ミス大丈夫の多彩な顔が見える傑作集誕生


アルバム「forme」

- YUKI -

<傑作アルバム誕生>
 最近、音楽のページを作っていなかったのですが、けっして音楽を聴いていないわけではありません。常に仕事中、FMラジオを聴いているので最新の曲や新しいアーティストについてもけっこうチェックしているつもりです。そんな中で出会ったYUKIのアルバム「forme」が実に素晴らしかったので、その魅力をご紹介したいと思います。

<ミス大丈夫>
 自らを「ミス大丈夫」と呼ぶポジティブで自由な女性シンガー、YUKI。(元々は周囲の友達がそう呼び出したそうですが)
 彼女は1972年2月17日北海道函館市生まれ。(90年代以降、北海道出身のアーティスト急増してますね)
 YUDY AND MARYのヴォーカリストだった時代から変わらぬ「ロック・シンガー」としての存在感は今もなお変わっていません。
 YUKIの最大の魅力は、時代も場所も年齢も越えた青春の歌を今でもまったく違和感なく歌えることかもしれません。このアルバムにもそんな感じのノスタルジックで魅力的な曲が何曲も入っています。
 このアルバムはほぼ全曲が異なるアーティストからの楽曲提供によるもの。それも異なる世代の様々なタイプとの共演であり、参加ミュージシャンも多彩です。
 その多くが若いアーティストなので、曲と共に彼女も若返ったように生き生きしています。

 彼女の明るくて楽しいラジオ番組のファンでした。番組内のコーナー「大人名盤」で取り上げる曲も大好きでした。この人いくつなんだろう?と思ったりしていました。
 アルバム中の「百日紅」はそんな大人名盤が生んだ傑作です。

「チャイム」 
(詞)YUKI
(曲)Halifanie
(編)(プログラミング)(演)百田留衣、南田健吾
アルバムのトップにふさわしい勢いのある曲。アルバム全体にバンド的な音が多く、この曲はギター・ソロが素晴らしい!
Halifanieは、元キンモクセイの張替智広(1976年生まれ)とヴォーカリスト小貫早智子(1978年生まれ)の音楽ユニットであり、楽曲制作ユニット 
「トロイメライ」 
(詞)(編)YUKI
(曲)(編)(P)(演)CHI-MEY 
(G)大久保友裕
映画「コーヒーが冷めないうちに」の主題歌
CHI-Meyは、自称「歌うテーマパーク」というシンガー・ソングライターです。
「トロイメライ」とは、シューマンの有名な「子供の情景」の原題です。 文句なしにキャッチ―なナンバーです!
「やたらとシンクロニシティ」
(詞)(編)YUKI
(曲)小形誠
(編)(B)沖山優司
(Dr)佐野康夫(G)山本タカシ(Kb)伊藤隆博 
テレビ・ドラマ「スキャンダル専門弁護士QUEEN」の主題歌
アルバム中、最もファンキーな曲
編曲とベース担当の沖山は、近田春夫と元祖テクノアイドルバンド、ジューシー・フルーツのバースでデビュー。
元祖ヒップホップ・ユニットの一つである近田春夫&ビブラストーンでも活躍したベテラン
「魔法はまだ」 
(詞)(編)YUKI
(曲)吉澤嘉代子
(編)(B)沖山優司
(Dr)白根賢一(G)名越由貴夫
作曲の吉澤嘉代子は、1990年生まれのシンガー・ソングライター
「青春時代」という「魔法」が解けないことを願う乙女心を歌うロマンチックな曲 
「しのびこみたい」 
(詞)(編)YUKI
(曲)(編)西寺郷太
(G)奥田健介(Dr)小松シゲル(Kb)富田謙(B)村田シゲ 
ムーディーでソウルフルなこの曲の作者は、ノーナリーヴスのヴォーカル西寺郷太。(1973年生まれ)
マイケル・ジャクソンの専門家としても有名な西寺らしいR&Bナンバーです。
同じ時期のライム・スターとのコラボ曲もカッコよかった!
「ただいま」 
(詞)(編)YUKI
(曲)堀込康行
(編)(B)沖山優司
(Dr)白根賢一(G)名越由貴夫(P)(Kb)伊藤隆博
作曲は、元キリンジ(弟)の堀込康行(1972年生まれ)
ギターは、YEN・TOWNBANDなど小林武のもとで活躍するギタリストの名越。ギターソロが最高です! 
「口実にして」 
(詞)(編)YUKI
(曲)(編)(G)前野健太
(B)千葉広樹(Pia)(Flu)石橋英子
作曲はギタリストでシンガー・ソングライターの前野健太(1979年生まれ)
美しいピアノをバックにしたバラード曲。
「風来坊」 
(詞)(編)YUKI
(曲)津野米咲
(編)(Pr)(演)トオミヨウ 
アルバム中、最もパンクでロックな曲
作曲の津野は女性ロックバンド「赤い公園」から(1991年生まれ)
編曲と演奏を担当したトオミヨウは、ポルノグラフィティ、槇原敬之、トータス松本などを手がけています。 
「転校生になれたら」 
(詞)(編)YUKI
(曲)(編)川本真琴
(編)(Pr)(演)STUTS
(シンセ)(Pia)高橋佑成 
川本真琴は1974年生まれのシンガー・ソングライター で、YUKIとほぼ同世代。
STUTSは1989年生まれのトラック・メイカー、彼のトラックがこの曲の魅力の一つです。
「Sunday Girl」 
(詞)YUKI
(曲)(編)(AG)(Pu)細野晴臣
( B)伊賀航(EG)高田漣(Dr)伊藤大地(Key)野村卓史
伊藤(1980年生まれ)と野村(1978年生まれ)はSAKEROCKのメンバー
高田渡の息子、漣と共に細野晴臣のバックを務めるメンバー。
「ザ・細野バンド」をバックにした曲であり、はっぴいえんどに女性ヴォーカルを迎えた曲 
「百日紅」
(詞)(編)YUKI
(曲)尾崎世界観
(編)(B)沖山優司
(Dr)白根賢一(G)名越由貴夫(Kb)伊藤隆博
クリープハイプの尾崎世界観(1984年生まれ)の作曲
ギターの音色といい、曲の世界観といい、まさにザ・バンドの曲そっくりの味わい!大好きな曲です。
YUKIがボブ・ディランになって歌っています。
「24Hours」 
(詞)(編)YUKI
(曲)(編)Chara
(編)(Pia)(Kb)皆川真人
(Dr)玉田豊夢(B)上田ケンジ(G)名越由貴夫
Charaは1968年生まれ。YUKIとほぼ同世代のライバルからの曲。
充実したこのアルバムを作り上げた日々への感謝を込めた曲。
一日24時間を生き抜いた幸福感を感じさせる名越のギターソロが最高です! 
「美しいわ」
(詞)(曲)(編)YUKI
(G)日向一福
最後はやはり自分の曲。すべてをやり切った自分への御褒美の曲

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