「パルプ・フィクション Pulp Fiction」 1994年

- クエンティン・タランティーノ Quentin Tarantino -

<ジャンル映画>
 「ジャンル映画」という言葉があります。「ジャンル」とは、映画なら「西部劇」「アクション」「SF」「カンフー・アクション」「サスペンス」「オカルト」「恋愛もの」などのジャンルのことです。もちろん、それはさらに「サスペンス」の中の「フィルム・ノワールもの」とか「犯罪もの」の中の「マフィアもの」とか「脱獄もの」とかに分けることも可能でしょう。では、ジャンルとは何のためにあるのでしょうか?
 レンタルDVD店で借りたいものを見つけやすくするため?もちろん、そうではありません。実は、それにはわりにちゃんとした理由があります。それは、ハリウッドが黄金時代だった1930年代から1940年代にかけて生まれたものと考えられています。当時のハリウッドは年に300本から400本もの作品を作り出しており、それぞれの作品をそれぞれの映画会社が所有する系列の映画館で公開するという流れが確立されていました。(こういう映画界の独占的な流れは、後に独占禁止法によって禁止させられることになります)しかし、それだけ多くの作品を公開するとなると観客にとって映画を選ぶのも大変ですし、公開する方も大変です。そこで生まれたのが「ジャンル」という考え方でした。映画をジャンルrごとに製作し、公開することで観客は自分が見たい作品を選びやすくなり、製作側もまた映画の中で余計な説明的シーンや台詞を加えなくてもよくなるという利点があります。さらに上映館をある程度定めることにより、確実にそのジャンルのファン層をつかむことができるのです。
 こうして、「西部劇」のように早くからジャンル化された映画には、誰もが理解しやすい定番的なストーリーができていったわけです。例えば、
「街に、どこからともなく流れ者のガンマンが現れる」
「街には無法者のグループが居座っていて、彼らには誰も手出しをすることができずにいる」
「流れ者のガンマンは、その気がないにも関わらず彼らと対立することになる」
「街には娼館があり、そこの女将は流れ者に惚れてしまうが、彼女には無法者のリーダーにも惚れられている」
「無法者とガンマンの決闘が近づくがガンマンを助けようとする者は現れない」
こんな調子で多くの定番的ストーリーがあり、それを複線として利用したり、あえて逆手にとったりして、物語は作られてゆくわけです。
 その他にも、上手く立ち回り中立を保つバーテンダー、弱腰で途中で逃げ出してしまう保安官、無法者のリーダーに従う冷静で残虐なナンバー2、流れ者の闘いぶりを憧れのまなざしで見つめる男の子とそんな息子を叱る母親、・・・。いろいろな定番的キャラクターも生まれました。

<ジャンル映画のサンプリング>
 もし、こうした定番的なキャラクターやストーリーを無視してしまうと、観客は映画を見るために大いに悩むことになるでしょう。しかし、それを上手く利用すれば、観客にとっては新鮮な驚きや感動が得られる可能性もあるわけです。こうして、ジャンルの枠組みを崩したり、他の異なるジャンルと組み合わせたりしたサンプリングによるヒップ・ホップ・ナンバーのような作品が、映画界にも登場するようになってきたのです。こうした、映画の登場は「ジャンル映画」の完成とマンネリ化、その崩壊から必然的に生まれてきたものともいえるでしょう。
 こうした、手法を映画において確立したクエンティン・タランティーノは、ロック界におけるベックと似た存在かもしれません。ブルースやロックをヒップ・ホップを融合させ「ルーザー」という超B級のヒット曲でロック界に登場したベックのメジャー・デビュー・アルバム「メロウ・ゴールド」の発売が、この年1994年だったというのは単なる偶然ではないように思います。実際、タランティーノ作品おいては、映画ジャンルのクロス・オーヴァーだけでなく、音楽やファッションなどについても、ジャンルを越えた組み合わせがなされ、それが大きな魅力となっています。この時代、映画はあらゆる文化が融合する複合的な娯楽としての要素をより強め、その最先端の作品「パルプ・フィクション」が登場し、高い評価を得ることになったのです。
 この作品にパルムドール(グランプリ)を与えたカンヌ映画祭の審査委員会は、当時かなり批判されたのですが、その判断は間違いではなかったようです。

<複雑な構造の作品>
 この映画のような時間軸を崩した作品は、一歩間違えると観客を混乱させてしまい難解な芸術作品として扱われることになります。しかし、タランティーノ作品の場合、そうならないために「ジャンル映画」の要素が用いられているわけです。特にB級犯罪映画の「つぼ」を押さえることで観客は困惑させられながらも、ストーリーについてゆくことが可能になり、かえってその困惑の原因を突き止めようと映画に引き込まれてゆくという仕掛けなのです。
 そのうえタランティーノ作品では犯罪映画ではあっても犯罪と関係のない「ジャンル映画」からの転用も多く、それもまた大きな魅力のひとつになっています。例えば、ヴィンセントとミアのダンス・シーン。これは、そのものズバリ「サタデイ・ナイト・フィーバー」からの引用ですが、単にそれを同じ俳優で再現しただけのシーンではありません。この当時、かつての人気を失い低迷していたジョン・トラボルタに出演を依頼したタランティーノは、彼を7キロ太らせ、かつてのイメージを初めから打ち消してみせました。
 ところが、ミアとのダンス・シーンでは、ダンサーとして久々に活躍してみせるのです。それも大人の男としての余裕をもった踊りによって、ディスコのダンスとは違う魅力を発散。彼は見事に「新たなトラボルタ神話」を作り上げることに成功したのです。彼はこの映画によって、新たなキャラクターを獲得。この後再び黄金時代を築いてゆくことになります。タランティーノは、B級映画のリメイクによってA級の映画を作り上げたと同時にB級俳優に成りかかっていたジョン・トラボルタをA級俳優に再生してみせたのです。
 こうしたリメイク感覚は映像だけではなく音楽でも大いに生かされています。この映画で一躍有名になった1960年代のサーフィン・サウンド「ミザルー」は、ディック・デイル&ヒズ・デルトーンズの曲ですが、この映画が公開されるまで、ほとんどの人はその存在すら知らなかったはずです。その他にも、ソウル・ゴスペル界伝説の歌手アル・グリーンの名曲「Let's Stay Tgether」やジャズ・ファンクのバンドとして最高の存在だった時期のクール&ザ・ギャングの大ヒット曲「ジャングル・ブギー」など、70年代の名曲もまたこの映画のサントラ盤コンピレーション・アルバムもまた映画同様大ヒットを記録しています。
 彼のこうした作品作りの手法は、どこから生まれたのでしょうか?それはたぶん、彼が映画に求めるもの、それを追求するうえで必然的に出来上がった手法に違いありません。
「次はいったいどうなるんだろう?」「なるほど、そうきたか!」「ありえねー」「ええ、それで終っちゃうわけ?」
 観客にそう言わせつつ、次のシーンへ、そしてラストへと時を忘れさせ、目を釘付けにさせること。これこそ、彼が映画に求めているものなのでしょう。だからこそ、彼は映画の中に登場するあらゆるものを使って、観客の目をそうさせないような仕掛けを作ることに情熱を注ぎこんでいるのでしょう。

<クエンティン・タランティーノ>
 クエンティン・タランティーノ Quentin Tarantinoは、1963年3月27日、アメリカのテネシー州ノックスヴィルに生まれています。彼の映画オタクぶりは子供の頃から筋金入りだったようです。ただ映画だけにはまっていたわけではなく、音楽や小説、テレビにもはまっていて、学校の勉強はどうでもよくなっていたようです。そのため、彼は演劇スクールで学びながら俳優の道を歩み始め、テレビ・ドラマに俳優として出演するようになりますが、自分の手で映画を作りたいという思いが強くなり、自主制作で映画を作り始めます。
 その間、彼はLAのマニアックなレンタル・ビデオ店で働きながら自らの映画の知識をさらに深め、自分が撮りたい映画の脚本を次々に書き上げてゆきます。そうして生まれたのが、後に映画化されて、それぞれ大ヒットすることになる作品、「トゥルー・ロマンス」、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」などの脚本です。ところが、これらの作品は、どれも暴力描写が激しく、見方によっては暴力的な犯罪者を英雄視しているととられかねないと思われたため、初めはどれも映画化の話が進みませんでした。しかし、そうした彼の作品に対する見方は、彼自らの手によって変えられることになります。それが彼のデビュー作となった作品「レザボア・ドッグス」です。
 この作品は、サンダンス映画祭やカンヌ映画祭で公開されると観客や専門家たちによって絶賛され一躍彼の作品の価値が上がりそのために前述の脚本が軒並み映画化されることになったのです。もちろん、「レザボア・ドッグス」もまた簡単に映画化が実現したわけではありません。彼の脚本を高く評価し、自らプロデュースを買って出たローレンス・ベンダーがニューシネマ伝説の作品「断絶」の監督モンテ・ヘルマンと名優ハーヴェイ・カイテルに彼の作品を紹介してくれたことがきっかけでした。彼の脚本が気に入ってくれた二人は、資金集めに協力してくれただけでなく、プロデューサーとしても作品に名を連ね、資金集めを容易にしてくれただけでなく、低予算で豪華な俳優陣を集めることを可能にしてくれました。こうして、誕生した「レザボア・ドッグス」の大ヒットによって、彼の名は世界中に知られるようになり、いっきに彼の時代が始まることになったのです。

「パルプ・フィクション Pulp Fiction」 1994年公開
(監)(原)(脚)クエンティン・タランティーノ
(製)ローレンス・ベンダー
(製総)ダニー・デビート、マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア
(原)ロジャー・エイヴァリー
(撮)アンジェイ・セクラ
(音)サリー・メンケ
(出)ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ティム・ロス、ブルース・ウィリス、ヴィング・レイムズ、ハーヴェイ・カイテル、クリストファー・ウォーケン

<あらすじ>
(コーヒー・ショップにて)(時間経過では3番目にあたる部分)
 若い男女(ティム・ロスとアマンダ・プラマー)が店の客から金品を奪おうと、銃を取り出し、「手を上げろ!」と叫ぶ。
(二人の殺し屋)(時間経過では2番目にあたる部分)
 二人の殺し屋ジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)とヴィンセント(ジョン・トラボルタ)がボスのマーセルス(ヴィング・レイムズ)の命令で、ある若者グループを殺すために彼らのアジトに侵入し、二人を殺す。
(ヴィンセントとミア)(時間経過では4番目にあたる部分)
 Tシャツと短パン姿のヴィンセントがマーセルスにブリーフケースを届ける。それはプロ・ボクサーのブッチ(ブルース・ウィリス)に八百長をさせるための金でした。その後、ヘロインを買ったヴィンセントはマーセルスに護衛とお守りを頼まれていたマーセルス夫人のミア(ユマ・サーマン)を連れてダンス・コンテストに出場。彼女との関係をこれ以上深くしないよう彼は家に送り届けますが、秘かに彼のヘロインを使ってしまった彼女が多量摂取のため倒れてしまいます。なんとかアドレナリン注射で彼女を救った彼はミアにその夜のことはお互い忘れようといって家に送り届けました。
(ブッチの金時計)(時間経過ではこれが一番最初になります)
 父親の友人だった空軍将校(クリストファー・ウォーケン)が幼いブッチに、この金時計はヴェトコンに盗られないように尻の穴に隠し持っていたんだと説明します。
(ブッチの逃避行)(時間経過ではこれが最後になります)
 八百長をせず、逆に自分の勝ちに金を賭けたブッチは、マーセルスに殺されると考え、恋人のファビエンヌ(マリア・デ・メディルシュ)とともに逃亡しようとします。ところが、大事な金時計を部屋に忘れてきたため、ブッチはアパートに戻ります。するとそこには、彼を待ち伏せていたヴィンセントがいました。トイレに入っていたためヴィンセントを殺すことができたブッチでしたが逃げる途中、今度はマーセルスと出会ってしまい喧嘩になってしまいます。ところが、その喧嘩の場所になった店の持ち主は変態で友人の警官とともにマーセルスを縛り上げ肛門を犯し始めます。ブッチはその隙に日本刀を見つけ、二人を殺しマーセルスを助けます。マーセルスはこのことを黙っていれば今回は見逃すと約束。ブッチは無事に彼女と旅立ったのでした。
(ジュールスとヴィンセント)(時間経過ではこのシーンも3番目にあたります)
 二人が若者グループの残りを殺そうとしていると、その一人が突然現れて二人に向かって銃を乱射します。ところが一発も弾は当たらず、ジュールスはこれは神からのしるしかもしれないと考えます。その後、二人は生き残りの一人を連れてそこを出ますが、ヴィンセントが誤ってその男を撃ち殺してしまいます。あわてた二人がマーセルスに連絡をとると、すぐに死体処理のプロ、ウルフ(ハーヴェイ・カイテル)が現れ、手際よく後片付けをしてくれました。やっと仕事を終えた二人は、血だらけのスーツを脱ぎ、Tシャツと短パン姿になって朝食をとるため、コーヒー・ショップに入りました。
 すると、そこに男女二人組みの強盗が現れ、金を出せと叫び始めました。すぐに強盗を押さえつけた彼らでしたが、ジュールスはさっき偶然に命拾いしたことから殺し屋稼業から足を洗う決意を固めていたため、強盗に自分の金を渡し、逃がしてやるのでした。

エゼキエル書第25章17節より(追記2014年3月)
心正しい者の歩む道は、心悪しき者の利己と暴虐で阻まれる。
愛と善意で暗黒の谷で弱きを導く者に祝福を彼こそ兄弟を守り、迷い子たちを救う者なり。
私は怒りに満ちた懲罰をもって、兄弟を滅ぼす者に復讐をなす。
彼らに復讐をなす時、私が主である事を知るだろう。

(もちろん、ジュールスの決め台詞です)

他のクエンティン・タランティーノ作品
イングロリアス・バスターズ



ドリームワークス設立(ハリウッド黄金時代再び)

「愛情萬歳」(監)ツァイ・ミンリャン(出)ヤン・クイメイ(ヴェネチア映画祭金獅子賞
「活きる」(監)チャン・イーモウ(主)コン・リー(カンヌ映画祭グランプリ、グォ・ヨウが主演男優賞受賞)
「イル・ポスティーノ Il Postino」(音)ルイス・バカロフ (出)マッシモ・トロイージ(マイケル・ラドフォード監督の心に響く名作)
「インタビュー・ウィズ・バンパイアInterview with the Vampire」(音)エリオット・ゴールデンサル(ニール・ジョーダンの本格ドラキュラもの、ドラキュラものに傑作多し!)
「エキゾチカ」(監)(脚)アトム・エゴヤン(カンヌ映画祭国際批評家連盟賞受賞のカナダ映画)
「エド・ウッド Ed Wood」(監)ティム・バートン(脚)スコット・アレクサンダー(出)ジョニー・デップ(マーティン・ランドーがアカデミー助演男優賞
「王妃マルゴ」(監)パトリス・シェロー(主)イザベル・アジャーニ(カンヌ映画祭審査委員賞、主演女優賞受賞)
「オリーブの林をぬけて」(監)(製)(脚)(編)アッバス・キアロスタミ(出)ホセイン・レザイ、モハマッド=アリ・ケシャバース
「カウガール・ブルース Even Cowgirls Get the Blues」(監)(脚)ガス・ヴァン・サント(音)k.d.ラング、ベン・ミンク
「ショーシャンクの空にThe Shawshank Redemption」(監)フランク・ダラボン(出)ティム・ロビンス(原)スティーブン・キング
 (音)Thomas Newton映画の中で主人公がかけるレコードはオペラ「フィガロの結婚」第三幕から「そよ風に」(モーツァルト作曲)
「親愛なる日記」(監)(脚)(主)ナンニ・モレッティ(カンヌ映画祭監督賞受賞のイタリア映画)
「スピード」(監)ヤン・デ・ボン(脚)グラハム・ヨスト(撮)アンジェイ・ダートコウィアック(出)キアヌ・リーヴス、デニス・ホッパー、サンドラ・ブロック
「太陽の少年」(監)(脚)チアン・ウェン(原)ワン・シュオ(撮)クー・チャンウェイ(出)シア・ユイ、ニン・チン
「太陽に灼かれて」(監)(脚)(出)ニキータ・ミハルコフ(出)オレグ・メーシコフ(カンヌ映画祭グランプリ受賞)
「他人のそら似」(監)(脚)(主)ミシェル・ブラン(カンヌ映画祭脚本賞受賞)
「天使が隣で眠る夜」(監)ジャック・オーディアール(主)ジャン・ルイ・トランティニャン(カンヌ映画祭カメラ・ドール受賞)
「パルプ・フィクション Pulp Fiction」(監)(脚)クエンティン・タランティーノ(音監)カリン・ラットマン(ディック・デイル&ヒズ・デルトーンズなど)(カンヌ映画祭パルム・ドール受賞)
「ビフォア・ザ・レイン」(監)(脚)ミルチョ・マンチェフスキー(撮)マニュエル・テラン(出)カトリン・カートリッジ、レード・セルベッジア
「フォレスト・ガンプ 一期一会 Forrest Gump」(音)アラン・シルベストリ
(ロバート・ゼメキスの大ヒット作、「ガープの世界」から毒気を抜いた感じでちょっと物足りないかも?とはいえ、アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞(トム・ハンクス)に輝く)
「プリシラ The Adventure of Priscilla,Queen Of The Desert」(監)(脚)ステファン・エリオット(音)ガイ・グロス
(グロリア・ゲイナー、アバ、ヴィレッジ・ピープル)
「ブルー・スカイ Blue Sky」(監)トニー・リチャードソン(ジェシカ・ラングがアカデミー主演女優賞受賞、未見ですが良さそう)
「ブロードウェイと銃弾 Bullets Over Broadway」(監)ウディ・アレン(ダイアン・ウィーストがアカデミー助演重要)
「ライオン・キング」(音)ハンス・ジマー アカデミー作曲賞「愛を感じて」 Elton John  アカデミー歌曲賞
「リアリティー・バイツ Realty Bites」(監)(出)ベン・スティラー(レニー・クラビッツU2、ダイナソーJr、ザ・ポウジーズなど)

「愛の新世界」(監)高橋伴明(原)島本慶(脚)剣山象(音)山崎ハコ、かしぶち哲郎(出)鈴木砂羽、片岡礼子
「居酒屋ゆうれい」(監)渡辺孝好(原)山本昌代(脚)田中洋造(撮)藤沢順一(出)萩原健一、山口智子、室井滋
「119」(監)(脚)(出)竹中直人(脚)筒井ともみ、宮沢章夫(音)忌野清志郎(出)赤井秀和、鈴木京香、
「全身小説家」(監)(撮)原一男(製)小林佐智子(撮)大津幸四郎(音)関口孝(出)井上光晴、井上侑子、埴谷雄高
「忠臣蔵外伝・四谷怪談」(監)(脚)深作欣二(製)桜井洋三(脚)古田求(撮)石原興(出)佐藤浩市、高岡早紀
「夏の庭」(監)相米慎二(原)湯本香樹実(脚)田中洋造(撮)篠田昇(出)三国連太郎、坂田直樹、戸田菜穂
「平成狸ぽんぽこ」(監)(原)(脚)高畑勲(企)宮崎駿(プ)鈴木敏夫
「棒の哀しみ」(監)(脚)神代辰巳(原)北方謙三(脚)伊藤秀裕(撮)林淳一郎(出)奥田瑛ニ、永島瑛子
「毎日が夏休み」(監)(脚)金子修介(原)大島弓子(製)藤峰貞利(出)佐野史郎、佐伯日菜子

ジャン=ルイ・バロー(俳優)死去(83歳)
テリー・サバラス(俳優)死去(70歳)
メリナ・メルクーリ(俳優)死去(68歳)
乙羽信子(俳優)死去(70歳)



第20回主要先進国首脳会議(ナポリ・サミット)
国連の対南ア制裁全面解除
<アメリカ>
ハイチで軍事政権設立、アメリカ軍がハイチに進駐
北米自由貿易協定(NAFTA)発効
カリフォルニアで大地震
<ヨーロッパ>
アイルランド共和国軍、停戦宣言発表でアイルランド紛争休止(1995年まで)
ユーロ・トンネル開通(イギリス-フランス間)
ボスニアのセルビア人勢力、全面戦争宣言(ボスニア紛争深刻化)
ルーブルが大暴落、ロシア経済が大幅に後退
<アフリカ・中東>
イスラエルとヨルダン平和条約に調印
イスラエルのラビン首相とPLOのアラファト議長にノーベル平和賞
ネルソン・マンデーラ氏、南アフリカ大統領に就任
<アジア>
スリランカで大統領候補が爆殺される
北朝鮮の金日成氏死去、金正日が後継となる
<日本>
社会党、村山富市内閣が発足
新生党、民社党が解散、新進党結成
いじめによる自殺者が急増
第12回アジア競技会広島で開催
中華航空エアバス墜落事故(名古屋)
関西空港開港(レンゾ・ピアノによるデザイン)
女性宇宙飛行士向井千秋、コロンビア号で宇宙へ
イチローが200本安打達成

<芸術、文化、商品関連>
イギリスのグラフィック・デザイン集団「トマト」世界的な活躍
大江健三郎氏がノーベル文学賞を受賞
辺見庸著の究極の食を追うルポルタージュ「もの食う人びと」発表
「ねじまき鳥クロニクル」(村上春樹著)
ソニー「プレイステーション」発売
シネコンの第一号となった海老名ワーナー・マイカルがオープン

<音楽関連(海外)>
2パックがスタジオで狙撃される
アルジェリアのオランで歌手シェブ・ハスニが暗殺される(イスラム過激派による)
<音楽関連(国内)>
チャゲ&飛鳥が日本人アーティストとしては初めてと言える本格的なアジア・ツアーを敢行
「今夜もブギー・バック」小沢健二&スチャダラパー、「DA・YO・NE」 EAST & ENDxYURIのヒットで、ラップが一気に大衆化
巨大ディスコ、ジュリアナがブームに
この年の音楽については、ここから!

1994年のページへ   20世紀映画劇場へ   トップページへ