日本を代表する写真家・写真集
「写真集の本 明治~2000年代までの日本の写真集 662」より選んだ作品を年代順に並べました。
基本的にその写真集が発表された年ではなく、その写真が撮られた時代を基本に並べています。
それぞれの時代の雰囲気が記録された作品が選べると思います。

<明治の写真家>
島霞谷 Shima Kakoku(1827年~1870年)
島隆 Shima Takashi(1823年~1899年)
幕末に活躍した写真師夫妻
幕府開成所などで撮影を行った。

下岡蓮杖 Shimooka Renjyo(1823年~1914年)
日本における写真師の開祖の一人。
1862年(文久2年)横浜で写真館を開業。牛乳販売、鉄道馬車などの起業家としても知られる実業家でもありました。

上野彦馬 Ueno Hikoma(1838年~1904年)
1862年(文久2年)長崎で写真館を開業。多くの外国人を撮影した日本における写真師の始祖。

「幕末 写真の時代」小沢健志(編) 筑摩書房1994年
島津斉彬が撮影させた日本人最古のダゲレオタイプ(1857年)から幕末・明治初期の日本の写真集。

「鹿鳴館秘蔵写真帖」 平凡社1997年
江戸城、寛永寺、増上寺、燈台など、1883年の鹿
鳴館開設のための展示用として収集された写真。
明治維新、文明開化をテーマとした貴重な写真集。

「北海道写真史(幕末・明治)」 筑摩書房1983年
幕末・明治における北海道開拓の歴史を記録した貴重な写真集。

「北海道開拓写真史」 ニッコールクラブ1980年
「札幌」「函館」「開拓」「アイヌ」などをテーマに集められた明治期の写真集。

「写真 明治の戦争」小沢健志(編) 筑摩書房2001年
西南戦争、日清戦争、日露戦争の記録写真。


<昭和以降の写真家・写真集>
福原信三 Fukuhara Shinzou(1883年~1948年)
資生堂の社長でありアマチュア写真家。ヨーロッパでも紹介された戦前の日本を代表する写真家。

長谷川傅次郎 Hasegawa Denjiro(1894年~1976年)
「ヒマラヤの旅」 1932年 中央公論
紀行文と写真からなる山岳写真の先駆的存在。

山沢栄子 Yamazawa Eiko(1899年~1995年)
「遠近」 1962年 未來社
戦前から活躍した日本における女性写真家の草分け的存在。1960年に営業写真家を引退後に発表した写真集。

福田勝治 Fukuda Katsuji(1899年~1991年)
「女の写し方」 1937年 アルス
戦前の女性のポートレイト写真における第一人者。当時異例の大ヒットなったモード写真も先駆的撮影指導本。

真継不二夫 Matsugi Fujio(1903年~1984年)
「報道写真集 海軍兵学校」 1943年 番長書房
戦時中、江田島の海軍兵学校で密着撮影した写真集。プロパガンダ写真集。
「美の生態」 1948年 大泉書店
戦後いち早く「ヌード写真集」として発表された。「カメラと女」もヒットした。  

「FRONT(復刻版)」 平凡者(1989年~1990年)
1942年~1945年に10冊発行された戦時プロパガンダ誌。
写真部長は木村伊兵衛、美術部長は原弘により、最高レベルの写真誌になっていた。その復刻版。

<1950年代の写真集>
岡本太郎の沖縄」 岡本太郎 日本放送出版会 2000年
1950年代に岡本が沖縄を取材して制作された写真集。  
1951年
「田淵行男 山岳写真傑作集」田淵行男 アサヒカメラ編 朝日新聞社
戦前から撮影していた夏・秋・冬・春の4部構成となる写真集。
1952年 
「記録写真 原爆の長崎」 山端庸介 第一出版社
軍の報道部員として1945年に撮影した写真だが、GHQにより公開を認められず、この年の制限解除で世に出た。
1954年
「木村伊兵衛傑作写真集」 木村伊兵衛アサヒカメラ編 朝日新聞社
日本を代表する写真家の本格的デビュー写真集。

「風貌」 土門拳 アルス
作家、画家、科学者、俳優など文化人のポートレイト集。代表作となった写真集。 
1956年
「雪国」 濱谷浩 毎日新聞社
10年にわたり、新潟の豪雪地帯を取材し撮影した写真集。 
1957年
「裏日本」 濱谷浩 新潮社
本州の青森から山口県萩市の見島まで日本海側を4年間にわたり取材し撮影した写真集。

「ヒメギフチョウ」 田淵行男 誠文堂新光社
1943年に長野県西穂高村に移住した撮影者がヒメギフチョウを卵から成虫になるまでを詳細に写真で記録。

「海女の群像 岩瀬禎之写真集」 岩瀬禎之 (再1983年) 透土社
日本写真美術展覧会で内閣総理大臣賞受賞。
千葉の海で働く海女たちの密着ドキュメント。 

「小説のふるさと」 林忠彦 中央公論社
有名な小説の舞台と作家のポートレイトなどを「婦人公論」に連載したものをまとめた写真集。
石坂洋二郎「若い人」、壷井栄「二十四の瞳」、三島由紀夫「潮騒」など。
1958年
「ヒロシマ」 土門拳 研光社
「週刊新潮」のため、原爆障害調査委員会を取材。1957年7月から広島を何度も訪問。毎日写真賞などを受賞した代表作。

「ある日ある所」 石本泰博 芸美出版社
サンフランシスコ生まれの日本人写真家の写真集。
1959年  
「ニッポンだった:1959・1960」 エド・ファン・デル・エルスケン リブロポート(再1987年)
1959年11月から1960年2月、大阪、東京などで撮影したスナップ写真集。

<1960年代の写真集>
1960年
「筑豊のこどもたち」 土門拳 パトリア書店
1955年石炭産業合理化法により、筑豊では炭鉱の閉山が相次ぎました。
福岡県大牟田市筑豊の取材を行いました。簡易本として100円で発売し、10万部超えのヒットとなり映画化もされた。

「ピカドン - ある原爆被災者の記録」 福島菊次郎 東京中日新聞
被爆の後遺症に苦しむ被爆者たちを追った写真集。
1962年日本写真批評協会賞特別賞
1961年 
「おんな・おとこ・ヨーロッパ」 秋山正太郎 文藝春秋社
戦後を代表する女性ポートレイト写真家。1960年のヨーロッパ長期旅行で撮影した写真集。

「おとこと女」 細江英公 カメラアート社
「禁色」に衝撃を受けた写真家が、土方巽ら前衛舞踏家たちを中心に撮影した写真集。
1963年 
「古寺巡礼」 土門拳(全5巻) 1963年~1975年 美術出版社
1960年に脳出血で倒れ麻痺が残る中、「カメラ毎日」のために始めた仕事。彼にとってはリハビリにもなった仕事。 

「薔薇刑」 細江英公 集英社
「おとこと女」に感動した作家の三島由紀夫がオファーし、三島をモデルに撮影された写真集。

「愚者の船 東京昭和61-63年」 鈴木清 アイ・ビーシー(発表は1991年)
1986年から88年にかけて「月刊 諸君!」に連載。
横川公一の文章と共に再編集して発表。
1964年 
「TOKYO」 ウィリアム・クライン 造型社
ファッション・カメラマンがニューヨーク、ローマ、モスクワと東京、「都市4部作」の一つとして発表。
オリンピック直前の東京を撮影した写真集。
1965年
「これがベトナム戦争だ」 岡村昭彦 毎日新聞社
1962年からPANA通信社に入社し、1963年からベトナムへ向かったカメラマン。
「ライフ」誌などに写真を発表していたカメラマン。

「地図」 川田喜久治 芸術出版社
原爆ドーム内のシミ、特攻隊員の写真、コカ・コーラなど、時代を象徴する写真群で構成。
杉浦康平による全ページ観音開きのレイアウトになっている特殊な製本の写真集。

「抵抗」 北井一夫 未來社
横須賀の原子力潜水艦寄港阻止闘争の記録。日本大学芸術家部写真科在学中のデビュー作。
1966年 
「<11時02分>Nagasaki」 東松照明 写研
1960年から長崎を訪れて撮影した写真集。原子爆弾が投下された街の今と当時の写真。

「ビートルズ 東京100時間のロマン」 浅井慎平 中部日本放送
1966年ビートルズ来日の際、ヒルトンホテル最上階に部屋をとり、ビートルズの1005号室に潜入して撮影。
1967年 
「ヨーロッパ・静止した時間」 奈良原一高 鹿島研究所出版界
1962年から1965年ヨーロッパをパリを中心に撮影した写真集。杉浦康平によるブック・デザイン。
1968年 
「にっぽん劇場写真帖」 森川大道  室町書房
日本を代表するストリート・カメラマンの初写真集。寺山修司による文章。
天井桟敷や大衆演劇、ストリップなど劇場での写真をまとめた写真集。

「新宿コンテンポラリー」 渡辺眸 渡辺眸写真集刊行会
1960年代末、学生運動などで混沌とした若者の街「新宿」を捉えた写真集。

「篠山紀信と28人のおんなたち」 篠山紀信 毎日新聞社
フリーの売れっ子写真家として活躍し始めた時期のヌード写真集。

「Yukio Mishima The Death of a Man : Otoko no shi」 篠山紀信 cccアートラボ(発表は2020年)
この年に自決する直前に撮影された三島由紀夫の写真集。

「炭鉱」 本橋成一 現代書館
九州北部の炭鉱地帯で撮影された写真集。

「アンダーグラウンド・ジェネレイション」 金坂健二(編) ノーベル書房
ハイレッド・センター、唐十郎、寺山修司の劇団など60年代アンダーグラウンド・シーンを撮影。
森山大道、深瀬昌久などによるオムニバス写真集。
1969年 
「シカゴ・シカゴ」  石本泰博 美術出版社
シカゴのインスティチュート・オブ・デザインで学んだ写真家の代表作。
スナップ写真でありながら完璧な構成の写真たちで構成された名作。

「中村正也写真集 - NUDE : 西と東」 中村正也 毎日新聞社
ヌード写真を得意とするカメラマンによる写真集。

「スペイン 偉大な午後」 奈良原一高 求龍堂
ヨーロッパでの3年の滞在中、スペインで撮影した写真集。
パンプローナの牛追い祭りやフラメンコ、闘牛などが題材。

「東大全共闘」東大全学助手共闘会議編 渡辺眸 三一書房
東大闘争を記録した歴史的写真集。
渡辺は全共闘のリーダー山本義隆の親友の夫だった。

<1970年代の写真集> 
「砂を数える」 土田ヒロミ  冬青社 (発表は1990年)
シャープな描写で高度経済成長下(1970年代)の日本を人の群れとして捉えた写真集。 
1970年 
「交尾 岩合徳光動物写真集」 岩合徳光 ノーベル出版
1961年からフリーダ活動していた戦後日本における動物写真の草分けによる写真集。

「ジャパネスク」 奈良原一高 毎日新聞社
ヨーロッパから帰国後、ヨーロッパ人的な視線で日本の伝統文化を見直そうとした写真集。

「水俣病 1960-1970」 桑原史成 朝日新聞社
10年がかりで水俣を撮り続けた写真の集大成的作品集。

「STREET PHOTOGRAPH」 浅井慎平 深夜教書社
「フィーリング広告」とも言われた浅井流ストリート・スナップ・ショットの写真集。

「立木義浩写真帖<イヴたち>」 立木義浩 サンケイ新聞出版局
時代を象徴する女性ポートレイト写真家のファースト写真集。構成は和田誠。
1971年 
「立木義浩写真集・PRIVATE・私生活・加賀まりこ」 立木義浩 毎日新聞社
人気アイドル女優、加賀まりこをフィクションも交えて撮影したプライベート写真集。

「Girl」立木義浩 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
「カメラ毎日」1965年に連載された女性のポートレイト写真集。

「写真報告 戦争と民衆 ベトナム・カンボジア・ラオス」 石川文洋 朝日新聞社
1964年毎日映画社をやめ、ベトナムで従軍取材。帰国後に発表された写真集。

「センチメンタルな旅」 荒木経惟 私家版
日本における「私写真」の始まりを告げる写真集となった。
1000部限定で1000円で発売されました。2016年に完全復刻版が刊行。

「オレレ・オララ」 篠山紀信 集英社
1971年2月ブラジル、リオのカーニバルの4日間を撮影した写真集。

「三里塚」 北井一夫 のら社
1969年~1971年成田国際空港の建設反対闘争を記録したドキュメント。

「HAPPY SNAP SHOT DIARY:TOKYO 1970-1971」 野上眞宏 ブルース・インター・アクションズ
発表されたのは2002年
立教大学で細野晴臣と同級だったことから、はっぴいえんどをデビュー前から撮影。
J-ロック誕生の過程を日記のように記録した写真集。

「遊戯」 深瀬昌久 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
写真による私小説。妻との出会い、団地での暮らしなどをカメラで捉えた写真集。

「都市」 石元泰博 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
東京オリンピック後、急発展する東京を様々な角度から撮影した都市のスナップ写真集。

「戦後派」 東松照明 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
明治生まれの庶民の姿を撮影した日本人シリーズなどから収録した写真集。

「おんな」 佐藤明 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
江波杏子らをモデルにファッションを越えて女性の本質に迫った写真集。

「三里塚」 北井一夫 「ワイズ出版写真叢書」ワイズ出版(2000年再発)
1969年~1971年、空港建設反対運動に揺れる三里塚を撮影した写真集。
1972年 
「写真よさようなら」 森川大道  写真評論社
「アレ・ブレ・ボケ」により「写真とは何か?」を問い直した写真集。
しかし、森山はその答えを見い出せずこの後長いスランプに陥ります。

「狩人」 森山大道 中央公論「映像の現代」 山岸章二(編)
「カメラ毎日」の「オン・ザ・ロード」、「アサヒカメラ」の「何かへの旅」などから収録した写真集。
森山初期の代表的作品を集めたベスト作品集。

「流れの歌 Soul and Soul」 鈴木清 私家版
2000年以降再評価が高まった写真家の第一作。2010年に白水社が完全復刻。
1973年 
「少女アリス」 沢渡朔  河出書房新社
「naida 森の人形館」 沢渡朔 毎日新聞社

「スター 106人」 篠山紀信 集英社
「週刊明星」「週刊プレイボーイ」などに掲載された芸能人ポートレイト集。

「新宿群盗伝 66/73」 渡辺克己 薔薇画報社
「流しの写真屋」として新宿歌舞伎町で撮影していたカメラマンによる写真集。
1966年から1973年までの混沌の街、新宿の記憶。
1974年 
「植田正治小旅行写真帖 - 音のない記憶」 植田正治 日本カメラ社
「アサヒカメラ」などの企画でヨーロッパを歴訪。
フランス、イタリア、スペイン、イギリス、デンマークなどの写真と堀内誠一のエッセイを加えた作品。
日本写真家協会賞年度賞 

「前田真三写真集 ふるさとの四季」 前田真三 毎日新聞社
車で日本全国の故郷「里山」を巡って撮影した写真集。
北海道の美瑛町に魅せられ1987年にギャラリー拓真館を開設。

「都市へ」 高梨豊 私家版
1975年 
「水俣 Minamata」 W・ユージン・スミス (アメリカにて出版)
「ライフ」誌などで活躍したカメラマンが日本人の妻アイリーンに美緒子と1971年から74年に水俣で撮影。
世界に衝撃を与えた公害による悲劇、水俣病の患者たちの苦しみを記録した写真集。

「滅びゆく日本の野生 - 岩合徳光動物写真集」 岩合徳光 河出書房新社
動物写真の草分けによる集大成的写真集 

「太陽の鉛筆 沖縄・海と空と島と人びと・そして東南アジアへ」 東松照明 毎日新聞社
1969年沖縄を訪れ、1972年の本土復帰までの2年間を沖縄に住みついて撮影した写真集。

「SL夢幻」 広田尚敬 読売新聞社
「鉄道写真の神様」によるファンタジックな写真集。

「戦場 - 沢田教一 -写真集」 沢田教一 毎日新聞社
1970年にカンボジアで射殺された戦場カメラマンの遺作写真集。

「晴れた日」 篠山紀信 平凡社
「アサヒグラフ」1974年5月~10月まで連載された写真を再構成した写真集。
長嶋やオノ・ヨーコなど様々な有名人を様々な切り口で撮影。
「家」 篠山紀信 潮出版社
総合雑誌「潮」に連載された同名シリーズをまとめた写真集。
北海道から沖縄まで日本各地の家を撮影し、住む人の記憶や欲望まで写し出した写真集。
1976年 
「鴉」 深瀬昌久  青穵舎(発表は1986年)
1976年東京での生活に嫌気がさした写真家が故郷の北海道へ向かいその旅で撮影した写真集。

「ニューヨークの百家族」 江成常夫 平凡社
1974~1975年ニューヨークに住んだ元毎日新聞記者が様々な人種・階層の家族のポートレイト集。

「ブラーマンの光 The Light That Has Lighted The World」 鈴木清  Sansara Books
1973年から75年、インドを旅して撮影した写真集。
英語タイトルは、ジョージ・ハリソンの曲名。
1977年
「出合の瞬間」 前田真三 毎日新聞社
風景写真でありながら、「動き」を感じさせる新しい風景写真のスタイルを生み出した写真集。 

「町」 高梨豊 朝日新聞社

「七彩夢幻」 藤原新也 PARCO出版局
インド、モロッコで女性たちを撮影した写真集。
PARCOのキャンペーン・ポスターのために石岡瑛子が誘って実現。
1978年 
「木村伊兵衛・秋田」 木村伊兵衛 ニッコール・クラブ
1950年代から70年代にかけて秋田県を訪れて撮影された写真を死後になってまとめた写真集。 

劇写「女優たち」 荒木経惟 白夜書房
「女はすべて女優である」がコンセプトのシリーズ。
架空のストーリーをもとにモデルに女優として演じさせて撮影した写真集。

「わが愛、陽子」 荒木経惟 白井達男、長谷川明(編) 朝日ソノラマ「ソノラマ写真選書」
「センチメンタルな旅」続く「私写真」のスタイルを完成させた写真集。

「APARTMENT」 石内都 写真通信社
女性写真家として初めて木村伊兵衛写真集を受賞した写真集。
1977年~78年、木造モルタルの賃貸アパートを訪ね回って撮影された。

「洋子」 深瀬昌久 白井達男、長谷川明(編) 朝日ソノラマ「ソノラマ写真選書」
出版時には離婚に至っていた妻と家族を虚実を織り交ぜて撮影した写真集。
1979年 
「絶唱、横須賀ストーリー」 石内都  写真通信社
1976年~1977年故郷を撮影した写真集。同郷の山口百恵に捧げた写真集。

「けもの道」 宮崎学 共立出版
長野在住のフリーカメラマンが自ら考案・製作した赤外線を使った無人撮影装置により撮影。
中央アルプスに住むヒメネズミ、リス。テン、タヌキ、カモシカなどの写真集。

「アラスカ・エスキモー」 渡部雄吉 白井達男、長谷川明(編) 朝日ソノラマ「ソノラマ写真選書」
戦後を代表するフォト・ジャーナリストの代表作。
1962年に参加したアラスカ学術調査隊での記録写真集。

「ヒロシマ」 土田ヒロミ 白井達男、長谷川明(編) 朝日ソノラマ「ソノラマ写真選書」
1951年刊行の「原爆の子」に寄稿した186人の子供のうち77名のポートレイト写真集。

「裸々裸々乱」 秋山庄太郎 白井達男、長谷川明(編) 朝日ソノラマ「ソノラマ写真選書」
女性ポートレイトの第一人者による裸のポートレイト写真集。

<1980年代の写真集> 
1980年 
「荒木経惟の偽日記」 荒木経惟  白夜書房
実際の出来事と架空の出来事を織り交ぜて作られた偽の日記写真集。

「村」 北井一夫 淡交社
1974年~1977年日本全国を旅しながら撮影した写真集。
高度経済成長期急激に変化した農村、漁村、山村を記録。第一回木村伊兵衛賞

「FLASH UP Street Photo Random Tokyo 1975-1979」 倉田精二 白夜書房
森山大道の教室卒業後、衝撃のデビュー写真集。

「写真特急便(東京)」 北島敬三 パロル社
森山大道による写真教室出身。
壁に印画紙を貼り画像を照射、現像液、定着液をスポンジで含ませてプリントするパフォ―マンス展示を実施。
1981年 
「写真論」 荒木経惟  河出書房新社
吉本隆明の解説付き、シリアスでハードコアな写真集。

「全東洋街道」 藤原新也 集英社
1980年から1981年、402日間アジアの横断の旅
トルコからシリア、イラン、パキスタン、インド、チベット、ビルマ、タイ、中国、韓国、日本の高野山、東京
「月刊 PLAYBOY」掲載後、まとめて出版。

「蘭の舟」 十文字美信 冬樹社
広告写真界で活躍していたカメラマン。
1975年から日系ハワイ移民の取材を行ってインタビューと共にまとめた写真集。

「海からの手紙」 岩合光昭 朝日新聞社
「アサヒグラフ」連載の海の生物写真をまとめた第一作となる写真集。木村伊兵衛写真賞
1982年 
「光と影」 森川大道  冬樹社
10年のスランプから脱し、次なるステップに進んだ復活の写真集。
モノのリアルを写し出すシャープな写真に回帰しました。

「フォト・キャバレー」 倉田精二 白夜書房
様々な雑誌に発表したルポルタージュ写真を文章と共にまとめた写真集。
バブル期に突入する日本の姿を記録。

「俺たち、どこにもいられない 荒れる世界の十代」 橋口譲二 草思社
1981年、リバプール、ロンドン、ニュルンベルグ、西ベルリン、ニューヨーク、東京
荒れる若者たちを撮ったファースト写真集。

「NEW YORK」 北島敬三 白夜書房
1981年~1982年ニューヨーク滞在中に撮影したストリート・スナップ写真集。木村伊兵衛写真賞
ミック・ジャガーも登場!
1983年 
「上野駅の幕間」 本橋成一 現代書館
東北本線、常磐線の始発駅であり、東北地方への玄関口で展開する人間模様。
日本社会を写し出す場所で撮影された写真集。
1984年 
「少女世界」 荒木経惟 白夜書房
10歳くらいまでの少女を撮った写真集。
現在では不可能な未成年ヌード写真集。
1985年
「釜ヶ崎」 井上青龍  銀河書房
大阪・西成の路上、労働者やホームレスたちに迫った写真集。
森山大道の師匠でもある写真家。

「東京ラッキーホール」 荒木経惟 太田出版
新宿歌舞伎町の風俗業が最も元気だった1985年から1987年を記録したルポ写真集。

「グリズリー アラスカの王者」 星野道夫 平凡社
1978年からアラスカで本格的に撮影を始めた最初の写真集。
ハイイログマの生態を詳細にとらえたそれまでなかった写真集。
1986年 
「鈴木いずみ『私小説』」 荒木経惟・鈴木いずみ 白夜書房
1986年に自殺した作家、鈴木いずみの追悼写真集。

「屠場」 本橋成一 平凡社(発表は2011年)
大阪、松原市の牛・豚の解体作業現場を撮影した写真集。
被差別部落、在日朝鮮人問題から撮影時には発表できなかった問題作。

「おきて アフリカ・セレンゲティに見る地球の約束」 岩合光昭 小学館
1982年~1983年、東アフリカのタンザニア、セレンゲティ国立公園で撮影。
「食物連鎖」の観点からまとめられた写真集。
1987年 
「王たちの肖像 浅草寺境内」 鬼海弘雄  矢立出版
「浅草ポートレイト・シリーズ」無名の庶民たちのポートレイト写真集。

「海中顔面博覧会」 中村征夫 情報センター出版局
水中写真の第一人者による魚たちのクローズアップ・ポートレイト写真集。
1988年 
「夢の走り S Street Shuffle」 鈴木清 Ocaen Blue
1982年~1987年横浜、川崎、沖縄、東京、上海、釜山、大阪で撮影。
写真と日記風の文章によって構成された写真集。
タイトルは、ブルース・スプリングスティーンのEストリートバンドから。

「十七歳の地図」 橋口譲二 文藝春秋
日本各地を旅して撮影した102人の17歳の若者たち。
それぞれの人物像も記載してある。
1989年 
「東京物語」 荒木経惟  平凡社
1980年代を締めくくった日本の顔「東京」の写真集。
「私写真=写真日記」のスタイルが確立された中で誕生した東京と昭和へのオマージュ。

「Memoires」 古屋誠一 
1975年オーストリア、グラーツで出会い結婚したクリスティーネを撮り続けた写真集。
1985年、精神を病んだ末に投身自殺するまでを記憶するために制作された写真集。

「バンコク、ハノイ 1982-87」 瀬戸正人  アイ・ピーシー
父は写真館を経営する日本人、ベトナム人の母との間にタイで生まれたカメラマン。
1982年タイ、1983年ベトナムで撮影した自らのルーツに迫った写真集。

<1990年代の写真集> 
1990年 
「1・9・4・7」 石内都 アイ・ビー・シー
1947年生まれの女性たちの手と足をクローズアップ撮影。50人、98点が収録された写真集。

「Father」 橋口譲二 文藝春秋
「日本人シリーズ」の第二弾。日本各地を旅して撮影した112人の父。
その中には、忌野清志郎、筑紫哲也なども。

「Alaska 極北・生命の地図」 星野道夫 朝日新聞社
1986年「週刊朝日」連載のアラスカの動物、人間たち、風景を撮ったシリーズをまとめた写真集。
木村伊兵衛写真賞

「サルバドル 救世主の国」 長倉洋海 JICC出版局
1980年にフリーランスとなり、人にこだわった長期撮影を行った最初の写真集。
1991年
「家族」 深瀬昌久 IPC
北海道美深町に帰郷した際、家族のルーツを収めるために撮られた家族写真集・
1971年~1975年、さらに1985年から再度撮影を行った。

「80's FAMILY」 倉田精二 JICC出版局
1980年代「平凡パンチ」「アサヒ芸能」などに掲載された「ファミリー・レストラン」のある都市風景。
その裏側にも迫った写真集。

「写真昆虫記 スカラベ」 今森光房 平凡社
「ファーブル昆虫記」の記述を追って、エジプト、西フランスなどでも撮影した昆虫写真集。
1983年からケニアを中心にタマオシコガネを撮りました。
1992年 
「Santa Fe」 篠山紀信  朝日出版社
18歳で人気絶頂だった宮沢りえを撮り下ろしたヌード写真集が多発。
150万部を売り上げたモンスター写真集。類似した写真集が次々発表されました。

「天地戯場」 鈴木清 タマン・サリブックス
インドネシア、フィリピン、台湾などアジア各地で撮影したスナップ写真集。

「INDIA」 鬼海弘雄 みすず書房
1982年から続けるインド各地での写真集。

「Couple」 橋口譲二 文藝春秋
「日本人シリーズ」第三弾
「互いをパートナーとして認識し合い、なおかつ結婚していない」103組のカップル。

「マスード 愛しの大地アフガン」 長倉洋海 JICC出版局
アフガニスタンの対ソ連ゲリラ指導者アハマッド・シャー・マスードに密着して撮影した写真集。
1983年から2001年のマスードの死まで続くことになります。
1993年 
「正体不明」 赤瀬川源平 東京書籍
「超芸術トマソン」が一大ブームとなった無駄芸術のアーティスト。
「街中の超芸術」を写した写真集。

「Daido hysteric」(全3冊) 森川大道 ヒステリック・グラマー(1993年~1997年)
1990年代のストリート・スナップ写真集。
ストリート・ファッション・ブランド「ヒステリック・グラマー」からの出版。
ストリート・カルチャーのブームを捉え、海外でも高い評価を受けることになった代表作。

「エロトス」 荒木経惟 リブロポート
荒木の絶頂期が生んだエロチックな女性写真集。

「TOKYO STYLE」 都築響一 京都書院
東京とその周辺に住む100人の若者たちの部屋のインテリアを撮影。
1990年代東京のライフ・スタイルを記録した写真集。
1994年 
「修羅の圏(たに) finish dying」 鈴木清  でく・ぶっくす
自伝的要素の強い写真集。父、祖父らの足跡を辿り、北上、足尾などで撮影。
タイトルは宮沢賢治の作品から。

「死」 宮崎学 平凡社
動物たちの遺骸を定点カメラで撮影し、それが腐敗し土にかえるまでを記録。
「死」をエコロジー的視点で再認識する試みの写真集。

「世界昆虫記」 今森光房 福音館書房
20年かけて撮影した38か国の昆虫写真を300ページの大著にまとめた写真集。
1995年 
「トランスアジア」 倉田精二 太田出版
「写真時代」に連載されたアジア紀行の写真集。

「アニマル黙示録」 宮崎学 講談社
「FRIDAY」連載のシリーズ、都市に現れた野生生物たちを撮影した写真集。

「里山物語」 今森光房 新潮社
生命の小宇宙「里山」に着目して撮影した写真集。
「マザーネイチャーズ」に1992年から連載したシリーズをまとめた写真集。
「里山 Satoyama」という言葉が広がるきっかけともなった作品。木村伊兵衛写真賞

「YURIE NAGASHIMA」 長島友里枝 風雅書房
自宅で撮影したセルフヌードを中心にガーリー・フォト・ブームの先駆となった写真集。
1996年 
「人間の記憶」 須田一政  クレオ
1970年代以降の作品をまとめた総集編的写真集。土門拳賞

「森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて」 星野道夫 世界文化社
1995年から8月から「家庭画報」に連載。
アラスカからシベリアにかけてのワタリガラスの神話を追った旅の記録。
1996年カムチャッカ半島でヒグマに襲われ死去。これが遺作となった。

「部屋 Living Room Tokyo」 瀬戸正人  新潮社
東京在住の在日外国人などのリビングを撮影した写真集。木村伊兵衛写真賞

「LIME WORKS」 畠山直哉  シナジー幾何学
都市の骨格を作る石灰石の鉱山を撮影。「都市とその起源」を追い、工場も撮影した写真集。
木村伊兵衛写真賞

「HIROMIX - Girls Blue」 Hiromix 青幻社(2018年に再発)
本名は利川裕美、レトロな音楽やファッション、風景を撮影した写真集。
ガーリー・フォトの象徴的作品集で、デビュー作。
1997年 
「新宿 1965-1997」 渡辺克己  新潮社
500ページを越える分厚い新宿・歌舞伎町のスナップ写真集大作。

「夢」 橋口譲二 メディア・ファクトリー
「日本人シリーズ」最終作。
北海道から沖縄まで97人の明治生まれの男女を撮影。
それぞれの仕事や人生に迫りつつ日本の100年を問い直す写真集。

「生きている」 佐内正史  青幻社
町口覚による構成レイアウトとコラボしたデビュー写真集。

「光」 Hiromix ロッキング・オン
音楽誌「ロッキング・オン」から出版された写真集。
1998年
「花嫁のアメリカ 歳月の風景」 江成常夫 集英社(発表は2000年)
占領軍兵士と結婚しアメリカに渡った日本人花嫁を追って、彼女たちの20年後を撮影。
日米の戦後20年を家族のポートレイトから写しだしたドキュメント写真集。

「東京のクリームソーダ」 片岡義男 光琳社出版

「デュラスの領土 DURASIA」 鈴木清 Gサーガルブックス
フランスのアーティスト、マルグリット・デュラスに捧げた作品。
「愛人」「インディアンソング」を題材にベトナム、インドなどで撮影した写真集。

「曼荼羅図鑑」 原芳市 晩聾社
写真家の死生観、世界観を300点の写真で表現した大作写真集。

「KUMANO」 鈴木理策 光琳社
故郷、熊野への東京からの旅を記録した写真集で「御灯祭」などの写真を収録。

「17-9’97」 蜷川実花  メタローグ
平成を代表する写真家のデビュー写真集。

「Hiromix」 Hiromix Steidl
ヨーロッパの名門シュタイデル社から出版された最初の日本人写真家。
Hiromixの集大成的写真集。
1999年 
「東京迷路」 鬼海弘雄 小学館

「ハンセン病療養所 隔離の90年」 大田順一 解放出版社
青森から沖縄の宮古島まで全国13か所のハンセン病療養所で入所者たちを撮影した写真集。
過去の療養所の写真も同時に掲載しています。

「Piles of time」 鈴木理策 光琳社
「OSOREZAN」「UZANAMI」の2部から構成された写真集。木村伊兵衛写真賞
風景と旅をロード・ムービーのように撮影。

<2000年代の写真集> 
2000年 
「Pink Rose Suite」 蜷川実花  エディシオントレヴィル
旅の写真を中心にまとめた写真集。木村伊兵衛写真賞

「PASTIME PARADISE」 長島友里枝  マドラ出版
ガーリー・フォトのスター写真家の代表作。木村伊兵衛写真賞
2001年 
「hysteric 松江泰治」 松江泰治  hystericglaour
感情を排して地面や物の表面を撮影したクールな写真集。木村伊兵衛写真賞

「アジアン・ジャパニーズ」 小林紀晴 情報センター出版局
1991年タイ、インドネシア、ネパール、インド3か月の旅で撮影した写真集。
旅で出会った日本人。3年後の彼らを追った写真&エッセイ集。

「うたたね」 川内倫子 リトル・モア
デビュー写真集

「Hot Dog - 新宿1999-2000」 渡辺克己 「ワイズ出版写真叢書」ワイズ出版
新宿で「流しの写真屋」として活躍した写真家による新宿・歌舞伎町中心の写真集。
2002年 
「Mother's」 石内都 蒼穹舎
母親の死去後、遺品となった下着、口紅、靴などを撮影し母親の想い出に迫った写真集。

「MAP」 佐内正史  佐内正史写真事務所
町口覚が構成レイアウトを担当した写真集。木村伊兵衛写真賞

「虚飾の街 - 銀座1983-2002」 飯田勇 「ワイズ出版写真叢書」ワイズ出版
1980年代から21世紀まで、夜の街銀座のホステスたちを撮影した写真集。

「日々の旅」 谷口雅彦 「ワイズ出版写真叢書」ワイズ出版
1995年からの「日記のように写真を撮った作品」の集大成。
ダンサーやストリッパーなど肉体表現を仕事とする人々の写真集。
2003年
「東京旅日記」 荒木経惟  「ワイズ出版写真叢書」ワイズ出版
藤野羽衣子をモデルに大塚、浅草、目黒で物語的にヌード撮影した写真集。
2004年
「ザビッド一家、家を建てる」 長倉洋海 偕成社
1999年コソボ難民への取材で出会ったザビッド一家。
2003年にNGOの支援で家を立て直す姿を撮影した写真集。

「No Music, No Life」 平間至 マガジンハウス
自らもバンド活動をする写真家。
1997年からタワーレコードのポスターイメージとして続くキャンペーンのために撮影。
ミュージシャンたちの写真集。

「ID400」 澤田知子 青幻社
証明写真撮影機で衣装、メイク、髪型などを変えて撮影したポートレイト写真集。
2005年 
「PERSONA」 鬼海弘雄  草思社
「浅草ポートレイト」の集大成として166点を収めた大作写真集。

「In My Room」 鷹野隆大  蒼穹舎
裸の男性の上半身、下半身をつなぎ合わせた「tender penis」
服を脱ぐモデルの連続写真「電動ぱらぱら」などを収録した写真集。木村伊兵衛写真賞

「OMIAI♡」 澤田知子 青幻社
30通りのスタイルで架空のお見合い写真として、実際に写真館で撮影した写真集。
2006年 
「東京エロス」 荒木経惟  ワイズ出版
写真日記の2006年版。「人妻ヌード」などを含む写真集。

「School Days」 澤田知子 青幻社
中学、高校の記念写真を自らが生徒や教師を演じて、画像合成により制作した写真集。

「うめめ - Today's Happening」 梅佳代 リトルモア
日常の笑える一瞬を記録した決定的写真集。木村伊兵衛写真賞
2007年 
「CANARY」 志賀理江子   赤々舎
「自分の住む地域で、個人的に感じる<明るい場所>と<暗い場所>はどこか?」
仙台、ブリスベーン、シンガポールで撮影した写真集。木村伊兵衛写真賞

「男子」 梅佳代 リトルモア
ひょうきんな変顔をした小学生の男子の顔、写真集。
2008年 
「ひろしま」 石内都  集英社
広島平和祈念館に保存されている被災者の衣服、遺品を撮影しまとめた写真集。

「現の闇」 原芳市 蒼穹舎
「現実ではあるが、真実が覆い隠された、闇のような生活」
性的な場面と静かな日常を写した写真集。

「浅田家」 浅田政志 赤々舎
家族全員でキャラクターに成りきって撮影した異色の写真集として話題に。木村伊兵衛写真賞
2020年に映画化「浅田家!」され、さらにヒット!
2009年 
「遺作 空2」 荒木経惟 新潮社
「写真」「書」「ドローイング」「コラージュ」などを組み合わせ日記のように構成。
「この本は俺の『遺作』だけど、もしかしたら、ここで終わりじゃなくて、ここから始まるのかもしれない」

<2010年代の写真集> 
2010年 
「古屋誠一 メモワール」 古屋誠一  産経新聞社
25年に及んだクリスティーネについての記憶の旅の集大成となった写真集。

「全女優」 森村泰昌 二玄社
マリリン・モンロー、ブリジット・バルドー、原節子など20世紀を代表する女優たちに成りきって撮影した写真。
メイク、コスチュームなどチームで再現したコスプレ。

「Mika Ninagawa」 蜷川実花  Rizzdi
ファッション、広告の仕事をまとめた総集編的な写真集。
2011年
「光あるうちに」 原芳市  蒼穹舎
「現の闇」と対になる写真集。

「なにものかへのレクイエム - 戦場の頂上の芸術」 森村泰昌
報道写真や偉人のポートレートの人物に成りきって撮影するプロジェクトの集大成。

「ILLUMINANCE」 川内倫子 フォイル

「未来ちゃん」 川島小鳥 ナナロク社
佐渡在住の少女を1年間撮影した写真集。架空の存在「未来ちゃん」をモデルに10万部のヒット作になった。
2012年
「気仙川」 畠山直哉 河出書房新社
畠山の故郷、陸全高田市気仙川周辺、東日本大震災で崩壊した街の震災前後を収めた写真集。
畠山は震災の津波によって母親を失った。

「照度 あめつち 影を見る」 川内倫子 青幻社
2013年 
「BLAST」 畠山直哉  小学館
石灰石採掘のための発破作業に着目。
爆発の瞬間を撮影するためのシステムを開発して撮影した爆発写真集。

「Tokyo Innosence」 蜷川実花  光村椎古書院
アイドル、ミュージシャン、等身大フィギュアをモデルにした写真集。

「螺旋海岸 album」 志賀理江子  赤々舎
東日本大震災を背景に仙台在住の写真家が住民と共同で制作した写真集。
2015年
「DAKKA 2」 山内道雄   Zen Foto Gallery
2013年「DAKKA」の続編。バングラディッシュのダッカで撮影した路上スナップ写真集。土門拳賞

「陸全高田 2011-2014」 畠山直哉 河出書房新社
東日本大震災後、故郷の陸全高田を撮影し続け、「復興」が進む街を記録した写真集。

「LIM」 松江泰治 青幻社
「墓地こそが都市である」
ペルーや日本などで撮影した墓地の写真集。
2016年 
「瞬間のエクリチュール」 吉増剛造 エディション・ノルト
「アサヒグラフ」に2000年から3年間連載したポラロイド写真に自らの詩を加えた作品集。
2017年 
「はる子のうる風景 イメージを(ひっ)くりかえす」 松本篤(編) 吉祥寺美術館
2016年にこの世を去ったアジア象のはな子の写真、コメントなどで構成された写真集。 
2018年 
「KIPUKA」 岩根愛  青幻社
ハワイと福島の歴史的つながりを追いつつ、ハワイ在住の日系移民を撮った写真集。木村伊兵衛写真賞
2019年 
「PERSONSA 最終章」 鬼海弘雄  筑摩書房
自らの死を自覚して発表された最後の写真集。

「神息の音」 原芳市 蒼穹舎
体調を崩して入院。自らの死が近いことを知り、急ぎ制作された遺作写真集。

「GIFT」 片山真理 United Vagabonds
自分が使う義足に絵を描いたオブジェやセルフ・ポートレイトなどからなるファースト写真集。木村伊兵衛写真賞

<2020年代の写真集> 
2020年
「as it is」 川内倫子 torch press

「MARI KATAYAMA」 片山真理 Founddation antonie de galbert
フランスで出版されたセルフ・ポートレイト中心の写真集


写真家名簿 
<1900年、1910年代生まれの写真家>
田淵行男 Tabuchi Ikuo(1905年~1989年)
木村伊兵衛 Kimura Ihei(1901年~1974年)
岩瀬禎之 Iwase Yoshiyuki(1904年~2001年)
土門拳 Domon Ken(1909年~1990年)
植田正治 Ueda Shoji(1913年~2000年)
岩合徳光 Iwago Tokumitsu(1915年~2007年)
濱谷浩 Hamaya Hiroshi(1915年~1999年)
山端庸介 Yamahata Yosuke(1917年~1966年)
W・ユージン・スミス W. Eugene Smith(1918年~1978年)
林忠彦 Hayashi Tadahiko(1918年~1990年)
<1920年代生まれの写真家>
秋山正太郎 Akiyama Shotaro(1920年~2003年)
石本泰博 Ishimoto Yasuhiro(1921年~2012年)
福島菊次郎 Fukushima Kikujiro(1921年~2015年)
前田真三 Maeda Shinzo(1922年~1998)
エド・ファン・デル・エルスケン Ed van der Elsken(1925年~1990年)
ウィリアム・クライン William Klein(1928年~)
中村正也 Nakamura Masaya(1926年~2001年)
岡村昭彦 Okamura Akihiko(1929年~1985年)
<1930年代生まれの写真家>
東松照明 Tomatsu Shomei(1930年~2012年)
奈良原一高 Narahara Ikko(1931年~2020年)
井上青龍 Inoue Seiryu(1931年~1988年)
川田喜久治 Kawada Kikuji(1933年~)
細江英公 Hosoe Eiko(1933年~)
深瀬昌久 Fukase Masahisa(1934年~2012年)
高梨豊 Takanashi Yutaka(1935年~)
広田尚敬 Hirota Naotaka(1935年~)
沢田教一 Sawada Kyoichi(1936年~1970年)
桑原史成 Kuwahara Shisei(1936年~)
江成常夫 Enari Tsuneo(1936年~)
浅井慎平 Asai Shinpei(1937年~)
立木義浩 Tatsuki Yoshihiro(1937年~)
赤瀬川源平 Akasegawa Genpei(1937年~2014年)
石川文洋 Ishikawa Bun'yo(1937年~2014年)
森川大道 Morikawa Daido(1938年~)
土田ヒロミ Tsuchida Hiromi(1939年~)
沢渡朔 Sawatari Hajime(1939年~)
片岡義男
Kataoka Yoshio(1939年~)
吉増剛造 Yoshimasu Gozo(1939年~)
渡辺眸 Watanabe Hitomi(1939年~)
<1940年代生まれの写真家>
荒木経惟 Araki Nobuyoshi(1940年~)
篠山紀信 Shinoyama Kishin(1940年~)
本橋成一 Motohashi Seiichi(1940年~)
須田一政 Suda Issei(1940年~2019年)
渡辺克己 Watanabe Kastumi(1941年~2006年)
鈴木清 Suzuki Kiyoshi(1943年~2000年)
藤原新也 Fujiwara Shinya(1944年~)
北井一夫 Kitai Kazuo(1944年~)
鬼海弘雄 Kikai Hiroh(1945年~2020年)
倉田精二 Kurata Seiji(1945年~2020年)
中村征夫 Nakamura Ikuo(1945年~)
十文字美信 Jumonji Bishin(1947年~)
石内都 Ishiuchi Miyako(1947年~)
野上眞宏 Nogami Masahiro(1947年~)
原芳市 Hara Yoshiichi(1948年~2019年)
橋口譲二 Hashiguchi George(1949年~)
宮崎学 Miyazaki Manabu(1949年)
<1950年代生まれの写真家>
岩合光昭 Iwago Mitsaki(1950年~)
古屋誠一 Furuya Seiichi(1950年~)
山内道雄 Yamauchi Michio(1950年~)
大田順一 Ota Junichi(1950年~)
森村泰昌 Morimura Yasumasa(1951年~)
星野道夫 Hoshino Michio(1952年~1996年)
長倉洋海 Nagakura Hiromi(1952年~)
今森光房 Imamori Mitsuhiko(1953年~)
瀬戸正人 Seto Masato(1953年~)
北島敬三 Kitajima Keizo(1954年~)
都築響一 Tsuzuki Kyouichi(1955年~)
畠山直哉 Hatakeyama Naoya(1958年~)
<1960年代生まれの写真家>
平間至 Hirama Itaru(1962年~)
松江泰治 Matsue Taiji(1963年~)
鈴木理策 Suzuki Risaku(1963年~)
鷹野隆大 Takano Ryudai(1963年~)
佐内正史 Sanai Masafumi(1967年~)
小林紀晴 Kobayashi Kisei(1968年~)
<1970年代生まれの写真家>
川内倫子 Kawauchi Rinko(1972年~)
蜷川実花 Ninagawa Mika(1972年~)
長島友里枝 Nagashima Yurie(1973年~)
岩根愛 Iwane Ai(1975年~)
Hiromix(1976年~)
澤田知子 Sawada Tomoko(1977年~)
川島小鳥 Kawashima Kotori(1978年~)
浅田政志 Asada Masashi(1979年~)
<1980年代生まれの写真家>
志賀理江子 Shiga Lieko(1980年~)
梅佳代 Ume Kayo(1981年~)
片山真理 Katayama Mari(1987年~)

<参考>
「写真集の本 明治~2000年代までの日本の写真集 662」 2021年
(文)飯沢耕太郎
(構)中村善郎
(株)カンゼン
2014年にオープンしたおかどめぐみ主催の「写真集食堂 めぐたま」に所蔵された写真集から選択されたベスト662より