数字の裏に隠された物語を描いた名作映画


「ドリーム Hidden Figures」

「数学の天才たちを描いた名作映画」
<隠された数字>
 映画「ドリーム」の原題は、「Hidden Figures(隠された数字)」です。宇宙空間という未知の空間でロケットがどんな挙動をするのか?まだ人類が宇宙空間に出たことがなかった1950年代、それを予測するためには膨大な計算を手計算によって行うしかありませんでした。コンピューターという今では当たり前の存在がまだなかったからです。
 例えば、発射当日の気温が5℃上昇したら?雨が降り出したら?ロケットの表面を覆う素材の強度が試験結果と違ったら?
 そのたびに、発射角度や上昇スピード、燃料噴射量など様々な変更要素をすべて計算し直さなければ、打ち上げは失敗してしまいます。そんな膨大な計算をすべて人間が人海戦術で行っていたなんて、気が遠くなるような話です。理系の仕事に関わったことがある方なら、その困難さがわかるはずです。(僕も昔、自動車関連部品の設計をやっていたのでよくわかります)
 当然、NASAにはそうした膨大な計算を行う部署(ラングレー研究所内)があったわけで、その計算専門のセンターがこの映画の中心的な舞台になっています。そして、その部署はその膨大な計算量にあわせて多くの優秀な人材を必要としていました。
 そこで計算能力と几帳面な性格さえあれば、男でも女でも黒人でも白人でも誰でもよいとして、人材を集めることが急がれました。その直接的な理由は、当時の大統領ケネディが「1960年代終わりまでに人間を月に送り込む」と宣言してしまったせいですが・・・。とにかくそのためには優秀な人材が必要だったので、アメリカ人で共産主義者でさえなければよかったのでしょう。(当時は共産主義者=ソ連のスパイと考えられていました)
 だからこそ、この映画の主人公たちである「黒人の女性たち」もこのプロジェクトに参加できたのです。とはいえ、黒人であり、女性でもある彼女たちは二重の意味で差別されていたため、センターでも差別待遇を受けることになりました。
 1950年代は公民権運動が盛り上がりを見せようとしていた時代ですが、彼女たちが働くのは差別が色濃く残るアメリカ南部。そんな人種差別問題の解決は彼女たちにとっては、宇宙開発以上の「夢」だったわけです。この映画の日本語タイトルには、「宇宙開発」の「夢」とキング牧師があの有名な演説で語った「夢」の二つが込められているのでしょう。(深読みし過ぎ?)
 ただし、この映画の原題「隠された数字」です。それが意味するのは、たぶん文字どおりの「数字」ではなく、「隠された数式」もしくは「隠された法則」だと思われます。数学の天才である主人公キャサリンは、膨大な実験データなどをもとにそこからある種の数式を見つけ出すことができました。そして、その数式を用いることで、実際に起きるであろう結果を予測することが可能になったわけです。現在ならそうしたシュミレーションは、コンピューターを用いることで可能になっていますが、それ以前は人間の頭脳しか頼るものはなかったのです。

「ドリーム Hidden Figures」 2016年
(監)(製)(脚)セオドア・メルフィ(製)ファレル・ウィリアムス(原)マーゴット・リー・シェッタリー(脚)アリソン・シュローダー(撮)マンディ・ウォーカー(PD)ウィン・トーマス(音)ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォルフィッシュ(出)タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト、マハーシャラ・アリ
この映画で使われている曲

<あらすじ>
 時代はまだ人種差別が当たり前だった1950年代。少女時代から数学の才能があったキャサリンは、周りの人々の支えもあり、黒人女性の中では珍しく高い教育を受け、NASAが進めていた宇宙計画を支えるラングレー研究所で働くことになりました。彼女の他にも、多くの黒人女性が研究所で膨大な計算を行うために集められていました。当時はまだコンピューターはなく、すべての計算は人間が行う必要があったからです。
 しかし、施設があるのはアメリカ南部の最も人種差別が根深い土地であり、様々な人種差別が存在していました。アメリカでは当時、公民権運動が盛り上がりをみせつつありましたが、彼女たちはその運動とは別に差別と闘うことになります。
 それでも、そこで働く人々は、同じ「夢」、宇宙へと人間を飛ばす目標を共有していて、しだいに彼女たちは差別を無くして行くことに成功して行きます。キャサリンはその優れた数学的才能を用いることでロケットの軌道を予測する計算式を導き出すための中心的存在になって行きます。
 またこの開発のために導入され急速に発展することになるコンピューターのプログラマーにもいち早く彼女たちは参加します。そして、いよいよNASAはロケットの打ち上げ準備に入ります。

数学の天才たちを描いた名作映画

<数学の天才たちを描いた映画>
 過去にも「ドリーム」の主人公のように数学の天才たちを描いた映画は、いろいろとありました。そして、それらの作品には名作が多いように思います。ボクシング映画に名作が多いことは有名ですが、数学者という題材もまた映画には向いているのでしょうか?ボクシングと数学、この二つに共通するのは何か?
 スポーツ、それも格闘技の中で、最も純粋で素朴、かつ歴史が古い競技が「ボクシング」です。ルールは簡単ですが、それだけに映像的に面白くすることは難しいはずです。それと同じように「数学」もまた純粋素朴で古い学問で、映像化するのは困難な学問です。しかし、だからこそ、それが良い原作と出会うことで映画化できたとすれば、素晴らし作品になる可能性が高いのかもしれません。
 というわけで、数学者が主人公の映画を探してみました。(製作年の順番に並べています)
 意外なことにその多くは青春映画でした。数学という学問は、若い時期しか活躍できないと言われているので、若者が主役になるのは必然なのかもしれません。
 多くの映画監督が一度はボクシング映画を撮っているように、優れた監督の多くがこのタイプの映画に挑んでいます。挑みがいのあるジャンルでもあるのでしょう。

「グッドウィル・ハンティング/旅立ち」 1991年 
(監)ガス・ヴァンサント(製)ローレンス・ベンダー(脚)ベン・アフレック、マット・デイモン(撮)ジャン=イヴ・エスコフィエ(編)ピエトロ・スカリア(音)ダニー・エルフマン(出)マット・デイモン、ベン・アフレック、ロビン・ウイリアムス、ステラン・スカルスガルド、ミニー・ドライヴァー、ケイシー・アフレック 
<あらすじ>
 ボストンに住む青年ウィルは、天才であるがゆえに子供の頃から孤独でその才能を生かせないまま大きくなりました。彼の才能に気づいた数学教師は、彼に精神科医の友人を紹介。ウィルと同じように心に痛みを抱えていた精神科医はしだいにウィルと心を通わせるようになります。ところが、そんな彼の優秀さに目を付けた政府機関が彼に接近し始め、彼の人生に大きな変化の時が訪れようとしていました。 
「星に想いを」 1994年 
(監)(製)フレッド・スケピシ(製)キャロル・バウム(脚)アンディ・ブレックマン、マイケル・リーソン(撮)イアン・ベイカー(音)ジェリー・ゴールドスミス(出)ティム・ロビンス、メグ・ライアン、ウォルター・マッソー、ルー・ジャコビ、チャールズ・ダーニング 
<あらすじ>
 自動車修理工のエドは工場にやってきたキャサリンに一目ぼれ。彼女にアタックを試みようとします。やっと彼女の家を見つけて、忘れ物の時計を届けに行きます。ところが、玄関に現れたのは、彼女の叔父さんで、なんとあの天才物理学者アインシュタインだったのです。そして、なんとアインシュタイン叔父さんが、彼女との間を取り持つことになります。二人の恋の行方は?
「π」 1998年 
(監)(脚)(原案)ダーレン・アロノフスキー(製)(原案)エリック・ワトソン(撮)マシュー・リバティーク(美監)マシュー・マラッフィー(出)ショーン・ガレット、マーク・マーゴリス、スティーブン・パールマン
サンダンス映画祭最優秀監督賞(1998年)、インディペンデント・スピリット賞脚本賞(1999年)
<あらすじ>
 天才数学者のマキシム・コーエンは自分のコンピューターを使ってカオス理論に基ずく数式を基に株式市場の予測を行う研究をしていました。ある日、そのコンピューターが突然暴走し始め、謎の数字の塊を吐き出します。ところがその数字には何か重要な秘密が隠されており、彼は株式市場を操ろうとするマフィアやユダヤ人組織から狙われることになります。 
「ビューティフル・マインド」 2001年 
(監)(製)ロン・ハワード(製)ブライアン・グレイザー(脚)アキヴァ・ゴールズマン(原)シルビア・ネイサー(撮)ロジャー・ディーキンス(音)ジェームス・ホーナー(出)ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ポール・ベタニー、アダム・ゴールドバーグ 
<あらすじ>
 「ゲーム理論」の生みの親の一人である数学者ジョン・ナッシュの伝記映画。
 1947年第二次大戦後、プリンストン大大学院数学科に入学したジョン・ナッシュは孤独な天才数学者としてその才能を発揮し、「ゲーム理論」の生みの親となります。その後、彼はマサチューセッツ工科大のウィーラー研究所だ働くことになり、米ソ冷戦下の暗号戦の解読を任されます。しかし、重すぎる精神的なプレッシャーによって、彼の心はしだいに病んで行くことになります。 
「博士の愛した数式」 2005年 
(監)(脚)小泉堯史(製総)椎名保(原)小川洋子「博士の愛した数式」(撮)上田正治、北澤弘之(音)加古隆(出)寺尾聰、深津絵里、斎藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子 
 交通事故によって80分しか記憶が保てなくなった数学と彼の世話をすることになったシングル・マザーの女性とその子供の交流を描いた人間ドラマ。
 一人ぼっちの少年と記憶を保つために苦しむ数学者の対話が実に心温まります。
 「数学」の魅力をいかに表現するかに成功したことで数学ドラマとしても成功。この映画を名作にしました。小川洋子による同名原作小説の魅力によるところも大でしょう。 
「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」 2005年 
(監)ジョン・マッデン(製)ジョン・N・ハートJr、ロバート・ケッセル、アリソン・オーウェン(脚)(原戯)デヴィッド・オーバーン(脚)レベッカ・ミラー(撮)アルウィン・H・カックラー(PD)アリス・ノーミントン(音)スティーブン・ウォーベック(出)グウィネス・パルトロー、アンソニー・ホプキンス、ジェイク・ギレンホール、ホープ・デイヴィス、ダニー・マッカーシー 
<あらすじ>
 精神を病んでいた父親の看護をしていたキャサリンは、天才数学者だった父の血を受け継ぐ天才数学者でした。しかし、父親が彼女の介護のかいもなくこの世を去ってしまい悲しみに沈んでいました。そんな彼女のもとに父親の教え子だったハリーが現れ、二人は恋に落ちます。そしてある日、ハリーが恩師の机から遺品となるノートを見つけ、そこにある定理の未解決だった証明を見つけます。ところが、その驚くべき証明はキャサリンによるものだとうのです・・・ 
「ラスベガスをぶっつぶせ」 2008年 
(監)ロバート・ルケティック(製)デイナ・ブルネッティ、ケヴィン・スペイシー、マイケル・デ・ルカ(脚)ピーター・スタインフェルド、アラン・ローブ(原)ベン・メズリック「ラスベガスをぶっつぶせ」(ノンフィクション)(撮)ラッセル・カーペンター(PD)ミッシー・スチュワート(音)デヴィッド・サーディ(出)ジム・スタージェス、ケイト・ボスワース、ローレンス・フィッシュバーン、ケヴィン・スペイシー、アーロン・ヨー 
<あらすじ>
 マサチューセッツ工科大学に通うベンは、医師になることを目指していましたが、学費の高さに困っていました。そんな彼の優秀さに目をつけた大学の教授が自分の研究チームに彼をスカウトします。そこで研究していたのは、「カード・カウンティング」の手法を使いチームで協力することで、トランプのゲーム「ブラックジャック」で勝つ方法の研究でした。最初は嫌がったものの、学費のためとチームの女子に恋したことから、彼はチームのメンバーとなります。そして、その訓練の成果をためすため、ラスベガスに乗り込みます。 
「容疑者Xの献身」 2008年 
(監)西谷弘(製)亀山千広(脚)福田靖(原)東野圭吾「容疑者Xの献身」(撮)山本英夫(音)福山雅治、菅野祐悟(出)福山雅治、柴崎コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一、リリー・フランキー、ダンカン、長塚圭史 
<あらすじ>
 天才物理学者ガリレオこと湯川学が難解な事件に関わり、それを解決するシリーズの一作。完全犯罪かと思われた殺人事件の容疑者として湯川の知人だったかつて天才数学者と言われていた高校教師、石神が浮上します。
 なぜ、天才数学者だった男が高校で数学を教えているのか?なぜ彼が事件と関わることになったのか? 
「天才スピヴェット」 2013年 
(監)(脚)ジャン=ピエール・ジュネ(脚)ギューム・ローラン(原)ライフ・ラーセン「T・S・スピヴェット君 傑作集」(撮)トマス・ハードマイアー(美)アリーヌ・ヴォネット(出)カイル・キャトレット、ヘレナ・ポナム・カーター、ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー 
<あらすじ>
 変わり者の家族に育てられた10歳の天才少年スピヴェット君は、兄が目の前で銃の事故で死んだことで大きなショックを受けていました。そんな時、スミソニアン博物館からスピヴェットの発明に対し、ベアード賞が贈られることになります。一度は受賞を断ったものの、館長からの強い勧めもあり、彼は一人で賞を受け取るためにモンタナからワシントンへと向かいます。 
「博士と彼女のセオリー」 2014年 
(監)ジェームズ・マーシュ(製)ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー、リサ・ブルース(脚)アンソニー・マクカーテン(原)ジェーン・ホーキング(撮)ブノワ・ドゥローム(PD)ジョン・ポール・ケリー(音)ヨハン・ヨハンソン(出)エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、チャーリー・コックス、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス 
<あらすじ>
 ケンブリッジ大学で理論物理学を学ぶスティーブン・ホーキングは、パーティーで出会ったジェーンと恋に落ちます。ところが前途洋々のはずだった彼は突然体調の不良に襲われます。彼は治療不可能とされる難病ALSに冒されていました。医師からはあと2年程度しか生きられないと告げられますが、二人は結婚を決めます。そして、宇宙物理学の世界で彼の活躍が始まります。 
「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」 2014年 
(監)モルテン・ティルドゥム(製)ノラ・グロスマン、イドー・オストロウィスキー、テディ・シュウォーツマン(脚)グレアム・ムーア(原)アンドリュー・ホッジェス(撮)オスカル・ファウラ(PD)マリア・ジャーコヴィク(音)アレクサンドル・デスプラ(出)ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレー、マシュー・グード、マーク・ストロング、ロリー・キニア 
<あらすじ>
 「コンピューターの生みの親」と言われるイギリスが生んだ天才数学者アラン・チューリングの伝記映画。
 1939年、ドイツ軍の潜水艦による攻撃を未然に防ぐため、ドイツ軍の暗号装置「エニグマ」の解読にイギリス軍は多くの研究者を集めます。その中にいたのが、天才数学者アラン・チューリングがいました。あまりの天才ぶりに社会から孤立していた彼は、集団で仕事をすることができずにいましたが、もう一つ大きな問題を抱えていました。それは彼が同性愛者だったことです。当時、同性愛者であることは、それだけで犯罪者として逮捕され、精神病院に強制入院されて治療を受ける必要がありました。
 そんな危険を抱えながらも彼は母国のために暗号解読に没頭し、ついにその解読に成功します。そして、その研究の中から後にコンピューターの原点となる計算機を生み出すことにもなります。 
「僕と世界の方程式」 2014年 
(監)(原案)モーガン・マシューズ(製)ローラ・ヘイスティングズ=スミス、デヴィッド・M・トンプソン(脚)(原案)ジェームズ・グレアム(撮)ダニー・コーエン(PD)リチャード・バロック(音)マーティン・フィップス(出)エイサ・バターフィールド、レイフ・スポール、サリー・ホーキンス、エディ・マーサン、ジョー・ヤン 
<あらすじ>
 自閉症で数字と図形だけが友だちという少年ネイサンは、唯一の理解者だった父親を交通事故で失ってしまいます。失意のネイサンを立ち直らせようと考えた母親は、彼の才能を伸ばしてあげようと数学教師マーティンの指導を受けさせることにします。そのおかげで、数学の才能を伸ばすことができた彼は数学オリンピックのイングランド代表に選ばれ、代表チームの台湾合宿に向かいます。 
「奇蹟がくれた数式」 2015年 
(監)(脚)マシュー・ブラウン(製)エドワード・R・プレスマン、ジム・ヤング、ジョー・トーマスほか(原)ロバート・カニーゲル(撮)ラリー・スミス(PD)ルチャーナ・アリギ(音)コービー・ブラウン(出)デヴ・パテル、ジェレミー・アイアンズ、デヴィカ・ビセ、スティーヴン・フライ、トビー・ジョーンズ 
<あらすじ>
 インドが生んだ天才数学者ラマヌジャンの伝記映画。独学で数学を学んだインド人のラマヌジャンは、自分の成果を認めてもらうため、様々な数学者に手紙を送ります。しかし、誰も彼の研究成果を認めてくれず、唯一ケンブリッジ大学トリニティ校の教授G・H・ハーディだけが彼の才能に気づきインドに招いてくれることになります。しかし、イギリスで学び始めた彼は
そこで強烈な人種差別に苦しむことになります。 
「gifted/ギフテッド」 2017年 
(監)マーク・ウェブ(製)カレン・ランダ―、アンディ・コーエン(脚)トム・フリン(撮)スチュアート・ドライバーグ(PD)ローラ・フォックス(音)ロブ・シモンセン(出)クリス・エヴァンス、マッケナ・グレイス、リンゼイ・ダンカン、ジェニー・スレイト、オクタヴィア・スペンサー 
<あらすじ>
 叔父のフランクと猫と暮らす少女メアリーは、小学校で数学の天才であることがわかり、学校から天才児童が通う学校への進学を進められます。しかし、少女の生みの親は、フランクに「普通の女の子」として育てるよう頼んで自殺してしまったことから、彼は彼女に普通の教育を受けさせるつもりでした。
 そんなフランクに対し、祖母のメアリーはメアリーの才能を生かすように主張し、裁判でメアリーの養育権を奪をうと考えます。 

<その他の作品>
「ムーンライズ・キングダム」(2012年)
(ウェス・アンダーソン監督作品、天才であるがゆえに孤独な少年のひと夏の恋と逃避行を描いた素敵な作品)
「リトルマン・テイト」(1991年)
(ジョディ・フォスター初監督作品、天才少年とシングル・マザーを描いたファミリー・ドラマ)
「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)
(デヴィッド・フィンチャー監督作品、「facebook」の開発者マーク・ザッカーバーグとその仲間たちの開発秘話を映画化)
「ボビー・フィッシャーを探して」(1993年)
(スティーヴン・ザイリアン監督作品、天才チェス・プレイヤーのボビー・フィッシャーに憧れる天才少年とその家族の物語)

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