<あけましておめでとうございます>2005年1月1日
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年はどんな年になるのでしょうか?ブッシュの再選によって、まだしばらく世界の緊張は続くことになりそうですが、アメリカはもうそろそろ目覚めてくれるのではないかとも思います。
 全国法人会総連合発行の月刊誌「ほうじん」にこんな記事が載っていました。
「今選挙の焦点は中西部のオハイオ州だった。・・・ケリー氏が勝っていれば過半数の選挙人を獲得し、大統領に当選していたからだ。
 オハイオでは、CNNテレビの出口調査が当初、53%対47%でケリー優位と伝えた。これと比べ、開票結果はプラスマイナス8%も変動した。・・・なぜこれほど違うのか、という疑問がただちに民主党側から上がった。・・・
 オハイオでは9万票が無効とされたが、多くは、前回も読みとり不能票が続出したパンチカードによるもので、大半は、民主党の地盤である黒人居住区などで生じた。・・・さらに共和党側の自治体職員から、投票所で「有権者として認めない」と判断された人々が17〜25万人もあり、彼らの票は「暫定票」として保留されている。これらが公正に数えられれば、ケリー氏は勝っていた、というわけである。
 新たに導入された電子投票機も疑惑のもとになった。不信を高めたのは、例えば同州フランクリン群で起きた事態。同郡では、今回からタッチパネル式の投票機が導入されたが、ある投票区では4258票対260票という、信じられない大差で「ブッシュ勝利」となった。だが、この投票区では投票総数が638票しかなかった。・・・州内の電子投票機を独占納品しているディーボルド社のオデル会長は熱心なブッシュ派で、寄付要請の手紙に「ブッシュをオハイオで勝たせることを確約する」と書いて、「確約」とはどういう意味かと問題にされ、謝罪した経緯もある。・・・
 民主党側からは、(1)電子投票を大々的に導入した州に限って、出口調査の数字と開票結果がかけ離れている(2)数字が食い違う州では例外なく開票でケリーが票を減らしたーとし、「不正プログラム」の可能性を指摘する声もある。
 今さら、選挙結果が覆るとは思いませんが、アメリカの選挙民はそう馬鹿ではなかったのかもしれません。きっとこれから遅まきながらストップ・ザ・ブッシュの流れが始まる、と信じたいと思います。
 そして、他国のことを言う前に自分の国をなんとかしないと。無責任男、小泉にいい加減に引導を渡さなければ!
 今年こそ、歴史の流れを変えましょう!

<続・プロ野球の行方>2004年9月7日
 いよいよプロ野球界ではストが決行される可能性が高まってきました。世論調査にもあるとうり、世論の大勢はストを支持しているようです。
 もちろん、僕もストを支持しますが、これだけの人がストを支持する(否定しない)ということは、ある意味「ストをされても僕には関係ないから・・・」ということなのではないか?そうも思えてきます。それだけ熱狂的な野球ファンが少なくなったとも言えるのではないか?なんだかそうも思えます。(僕自身がそうだからかもしれません)
 もしかすると実際に、ストが始まると世論の流れはは悪い方へと変わるかもしれません。しかし、ここは粘るしかないでしょう。今がまさに正念場だと思います。近い将来、きっとこう言われる時が来ると思います。
「あの時、古田という日本一のキャッチャーが皆を率いて立ち上がったんだ。そのおかげで、今のプロ野球はあるんだよ」
 そして、その話を聞いて育った子供たちは、もう単に野球をするだけの選手ではなく、野球という仕事に夢と誇りを持てる社会人としても一人前の素晴らしい人間に育っているはずです。
 そして、もしそう言われるようになったら、僕もまた昔そうだったように野球狂の少年時代に帰って、プロ野球を応援するようになっているかもしれません。
 今こそ、日本を代表するスポーツ「野球」が甦る一大チャンスだと思います。そう思えば、苦渋の選択をした選手会の方たちも、少しはやる気がでるのではないかと思います。
 未来を見ながら行きましょう!
 
<プロ野球の行方>2004年7月15日
 2004年、プロ野球が歴史的な選択をしようとしています。結果的にどういう選択をして、どういう未来へと向かうのか?たぶん、今選択権を握っているオーナー会議の方々は「どんな未来を目指すべきか」などというビジョンではなく「いかにして我が社が生き残るか」しか頭にないのではないでしょうか。
 「強いチーム、強い企業が生き残る」のがプロ・スポーツである。
 自由競争の国アメリカが生んだスポーツですから、それが当然の選択なのかもしれません。しかし、野球というスポーツはすでにアメリカのものだけではなくなっています。野球の本質とは?なんでしょう。今回の問題については、もっともっと深く考える機会をもうけるべきだと思います。例えば、「プロ野球の未来を考える討論会」なんて番組を企画したら、間違いなく野球中継より視聴率を稼げるのではないかと思います。
<野球というスポーツ>
 「野球」というスポーツは、「サッカー」とどう違うのか?そう考えるとわかりやすいかもしれません。
 「野球」とは、偶然性や精神論によって勝敗が左右されることを極力避けるように作られたボール競技です。「サッカー」のように、たまたま弱いチームが強いチームに勝つということのないよう工夫されたゲームということです。先日の欧州選手権でのギリシャの優勝などは、野球界ではありえないことです。
 とは言っても、野球には守備のポジションや打順など、それぞれの選手が個性を生かすことがな可能な役割が豊富に用意されています。この点は、さすが民主主義国家であり、多民族国家であるアメリカらしい競技と言えるでしょう。そのおかげで、優れた選手(ピッチャー)がいると弱いはずのチームでも勝利を勝ち取る可能性が残されています。(これぞ「アメリカン・ドリーム」です)ただし、年間162試合もこなす大リーグでは、この偶然性は通じないようになっていますが・・・。
<アメリカ式野球>
 とはいえ、アメリカ野球がホームラン・バッターを最重要視している傾向にあるのは間違いありません。それはソーサとマグワイアのあの歴史的ホームラン競争の熱狂ぶりからも明らかです。もちろん、それがアメリカ野球の魅力なのですから、それで良いのです。
 しかし、そんな大リーグのホームラン至上主義に対して、「野球の魅力はそれだけではない!内野安打もあれば、盗塁もあり、守備でも人を感動させられるものだ」そう教えてくれた人物がいます。もちろん、それはイチローです。彼がアメリカンではなく日本人だというのは偶然ではないでしょう。こうして、アメリカ野球は海外からの新しい血、新しいスタイルを取り入れることで上手くバランスをとっているわけなのです。(もしかすると、アメリカが生んだロック・ミュージックがエスニックな血を導入することでかろうじてそのパワーを保っているのと同じか!)
<変わりゆく日本野球>
 ところが、アメリカ人に忘れかけていた野球の本質を教えたイチローの本国、日本では大リーグのホームラン至上主義のチーム編成をも上回るチームが生まれいました。読売巨人軍です。
 そう考えると、日本のプロ野球が目指す方向性が「巨人」の目指している方向性と一致しているということもまた重要です。なにせ今のプロ野球界をリードしているのは明らかに巨人のオーナー、渡辺氏なのですから。
 プロ野球の未来形が今の巨人の姿だとしたらどうでしょうか?
<1リーグ制の是非>
 では、プロ野球の1リーグ制はどうでしょうか?もし反対なら対案はあるのでしょうか?その点について考えてみたいと思います。
 チーム数を減らすことはフランチャイズ・チームをもつ地域のエネルギーを失うものであり、最も信頼できるファン層を失うことでもあります。それは絶対避けるべきです。実は僕自身、もう30年近く近鉄ファンを通してきています。(北海道の人間なのになぜか?・・・きっかけは三沢高校の太田幸二が近鉄に入団したことでした)北海道には日本ハムがあるので、幸いですが・・・。では、チームを減らさずにやって行くにはどうしたらよいのでしょうか?
 先ずは、トップ・クラスの選手たちが現在の給料をカットすることを考えるべきでしょう。将来の生活に不安があるのも確かなので、そのためにアマ球界との協力関係を深くして、引退後の就職先を生み出して行くことも必要でしょう。
 ドーム球場を利用するための巨額な負担、これもかなりの問題点です。最初に採算がとれると考えた経営陣が馬鹿だ!と今さら言っても始まりません。しかし、日本ハムが札幌ドームでやって行けるなら、大坂という大都市で近鉄がやって行けないはずはありません。チームがなくなることを考えればいくらでも経営努力はできるはずです。
 それとJリーグではすでに行われているリーグ機構による利益分配方式。これをプロ野球界も導入すべきでしょう。Jリーグのチームが、プロ野球の球団に比べてずっと少ない利益でやって行けているのは、この方式によってまんべんなく各チームに運営のための補助資金が渡っているからです。もちろん、現在利益を独占している読売巨人軍のオーナーが簡単に認めるわけはないでしょうが、・・・。
 僕も昔は野球少年でした。ユニフォームも持っていたし、グランドで暗くなるまで野球をしていたものです。
 中(中日)、武上(ヤクルト)、中塚(太洋)、安藤(阪神)、吉田(巨人)とか妙に渋い選手のファンだったのは、背が小さくても、パワーがなくても、彼らのようなプレーなら可能なのではないか?そう思っていたからです。そうやって、それぞれの子供たちがそれぞれのレベルで多種多様な選手たちに憧れることができる。それがプロ野球というスポーツの魅力だったのではないかと思います。(あの頃が懐かしいなあ・・・)
 政治といっしょで、野球までもがアメリカ式になってしまうべきではないと思います。日本式野球があって良いはずだと思います。そうでないと、プロ野球は破綻してしまい21世紀を生き残ることはできないと思います。

<5年目突入のご挨拶>
2004年6月15日
 いやあ、忘れていました。先日6月2日をもって、このサイトはついに5年目に突入していたのです。まさか、こんなにネタが続くとは思っていなかったのですが、それ以上に最近の提示版の中身の充実ぶりには感動です。
 書き込みをしていただいた方々に、改めて感謝させていただきます。もちろん書き込みをしたことがない「静かなる読者」の方々にも、改めて感謝させていただきます。僕も「作者でなければ、怖れ多くて書き込みなんてできないなあ」なんて思うような素晴らしい書き込みもありますしね。
 重い書き込みだけでなく、なごめる話題も書いていただけたらと思いますので、単純に「あの記事が面白かった」とか「こんな情報がある」とか短いものでも結構です。
 「ネット=不健全」というのが、今や常識になりつつありますが、そうではない小さな世界をここに築いてゆければと思います。ロックという音楽も、かつては「不良の音楽」と呼ばれていたわけですしね。今後とも、皆様のご協力とご愛読をお願いします。
(追記)ところで、このサイトのモットーは、「パソコンを閉じて外に出よう!」だということも、お忘れなく。
<今さら戦場での虐待もなにもないとは思いますが・・・>
2004年5月7日
 連日のようにアメリカ兵によるイラク兵の虐待写真が公開されています。正直言って、戦場で殺し合いをしているのに虐待もなにもないような気がします。しかし、その虐待の裏には、この戦争を始めた人々のアラブの人々に対する差別意識がはっきりと映像化されていると言う意味では、実にわかりやすく価値のある映像なのかもしれません。
 でも、それ以上に、「戦争」という行為は、究極の「虐待」なのだということに思い至らなければおかしいはずです。そうではないでしょうか?だからこそ、戦争はいけないのだ、という発想になぜいたらないのでしょうか?新聞もテレビも、そこのところの感覚がすでに麻痺してしまっているような気がしてなりません。

<映画「恋愛適齢期」&TV「センセイの鞄」>2004年4月25日
 先日、映画「恋愛適齢期」を見ました。ジャック・ニコルソンは、僕の心の兄貴であり、20年後の目標でもあります。彼がいよいよ初老の恋の物語を演じるようになったとは、・・・。それだけで感慨深いです。
 途中のベッド・シーンでは、コメディー映画でありながら、思わずウルウルきてしまいました。我ながら、こんな大人の映画が楽しめるようになったんだなあと、・・・思ったり、うちの奥さんにも見せるんだったと思ったり、複雑な思いを抱きながら楽しませていただきました。
 と思ったら、今度はテレビで「センセイの鞄」を見ました。これまた僕の大好きな久世監督の作品です。そして、こちらでは柄本明がジャック・ニコルソンに負けじと老年の恋を演じていました。これもまた、泣けました。小泉今日子は昔から好きだったけど、やっぱりいい女優ですね。
 しばらく、酔っぱらったことがないなあ、と思いながらビールを3カン開けてしまいました。さすがは久世さんです。
 死ぬまで恋はできるんですね。
 人生は死ぬまで続くんですね。
 死ぬまで生き生きと生きたいものです。みなさんも、がんばりましょう!

<とにかく良かった>
2004年4月15日
 イラクで人質になっていた3人の解放、とにかく良かったです。
危険なのに行った彼らを批判する声も多かったようですが、彼らが人質になったのは彼らの責任ではありません。
 そして、今回彼らが助かったのは、けっして政府の行動が役に立ったわけではなく(小泉総理の発言などは逆効果のほうが大きかったのではないかと思います)マスコミやインターネットを通じて、多くの声が直接イラクの人々や聖職者それにもしかすると誘拐犯へと伝わったことの方が大きかったようです。
 僕はトルコやモロッコを旅し、友人もおり、イスラムの人々の正義感は正直アメリカ人より信頼できると思っています。そんな彼らが誤った行為に走らずにすんだことを喜びたいと思います。
<違憲判決、当然です>2004年4月8日
 先日、小泉総理大臣の靖国神社参拝に対して、福岡地方裁判所から違憲判決が下されました。この裁判は福岡以外でも東京、大阪などでも行われているそうですが、先ずはこの判決が大きな意味をもつことは間違いなさそうです。
 この結果は実に当然のことなので、今さら議論するまでもないでしょう。しかし、それでもなお、彼は参拝を続ける可能性が高いということは国民がこの問題を気にしていないとたかをくくっているからです。「一時が万事」こうした実績を積み重ねることで時代は変えられてゆくのです。
 間違っていることは、間違っていると常に認識していないと。
ということは、このコーナーもちゃんと続けないといけないですね。

<あけまして、おめでとうございます>2004年1月1日
 あけまして、おめでとうございます。本年も、当サイトをよろしくお願いいたします。
 開設以来、毎年アクセス数も増え、数々のメールや書き込みに「やる気」をもらっています。改めて、感謝します。
 昨年は、これまで音楽と映画だけではなく作家や科学者、画家なども取り上げるようになり、より広い範囲で20世紀をとらえられるようになりました。
 今年は、新たに「海と旅、そして生命」という新コーナーを設けようと計画中です。
今年も、さらに広く、そして深くこのサイトを成長させてゆきたいと思います。

「Deeper and deeper・・・」
 リュック・ベッソン監督作品「アトランティス」より

<何事にも遅すぎると言うことはありません。間違いを認めましょう>(2003年12月1日)
 20世紀後半を代表する作家カート・ヴォネガット・Jrは、ベトナム戦争について、かつてこう言いました。(1973年)
「見よ、ロマンスの死に絶えたアメリカは、くたびれ果てたシニカルな国になり、そこには残忍な、高給取りの戦士階級が生まれるだろう。・・・そして民衆がほっと気づいた時には・・・実験者たちは、警官や軍人が再び大衆の前で面目を失墜するよう無理やり仕向ることだろう。残念な話しだ」
また彼はこうも言っていました。
「我が国におけるアルコール飲料販売の禁止は、(ほかにもいろいろな呼び方があるが)<崇高な実験>と呼ばれた。その実験は、愚劣で評判の悪い法律を強制せざるを得ない警察官に対する国民の敬意を失わせるのに大きく役立った。ベトナムでの戦争は<崇高な実験U>と呼ぶのが適切かもしれない。・・・」
 そして今、「世界を巻き込んだ弱小反対勢力(テロリスト)の壊滅作戦」という<崇高な実験V>が行われつつあります。さらに今回アメリカは、他国をもその実験に巻き込もうとしています。我が国日本もその被験者になろうとしています。それも、日本の場合は自らの意志でです。・・・なんという愚かなことか!
 なぜ、マスコミやアーティストたちは、この愚かな実験に対し、「NO」という発言をもっとしないのでしょう。小声ではなく、大声で「NO!」と言ってほしいと思います。聞こえるように言わなければ、言っていないのと同じです。
<歴史は変わりましたが・・・>(2003年11月14日)
 選挙は終わりました。歴史は少しずつ変わろうとしているのかもしれません。でも、投票率の相変わらずの低さにはがっくり。国民健康保険の加入率と投票率の低さは、未来に向けての希望の低さを象徴しているようで悲しいことです。
 しかし、僕の子供には、だからこそ、回りがそんな調子だからこそ、自分さえやる気になれば、どんな分野でも一流になれるはずだと、教えたいと思っているのですが・・・・・。
 イラクではいよいよ状況が悪化。もうテロ事件ではなく戦争と呼ぶべきでしょう。「自業自得」と言うのは簡単ですが、ここからもとにもどすのは大変なことです。歴史をリセットすることは、絶対に不可能です。だからこそ、あきらめないことこそが、最も重要なことだと思います。
<歴史を作るのは僕たちです>(2003年10月31日)
 いよいよ総選挙が行われます。歴史を語るのも良いのですが、それは活かされなければ、まったく意味がありません。何のために歴史を知る必要があるのか、それは同じ間違いを繰り返さないためです。
 昔と同じように戦争を始めようとしている人間がいないか?昔と同じように軍隊を進める口実を作り上げようとしている人間はいないか?歴史では、どんな戦争もそのきっかけの裏には「嘘」が隠されていました。人々はその「嘘」にまんまと乗せられ、喜んで命を捧げて行きました。そうでなければ、戦争など始められるわけはないかもしれません。
 今回の選挙戦で憲法を改正すると宣言している小泉総理、不況やテロによる不安を利用したどさくさ紛れの戦術です。みなさん、気づいていますか?その橋は一度渡ったら二度と戻れないかもしれないのです。少なくとも、僕たちやその子供たちが犠牲になるまでは・・・。
 歴史を作るのは紛れもなく選挙民なのです。
僕はカッコつけて死ぬより、カッコ悪くても生き延びたいです。
少なくとも、それで子供たちが生き延びられるなら、・・・。

<歴史 パート2>(2003年10月10日)
 人類は歴史から多くのことを学んできましたが、その歴史の記録をねじ曲げようとする人間もまたあとを絶ちません。そのうえ、歴史をねじ曲げようとする動きは、必ず未来をねじ曲げようとする動きへとつながって行くものです。(ちなみに、今回アメリカが仕掛けたイラク戦争は歴史だけでなく未来をも同時にねじ曲げようとするものでした!)
 もちろん、歴史に偏りのないものはないし、100%確かな事実も存在しません。したがって、人類にとって最も重要なのは、もしかすると「自由に歴史を学ぶ権利」なのかもしれません。
 それは、最低限の読み書きを教える教育の必要性から始まり、学校や図書館など教育文化施設の充実なども含みますが、最低限、「複数の視点から見た歴史」を学べることが重要だということです。
さらに、僕が考える「歴史教育」とは、日々刻々と積み重なって行く出来事を「自分自身の歴史」の中に書き加えて行くことのできる能力を身につけることだとも思います。もちろん、そのためには歴史の全体像を身につけることも重要ですが・・・
 そのためには、「歴史」を「事件が年代順に並ぶ年表」としてとらえるのではなく、時間や空間を越えてダイナミックに変化する「終わりがなく、常に変化し続ける柔らかな物語」としてとらえることが重要だと思います。
 もし歴史がそう見えてくるなら、「歴史」ほど恐ろしく悲しく愚かしいのに、実に興味深く楽しい物語はないはずです。
 僕自身、このサイトを作り続けながら、歴史に秘められたダイナミックなつながりの面白さに何度となくワクワクさせられてきました。未だに僕がこのサイトを作り続けることが楽しいのは、そのせいでしょう。読者の皆さんにそんな「歴史」のもつ楽しさが伝わっていれば幸いです。

<歴史>(2003年9月16日)
 キング牧師の歴史的な演説から40年、そしてあの同時多発テロ事件から2年がたちました。確かにキング牧師の演説の後、世界は確実に変わってきました。しかし、それが本当に良い方向だったのかどうか。どちらにしても、2年前の9月11日、再び世界は新たな危機の時代へと逆戻りしてしまったことは間違いなさそうです。
 人類は歴史から多くのことを学んできましたが、その歴史をねじ曲げようとする人間もまた後を絶ちません。その上、歴史をねじ曲げようとする行為は、必ず未来をねじ曲げようとする行為へとつながって行きます。
 今回のアメリカによるイラク攻撃は、歴史をねじ曲げると同時に未来をもねじ曲げようとする恐るべき行為でした。これもまた歴史として語り継がれることになるでしょう。この歴史が再びねじ曲げられることのないようしっかりと見つめなければならないと思います。
<鳥人間コンテスト感動しました>(2003年9月8日)
 毎年琵琶湖で行われている人力飛行機のコンテストが先日テレビで放映されました。僕はこの番組が昔から大好きなので、楽しみにしていたのですが、今回は凄かった!次々に新記録がでる展開に驚くと同時に感動で涙まででてきました。
 仲間たちといっしょに一生懸命何かに挑戦することは、それだけで幸せなものです。この年になると、なかなかそんなチャンスはありませんが、子供たちにはそんな体験を一杯してもらいたいものだと思いました。
 久しぶりに冒険したくなりました。
<ニューヨーク大停電とジョン・ウェイン>(2003年8月19日)
 以前カリフォルニアで大停電があった時、次はニューヨークが危ないと指摘されていたにも関わらず起きてしまった今回のニューヨーク大停電。この原因が自由化による電力料金の値下げ競争だったことは、皆さんご存じでしょう。
 電力料金を他社より安くするため、どの電力会社も将来のために設備投資をしようとせず、結局送電線などの設備が老朽化してしまい今回のように原因すら特定できない大事故が起きてしまったわけです。
 「安いことは良いことだ」という単純なものの見方では、現実は上手く行かないということを、自由主義諸国のリーダー、アメリカが見事に証明してくれたわけです。
 最新の科学「複雑系」について書かれた科学ドキュメンタリー「複雑系」という本の中に、こんな記述がありました。
「・・・だがアメリカにおける理想は、最大限の個人の自由。アーサーはそれを「すべての人間をジョン・ウェインにし、銃をもって走り回らせること」と言った・・・」
今のアメリカはまさにこの状態です。家庭でも、学校でも、誰もがジョン・ウェインを演じ、大統領までもが国民の巻き込んでジョン・ウェインを演じているのです。
 ソ連は共産主義の限界によって1980年代に崩壊しましたが、アメリカもまた自由主義の限界によって崩壊の危機にあるのかもしれません。
(注)ジョン・ウェイン
 西部劇映画の巨匠ジョン・フォードの「駅馬車」で大スターになり、その後アメリカの西部劇だけでなく「強いアメリカ」の象徴となった俳優。
 彼はガンにより死亡しましたが、それはかつて核実験が頻繁に行われたネバダ州などで彼の出演する映画が撮影されていたからだと言われています。実に皮肉なことです。
<テロを投資の対象にするとは!>(2003年7月31日)
 アメリカ国防省の内部研究機関が、テロ事件や政府要人の暗殺、戦争などの海外紛争を投資の対象とする先物市場を計画していることが議会で明らかになったそうです。計画では今年の10月から開始される予定でしたが、さすがに議会内部の反発にあい中止になったそうです。
 確かにテロや戦争ほど、海外の経済活動を大きく左右する事件はないわけですから、経済市場においてこの案がでてきても不思議はないのかもしれません。経済そしてお金を目的として存在する国家にとっては、すべて先物市場の取引対象になるわけですから・・・。この計画はアメリカの本質を実にはっきりと表しているようです。
 そう考えると、この計画が実現していたら、巨額の資産を所有する投資家によって、どこかの国でテロ事件が無理やり起こされるなんてこともあったかもしれません。今のアメリカならやりかねないでしょう。ここまでくると、笑っちゃいますね。
 いや・・まてよ、すでにこうした作られたテロ事件は存在しているのでは、・・・架空の大量破壊兵器によるイラク戦争こそアメリカという資産国が仕掛けた戦争でしたね。なんだか「うそつき狼少年」の話しを思い出してしまいます。そのうち、アメリカの言うことを誰も信じなくなるのではないでしょうか。少なくとも、僕はもう信じてはいません。あなたはいかかですか?

<危機を作り、敵を作り続ける権力機構>(2003年7月28日)
 大量破壊兵器(核兵器)は見つからないどころか、存在情報自体が虚偽だったことが明らかになってきました。それを素直に信じていた小泉総理のあまりに愚かな答弁にはあきれてものも言えません。
 それにしても、どうして権力機構はこうも危機を作り、敵を続けなければならないのでしょうか?だぶんそれは、一般大衆が常にわかりやすい批判の矛先を求めているからなのでしょう。しかし、そんな状況を生みだしたのは、目隠しをされていることに気づかない飼い慣らされた国民を育て続けてきた教育のせいなのかもしれません。
 映画「マトリックス」は夢物語ではなく、現状をかなり言い当てているのかもしれません。やっぱり本当に怖いのは現実なのです。

「僕たちは敵のおかげで生きている
 敵がいなかったらどこで暮らせる?
 僕たちは法に刃向かって
 隠されたものについて語った
 今夜、わらの王を燃やそう
 君の行く道を照らすために僕の目をあげよう
 信頼を証すために君の嘘を全部飲み込もう
 ベールがはがされたときに
 僕たちが見たものについて語った
 今夜、わらの王を燃やそう
 それでも彼は消滅しない
 もし火にくべられても
 燃えることは
 彼の帰還を保証するだけ
 怖れに名前を与えよという人もいる
 そうすれば怖れは消えるだろうと
 かつて彼は僕たちを震えさせた
 かつて彼は畏怖の年を起こした
 今夜、わらの王を燃やそう」

 スラップ・ハッピー「キング・オブ・ストロウ King Of Straw」より 訳(喜多村純)

<歴史はブッシュの暴挙を決して忘れません>(2003年7月1日)
 アメリカはパレスチナ問題を平和的に解決することで、なんとかイスラム圏の国々と和解しようとしているようです。しかし、イスラエルという宗教暴力国家を生み出したのは紛れもなくアメリカなのです。自分で問題を起こしておいて、今さら笑わせてくれます。
 当たり前のことですが、そんなことでブッシュのイラクへの暴挙が許されるわけはありません。絶対に許すわけには行かないのです。歴史上、今回のイラク戦争ほど世界の人々を馬鹿にしきった戦争はないのですから。
 そのことは、歴史がきっと証明するでしょう。だからこそ、歴史を学ぶことは絶対に無駄ではないし、その歴史を記憶し伝えることは重要なことだと思います。

「自分の敵を征服するためには、まず最初に自ら悔い改め、ひざまづき、憐れみを乞わねばならないということを聞いたことがあるかい。ウェスト・ポイント(陸軍士官学校)ではそのことを教えるかな。神は傲慢な態度を嫌うんだ。・・・」
ボブ・ディラン
<戦争の親玉たちへ>(2003年6月)
 イラク戦争をしかけたアメリカのネオコン・グループの人々へ、そして、小泉総理へ。
 ボブ・ディランの「戦争の親玉」を謹んで捧げます。

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