「越境者 Ill Cammino Della Speranza」 1950年
(監)(製)ピエトロ・ジェルミ
(製)トゥリオ・ピネッリ
(製)(脚)フェデリコ・フェリーニ
(撮)レオニーダ・バルボーニ
(音)カルロ・ルスティケリ
(出)サロ・ウルツィ、ラフ・ヴァローネ、エレナ・ヴァルツィ、フランコ・ナヴァッラ
ヴェネチア国際映画祭セルズニック賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞
 約束の地(フランス)へと向かうロード・ムービー。
 21世紀も続くヨーロッパへの移民たちの物語の先駆的名作。
 シチリア島からイタリアの中でも差別の対象となった人々の苦難の旅。
 リアリズムではないが、それぞれの登場人物には、個性とリアリティがあって、最後までハラハラさせてくれます。
 けっしてハッピーエンドではないけれど、まだそこには救いが見えていた良き時代だったのかもしれません。
 ラストに登場する国境警備隊の対応などはまさにその典型です。
 戦争も、移民への対応も、まだ人間味があった時代の物語です。
 21世紀の今の移民たちの方がずっと現状は厳しいはずです。