンペンを攻略(1月)
中国軍、ヴェトナムを攻撃(2月カンボジア問題から中越戦争へ)
韓国、釜山で暴動発生
KCIA部長の金載圭、朴大統領を射殺
アフガニスタンでクーデター、ソ連軍が侵攻(12月27日)
マザー・テレサにノーベル平和賞(10月17日)

<物理、化学、生物、医学など>
ボイジャー1号(米)が木星の衛星を観測
「地球生命圏」ジェイムズ・E・ラブロック
(地球の全生命圏、すべての生き物は大気や海、土壌となって、生命を存続させるための巨大なシステムを形成しているという壮大な理論)
アルビン号メキシコ沖深海2600mの熱水鉱床で生物群を発見(シアノバクテリアの存在を確認)

<時代を変えた発明、モノ>
SONYが「ウォークマン TPS-L2」を発売

<日本の出来事>
第2次石油ショック
 1月 初の国公立共通一次試験実施(13日)32万7163人が受験
     当時の世界最長トンネル、上越新幹線の大清水トンネルが貫通
     三菱銀行人質立てこもり事件
 4月 西武ライオンズ球場完成(埼玉県所沢市)
 5月 国鉄が料金を値上げ(最低料金が100円に)
 6月 東京サミット開催(第5回主要先進国首脳会議)
 9月 大平正芳首相が解散権を行使し国会解散
     上野動物園のパンダ、ランランが死去
11月 西武百貨店の多目的ホール「スタジオ200」開館
12月 大平・華国鋒会談により日中文化交流協定調印
     日本電信電話公社が自動車電話サービスが東京23区でスタート
     国鉄のリニアモーター・カーが時速504キロを達成

<流行語>
「キャリア・ウーマン」(男性と対等の立場で仕事をしていく女性のこと)
「熟年」(一般的には50代から60代を指し、豊富な人生経験を持ち円熟してきた年齢という意味)
「ナウい」(「現代風」「今っぽい」の意味。「ナウ」から変化し、若者の間で流行)
<ヒット商品>
日本電気(現NEC)パーソナル・コンピューター「PC-8001」発売
うまい棒

<インベーダー・ゲーム>
 タイトー製のゲーム機「インベーダー・ゲーム」が大ヒット。喫茶店、スナック、レストランから一般家庭にまで侵入。ただし、ブームはこの年まで
<省エネ・ルック登場>
 オイルショック以降の省エネブームの影響で通産省が「省エネ・ルック」を発表。首相の大平正芳らも半袖サファリジャケットに簡易ネクタイスタイルでPR。新宿伊勢丹デパートで発売したがひと夏で売れたのは5着だけだったとか・・・失笑。
<天中殺ブーム>
 和泉宗章の「算命占星学入門」と「天中殺入門」が2冊合わせて350万部の大ヒット。「天中殺」は流行語となったが、これ以後様々な占いが登場することになります。
<ウサギ小屋の日本人>
 EC委員会作成の秘密文書「日本」に「日本人はウサギ小屋に住むワーカホリック(仕事中毒)」と記されていることが明らかとなる。
<熟年時代>
 中高年層の呼び名として「熟年」が登場。仕掛け人は電通。マーケットとして有力な成熟度の高い世代として注目。日本全体が高齢化が進み市場も変化してきた影響。

<1979年という年>
 「小さなウサギ小屋に住む仕事中毒患者」という日本人に対するレポートが発表される。
 インベーダー・ゲーム、ウォークマン、ノーパン喫茶の登場。
「『心の時代』という当時の流行語は、社会構造の変革を表すものではなかった。既存の社会秩序はそのままに温存して、『そこから少しだけ逃げ出したい』という願望を肯定する程度のものだった」
「インベーダー・ゲームとウォークマンは、やがてコンピューター・ゲームと携帯電話という、二十世紀末日本の最大産業へと発展する」

「社会の中で、人は公然と自分自身の孤立を表明して、しかし悩まない。悩む理由がない。悩む必要が分からない。社会は、その基本構造を変えないままにあって、人の孤立は、もう当たり前になっていた。その『社会の中の逃避』は、1979年に始まる」

橋本治著「二十世紀」より

<作者からのコメント>
 当時の僕はウォークマンにいち早く飛びついた人間でした。通学、旅行などに、常に僕はウォークマンを持ち歩いていたものです。それは音楽を聴くためというよりは、生活を自ら演出するための道具でした。しかし、それはあくまで自己満足の範囲であり、それ以上でも以下でもありませんでした。
 ちなみに今の僕はウォークマンのたぐいは一切持ち歩いていません。旅に出ても、音楽より車内のお客さんのおしゃべりを聞く方が楽しくなりました。それにどうしても音楽が聴きたくなれば、頭の中には再生できる音楽がたっぷりあるので、思い出して口ずさむことにしています。

<物故者>
植草甚一(評論家)
朝永振一郎(物理学者)
福永武彦(作家)
中野重治(作家)
竹鶴政孝(ニッカウヰスキー創業者)
吉野満(作家)
<音楽>
この年の洋楽についてはここから!
「白いレガッタ」ポリスが世界的ブレイク!
シュガー・ヒル・レーベル設立
ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズがシュガーヒル・ギャングに対し、「ラッパーズ・ディライト」での「グッド・タイムス」盗用の訴訟を起こす。(サンプリングが問題となる)
2トーン・レーベルを中心に「スカ」ブームが起きる
ニューヨークで反核コンサート「ノー・ニュークス」開催
この年の歌謡曲についてはここから!
この年のJ-ロックについてはここから!
YMOによるテクノポップ・ブーム
日本国内でもパンク・バンド、テクノ・バンドが急増
トーキング・ヘッズ来日公演

<物故者(音楽関係)>
 Sid Vicious (Sex Pistols)    2月 2日  薬物中毒  21歳 
 Lowell George(Little Feet)   6月29日  心不全  34歳
 Jimmy McCulloch (Wings)    9月27日  心不全   26歳
 Dmetrio Stratos (Area)   6月13日  白血病  34歳
 Donny Hathaway    1月13日  自殺   33歳
 Minnie Riperton    7月12日  癌  31歳
 Van Mccoy    7月 6日   心不全  35歳
 Charlie Mingus    1月 5日  心臓麻痺  56歳
 Nino Rota    4月10日  凝血  68歳

<映画>
ピックアップ映画「地獄の黙示録」
この年の洋画についてはここから!
ジョン・ウェイン(俳優)
この年の邦画についてはここから!
水谷八重子(俳優)死去(74歳)

<演劇・舞台>
オンシアター自由劇場「上海バンスキング」(斉藤憐作・串田和美演出)
佐藤信「演劇論集 眼球しゃぶり」
帝国劇場「近松心中物語」(秋元松代作、蜷川幸雄演出)
日本オペラ協会「天守物語」(水野修孝作曲、星出豊指揮)
状況劇場「唐版 犬狼都市」(唐十郎作・演出)
68/71黒色テント「ブランキ殺し 上海の春」(佐藤信作・演出)
天井桟敷「レミング-世界の涯へ連れてって」(寺山修司作、寺山、J・A・シーザー演出)
つかこうへい事務所「広島に原爆を落とす日」(つかこうへい作・演出)
大駱駝艦「貧棒な人」(麿赤児振付・演出)
夢の遊民社「少年狩り」(野田秀樹作、篠崎光正演出)
第七病棟「ふたりの女」(唐十郎作、石橋蓮司・第七病棟演出部演出)
転形劇場「抱擁ワルツ」(太田省吾作・演出)
T・P・O師★団「寿歌」(北村想作・演出)
新国劇が倒産

<テレビ>
「ミセス・コロンボ」(あのコロンボのカミサンを主人公にした犯罪ドラマ!)

「七瀬ふたたび」筒井康隆(原)石堂淑朗(脚)
「3年B組金八先生」小山内美江子(脚)杉田かおる、鶴見辰吾(出)
「たとえば、愛」倉本聰(脚)大原麗子(出)
沿線地図」(山田太一)、「男たちの旅路 第四部」(山田太一)
日本テレビ「ズームイン!!朝!」放送開始

<アニメ>
テレビ・アニメ「機動戦士ガンダム」放映開始
映画「未来少年コナン」(監)佐藤肇
「ドラえもん」人気が爆発
アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」(監)宮崎駿

<文学・出版>
「カチアートを追跡して」ティム・オブライエン(全米図書賞)
「テムズ河の人々」ペネロピ・フィッツジェラルド(ブッカー賞受賞)
「利腕」ディック・フランシス(英国推理作家協会賞受賞)
「針の眼」ケン・ウォレット(エドガー賞)
「ポスト・モダンの条件 - 知・社会・言語ゲーム」ジャン=フランソワ・リオタール
(ポスト・モダニズム思想ブームの始まりを予見した著作)
ギリシャの詩人オデッセアス・エリティスがノーベル文学賞受賞
この年の文学についてはここから!
エズラ・ヴォーゲル「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」発表される
小説「風の歌を聴け」で村上春樹デビュー
「四季・奈津子」五木寛之、「天中殺入門」和泉宗章
大岡信「折々のうた」朝日新聞に連載開始
ジャム出版「X-magazine JAM」
噂の真相「噂の真相」創刊
マドラ出版「広告批評」創刊
講談社「Hot-Dog PRESS」創刊
光文社「SF宝石」創刊
ダイヤモンド社「地球の歩き方」創刊(「アメリカ編」「ヨーロッパ編」)
ぺヨトル工房「夜想」創刊
学習研究社「ムー」創刊

<漫画>
福谷たかし「独身アパートどくだみ荘」(週刊漫画TIMES)
近代映画社「ジ・アニメ」創刊

<哲学・思想>
この年の哲学・思想についてはここから!
平岡正明「山口百恵は菩薩である」

<ファッション>
この年の美術についてはここから!
ダウン・ジャケット大流行
アイビーファッション復活
NYファッション人気

<スポーツ>
この年のスポーツについてはここから!
<野球>広島が近鉄を日本シリーズで破り優勝。山岡淳司「江夏の21球」が話題になる

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