映画の中のヒット曲リスト

PART 1

「あの頃ペニー・レインと」、「ゾディアック」、「パイレーツ・ロック」、「ロスト・イン・トランスレーション」・・・


<素敵な映画の中の素敵な音楽との出会い>
 素敵な映画と出会った時、多くの場合、その作品の中の音楽が映像と共に印象に残るものです。
 「あの曲は聞いたことがあったけど、どこで聞いたんだろう?」
 なんてことが、よくあるものです。
 昔は、映画音楽と言えば、専門の作曲者によるオリジナル曲がほとんどでした。しかし、最近の映画では既存の曲(ポピュラー音楽のヒット曲)を内容に合わせて用いたり、時代背景に合わせた選曲で選ぶ場合が増えている気がします。
 さらに最近はミュージシャンの伝記映画の名作が多く、当然、そのアーティストのヒット曲がふんだんに使われています。そんなわけで、既存のヒット曲が使用されている映画が、これからもどんどん増えてゆくでしょう。
 そこで、最近見た映画の中で既存のヒット曲を数多く使用している映画を選び、その使用曲リストを付けてみました。かつてビデオの時代には、一時停止しながら使用曲のリストを読もうにも字がぼけていて読み取れない場合がほとんどでしたが、最近はDVDになり、なんとか読み取れるようになりました。(それでも読みずらい!)読み取り間違い、書き写し間違いはご容赦下さい!
 このページは、これからも増えると思うのでお楽しみに!

 下記の索引から、それぞれの作品の楽曲リスト&作品紹介に行けます!
「愛・アマチュア」
Amatur 
1994年  1990年代のインディーズ・ロック 
インディーズ映画の巨匠ハル・ハートリーの代表作 
「アイ・ソー・ザ・ライト」
I Saw The Light 
2015年 1940年代から50年代のカントリー 
伝説的カントリー・シンガー、ハンク・ウィリアムズの伝記映画 
「アイ・トーニャ 史上最大のスキャンダル」 
I, Tonya
2017年 1970年代から80年代のアメリカンポップス 
ライバルを襲撃しオリンピックに出場したスケーター
トーニャ・ハーディングの可笑しくて悲しい物語
「アイリッシュマン」
The Irishman
2019年 1950年代、60年代中心のポップス 
1940年代から世紀末までの大河ドラマ
マーティン・スコセッシの集大成 
「アクエリアス」 Aquarius  2016年 ブラジリアン・ポップスの名曲 
ブラジリアン・ホラー作家による社会派のホームドラマ  
アザー・ワン ボブ・ウェアの数奇な物語
The Other One
2014年 グレイトフル・デッドの代表曲 
デッドのリズム・ギターでNo2だったボブ・ウェア
彼から見たグレイトフル・デッドの歴史  
「あの頃ペニー・レインと」
Almost Famous 
2000年  70年代ロック
実在のロック評論家が架空のバンドに密着取材
その中で成長する青春映画 
「あの夜、マイアミで」
One Night In Miami 
2020年 サム・クック&60年代ソウルなど
サム・クックの「チェンジ・ゴナ・カム」誕生秘話  
アポロ10号1/2 宇宙時代のアドベンチャー」   2022年  1969年のポップ、ロック 
アポロの時代の少年時代の想い出
MG’s、モンキーズ、アストロノウツ、キャンドヒート  
「アメリカン・アニマルズ」
American Animals 
2018年 90年代ラップ中心にロックも少々
悲劇と喜劇の中間の大学生らによる実録犯罪映画 
アメリカン・サイコ
American Psycho
2000年  1980年代ロック 
バブル崩壊前アメリカ・ニューヨークの空っぽの青春映画
当時のロック満載 
アメリカン・ユートピア
American Utopia 
2021年 トーキング・ヘッズ、デヴィッド・バーンの曲
代表曲を動きながらの生演奏でステージで披露!
驚異のライブ・パフォーマンス・ミュージカルの傑作! 
アリー/スター誕生
A Star Is Born 
2018年  限りなくミュージカルに近いカントリー系ロック 
レディー・ガガの新たなジャンル開拓
ブラッドリー・クーパーの歌も見どころです!  
ある神父の希望と絶望の7日間 2014年 フォーク系の渋い曲 
アイルランドが舞台の神についてのブラック・ユーモア感動作 
イエスタデイ」Yesterday 2019年 もちろんビートルズの名曲の数々 
ダニー・ボイルらしい逸品。エド・シーランもいい味です。  
愛しのタチアナ
 Take Care of Your Scarf,Tatiana
1994年 英国出身でフィンランドでスターになった
レネゲーズが大活躍 
アキ・カウリスマキの代表作品 
インサイド・ルーウィン・デイヴィス
 名もなき男の歌」
Inside Llewyn Davis
2013年 1961年のフォーク
デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝がもと
ボブ・ディラン登場直前のフォーク・シーン 
インヒアレント・ヴァイス
Inherent Vice 
2014年 1960~1970年代のグルーヴィーな曲 
ポール・トーマス・アンダーソンによるぶっ飛びハードボイルド探偵  
ウィズネイルと僕」 Withnail and I  1988年 1960年代末のロック 
1960年代末の英国の青春をリアルにブラックに描いたカルト作 
Vフォー・ヴェンデッタ
V For Vendetta 
2005年 反体制的ロックなど? 
ウォシャウスキー兄弟版「1984」  
「ヴェルベット・ゴールドマイン」 
Velvet Goldmine  
1998年  1970年初めのグラム・ロック  
グラム・ロック黄金時代をパラレル・ワールドとして描いた異色作  
ザ・ウォーク
The Walk 
2015年 1970年代前半のポップ、ロック 
1974年NY、パリでかかっていたポップス 
ウォールフラワー
The Perks of being a Wall Flower  
2012年 1980年代ロック 
高校(ピッツバーグ)を舞台にした青春映画
エマ・ワトソン、ローガン・ラーマン主演 
「浮き雲」
Drifting Clauds 
1996年 フィンランド・ポップ 
アキ・カウリスマキによるレストラン再生の物語 
ウッドストック 愛と平和の三日間
Woodstock 
1969年 1960年代末のロック 
「ロックの時代の頂点」となった伝説のロック・コンサート  
エターナルズ
Eternals 
2021年 ピンクフロイド、スキーター・デイヴィス他
マーベルの新シリーズ第一作  
L.A.コンフィデンシャル
L.A.Confidential 
1997年 チェット・ベイカーらジャズのヒット曲
古き良きLAを再現した刑事サスペンスの傑作 
エール!
La Famille Belier
2014年 フランスの歌手ミシェル・サルドゥのヒット曲
聾唖者の家族のもとから音楽学校へ 
「エルヴィス」
Elvis Presley 
2022年  エルヴィスとメンフィスのミュージシャンたちの曲 
エルヴィスのヒット曲満載! 
エルヴィス&ニクソン
Elvis & Nixon
2016年 サム&デイヴ、CCR、B.S&Tears他
エルヴィスの映画なのにエルヴィスの曲はない! 
オー・ブラザー!
Oh Brother,Where Art Thou? 
2000年 1930年代から50年代
カントリー、ブルース、ゴスペル、トラッド・・・
アメリカ南部を舞台にした「オデュッセイア」
カントリー版「ブルース・ブラザース&オズの魔法使」  
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ
Only Lovres Left Alive
2013年  イスラミックなロック?サイケなロック?
ジム・ジャームッシュらしい怪しい不思議な音楽が印象的  
カセットテープ・ダイアリーズ
Blinded By The Light 
2019年 ブルース・スプリングスティーンの曲
1987年のヒット曲 
ブルースに憧れ作家を目指したパキスタン移民の青年の物語 
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of The Galaxy
2014年 1960年代~1970年代のポップ・ヒット 
SF冒険コメディー映画
バックの音楽はカセット・テープで残されたヒット曲 
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス
Guardians of The Galaxy Remix 
2017年 1960年代~1970年代のポップ・ヒット
続編も音楽が楽しい。本編は感動ものになっていて、どうなの? 
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
ホリデー・スペシャル

Guardians of the Garaxy Holliday Special 
2022年  クリスマス・ソング集 
ケヴィン・ベーコンがバンド演奏を披露! 
カリートの道
CARLITO'S WAY
1993年 ディスコヒットの数々とサルサのヒット曲 
ラテン系マフィアが足を洗おうとするも闘争に巻き込まれてしまう
ソウル・ディスコ系、ラテン・サルサ系の曲が次々にかかります 
キャプテン・マーベル
Captain Mervbel 
2019年 女性ヴォーカルのバンド、R&Bグループの曲 
「アベンジャーズ」最強の戦士誕生秘話  
キングコング 髑髏島の巨神
KINGKONG:SKULL ISLAND 
2017年 1960年代末から1970年代前半
ベトナム戦争の時代をイメージさせるサイケデリックなヒット曲満載 
クライング・ゲーム
The Crying Game 
1992年 ボーイ・ジョージの主題歌ほか 
イギリスが舞台のサスペンス映画の快作  
グリーン・ブック
Green Book 
2018年 1962年のR&B、ジャズ、ロックンロール・・・ 
黒人クラシック・ピアニストと白人運転手の南部への旅  
グローリー/明日への行進
Selma 
2014年 1965年頃のR&B、ジャズなど
キング牧師最後のデモ行進 
黒い司法 0%からの奇跡
Just Mercy 
2019年 マーサ・リーブス、エラ・フィッツジェラルド・・・ 
黒人裁判官の戦いの日々。ゴスペルが中心  
荒野にて
Lean on Pete 
2017年 カントリーなどアメリカらしい音楽たち
孤独な少年と老いた馬のロード・ムービー  
心の指紋
The Sunchaser 
1996年 ラテン、ソウルなど 
ナバホの聖地に向かうロードムービー  
「コーダ あいのうた」
CODA 
2021年 ソウル、ロックなど
音楽大学を目指す少女と聾一家の感動物語 
コントロール
Control
2007年  ジョイ・デヴィジョン、イアン・カーティスの悲劇 
70年代パンクからニューウェーブへの時代。  
サウンド・オブ・メタル~聞えるということ~
SOUND OF METAL 
2019年 オープニングの曲が凄い!
でもヘヴィ・メタはその後なし 
耳が聞こえなくなったヘヴィ・メタドラマーの物語 
さざなみ
45 years 
2015年 懐かしいオールディーズ・ポップとクラシック 
英国の田舎に住む老夫婦の45周年を前にしたサスペンス  
サタデー・ナイト・フィーヴァー
Saturday Night Fever 
1977年  1970年代ディスコ・ヒット
70年代ディスコ・ブームに火をつけた超特大ヒット作品  
サムシング・ワイルド
Something Wild
1986年 サルサ、レゲエ、ロック・・・ 
ジョナサン・デミの音楽趣味が生かされたご機嫌な音楽映画 
さらば愛しきアウトロー
The Oldman & the Gun 
2018年 カントリーとキンクスとジャズ 
1980年代の西部劇風の犯罪ドラマ
キンクスの「ローラ」 
「サンドラの週末」 2014年 ゼムなど 
重い映画ですが、元気づけるように音楽が使用されます 
 
幸せへのまわり道
A Beautiful Day in the Neighborhood 
2019年 ニック・ドレイク、キャット・スティーブンス
トレイシー・チャップマン・・・ 
主人公のTVタレント、フレッド・ロジャーズの曲が中心 
「SHAME - シェイム -」
SHAME
2011年 トム・トム・クラブなどファンク、ジャズのスタンダード、グレン・グールドのピアノ 
クールな曲とホットな曲のメリハリが映画の内容にピタリ 
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
Cheff 
2014年 サルサからニューオーリンズ・ファンク
サザンソウルなど選曲最高! 
グルメ&ホーム・ドラマの名作
マイアミからLAへの旅も楽しいし、音楽が最高です  
シティ・オブ・ゴッド
Cidade De Deus 
2002年  1970年頃のディスコ・ソウル
カルト―ラのサンバ
1970年ブラジル・リオの貧民街を舞台にした青春ギャング映画 
ジャーヘッド」 Jarhead  2005年 1970年~80年代のアメリカのヒット曲 
イラクとの戦争に向かったアメリカ海兵隊員たちの青春記 
ジャンゴ 繋がれざる者
Django Unchained
2012年 マカロニ・ウエスタンの名曲など 
クエンティン・タランティーノ監督作
マカロニ・ウエスタンへオマージュ満載 
13th 憲法修正第13条
 13th 
2016年 ニーナ・シモン、パブリック・エネミー、ナズ、ルーツなど
公民権運動のドキュメンタリー映画 
シューマンズ・バー・ブック
BAR TALKS BY SCHUMAN 
2017年 エロール・ガーナー、ビル・エヴァンスなどジャズ、サルサ 
伝説のバーテンダーによる世界各地の名店の旅 
「ショート・カッツ」
Short Cuts
1992年 ジャズの生演奏
ドクター・ジョンによるジャズ
ロバート・アルトマン監督による集団ソープオペラ大作
オール・スター・キャストが圧巻です。 
シルヴィ 恋のメロディ」 
Sylvie's Love 
2020年 60年代のジャズ、モータウン 
サム・クック、チャーリー・パーカー、ジャッキー・ウィルソン・・・
レコード店の娘とジャズ・サックス奏者の恋  
SING/シング」 SING 2016年 ジャンルを越えた名唱、名曲
ビートルズ、マイケル、ヴェン・ヘイレン、ヴィヴァルディ、エルトン・・・ 
スーサイド・スクワッド
SUICIDE SQUAD 
2016年 60年代以降の悪魔的ヒット曲満載! 
DCコミックの登場する悪役キャラ総登場
異色のダークヒーローもの 
ストックホルム・ケース
Stockholm 
2018年 ボブ・ディランの曲を使用! 
1973年「ストックホルム症候群」のもとになった事件 
ストレイト・アウタ・コンプトン
Straight Outta Compton 
2015年 1980年代末~1990年代
ギャングスタ・ラップ 
N.W.A.(アイス・キューブ、Drドレ―、イージーE・・・)
2PAC、シュグナイト・・・ 
世界にひとつのプレイブック
Silver Linings Playbook 
2012年 ソウル、タンゴなどポップ&ダンス曲 
ジェニファー・ローレンスが最高に魅力的なラブ・ストーリー 
ソウルフル・ワールド
Soulful World 
2020年 ジャズ、ソウル、ラップなど 
ジャズ・ピアニストの「魂」の行方を追う人間ドラマ
音楽も素晴らしい! 
ゾディアック」 Zodiac 2006年  1960年代~1970年代のポップ・ヒット
未解決連続殺人事件を追ったサスペンス映画
タリーと私の秘密の時間 2018年 母親のための癒しの曲 
シンディ・ローパーのメドレー他
TINA ティナ」 TINA  1993年 アイク&ティナ・ターナーとティナ・ソロ曲など
ティナ・ターナーが44歳で再デビューを飾るまでの伝記映画  
デッドプール」 Deadpool  2016年 スタンダードからオリジナルとポップヒット連発 
マーベルのダーティー・ヒーローものブラック・ユーモア満載 
デッドプール2」 Deadpool 2 2018年  ↑ 
↑映画の小ネタも楽しめます!
デトロイト」 Detroit  2017年 1965年、1966年のヒット曲中心
モータウンなどソウル、ジャズなど黒人音楽満載!  
20センチュリーウーマン 2016年 1979年前後のニューウェーブ 
「サム・サッカー」「人生はビギナーズ」
マイク・ミルズ監督の青春映画の名作  
トゥモロー・ワールド
Children of Man 
2006年  70年代ロック、プログレ、クラシックなど 
SF映画の歴史に残る名作 
「ドニー・ダーコ」
DONNIE DARKO 
2001年 1980年代暗めのロック 
「リバースムービー」と呼ばれたSF映画のヒット作  
「ドリーム」 Hidden Figure  2016年 1960年代R&B、ファレル・ウィリアムス
NASAで宇宙計画に参加した初の黒人女性たちの物語 
誰よりも狙われた男
A Most Wanted Man
2013年 エンドタイトルのトム・ウェイツが圧巻! 
渋ーいスパイ映画でフィリップ・S・ホフマンの遺作 
ナ・ニ
ナイトメア・アリー
Nightmare Alley
2021年 1940年前後のスウィング・ジャズ 
ギレルモ・デル・トロのレトロな犯罪サスペンスの傑作  
「’76」  2016年 1970年代リンガラ・ポップ 
ナイジェリアのクーデターに巻き込まれた無実の夫を助ける妻 
「2046」 2046  2004年  ノスタルジックな大人なナンバー 
ウォン・カーウァイによるSFハードボイルド・ラブ・ストーリー 
ニーナ・シモン 魂の歌
What Happened, Miss Simone 
2015年 伝説的黒人女性シンガー、ニーナの歌声! 
公民権運動の時代に大活躍
偉大なシンガー&ピアニストのドキュメンタリー映画 
眠れぬ夜のために
Into The Night 
1984年 B・B・キングなどR&B
ジョン・ランディスのサスペンス・コメディで出来は今一・・・でも
異色の映画関係者オールスター映画!凄い顔ぶれです。 
ノーザン・ソウル
Northern Soul
2014年 ノーザン・ソウルのヒット曲 
DJスタイルの原点の一つを再現した音楽歴史映画  
ノー・ディレクション・ホーム
No Direction Home 
2005年 ボブ・ディランと周辺の音楽 
ボブ・ディランの少年期からデビュー、ブレイク
そして、フォーク・ロックへの転身まで  
パイレーツ・ロック
The Boat That Rocked
2009年 1960年代半ばのブリティッシュ・ロック
R&Bのヒット曲 
英国沖に浮かぶ船からロックを流し続けた海賊ロック放送局の物語
運び屋」 The Mule  2018年 ジャズ、カントリーの懐かしい曲 
90歳の麻薬の運び屋の実録ドラマ 
バッドチューニング
Dazed and Confused
1993年 1970年代アメリカン・ロックのヒット曲 
リチャード・リンクレイターのデビュー作
「アメリカン・グラフィッティ」の70年代版! 
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
Battle of the Sexes 
2017年 1973年のヒット曲など 
女子テニス界の女王キング夫人が男子元チャンプに挑戦!  
ビギナーズ」 Absolute Bigginers  1986年 1958年が舞台のミュージカル
デヴィッド・ボウィ、シャーデーなど
ジャズ・カリビアン・ロックでギル・エヴァンスが音楽監督
レイ・デイヴィス、スリム・ゲイラードも登場 
ビリー・リンの永遠の一日」  2016年 1990年代のヒット曲 
イラク戦争の英雄がスーパーボウルに出演することに
アン・リー監督らしいひねりのきいた戦争映画  
ビール・ストリートの恋人たち
If Beale Street Could Talk 
2018年 1960年代のソウル 
差別に苦しむ黒人カップルによる美しいラブ・ストーリー
ジェームズ・ボールドウィン原作 
ブエノスアイレス
春光乍洩HAPPY TOGETHER
1997年  カエターノ・ヴェローゾ、フランク・ザッパそしてアストル・ピアソラ 
ウォン・カーウェイによる傑作
ボーイズ・ラブ映画史に残る名作 
フェンス」 Fences  2016年 出演者の鼻歌中心・・・? 
ダイナ・ワシントンほか 
ブックスマート 卒業前夜のパーティー・デヴュー」 
BOOKSMART
2019年  2019年のアメリカの青春ヒットが次々登場
ディスカバリー、パーラメンツ、アラニス・モリセット・・・ 
プライド 栄光への絆」 
Friday Night Lights
2004年 ポスト・ロックのオリジナルとラップ
エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ
RUN DMC、パブリック・エネミーなど  
アメフトものスポコン映画
ブラック・ゴッドファーザー
クラレンス・アヴァントの軌跡

Black Godfather 
2019年 ブラック・ミュージックの歴史 
ソウル、ファンク、ジャズ・・・オールスター総出演  
ブラック・クランズマン
Blackkklansman 
2018年 ソウル、ゴスペルなど70年代のヒット 
プリンスの未発表曲、ELPのプログレもあり  
ザ・ファイブ・ブラッズ
Da 5 Bloods 
2020年 マーヴィン・ゲイ「What's Going On」
ベトナム戦争を背景にマ―ヴィンの歌がテーマのなります 
フランシス・ハ
Frances Ha
2012年 ジョルジュ・ドルリューと70年代ロック 
デヴィッド・ボウィ、ポール・マッカートニー、ニルソンなど 
プリシラ
 The Adventures of Priscilla,Queen of the Desert
1994年  ダサかっこいいディスコヒット中心 
アリシア・ブリッジス、ヴィレッジ・ピープル、レナ・ホーンなど  
ブルー・ジャスミン
Blue Jusmine 
2013年  1940年代ニューオーリンズ・ジャズ中心 
キング・オリヴァー、ルイ・アームストロングほか  
ウディ・アレンのちょっと可笑しい悲劇のドラマ
ブルー・バレンタイン
Blue Valentine 
2010年 オリジナル曲が意外に多いが良い曲多し! 
渋いR&Bコーラス 
ペニー&ザ・クオーターズ、ライアン・ゴスリング 
ブルース・ブラザース
Blues Brothers
ブルース・ブラザース2000
Blues Brothers 2000
1980年 R&B・ブルースの伝説が集結 
神の使命を受けてバンドを再結成した幻のR&Bバンドは
閉鎖の危機にある孤児院を救うためコンサートを企画するが・・・ 
ブルータル・ジャスティス
Drageed Across Concrete
2018年 70年代ソウル風オリジナル曲! 
刑事と銀行強盗、その雇われ人のバトル・サスペンスの傑作 
「プレタポルテ」
PRET A PORTER
1994年 ファッション界の裏側を描いたコメディ 
俳優、デザイナー、モデルなどスターたちの競演が楽しめます  
ブロークバック・マウンテン
Broneback Mountain
2005年  1960年代~1970年代カントリー
カントリー系ポップのヒット曲 
二人のカウボーイによる禁断の同性愛を描いた名作
大自然の風景と音楽が美しい。主演二人も美しい!  
ブロークン・フラワーズ
Broken Flowers 
2005年 エチオピアン・ポップ? 
ジム・ジャームッシュ得意のロード・ムービー  
プロミシング・ヤング・ウーマン
Promising Young Woman
2020年 女性アーティスト、バンドの曲 
レイプによって自殺した友人の衝撃的な復讐劇 
ヘ・ホ
ベイビー・ドライバー
Baby Driver 
2017年  知られざるロック、ジャズのヒット曲目白押し 
今までになかったカーチェイス・ミュージカル映画 
ペギー・スーの結婚
PEGGY SUE GOT MARRIED 
1986年  1950~60年代ロックン・ロール・ヒット 
F・F・コッポラによるタイムスリップ・ラブ・ストーリー  
「ベスト・オブ・エネミーズ 価値ある闘い」
The Best of Enemies
2019年 1971年ブラック・ミュージックなど 
アメリカ南部の街ダーラムでの学校の人種統合への闘い  
ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ
Hedwig And The Angry Inch 
2001年 ほぼオリジナル曲、でもご機嫌な曲ばかり! 
ロック・ミュージカルの映画化  
ベルファスト
BELFAST 
2021年 ヴァン・モリソンの曲がほとんど
ケネス・ブラナー1969年混乱のベルファストでの少年期
ボーイズ・ドント・クライ」 
Boys Don't Cry
1999年 アメリカ南部のソウル、オルタナロックなど
LGBT版「ロミオとジュリエット」
ヒラリー・スワンクがアカデミー主演女優賞  
ボクたちはみんな大人になれなかった」  2021年 小沢健二など1990年代Jポップ 
90年代から2020年まで東京が背景の青春映画の名作  
僕を育ててくれたテンダー・バー
Tender Bar
2021年 1970年代のヒット曲 
作家志望の青年の自伝を映画化  
ホワイト・ノイズ
White Noise
2022年  プレスリー、G・ジョーンズ、LCD SOUNDSYSTEM 
近未来不条理SFファミリー映画
「Miles Ahead
マイルス・デイヴィス空白の五年間」
 
2015年 マイルスの曲、1970年代のヒット曲
1970年代が舞台
マイルス・デイヴィスが音楽活動を停止していた時期の伝記 
マジェスティック」 T
he Majestic 
2001年 ジャズ(1940~1950) 
「赤狩り」に巻き込まれた脚本(ジム・キャリー)
アメリカ西海岸の田舎町を舞台にした社会派感動ドラマ  
ザ・マスター
The Master
2012年 1950年代のヒット曲(ジャズなど)
第二次世界大戦後に登場した新興宗教の教祖と弟子の物語 
マネー・ショート華麗なる大逆転
The Big Short 
2015年 1980年代から1990年代のヘヴィ・メタ
同時代のロック、ラップなどのヒット曲 
「リーマン・ショック」の裏側
ドキュメンタリー・タッチの経済エンターテイメント 
マリー・アントワネット
Marie Antoinette
2006年 1980年代のニューウェーブ
マリー・アントワネットの結婚から処刑まで
ポップなスタイルで映画化  
マルコム&マリー
Malcolm & Mrie
2021年  ブラック・ミュージック(ジャズ、ソウル・・・ )
コロナ禍で撮影されたカップルの一晩のケンカ映像
音楽がどの曲も印象的に使われています。 
マンチェスター・バイ・ザ・シー
Manchester by the sea 
2016年  クラシックの名曲とレアなソウル 
アカデミー脚本、主演男優賞受賞の家族の物語 
ミリオンダラー・ホテル
The Million Dallor Hotel
2000年  20世紀末U2中心のロック・ミュージック 
U2とダニエル・ラノア、ブライン・イーノ
映画のためのバンド、ザ・MDHバンド 
ミルク」Milk  2008年  クラシックと70年代のヒット曲 
同性愛の英雄ハーヴェイ・ミルクの伝記映画
1970年代のディスコヒットとミルクが愛したクラシック  
ムーンライト
Moonlight 
2016年 レアなソウルの名曲 
アカデミー作品賞を受賞した黒いLGBT映画の名作 
メイキング・オブ・モータウン
Making of Motown 
2018年 モータウンのヒット曲
モータウン・レコード成功の秘密を赤須ドキュメンタリー映画 
ヤング・アダルト・ニューヨーク
While We're Young 
2014年  ポップス全般とヴィヴァルディ 
世代間ギャップを描いたノア・バームバック作品 
ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償
JUDAS AND THE BLACK MESSIAH
2020年 1960年代末のブラック・ミュージック 
ブラックパンサーの議長フレッド・ハンプトンの実録映画 
欲望の翼
Days of Being Wild 
1990年 50~60年代のラテンポップス
ウォン・カーウァイの初期傑作 
預言者」 Un Prophete  2009年 2000年代フランスでのヒット曲など
フランス映画と言ってもラヒップホップ、フォークなど  
ラースと、その彼女
Lars and the Real Girl 
2007年 トーキング・ヘッズ、「LOVE」など 
ラブ・ドールを愛する青年と素敵な人々との物語 
ラスヴェガスをやっつけろ」 
Fear and Loathing in Las Vegas
1998年 1967年近辺のヒット曲を幅広く
サイケ・パンク・ファンク映画の迷作  
ラッキー
Lucky
2017年 メキシコ、南部アメリカの懐メロなど 
ハリー・ディーン・スタントンに捧げられた映画  
ラブ&マーシー終わらないメロディー」
Love & Mercy 
2015年 ビーチ・ボーイズ、ブライアン・ウィルソンなどのヒット曲 
ブライアン・ウィルソン苦闘の生涯を追った伝記映画の名作
ラ・ラ・ランド
LA LA LAND 
2016年 オリジナルのミュージカル 
ミュージカルへのオマージュだけでなくジャズへのオマージュも 
ラリー・フリント
The People VS. Larry Flynt
1996年 70年代から80年代のヒット曲
「自由」とは何かを問うゲスな問題作  
リコリス・ピザ
Licorice Pizza 
2021年 70年代のヒット曲
1973年のハリウッドを背景にした青春ラブ・ストーリー
ル・アーブルの靴みがき
Le Habre
2011年 レネゲーズ、リトル・ボブなど 
アキ・カウリスマキの代表作 
レザボア・ドッグス
Reservoir Dogs
1991年 1970年代のロック、ソウル 
タランティーノらしいB級ヒット(DJK・ビリーの選曲)
「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」
「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」
1989年
1994年
ロシア民謡からロックンロール、メキシカン
アキ・カウリスマキの出世作となった音楽ロード・ムービー
究極のオフビート・コメディ 
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums
2001年 1970年代から80年代のロック
ウェス・アンダーソン監督得意のファミリー・ドラマ 
ロケットマン
Rocketman
2019年 エルトン・ジョンのヒット曲(タロン・エジャトン)
エルトン・ジョンのミュージカル風伝記映画  
ロスト・イン・トランスレーション
Lost In Translation 
2003年 1980年代から1990年代のヒット曲 
日本を舞台にしたクールなロード・ムービー  
ロープ 戦場の生命線
The Perfect Days 
2015年 国際色豊かなパンク 
ボスニアの紛争地帯で働く水を守る国際NGOの日常  
「私はあなたのニグロではない」
I'm not your Negro 
2016年 1930~50年代のブルース、ゴスペル 
アメリカにおける人種差別の歴史と現在までの変遷
ジェイムズ・ボールドウィンと3人のヒーローのドキュメント  
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
Once Apon A Time In Hollywood 
2019年 1969年中心のアメリカン・ポップス 
ハリウッド映画への愛に満ちた娯楽サスペンス
B級ロック、ソウルのヒット曲が並びます! 


「アメリカン・アニマルズ American Animals」 2018年
 (監)(脚)バート・レイトン
(製)デリン・シュレシンジャー、キャサリン・バトラー他(製総)ダニエル・バトセク、デヴィッド・コス他
(撮)オーレ・ブラット・バークランド(PD)スコット・ドゥーガン(編)ニック・フェントン、クリス・ギル(音)アン・ニキティン
(出)エヴァン・ピーターズ、バリー・キオガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソン、ウド・キア 
ドキュメンタリー映画出身のバート・レイトン初監督作。
有名な博物学者オーデュポンによる「鳥類図鑑」など貴重な古書を図書館から盗み出そうとした普通の大学生4人の実際にあった物語。
実際の人物と俳優が交互に登場するという異色のリアリズム・サスペンス映画でもあります。
結果はわかっているのに引き込まれるのは、犯人たちに観客が感情移入してしまうからか?
音楽もいい。構成も面白い。彼らがなぜアニマル化したのか?どこで間違えたのか?
いろいろと考えさせられます。これはなかなかの秀作です!この監督の今後の作品に期待します。  
曲名 演奏  作曲 コメント・収録アルバム
「Sound of do Police」 KRS-One    「Return of the Boom Bap」
「Free Animal」  Freign Air   「Free Animal」
「In Cold Blood」  アルト・ジェイ    「Relaxer」
「Hurdy Gurdy Man」  ドノバン Donovan Donovan  「The Hurdy Gurdy Man」
「A Little Less Conversation」 エルヴィス・プレスリー
& Junkie XL
  「A Lil : Elvis vs JXL」 
「Breathe and Stop」  Q-Tip     
「Red Balloon」  ティム・ハーディン
Tim Hardin 
  「Hang on to a Dream」
「Bullet in the Head」  レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン
Rage Against The Machine
  「CXX(20th Anniversary Special Edition)」
「Definition」  Black Star
Mos Def & Talib Kweli Are Black Star 
   
「D.R.E.A.M.」  PTSD
Post Traumatic Stress Disoder
Pharoahe Monch
Tarib Kweli
 
「What It's Worth」 Black Milk    「If There's a Hell Below」 
「Ms.Fat Booty」  Mos Def.    「Black on both sides」 
「Here Come The Nice」
2012 Remaster 
スモール・フェイセス
Small Faces
  「Greatest Hits 1967-1969」
「Carbona Not Glue」
2017 Remaster
ラモーンズ   「Leave Home」
「Runnin'」  The Pharcydel   「Labcabncalifornia」
「N.Y. State of Mind」  Nas    「Illmatic XX」 
「Are You Satisfied ?」  Reignwof     「Are You Satisfied ?」  
「Shook Ones, Pt Ⅱ」  Mobb Deep    「The Infamous」
「It Was A Good Day」  Ice Cube   「Greatest Hits」 
「They Reminisce Over You
(T.R.O.Y.)」 
Pete Rock & L.L.Smooth   「Mecca And The Soul Brothers」
「When I B On Tha Mic」  Rakim     「The Master」
「Shark Fin Blues」  The Drones    「Wait Long By The River and The Bodies of Your Enemies Will Float By」 



「あの頃ペニー・レインと Almost Famous」 2000年
(監)(製)」(脚)キャメロン・クロウ
(撮)ジョン・トール(衣)ベッツィ・ハイマン(美)クレイン・A・グリフィス、クレイン・R・ハートリー(音)ナンシー・ウィルソン
(出)パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、ビリー・クラダップ、フィリップ・シーモア・ホフマン、フランシス・マクドーマンド
ジェイソン・リー、アンナ・パキン、フェアルーザ・バーク、ノア・テイラー、ゾーイ・デシャネル 
 2016年までなぜか見ていませんでした。申し訳ない。70年代ロックへのオマージュ満載の作品です。
  以下は使用されている曲です。ベタなヒット曲は意外に少なく割とマニアックな選曲になっているところもうれしいです。
曲名  演奏 コメント
「The Chipmunk Song」  The Chipmuk  
「The Dogum Boogum Song」 Brenton Wood   
「America」  サイモン&ガーファンクル
Siomon & Garfukel 
アルバム・ジャケットも登場
「Sparks」 ザ・フー The Who  暴力的ロックバンドの象徴的存在
「Search and Destroy」  ザ・ストゥージズ The Stooges  イギー・ポップがメインヴォーカルの元祖パンクバンド
「It Wouldn't Have Made Any Difference」 トッド・ラングレン Todd Randgren  アルバム・ジャケットも登場
「Paranoid」  Black Sabbath  長く活躍を続けるヘビメタ・バンド
「Teacher」  Jethro Tull  
「Roundabout」 イエス Yes  プログレ御三家のひとつ
「Your Love」 Yes  
「Feel Flows」 Stillwater   
「River」 ジョニ・ミッチェル Joni Mitchell 70年代から活躍を続ける女性シンガーソングライター
「Seet Leaf」  ブラック・サバス Black Sabbath  
「Fever Dog」 Stillwater  
「Every Picture Tells A Story」 ロッド・スチュワート Rod Stewart  70年代に花開いたロック・ヴォーカルの最高峰
「Small Time Blues」 Pete Droge   
「Easy To Slip」  リトル・フィート Little Feat 70年代最高のファンク・ロック・テクニシャン集団 
「Go All The Way」  ザ・ラズベリーズ The Raspberries   
「Mr.Farmer」 The Seeds   
「One Way Out」  オールマン・ブラザースバンド
The Allman Brothers Band
Sonny Boy Williamson ,Elmore Jamesらの曲のカバー
「Hour of Need」 Sytillwater  
「Simple Man」 レナード・スキナード Lynyrd Skynyrd  飛行機事故でほとんどのメンバーを失った悲劇のバンド
「Albert Flasher」 ゲス・フー The Guess Wo  
「Love Thing」 Sytillwater  
「That's The Way」 レッド・ツェッペリン Led Zeppelin この作品で最もオマージュが捧げられているバンド
でも、彼らこそファンを食い物にした最悪バンドだったかも?
「Future Games」 フリートウッド・マック Fleetwood Mac
「Everybody Knows This is Nowhere」 ニール・ヤング Neil Young   21世紀までロック魂を保ち続けた最後ロック・ミュージシャン?
「You Had to be There」 Sytillwater Peter Framptonの曲、この映画の音楽プロデュースでも参加
「Burn」 ディープ・パープル Deep Purple 元祖ハードロック・バンド
「Tiny Dancer」 Elton John  ブリティッシュ・ピアノ・ロック・ヒーロー
「Dear Jill」  Blodwyn Pig   
「Reeling in the Years」  スティーリー・ダン Steely Dan  70年代に登場した最高のミュージシャンたちによるハイテク演奏
「Love Comes and Goes」  Sytillwater  
「Looking at You」 MC5  左翼系の闘うロックバンド
「Voodoo Child(Slight Return)」  ジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix ロックのギター・サウンドを急速進化させたギターの神
「I'm Waiting For The Man」 デヴィッド・ボウィ David Bowie  Lou Reed 
「Slip Away」  クラレンス・カーター Clarence Carter  多くのアーティストにカバーされている名曲
「The Wind」 キャット・スティーブンス Cat Stevens  イスラム教に改宗したシンガーソングライター
「Wishing Well」 Free  ブルース・ロックとハード・ロックのつなぎ目
「Peggy Sue」  スティルウォーター
(嵐で墜落しそうな飛行機の中で)
Buddy Holly(飛行機事故で亡くなった!)
「Misty Mountain Hop」 Led Zeppelin   
「Mona Lisas and Mad Hatters」 エルトン・ジョン Elton John   
「Cover of the Rolling Stone」 スティルウォーター ストーンズの表紙を飾ると知っての歌!
「My Cherie Amour」 スティーヴィー・ワンダー
Stevie Wonder
70年代はスティービーの絶頂期でもありました!
「Cortez The Killer」 ニール・ヤング Neil Young   
「The Rain Song」  レッド・ツェッペリン Led Zeppelin   
「BRON-YR-AUR」 Led Zeppelin  
「Trangerine」 Led Zeppelin  

「アメリカン・サイコ American Psycho」 2000年  
(監)(脚)メアリー・ハロン
(原)ブレット・イーストン・エリス(製)クリスチャン・H・ソロモン、クリス・ハンレイ(脚)グィネヴィア・ターナー
(撮)アンジェイ・セクラ(音)ジョン・ケイル 
(出)クリスチャン・ベイル、ウィレム・デフォー、ジャレッド・レトー、ジョシュ・ルーカス、サマンサ・マシス、マット・ロス、リース・ウィザースプーン
「レス・ザン・ゼロ」の原作者が書いたサスペンス小説の映画化
監督は、「アンディ・ウォーホルを撃った女 I SHOT ANDY WARHOL」では1960年代ポップ・アートの時代を描いたメアリー・ハロン(カナダ出身の女性監督)
バブル真っ只中のニューヨークで典型的なヤング・エグゼクティブとして生きる青年の異常な殺人者としての裏の顔を80年代の音楽と共に描いた作品
当時のヒット曲がこの映画のもう一つの顔ともいえる重要な役割を果たしています。
曲名  演奏  作詞・作曲  発表年、収録アルバムなど
「True Faith」 ニュー・オーダー
New Order
Hook,Hague,Gilbert,Summer
&Morris 
1987年ベストアルバム「サブスタンス」からのシングルで全英4位、全米32位
英国出身エレクトロ・ダンス・サウンドの先駆的存在
「Walking On Sunshine」  カトリーナ&ザ・ウェーヴス
Katrina and The Waves 
Kimberly Rew  1983年に初録音され、1985年にシングルとして再録音
女性ヴォーカルの英国のバンドによる全米9位のヒット 
「Simply Irresistible」  ロバート・パーマー
Robert Palmer 
Robert Allen Palmer 1988年英国のロック・シンガー、ロバート・パーマー
アルバム「ヘビー・ノヴァ」収録で全米2位の大ヒット
「Paid In Full(Cold Cut Remix)」  エリック・B&ラキム
Eric B. & Rakim 
E.Barrier,W.Griffin  1987年同名タイトルのアルバムからのシングル
ニューヨークのロングアイランド出身のヒップホップ・ユニット
「Music For 18 Synths」 シェルドン・シュタイガー
Sheldon Steiger
Sheldon Steiger アメリカの作曲家・プロデューサー 
「I Touch Rose」  ブック・オブ・ラブ
Book of Love 
Theodore Ottaviano  フィラデルフィア出身のニューウェーブ系ロックバンド
1985年のシングル・ヒット(全米ダンス・チャート8位) 
「Ya Liegaron A La Luna」  サンティアゴ・ヒメネス
Santiago Jimenez
Santiago Jimenez テックス・メックスの先駆的アコーディオン奏者&シンガー
その子供の一人がライ・クーダーとの共演が有名なフラーコ・ヒメネス
「Hip To Be Square」  ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
Huey Lewis & The News
Heuy Lewis
Bill Gibson
Sean Hoppen 
サンフランシスコ出身のロック・バンド
1985年に全米3位となった曲(1986年のアルバム「Fore!」収録)
「Lady In Red」  クリス・デ・バー
Chris De Burgh
Christpher John Davison 1986年のアルバム「」収録のシングルで全米3位の大ヒット
アイルランド出身のシンガー・ソングライターの代表曲 
「Suicide」  ジョン・ケイル
John Cale 
ジョン・ケイル
John Cale 
この映画の音楽担当
サイケデリック・ロックの元祖ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの中心
「If You Don't Know Me By Now」  シンプリー・レッド
Simply Red 
ケニー・ギャンブル
レオン・ハフ

Kenneth Gamble,Leon Huff
1989年全米ナンバー1の大ヒット
1972年ハロルド・メルヴィンとブルーノーツのオリジナルは全米3位 
「In Too Deep」  ジェネシス
Genesis 
Phil Collins,Tony Banks,Michael Rutherford  英国出身のロックバンドによる1987年の大ヒットで全米3位
主人公が語ったようにフィル・コリンズが中心になりポップ路線に移行
この時代に世界的人気バンドとなっていました 
「Sussudio」  フィル・コリンズ
Phil Collins 
Phil Collins 1985年全米1位
ソロとなったフィル・コリンズの代表曲となった大ヒット曲
「Pump Up The Volume」  M/A/R/R/S Martyn Young 英国のハウス・ユニットによる唯一のシングル
1987年全米13位の大ヒット曲 
「What's On Your Mind?(Pure Energy)」  Informetion Society Paul Jason Robb,Kurt.H.Lavson 1988年全米3位の大ヒット曲
ミネソタ出身のニューウェーブ・バンド 
「Red Lights」  Curiosity Killed The Cat Anderson,Brookhouse,Drumond・・・  1987年のアルバム「Keep Your Distance」収録
英国のポップ・ロック・バンド
「The Greatest Love of All」  ロンドン・フィルハーモニック
オーケストラ 
Linda Creed,Michael Masser オリジナルはジョージ・ベンソンによる1977年のシングル
1986年ホイットニー・ヒューストンのカバーが全米1位の大ヒット 
「Something In The Air」
(American Psycho Remix) 
デヴィッド・ボウィ
Devid Bowie
David Bowie,Reeves Gablels  1999年のアルバム「アワーズ・・・」収録
「Who Feelin' It」
(Philip's Psycho Mix) 
トム・トム・クラブ
Tom Tom Club 
Cris Frantz,Tina Weymouth トーキング・ヘッズのベース&ドラムのカップル
この映画のためのオリジナル曲 
「Watching Me Fall」
(Underdog Remix) 
ザ・キュアー
The Cure 
Robert Smith,Simon Gallup,Perry Banonte・・・  2000年発表の「Blood Flower」収録
英国出身のニューウェーブ系ロックバンド 
「Trouble」  ダニエル・アッシュ
Daniel Ash 
Daniel Ash 英国出身のロック・シンガー
2002年のサードアルバム「Daniel Ash」収録

「アリー/スター誕生 Star Is Born」 2018年  
(監)(製)(脚)ブラッドリー・クーパー
(脚)エリック・ロス、ウィル・フィッターズ(撮)マシュー・リバティーク
(PD)カレン・マーフィー(音監)ジュリア・ミシェルズ、ジュリアンヌ・ジョーダン
(出)ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイヴ・シャペル、サム・エリオット
アレック・ボールドウィン、アンソニー・ラモス、ルーカス・ネルソン  
 レディー・ガガの圧倒的な歌声に支えられた作品ですが、実は主役はブラッドリー・クーパーでした。
 興味深いのは、この作品でアリーはダンスなどに頼った演出よりも歌そのもので観客に訴えるスタイルを重視するように変化したこと。
 これはこの作品以後、レディー・ガガというアーティストもまた変化するのか?「ドラッグ・クイーン」的なキャラクターでブレイクした自分の過去を否定しているのか?ということです。映画のその後、よりも彼女の今後が気になる作品になりました。
 そう考えると、監督のブラッドリー・クーパーにとっても、今後彼はクリント・イーストウッドの後継者になるのか?も気になります。
 そうそうこの映画には、ウイリー・ネルソンの息子ルーカス・ネルソンが作曲・演奏・出演で参加しています。彼の今後も気になります。
 様々な意味でスター誕生な映画でした。 
曲名 演奏  作詞・作曲 コメント
「Black Eyes」  ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper
ブラッドリー・クーパー
ルーカス・ネルソン
ルーカス・ネルソンはウィリー・ネルソンの息子!
映画の中にも登場しています
「ラ・ヴィアン・ローズ」
La Vie En Rose 
レディー・ガガ
Lady Gaga
エディット・ピアフ
Louiguy 
エディット・ピアフの代表曲
ドラッグ・クイーンのライブ・バーでの曲 
「At Last」  エタ・ジェームス Etta James Mack Gordon,Harry Warren   
「オーヴァー・ザ・レインボウ」
Over The Rainbow 
レディー・ガガ ハロルド・アーレン
Harold Arlen
E.Y.Yargurg 
「オズの魔法使い」のテーマ曲
「Maybe It's Time」  ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper
Jason Isbell  
「Whiping Post」  オールマン・ブラザース・バンド
The Allman Brothers Band 
Gregg Allman バーでかかっていました!
オールマン的ギターですぐわかるはず・・・
「Too Far Gone」  ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper 
ブラッドリー・クーパー
ルーカス・ネルソン 
 
「Shallow」  レディー・ガガ  レディー・ガガ
マーク・ロンソン他
この映画のテーマ曲的なナンバー 
「Diggin' My Grave」  ブラッドリー・クーパー Paul Kennerley  
「Damii Colori」
オペラ「トスカ」より 
ルチアーノ・パヴァロッティ
国立フィルハーモニック
オーケストラ
プッチーニ
Giacomo Puccini
Giuseppe Giacosa 
 
「Gratitude」 ビースティー・ボーイズ
Beastie Boys 
Tom Cushman
Michael Diamond他
 
「Yonkers」  Tyler ,The Creaton Tyler Okoma  
「スターダスト」 Stardust  アーティー・ショー
Artie Shaw&His Orch. 
ホーギ―・カーマイケル
Hoagy Carmichael
Mitchell Parish
ジャズ、ポップスの歴史的名曲
「Music To My Eyes」  ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper 
レディー・ガガ
ルーカス・ネルソン
 
「Look What I Found」  レディー・ガガ  レディー・ガガ
ルーカス・ネルソン 
 
「Always Remember Us This Way」  ブラッドリー・クーパー
Bradley Cooper  
レディー・ガガ
ルーカス・ネルソン 
 
「Make Some Noise」  ビースティー・ボーイズ
Beastie Boys 
Michael Diamond
Adam Horoviz他
 
「Heal Me」  レディー・ガガ レディー・ガガ,Poul Blair
Nick Monson 
 
「Corrine,Corrina」 ウィントン・マルサリス
エリック・クラプトン 
Bo Chatman
Mitchell Parish他 
 
「Why Did You Do That?」 レディー・ガガ  レディー・ガガ,Paul Blair
Nick Monson 
 
「Too Far Gone」  ブラッドリー・クーパー
レディー・ガガ
ブラッドリー・クーパー
ルーカス・ネルソン
 
「New York,I Loce You But You're
Bringing Me Down」 
LCD Soundsystem James Murphy  
「Hair Body Face」  レディー・ガガ  レディー・ガガ,Paul Bair
Nick Monson 
 
「プリティー・ウーマン」
Oh,Pretty Woman 
ブラッドリー・クーパー
ルーカス・ネルソン
ロイ・オービソンRoy Orbison
Bill Dees 
 
「Before I Cry」  レディー・ガガ  レディー・ガガ,Paul Blair
Nick Monson  
 
「I Don't Know What Love Is」  レディー・ガガ  レディー・ガガ
ルーカス・ネルソン 
 
「Is That Alright ?」  レディー・ガガ  レディー・ガガ,Paul Blair
Nick Monson 
 
「I'll Never Love Again」  レディー・ガガ
ブラッドリー・クーパー 
レディー・ガガ
Natalie Hemby他 
 
「ウィズネイルと僕 Withnail and I」 1988年  
(監)(脚)ブルース・ロビンソン
(撮)ピーター・ハナン(音)デヴィッド・ダンダス
 (出)ポール・マッギャン、リチャード・E・グラント、リチャード・グリフィス
1988年という中途半端な時代に作られた1960年代の終わりを描いた渋いコメディ?
麻薬、同性愛、アルコール中毒、貧困は、英国病と呼ばれ、若者が失業にあえいでいた時代ともリンク。
そのためか、英国ではカルト的に人気を獲得したとのこと。
イギリスらしいブラックな魅力の青春映画 
<蛇足ながら>
村上春樹の旅日記「遠い太鼓」342ページに
ロンドンにてこの映画を見て「なかなか面白かった」と書かれています。
曲名  演奏 作曲・作詞 コメント 
「青い影」
A Whiter Shade of Pale 
キング・カーティス
King Curtis 
Keith Reid
Gary Brooker 
1967年発表
プロコルハルムの代表曲を大御所サックス・プレイヤーがカバー
「マイ・フレンド My Friend」  Charlie Kunz  Ervin Drake,Jimmy Shirl   
「ウォーク・ハンド・イン・ハンド」
Walk Hand In Hand 
Charlie Kunz John Cowell  
「見張り塔からずっと」
All Along The Watchtower 
ジミ・ヘンドリックス
Jimi Hendrix 
ボブ・ディラン
Bob Dylan 
ボブ・ディランのカバーですが、このカバーの方が有名かもしれません。
U2のカバーも良かったです、時代を象徴する名曲の一つ 
「ヴ―ドゥー・チャイル」
Voodoo Chile 
ジミ・ヘンドリックス
Jimi Hendrix  
←  ジミ・ヘンドリックスの異教徒的、カルト的魅力を代表する曲 
「Hang out the Stars in Indiana」  Al Bowlly  Harry Woods,Billy Moll   
「While My Guitar Gently Weeps」  ザ・ビートルズ
The Beatles 
ジョージ・ハリソン
George Harrison 
ビートルズというよりもジョージ・ハリソンを代表する名曲 

「V・フォー・ヴェンデッタ V For Vendetta」 2005年
(監)ジェームズ・マクティーグ(製)ジョエル・シルバー、グラント・ヒル(製)(脚)アンディ&ラリー・ウォシャウスキー
(撮)エイドリアン・ビドル(キャラ)アラン・ムーア、デヴィッド・ロイド(PD)オーウェン・パターソン(音)ダリオ・マリアネッリ 
(出)ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、ジョン・ハート、スティーブン・レイ、スティーブン・フライ
「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟(現姉妹)による「1984年」の別ヴァージョン。ディストピア映画もまだまだ作れますね。
マイケル・ラドフォード監督「1984」で主演したジョン・ハートがこちらではラスボスを演じます。
なかなか見ごたえのある作品に仕上がっています。 
曲名  演奏  作曲 コメント
「The Beginning...At Last」 Zakk Zakk Wylde 「Sonic Brew」(1998年)収録
「Cry Me A River」  ジュリー・ロンドン Julie London Arthur Hamilton アーサー・ハミルトンによるトーチソング
ジュリー・ロンドンが1955年に発表
イパネマの娘
The Girl From Ipanema」 
スタン・ゲッツ、アストラッド・ジルベルト
ジョアン・ジルベルト
Featアントニオ・カルロス・ジョビン
Stan Getz,Astrud Gilbelt,Joao Gilberto
Feat. Antonio Carlos Jobin 
Antonio Carlos Jobin
ヴィニシウス・ジ・モライス
Vinicius De Moraes
Norman Gimbel
1963年のアルバム「ゲッツ/ジルベルト」
ボサノヴァブームを生んだ世界的な大ヒット
「ヤケティ・サックス
Yakety Sax」 
ブーツ・ランドルフ
Boots Randolph, James Rich 
Boots Randolph, James Rich アメリカのサックス奏者1963年のヒット曲 
「コルコバード
Corcovado」 
スタン・ゲッツ、アストラッド・ジルベルト
ジョアン・ジルベルト
Featアントニオ・カルロス・ジョビン
Stan Getz,Astrud Gilbelt,Joao Gilberto
Feat. Antonio Carlos Jobin  
Antonio Carlos Jobin
Gene Lees 
リオデジャネイロの「コルコバードの丘」
をイメージにしたボサノヴァの名曲
「ゲッツ/ジルベルト」(1963年)収録 
「The Duel」
「Love Theme & End Title」 
テレビで放映されていた映画の音楽 アルフレッド・ニューマン
Alfred Newman
J.H.Wood 
映画「モンテクリスト伯」より 
ローランド・V・リー監督による1934年の作品
「Long Black Train」  リチャード・ハーレイ
Richard Hawley
Richard Hawley 「Late Night Final」(2001年)収録 
「I Found A Reason」  キャット・パワー Cat Power ルー・リード Lou Reed 「The Covers Record」(2000年)収録
「Bird Gerhl」  Antony and the Johnsons  Antony  英国のミュージシャン、アノーニのプロジェクト 
「Street Fighting Man」  ローリング・ストーンズ
The Rolling Stones
Mick Jagger,
Keith Richards 
名盤「ベガーズ・バンケット」収録の代表曲 
「BKAB」  イーサン・ストーラー
Ethan Stoller
米国イリノイ出身の音楽編集・制作者
Ethan Stoller 「On Black Power」 by Malcom X
マルコムXの演説)
「Address to the Women of America」
by Gloria Steinem 
「Out of Sight」 スピアチュアライズド Spiritualized  Jason Pierce  「Let It Come Down」(2001年)収録
ウォールフラワー The Perks of being a Wall Flower」 2012年    
(監)(製総)(原)(脚)スティーブン・チョボスキー
(製)ジョン・マルコビッチ、ラッセル・スミス他(撮)アンドリュー・ダン
(PD)インバル・ワインバーグ(音)マイケル・ブルック(音監)アレクサンドラ・パッドサヴァス
(出)ローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラー、メイ・ホイットマン、ジョン・キューザック、ポール・ラッド
監督に抜擢されたスティーブン・チョボスキーによる原作小説がもとになった青春映画の快作です。
エマ・ワトソンが可愛い!エズラ・ミラーがカッコイイ!(若い頃のボブ・ディランみたい)
「カモン・アイリーン」「ティーネイジ・ライオット」「ディア・ゴッド」などの選曲がご機嫌です。(「ヒーローズ」意外は1980年~1990年のヒット曲)
でも、何といっても、トンネルの曲「ヒーローズ」(デヴィッド・ボウィ)が最高です。 
曲名  演奏 作曲・作詞 コメント(発表年、オリジナルなど)
「It Could Be Another Change」  ザ・サンプルズ
The Samples
Sean Kelly  アメリカ、コロラド州のオルタナ・ロック・バンド
1989年のデビュー・ヒットで1990年代のバンド
「Come On Eileen」  デキシ―ズ・ミッドナイト・ランナーズ
Dexys Midnight Runners
Kevin Rowland
Jim Paterson
Billy Adams
イングランド、バーミングハム出身のロックバンド
1982年の大ヒット曲(ビルボード1位)
「Tugboat」  ギャラクシー500  Galaxie 500 マサチューセッツ州ケンブリッジ出身のインディ・ロック・バンド
ハーバード大で結成し、4年間活動し解散
1988年発表のデヴュー・シングル
「Temptation」  ニューオーダー
New Order
英国マンチェスター出身のバンド
1982年の大ヒット曲で、90年代テクノをリードする存在
「Evensong」  The Innocence Mission ←  1991年のセカンド・アルバム収録 
「Asleep」  ザ・スミス The Smith ←  シングル「心に茨を持つ少年」B面 (1985年)
モリッシーが歌うピアノ・バラード曲
「Low」  Cracker ←  1993年発表のデヴュー・アルバム収録曲
「Teenage Riot」 ソニック・ユース 
Sonic Youth
1988年発表、ソニック・ユースの代表曲 
「Dear God」  XTC  トッド・ラングレンがプロデュースした名盤「スカイラーキング」
(1987年)収録のシニカルでクールな名曲 
「Pearly Dewdrops' Drops」  コクトー・ツインズ ←  エリザベス・フレイザー独特のヴォーカル美しい
1984年のヒット・シングル
「Charlie's Last Letter」  マイケル・ブルック Michael Brook  ←  アメリカのギタリストによるインスト曲 
「Heroes」  デヴィッド・ボウィ David Bowie  1977年アルバム「ヒーローズ」収録の名曲
この映画最大の見せ場でかかる曲



「カリートの道 Carlito's Way」  1993年 
(監)ブライアン・デ・パルマ
(製)マーティン・ブレグマン、ウィリー・ベア、マイケルS・ブレグマン
(原)エドウィン・トレス(脚)デヴィッド・コープ(撮)スティーヴン・H・ブラム(音)パトリック・ドイル
(出)アル・パチーノ、ショーン・ペン、ペネロープ・アン・ミラー、ジョン・レグザイモ、ヴィゴ・モーテンセン、イングリッド・ロジャース、ルイス・ガスマン  
 麻薬の売買で街の顔だったカリートは、堅気になろうと友人のクラブを経営しながら、街を出る資金をためていました。ところが、周囲は彼をまたマフィアの世界に引き戻そうとします。
 そして彼を刑務所から救い出してくれた弁護士からの依頼で再び悪意に手を染めることになります。そして、知らぬ間に犯罪の泥沼にはまりこんで行くのでした。
 ブライアン・デパルマらしさはあまりない地味な作品ですが、当時のクラブでかかっていたであろうディスコヒットだけでなくサルサのヒット曲も楽しめます。
曲名  演奏  作者  コメント 
ソウル・ポップ系       
「Parece Mentira」  マーク・アンソニー Marc Anthony  Pedro Flores  この作品に出演もしている歌手兼俳優
エル・カンタンテ」ではエクトル・ラヴォーを演じています 
「I Love Music」 オージェイズ The O'Jays ケニー・ギャンブル、レオン・ハフ
Kenny Ganble,Leon Huff
1975年の大ヒット曲 
アルバム「リユニオン」収録
「Stickball Guaguanco Jam」  Jelly Bean  Jelly Bean   
「Do It ('Til You're Satisfied)」  B・T・エクスプレス B.T.Express  Billy Nichols 1974年BTエクスプレスの代表的なヒットナンバー
アルバム「Do It」収録
「Oye Como Va」 サンタナ Santana  ティト・プエンテ
Tito Puente
1970年のアルバム「天の守護神」収録
ラテン音楽の大御所ティト・プエンテのカバー
「Fly,Robin,Fly」 シルバー・コンヴェンション
The Silver Convention 
Slvester Levay,Stephan Prager  1975年のアルバム「Save Me」収録
ソウル・インストロメンタルの大ヒット曲
「Pillow Talk」  Sinoa Sylvia Robinson,Michael Burton この映画ための録音
1973年シルビアのヒット曲をカバー 
「You Should Be Dancing」  ビージーズ The Bee Gees  Barry Gibb
Robin Gibb.
Maurice Gibb
1976年のアルバム「チルドレン・オブ・ザ・ワールド」収録
ここからビージーズのディスコでの活躍が始まります
「Lakme」  Joan Sutherland/
Orchestre National Del'Opera
(指揮)Leo De Libes   
「Got To Be Real」  シェリル・リン Cheryl Lynn  Cheryl Lynn,David Paich,David Foster 1978年のアルバム「シェリル・リン」収録の大ヒット曲
ディスコの定番ナンバー 
「TSOP-The Sound of Philadelphia」 MFSB  Kenny Ganble,Leon Huff  1973年のアルバム「Love is the Message」収録
フィリー・ソウルを支えたバンドの看板曲 
「(Shake Shake Shake)Shake Your Booty」  KC&ザ・サンシャインイン・バンド
KC and The Sunshine Band 
Harry W. Casey  1976年のアルバム「パート3」収録
ディスコ・ブームを代表するヒット
「裏切り者のテーマ Back Stabbers」  オージェイズ The O'Jays Leon Huff,Gene McFadden
John Whitehead
1972年の大ヒット・フィリー・ソウル・スタンダード
しかし、ディスコ・ブームでもまたリバイバル・ヒット
「Rock The Boat」  ヒューズ・コーポレイション The Hues Corporation Wally Holmes  1973年のアルバム「Freedom for the Stallion」収録
ディスコの定番曲となったヒット
カリフォルニア州サンタモニカ出身
「That's The Way(I Like It)」 KC&ザ・サンシャインイン・バンド
KC and The Sunshine Band 
Harry W. Casey  1975年を代表する大ヒット曲
フロリダ出身のKC率いるディスコ時代を代表するバンド
「Disco Inferno」  Ed Terry  Leroy Green, Tyrone Kersey  1977年トランプスがオリジナル
「サタデイ・ナイト・フィーバー」に収録されて大ヒット 
「I Love Music」 Rozalla  Kenny Ganble,Leon Huff オージェイズの大ヒット曲をカバー
「Rock Your Baby」  Ed Terry  Harry W.Casey 1974年ジョージ・マックレーの大ヒット曲をカバー 
「Your Are So Beautiful」  ジョー・コッカー Joe Cocker  Billy Preston,Bpby Fisher 1974年のアルバム「I Can Stand A Little Rain」収録
ジョー・コッカーの代表曲
「レディ・ママレード Lady Marmalade」  ラベル Labelle Kenny Nolan,Bob Crewe  1974年のアルバム「Nightbird」収録
パティ・ラベルにとっても最大のヒット曲 
サルサ・ラテン系      
「Mi Gente」  エクトル・ラヴォー Hector Lovoe ジョニー・パチェーコ
Jonny Pacheco 
1975年ソロ・デビューアルバム「La Voz」収録
ファニアのヴォーカルからソロのスターへ
「Che Che Cole」  ウィリー・コロン Willie Colon 1970年のアルバム「cosa nuestra」収録 
「Vieja Luna」  セリア・クルーズ&ジョニー・パチェーコ
Celia Cruz & Johnny Pacheco
Orlando De La Rosa 1974年のデュエット・アルバム「Celia & Johnny」収録
「Muneca」  エディー・パルミエリ Eddie Palmieri 1984年のチャーリー・パルミエリの名盤「A Giant Steps」にも収録 
「Abuelita」 ウィリー・コロン Willie Colon  1971年のウィリー・コロン、エクトル・ラボーのアルバム
「La Gran Fuga」収録
「Alma Con Alma」  レイ・バレット&アダルベルト・サンチアーゴ
Ray Barretto & Adalbertto Santiago
Juanito Marquez  
「El Watusi」  レイ・バレット Ray Barretto  1962年のアルバム「Charanga Moderna 」収録
サルサ前期のチャランガ・スタイルのヒット曲
「El Todopodersos」  エクトル・ラヴォー Hector Lavoe Willie Colon,Hector Lavoe 1975年ソロ・デビューアルバム「La Voz」収録
これは、70年代サルサを代表する名盤です


「キングコング : 髑髏島の巨神 KONG:SKULL ISLAND」 2017年 
(監)ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
(脚)マックス・ボレンスタイン(原案)(脚)ダン・ギルロイ(原案)ジョン・ゲイティンズ(撮)ラリー・フォン(音)ヘンリー・ジャックマン
(出)トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン、MIYABI、ジョン・C・ライリー、ジョン・ティエン 
 まさかキングコング映画が、ここまで面白く復活するとは!驚きました。
 CGの迫力だけでなく原作へのオマージュも魅力。
 「ジュラシック・パーク」と「地獄の黙示録」と「白鯨」を合わせたような魅力的な内容。2作品目でこれだけの作品を作るとは、今後が期待大です! 
曲名  演奏 コメント
「Time Has Come Today」  The Chambers Brothers 1967年アメリカの白黒混合ソウル・グループのサイケデリックなヒット曲
「Long Cool Woan(In A Black Dress)」  The Hollies  1972年イギリスのロック・グループのヒットシングル
「White Rabbit」  Jeferson Airplane  1967年ジェファーソン・エアプレインのサイケデリック・ロックを代表する大ヒット曲
「Paraoid」  Black Sabath  1970年イギリスのヘヴィメタ・バンド、ブラック・サバスを代表する大ヒット曲
「Down on the Street」 The Stooges  1970年イギー・ポップが在籍していた元祖パンク・バンド2作目のアルバムからのヒット曲 
「Bad Moon Rising」  Creedence Clearwater Revival  1969年アメリカのカントリー・ロックを代表するCCRサード・アルバムからのヒット曲
「Brother」  Jorge Ben Jor
ジョルジ・ベンジオール
1974年ブラジルのMPBを代表する「マシュケナダ」の作者によるサイケなヒット曲
「Ziggy Stardust」 David Bowie
デヴィッド・ボウイ
1972年20世紀のロックを代表するアーティスト、デヴィッド・ボウイの偉大な名曲
「Run Through the Jungle」  Creedence Clearwater Revival  1970年アルバム「コスモス・ファクトリー」からのシングル・ヒット曲
「また逢いましょう We'll Meet Again」 Vera Lynn
ヴェラ・リン
1943年イギリスを代表する人気女性歌手の大ヒット。
第二次世界大戦中「イギリス軍の恋人」と呼ばれていた彼女は慰問活動でも有名でした。

 

「クライング・ゲーム The Crying Game」 1992年  
(監)(脚)ニール・ジョーダン
(製)スティーヴン・ウーリー(製総)ニック・パウエル(撮)イアン・ウィルソン(音)アン・ダドリー
(出)スティーヴン・レイ、ミランダ・リチャードソン、フォレスト・ウィテカー、エイドリアン・ダンバー、ジェイ・デヴィッドソン 
アカデミー脚本賞受賞作
予想困難な物語の展開となるクライム・サスペンス
フォレスト・ウィテカーの名演技も忘れられません。異色のLGBT映画でもあります。
ニール・ジョーダン監督の代表作となりました。 
曲名  演奏 作曲   
「男が女を愛する時」
When A Man Loves A Woman
パーシー・スレッジ
Percy Sledge 
Cameron Lewis , Arthur Wright  1966年パーシー・スレッジのデビュー曲であり最大のヒット曲
ビルボード・ポップ・R&B共にナンバー1
多くのアーティストがカバーした名曲中の名曲
Baby Jump  Mungo Jerry  Ray Dorset   
Live For Today  Cicero  Cicero   
Second Coming  Simon Boswell  Simon Boswell  
「クライング・ゲーム」
The Crying Game  
Dave Berry Geoff Stephens この映画の主題歌でデイヴ・ベリー、ボーイ・ジョージ
両バージョン共にシングル化されています。
ボーイ・ジョージにとってはソロの代表曲
(プロデュースはペットショップ・ボーイズ)
Kate Robbins 
ボーイ・ジョージ
Boy George 
I Only Want Be With You  Kate Robbins Mike Hawker,Ivor Raymonde  
The White Cliffs of Dover  ザ・ブルー・ジェイズ
The Blue Jays
Nat Button,Walter Kent  ブルー・ジェイズは西海岸のドゥー・ワップ・グループ
「ドーバーの白い崖」は第二次世界大戦時代の歌
(ヴェラ・リンのヒットが有名)
Let The Music Play  Carol Thompson  Chris Barbarosa,Ed Chisolm   
Stand By Your Man  ライル・ラヴェット
Lyle Lovett 
Tammy Wynette,Billy Sherrill  1968年タミー・ワイネットのカントリー全米ナンバー1ヒット
キャンディ・ステイトンのカバーはR&B4位のヒット
映画「ブルース・ブラザース」でもカバーされています


「グリーン・ブック Green Book」 2018年 
(監)(製)(脚)ピーター・ファレリー
(製)(脚)ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カリー
(撮)ショーン・ポーター(PD)ティム・ガルヴィン(衣)ベッツィ・ハイマン(音)クリス・パワーズ(音監)トム・ウルフ、マーシュ・ラヴァル
(出)ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ(アカデミー助演男優賞)、リンダ・カーデリーニ、ディミテル・D・マリノフ、イクバル・テバ 
アカデミー作品賞、脚本賞、助演男優賞受賞
イタリア系の運転手と黒人クラシック・ピアニストとのアメリカ南部への旅
主人公のピアニストよりも白人運転手の方がR&Bに詳しいというのが面白い設定。
人種差別を強く訴える重い映画ではない分、驚くような内容ではありません。でも、音楽も俳優も素敵ないい映画です。
<1962年の音楽>
1962年というのは、音楽的にはこの映画でも使用されているチェビー・チェッカーの「ツイスト」のブーム。
R&Bの人気を白人層にまで広めたモータウン・レコードがこの年スタート。
ジャズでは歴史的なジャズ映画「真夏の夜のジャズ」が世界的にヒットしています。
ビートルズはまだヨーロッパに出稼ぎに出ている無名のバンドで翌年にデビューすることになります。
ロックン・ロールのブームは終わり、かといってロックの時代もまだ始まらない中途半端な時代でした。そのせいか選曲は地味めです。
曲名  作曲 演奏者など
「That Old Black Magic」 
黄色の部分の曲はサントラ収録曲
ハロルド・アーレン
Harold Arlen,Johnny Mercer 
 
「Tired of Hanging Around」  Ernest Suarez,Harry Simoneauz Jr. Bobby Page & The Riff Raffs
50~60年代に活躍した白人ロックン・ロールコーラス
「One Mint Julep」  Rudolph Toombs The Clovers (1952年R&Bチャート2位)
ドゥーワップ・コーラス・グループ
「Pretty LIL Thing」  Jeff Williamson  サニー・ボーイ・ウィリアムソンSonny Boy Williamson
ミシシッピー州出身のブルース・シンガー(50~60年代)
「Throw It Out Of Your Mind」  Jake Hammonds Jr.,James A. Benett
J.M.Mathews
ティミー・ショー Timmy Slaw
60年代に活躍したデトロイト出身のR&Bシンガー
「So Long Lover's Island」  Leon Peels ザ・ブルージェイズ The Blue Jays
白人ドゥーワップ・グループ、1961年のデビュー・ヒット
「Let Me Feel It」  Elgie Brown Elgie Brown
「A Letter From My Baby」  Jake Hammonds Jr.,James A. Benett
J.M.Mathews 
ティミー・ショー Timmy Slaw 
「Goodbye , My Lover, Goodbye」  Lamar Simington,Rpbert Mosley..etc Robert Mosley
「You Took Advantage of me」  Ronald Blackwell The Blackwells
白人ドゥーワップ・コーラス・グループ
「Drirting Heart」  Roosevelt Nettles Roosvelt Nettles
「What'cha Gonna Do」  Lea Lendon  Bill Massey with Lea Lendon & the Rite Timers
「After You've Gone」  Steve Gray  
「Lucille」  Albert Collins, Richard Pennimen リトル・リチャード Little Richard
「Blue Skies」  アーヴィング・バーリン Irving Berlin クリス・バワーズ Kris Bowers
アメリカのジャズ・ピアニスト、この映画の音楽担当
「Won't Be Long」  J. Leslie McFarland アレサ・フランクリン Aretha Franklin
「Slow Twisting」  Kal Mann チェビー・チェッカー Chubby Checker 
「Troubled Romance」  Jean-Philippe Audin   
「Happy Talk」  Richard Rodgers, Oscar Hammerstein Ⅱ Kris Bowers
「Ba Da」  Ernest Suarez Roy"Boogie Boy" Perkins
「Cookin'」  Brad Bauder, Al Casey, Robert Tayler Al Casey Combo
「Dearest One」  David Valad Jack's Four
「Go To the Mardi Gras」  Henry Reland Byrd プロフェッサー・ロングヘア― Professor Longhair 
「Yes Your Honor」  Jack Curtis, Roosvelt Nettles Roosvelt Nettles
「Over My Broken Heart」  Donald Rollins Dave & Don
「Lullaby of Birdland」  George Shearing, George David Weiss Kris Bowers
「Why Oh Why」  Lionel Russ  Little Alice 
「Vaise Ballet」  Eric Satie  
「Water Boys」  Avery Robinson クリス・バワーズ Kris Bowers 
「I'll Never Let You Go」  Sandra Rewis Sue Winford 
「That Look」  Jerry Kalof Jerry Kalof
「Arabesque No.1」 Claude Debussy  
「I Love My Baby」  Junior Boulet Bobby Page & The Riff Raffs
「The Lonsome Road」  Gonne Austin,Nathaniel Shilkret クリス・バワーズ Kris Bowers
「O Come All Ye Faithful Jazz Trio」  John Fransis Wade  Stephen J.Rice
「O Christmas Tree」  (編)Lennie Moore  
「What Child Is This ?」  (編)Lennie Moore   
「Let's Roll」  クリス・バワーズ Kris Bowers  クリス・バワーズ Kris Bowers 
「Blackwoods Blues」 クリス・バワーズ Kris Bowers クリス・バワーズ Kris Bowers
「Etude OP 25 No.11 In A Minor」  フレデリック・ショパン
Fredderic Chopin 
 
「Your Replacement Is Here」  エド・ヘンリー Edd Henry  
「Rushin」  Elgie Brown  Banny Price
「M M M Love」  ボブ・ケリー Bob Kelly  ボブ・ケリー Bob Kelly
「Have Your Self A Merry Little Chritmas」  Hugh Martin, Ralph Blane  フランク・シナトラ Frank Sinatra 
「Santa Clause Is Comin' To Town」  J. Fred Cools, Haven Gillespie フランキー・バリ&ザ・フォー・シーズンズ
Franki Valli & The Four Seasons 
「The Christmas Song」  Robert Wells, Mel Torme ナット・キング・コール Nat King Cole
「The Lonsmoe Road」  Gene Austin, Nathaniel Shiklet  Don Shirley 
「Rich Woman」  Drothy Labostrie , McKinleyMillet Li'l Millet & His Creoles

「50年後のボクたちは Tschick」 2016年  
(監)(脚)ファティ・アキン(原)ヴォルフガング・ヘルンドルフ(製)マルコ・メーリッツ
(脚)ラース・フーブリヒ、ハーク・ボーム(撮)ライナー・クラウスマン(美)ジェニー・レースラー(音)ビンス・ポープ

(出)トリスタン・ゲーベル、アナンド・バトビレグ・チョローンバータル、メルセデス・ミュラー、アニャ・シュナイダー
曲名  演奏  作曲  コメント 
「Ball and Biscuit」  ホワイト・ストライプス
The White Stripes
ジャック・ホワイト
Jack White
 
「Ballade Pour Adeline」  リチャード・クレイダーマン
Richard Clayderman 
Paul DeSenneville  
「Good Better Best」  Y'AKOTO Fidelis Yaw Amo-Antwi
Jennifer Yaa Akoto Kieck
 
「Thomas Anders」  Beginner feat. Megaloh J. Eibfeld , D. Lisk 他  
「Canned Tomatoes(Whole)」  Courtney Barnett  Courtney Barnett  
「Genius of Love」  トム・トム・クラブ
Tom Tom Club 
Tom Tom Club  
「Lips are movin'」  メーガン・トレイナー
Meghan Trainer
Megahn Trainer
Kevin Kadish
 
「Goosebumps」  SEED Rediger Kusserow
Sebastian Krajewski 他
 
「Hurra, Die Weltgentunter」  K.I.Z. Maxim Druner, Tarek Ebene 他  
「Wilkommen im Dschungel」  Bilderbuch  Maurice Ernest
Michael Krammer 他
 
「Keep On Rockin'」  James Brooks  James Brooks  


「さらば愛しきアウトロー The Old Man & the Gun」 2018年  
(監)(脚)デヴィッド・ロウリー(製)ロバート・レッドフォード他(撮)ジョー・アンダーソン(原)デヴィッド・グラン(音)ダニエル・ハート 
(出)ロバート・レッドフォード、シシー・スペイセク、ケイシー・アフレック、ダニー・グローヴァー、トム・ウェイツ、チカ・サンプター、キース・キャラダイン 
74歳の銀行強盗と仲間たち、実話に基づくストーリーで「運び屋」の銀行強盗版
 引退作品にふさわしい素敵な作品です。「明日に向かって撃て」の続編にも見えてきます。
 これが最後の作品か・・・監督として名作をもう一本お願いしたい!
 音楽はアコースティックなジャズが背景で流れる合間にカントリー、フォークの渋い歌が入ります。
 まるで西部劇のような雰囲気が70年代っぽい画質ともマッチしています。 
 そんな中、英国ロックのキンクスの名曲「ローラ」がピタリとはまっています。  
曲名  演奏  作曲  コメント
「30 Century Man」  スコット・ウォーカー Scott Walker Scott Engel アルバム「Scott 3」(1969年)収録 
「Rhythm of My Heartbeat」  Annell Brodeur,Andrew Tinker  Andrew Tinker   
「Call 583 - 0212」  Diedre Tinker,Andrew Tinker Andrew Tinker   
「Wisky Flats」  Andrew Tinker  Mara Lee Miller   
「So Alone」  Priya Patel, Curtis Heath Andrew Tinker, Toby Halbrooks  
「ローラ Lola」 キンクス The Kinks Raymond Douglas Davis アルバム「Lola」(1970年)収録
全米9位 
「Keys」  Curtis Heath  Curtis Heath  
「Blues Run The Game」  Jackson G. Frank Jackson G. Frank アメリカのフォーク・シンガー
デビュー・アルバム収録 
「Esay Does It」  Bonnie "Prince " Billy(ウィル・オールダム) Will Oldman ウィル・オールダムはルイヴィル出身シンガー・ソングライター&俳優 
「サンドラの週末 DEUX JOURS, UNE NUIT」 2014年  
(監)(製)(脚)ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
(撮)アラン・マルコアン(編)マリー=エレーヌ・ドゾ(美)イゴール・ガブリエル(衣)ライラ・ラマダン・レヴィ
(出)マリオン・コティヤール、ファブリツィオ・ロンジョーネ、クリステル・コルネル 
ベルギーが生んだ巨匠、ダルデンヌ兄弟による社会派映画
ヨーロッパ映画祭主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールの演技が素晴らしい!
鬱病による休職をきっかけに工場を解雇されることになった女性がその撤回を求めて同僚たちに協力を求めるという重いドキュメンタリータッチの映画
見ている方もつらいけど、主人公のつらさは薬に頼るのもわかる気がします。
しかし、泣き虫で薬と家族に頼り切った女性が週末の3日間で少しづつ成長してゆく姿が感動的。
けっして社会批判の思いだけの映画ではないところが、この兄弟の作品のもつ素晴らしさです。
そんな必死でギリギリの彼女を少しだけ助けてくれるのが、車の中で聴く音楽でした。
しかし、映画の背景に音楽はなく、流れる曲もわずか4曲、エンドロールも音楽なし。ストイックです。
曲名  演奏 コメント・作曲者
「Gloria」  ゼム Them  ヴァン・モリソン Van Morrison
パティ・スミスのカバーの方が有名かもしれませんが、まさに名曲です!
「La nuit n'en Finit Plus」 ペトラ・クラーク Petula Clark  S.Bono/J.Nitzsche 
「Kili Watch」  The Cousins Gus Derse/Glen Powell 
「Lunch Pop」  Olibwoy Olovier Hauegard

 

「SHAME/シェイム SHAME」 2011年 
(監)(脚)スティーブ・マックィーン
(製)イアン・カニング、エミール・シャーマン(脚)アビ・モーガン(撮)ショーン・ボビット(PD)ジュディ・ベッカー(音)ハリー・エスコット 
(出)マイケル・ファスビンダー、キャリー・マリガン、ジェームズ・バッジ・デイル、ルーシー・ウォルターズ 
<あらすじ>
  ニューヨークでやり手のビジネスマンとして働くブランドンは、セックス依存症に悩みながら、娼婦やチャットでのセックスなどを続ける日々を過ごしていました。
そんなある日、彼の妹シシーが部屋に転がり込んできます。
ジャズ・シンガーとして働く彼女は、恋愛依存症に苦しみ、また男に棄てられて、行き場所を失っていたのです。
 彼女に自分の性癖を知られ、自分の上司と平気で寝るシシーに彼は怒りますが、・・・二人には思い出したくない過去があったのでした。
ヴェネチア国際映画祭、NY批評家賞主演男優賞、ヨーロッパ映画賞撮影賞、編集賞
 最も見せたくない恥ずかしい部分をあえて描き出すスティーブ・マックィーン監督の出世作であり、代表作です。
 兄妹の過去とその関係を具体的には描写せずに愛の極北を描き出した手腕は凄い!
 音楽は、彼が部屋で心をしずめるためのクールなグレン・グールドのピアノ曲、ジャズ。
 その逆に、外ではセックスを盛り上げるためのファンク、ディスコナンバーなど。
曲名 演奏  作曲・作詞  コメント 
「アリア」ゴルトベルク変奏曲より
"Aria"from the Goldberg Variations
グレン・グールド
Glenn Gould 
J・S・バッハ
J.S.Bach
ゴルトベルク変奏曲は不眠症に悩むある伯爵のために
バッハの弟子ゴルトベルグが演奏したためについた名前 
「悪魔のラブソング Genius of Love」  トム・トム・クラブ
Tom Tom Club
Tina Weymouth
Chris Ftantz,Adrian Belew
Steven Stanley 
トーキング・ヘッズから生まれたプロジェクト
その代表作で1981年のアルバム「おしゃべり魔女」収録
全米ビルボード31位(1982年)
「ラプチャー Rapture」  ブロンディ
Blondie
Deborah Harry
Chris Stein 
1980年のアルバム「Autoamerican」収録
1981年に全米1位となった
ラップ入りの最初のナンバー1ヒットらしい
「I Want Your Love」  シック
Chic 
Nile Rodgers
Bernard Edwards
1978年のアルバム「エレガンス・シック」からのシングル
全米ビルボード7位
「My Favourite Things」  ジョン・コルトレーン
John Coltrane 
Richard Rodgers
Oscar Hammerstein Ⅱ
「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)
ジュリー・アンドリュースが歌いスタンダードになった曲 
「New York,New York」  キャリー・マリガン
Carey Mulligan
John Kander
Fred Ebb
映画「ニューヨーク・ニューヨーク」(1977年)のテーマ曲
ライザ・ミネリがオリジナル
映画の中のマリガンちゃんの歌も素敵です! 
「Let's Get Lost」  チェット・ベイカー
Chet Baker 
Jimmy McHugh
Frank Loesser
同名タイトルのドキュメンタリー映画(1988年)あり
チェットの代表曲
「前奏曲とフーガ第10番」ホ短調
BWV855 
グレン・グールド
Glenn Gould 
J・S・バッハ
J.S.Bach 
ピアニストにとっての「旧約聖書」とも呼ばれる曲
クラヴィーア平均律曲集
「Variatio 15a1Clav.Canone」
ゴルトベルク変奏曲より 
グレン・グールド
Glenn Gould  
J・S・バッハ
J.S.Bach 
ゴルトベルク変奏曲より第15変奏 
「Bounce」  カルヴィン・ハリス
Feat. Kelis
カルヴィン・ハリス
Calvin Harris
カルヴィン・ハリスはスコットランド出身のDJ 
「You Can't Be Beat」  ハウリン・ウルフ
Howlin' Wolf
Chester Burnett ブルース界の大御所1956年の曲 
「前奏曲とフーガ第16番」ト短調
BWV885
グレン・グールド
Glenn Gould  
J・S・バッハ
J.S.Bach 
平均律クラヴィーア曲集より
「The Problem」  Mark Louque Mark Louque  
「Brandon」 Harry Escott  映画のためのオリジナル曲 
「Unravelling」    Harry Escott 
 「End Credits」   Harry Escott  ↑ 


「シェフ 三ツ星フードトラック始めました Cheff」 2014年  
(監)(製)(脚)ジョン・ファブロー
(製)セルゲイ・ベスパロフ(撮)クレイマー・モーゲンソー(編)ロバート・レイトン(音監)マシュー・スクレイヤー
(出)ジョン・ファブロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レイグザモ、スカーレット・ヨハンソン、オリヴァー・プラット、ダスティン・ホフマン
ロバート・ダウニーJr、ボビー・カナヴェイル、エムジェイ・アンソニー、ホセ・エルナンデス”ペリーコ”  
アメリカらしい家族の修復の映画であり、ロードムービーであり、再生の物語であり、グルメ映画でもあるという贅沢なエンターテイメント映画
そのうえ音楽がまた素晴らしい!
フードトラックの旅は、マイアミからテキサス、ニューオーリンズ、カリフォルニアへと南部の移動します。
音楽もマイアミのキューバ音楽(サルサ)からテキサスのブルース、サザン・ソウル、ニューオーリンズ・ファンクやジャズへと変化。
使用されている楽曲も様々でご機嫌な曲ばかりで、オリジナルの年代もバラバラですが、1967年近辺の曲が多い。
料理も本当に美味しそうでした。
そうそうジョン・ファブローは、アベンジャーズ・シリーズのメンバー(監督・俳優)ということもあり、二人のアベンジャーズも出演しています。
監督として、まだまだいい映画を撮れるはずです。  
曲名 演奏  コメント
「Brither John is Gone」  The Wild Magnolias ネビル・ブラザースで有名なニューオーリンズ・ファンクの代表曲
2015年発表 
「Tired of being alone」  アル・グリーン Al Green  アメリカ南部メンフィスのハイ・レーベルを代表するソウル歌手
アル・グリーンの代表曲の一つ
「Get Down」  Freedom Express  テキサスのファンクバンドによる1975年のヒット
「Rudy,A Message To You」  カールトン・リビングストン  1967年ダンディ・リビングストンがヒットさせたロック・ステディー
1979年ザ・スペシャルズのカバーが世界的ヒットとなった
「I Like It Like That」  ピート・ロドリゲス
Pete Rodrigues 
1960年代NYブーガルーのスターだったピート・ロドリゲス
1967年のヒット
「Lucky Man」  コートニー・ジョン
Courtney John 
イギリスのレゲエ・シンガー、コートニー・ジョン
2009年のヒット曲
「C.R.E.A.M.」  El Michels Affair NYのソウル・ファンク・バンドによるウータン・クランのカバー
2009年渋いヒット曲
「Cavern」  リキッド・リキッド Licuid Licuid 1980年代初めに活躍したNYのファンク・ダンス・バンド
1982年のヒット曲
「Hung Over」  マルティニス The Martinis ザ・マルティニスはアメリカLA出身のロックバンド(2014年)
Martini'sによるオリジナルは1967年
「Bang Bang」  ジョー・キューバ Joe Cuba NYのブーガルー、サルサを代表するシンガー1967年のヒット
「The Husler」  ウィリー・コロン Willie Colon 1968年のエクトル・ラボ―とのコラボ曲
「Que Se Sepa」  ロベルト・ロエーナ
Roberto Roena y Su Apollo Siund 
ファニア・オールスターズの中心メンバーであるコンゴ奏者
サルサ黄金期1974年のヒット曲
「Acid」 レイ・バレット Ray Barretto NYサルサを代表するコンガ奏者による1968年の大ヒット
「アリババ Alibaba」  ルイ・ラミレス Louie Ramirez ファニア・レーベルで活躍したパーカッショニスト
1971年のヒット曲
「Homenaje Al Benny (Castellano Que Bueno Balia Usted)」  Gente De Zona キューバの首都ハバナ出身のレゲトン・デュオ
「セクシャル・ヒーリング Sexual Healing」 Hot 8 Brass Band マーヴィン・ゲイ1982年の大ヒット曲のカバー 
「Bustin' Loose」 Rivers Brass Band Chuck Brown & The Soul Serchers1978年のヒット曲 
「When My Train Pullsin」 
「Travis Country」
ゲイリー・クラークJr
Gary Clark Jr.
テキサス、オースティンの出身
黒人ブルース・ロック・シンガー&ギタリストの生演奏
「West Coast Poplock」  Ronnie Hudson
& The Street Peoples 
LAのファンクバンドによる1982年のヒット曲
P-ファンクのLA版
「Oh,Didn't He Ramble」  Rivers Brass Band 1939年のニューオーリンズ・ジャズのスタンダード
ジェリー・ロール・モートン&シドニー・ベシェのカバー
「オイェ・コモ・ヴァ Oye Como Va」  Jose Hernandez 'Perico' マイアミ在住のラテン・ミュージシャン
主人公の父親役としても出演
「One Second Every Day」  ライル・ワークマン
Lyle Workman
カリフォルニアの作曲家で多くの映画音楽も作っている
この映画のためのオリジナル曲

「ジャーヘッド Jarhead」 2005年   
(監)サム・メンデス(原)アンソニー・スオフォード(製)ルーシー・フィッシャー、ダグラス・ウィッグ(脚)ウィリアム・D・ブロイデルズJr(撮)ロジャー・ディーキンス(PD)デニス・ガスナー(音)トーマス・ニューマン
(出)ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、ルーカス・ブラック、ジェイミー・フォックス、クリス・クーパー 
 アメリカ海兵隊の兵士をヘアー・スタイルから「ジャー頭」と呼ぶらしい。
 そんな兵士になりたての若者たちが主役の軍隊モノですが、戦闘シーンはほとんどないのが、見所!
 砂漠の中の油田と夕日の美しさは圧巻です!あんな景色が見られるのは確かに海兵隊ぐらいかもしれません。
 1990年イラクのクエート侵攻から始まった多国籍軍による「湾岸戦争」に向かった若き兵士たちの物語
曲名  演奏  作曲  コメント
「Soldier's Things」  トム・ウェイツ Tom Waits  Tom Waits 代表作「ソードフィッシュ・トロンボーン」(1983年)収録 
「Don't Worry, Be Happy」  Bobby McFerrin Bobby McFerrin アルバム「Simple Pleasure」(1988年)収録
グラミー賞楽曲賞受賞の名曲 
「You Are The Sunshine of my Life」  ジェイク・ギレンホール スティーヴィー・ワンダー
Stevie Wonder
名盤「Talking Book」(1972年)収録
全米1位の大ヒットでカバー多数あり 
「Bang agong (Get it on)」ゲット・イット・オン  T-レックス T- Rex Marc Bolan アルバム「Electric Worrior」(1971年)収録
全米10位の代表的なブギーの名曲
「Ride of the Valkyries」
ワルキューレの騎行
ウィーン・フィル交響楽団  リヒャルト・ワグナー  1856年作曲
地獄の黙示録」「ブルース・ブラザース」・・・ 
「Something in the Way」  ニルヴァーナ Nirvana Kurt Cobain ロック史における歴史的名盤「ネヴァーマインド」収録
1991年発表 
「Gonna Make You Sweat(Everybody Dance Now)」  C&C Music Factory Robert Clivilles
Freedom Williams
同名アルバム(1990年)からのシングル
全米1位のヒットでMTV最優秀ダンスビデオ賞
「O.P.P.」  Naughty by Nature Berry Gordy
Freddies Perren他
セカンド・アルバム「Naughty by Nature」(1991年)
全米6位のヒットなったシングル 
Jackson 5「ABC」をサンプリング 
「Ball and Chain」  Social Distortion  Mikeness カリフォルニア出身のロックバンド
「Fight the Power」  パブリック・エネミー
Public Enemy 
Carlton Ridenhour
Hank Shocklee
スパイク・リーの傑作「ドゥ・ザ・ライトシング」主題歌
1989年発表のヒップホップを代表する名曲
「Grandma got run over by a Reindeer」  Dr. Elmo  Randy Brooks  同名タイトルのクリスマス・アニメ主題曲(1978年)
「Break on Through」  ドアーズ The Doors  The Doors ドアーズのデビュー・アルバム「ザ・ドアーズ」収録
1967年発表の記念すべきデビュー・シングル 
「Jesus Walks」  カニエ・ウエスト Kanye West Kanye West,
Curtis Lundy...etc 
アルバム「The College Dropout」(2004年)収録
全米11位


「SING/シング SING」 2016年 
(監)(脚)ガース・ジェニングス
(製)クリス・メレダンドリ、ジェネット・ヒーリー(編)グレゴリー・パーラー(音)ジョビィ・タルボット
(声)マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、セス・マクファーレン、ジョン・C・ライリー
タロン・エガートン、ジェニファー・ハドソン、ガース・ジェニングス
内村光良、MISIA、長澤まさみ、山寺宏一、坂本真綾、斎藤司、大橋卓弥  
曲名  演奏 コメント 
「ゴールデン・スランバー Golden Slumbers」  ジェニファー・ハドソン 日本映画「ゴールデン・スランバー」のタイトル曲としても有名なザ・ビートルズの隠れた名曲
アルバム「アビー・ロード」(1969年)収録
「ギム・サム・ラヴィン Gimme Some Lovin'」  スペンサー・デイヴィス・グループ 映画「ブルース・ブラザース」のラスト・ライブで歌われた曲としても有名なR&Bのスタンダード
「The Way I Feel Inside」  タロン・エガートン 英国のロックバンド、ゾンビーズ1966年のシングル(英国のみ)
「Fire Work」  ケイティ・ペリー Katy Perry 2010年の大ヒット曲
「I Don't Wanna」 スカーレット・ヨハンソン
ベック・ベネット
 
「Take Five」  作曲はポール・デズモンド
デイヴ・ブルーベック・カルテットが1959年に発表、ジャズのスタンダードとなった名曲
「霧のベーカー・ストリート Baker Street」  ジェリー・ラファティー  1978年のヒット、シャーロック・ホームズが住んだロンドンに実在する通りから作られた曲
「四季」    ヴィヴァルディ作曲のお馴染みのクラシック
「Crazy In Love」 ビヨンセ&ジェイ・Z  2003年の大ヒット曲
「Bad Romance」 レディ・ガガ アルバム「モンスター」からのシングルで2009年の大ヒット曲
「Jump」  ヴァン・ヘイレン  全米5週連続1位に輝いた1984年の大ヒット曲
「Kiss From A Rose」  シール Seal  映画「バットマン・フォーエヴァー」に使用されて全米1位の大ヒット
「きらきらキラー Kira Kira Killer」  キューティーズの練習曲 きゃりーぱみゅぱみゅによる2014年のヒット曲で曲は中田ヤスタカ 
「ある晴れた日に(蝶々夫人)」(オペラ)   1904年、ジャコモ・プッチーニ作曲、映画「ショーシャンクの空に」でも使われていました
「ロリポップ Lollipop」  ザ・コーデッツ 1958年 ロナルド・アンド・ルビーがオリジナルでザ・コーデッツのカバーが全米2位
「The Humpty Dance」  The Degital Underground 1991年のファンク・ラップのヒット曲
「9 to 5」  ドリー・パートン
Dolly Parton
1980年の映画「9時から5時まで」のテーマ曲として大ヒット
「風立ちぬ Ride Like The Wind」 クリストファー・クロス
Christopher Cross
1980年の大ヒット曲、この曲によってクリストファー・クロスが一気にブレイク
「ベンのテーマ Ben」 マイケル・ジャクソン
Michael Jackson
1972年の映画「ベン」の主題歌としてマイケル初のナンバー1ヒットとなったシングル 
「イパネマの娘 Girl From Ipanema」  ジョアン・ジルベルト 1962年にアントニオ・カルロス・ジョビン(曲)、ヴィニシウス・ジ・モライス(詞)の世界的大ヒット曲
「にんじゃりばんばん Ninja Re Bang Bang」  キューティーズの練習曲  きゃりーぱみゅぱみゅ2013年のヒット曲、中田ヤスタカ作曲
「Hold On, We're Going Home」 ドレイク Drake  2013年ドレイク(米R&B)のヒット曲 
「The Wind」  キャット・スティーブンス
Cat Stevens
 
「ヴィーナス Venus」 リース・ウィザースプーン
ニック・クロール
オランダのロックバンド、ショッキングブルーによる1960年の世界的大ヒット
「コール・ミー・メイビー Call Me Maybe」 カーリー・レイジェプセン  2011年、カナダ人女性アーティストによる全米1位ヒットでダンスも話題となった曲
「トゥルー・カラーズ True Colors」  シンディー・ローパー  1986年の2週連続全米ナンバー1ヒット
アイム・スティル・スタンディング I'm Still Standing 」 エルトン・ジョン
Elton John
1986年のアルバム「Too Low For Zero」収録
「バンボレオ Bamboleo」 ジプシー・キングス 1987年発表のジプシー・キングスの代表曲
「キャリー・ザット・ウェイト Carry That Weight」  ジェニファー・ハドソン 「アビー・ロード」収録の「ゴールデン・スランバー」に続くメドレーで収録 
「Wake Me Up Before You Go-Go」 ワム! Wham !  全米ナンバー1「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」
「アンダー・プレッシャー Under Pressure」  クイーン
デヴィッド・ボウイ 
1981年、全米1位
「ハレルヤ Hallelujah」  トリー・ケリー(MISIA) レナード・コーエンによる1984年の代表曲であり、多くのカバーを生んだ名曲中の名曲 
「マイ・ウェイ My Way」  セス・マクファーレン  フランク・シナトラによる1969年の代表曲であり、多くのカバーを生んだ名曲中の名曲 
「くよくよするなよ Don't You Worry 'Bout A Thing」  トリー・ケリー(MISIA) スティービー・ワンダー1974年の名盤「インナービジョンズ」からのシングル・ヒット
「Faith」 スティービー・ワンダー
アリアナ・グランデ
2016年この映画のための曲 


世界にひとつのプレイブック Silver Linings Playbook」 2012年 
(監)(脚)デヴィッド・O・ラッセル
(原)マシュー・クイック(撮)マサノブ・タカヤナギ
(出)ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス(アカデミー主演女優賞
ロバート・デニーロ、ジャッキー・ウィーバー、クリス・タッカー 
 ジェニファー・ローレンスの魅力爆発のラブ・ストーリー。ダンスコンクールの場面がクライマックスなだけに音楽が重要な要素になっています。 
曲名 演奏 曲名 パフォーマー
「My Cherie Amour」  スティーヴィー・ワンダー
Stevie Wonder
「Always Alright」  Alabama Shakes 
「Rain In My Eyes」  Joan Shaw 「Hard To Find」 William Kimball
「What Is And What Should Never Be」  レッドツェッペリン
Led Zeppelin 
「Buffalo」(Featuring Mountain Man) Alt-J 
「Unsquare Dance」  デイヴ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brudeck Quartet 
「The Moon of Manakoora」  Les Paul & Mary Ford
「Monster Mash」  Crab Corps  「Goodnight Moon」 Ambrosia Parsley & the Elegant Too 
「Now I'm A Fool」  Eagles of Death Metal  「北国の少女 Girl From The North Country」  ボブ・ディラン&ジョニー・キャッシュ
Bob Dylan & Johnny Cash 
「Don't You Worry 'Bout A Thing」 スティーヴィー・ワンダー
Stevie Wonder
「Silver Lining」 Jessie J
「Hello Operator」 ホワイト・ストライプス
The White Stripes 
「Hey Big Brother」 Rare Earth 
「Have Yourself A Merry Little Christmas」  フランク・シナトラ
Frank Sinatra 
「Popey's Clog」  Evan Lurie 
「Guarapiranga」  Toco  「Cesaroni's Tango」 Andrea Guerra 
「Sway」  Tribute Beat  「Devil Tango」  Evan Lurie 
「Fell in Love with A Girl」  ホワイト・ストライプス
The White Stripes 
「マリア Maria」
(「ウエストサイド・ストーリー」より)
デイヴ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brudeck Quartet
「Misty」  ジョニー・マティス Johnny Mathis
(曲)ジョニー・バーク、エロール・ガーナー 
   

「ソウルフル・ワールド Soulful World」 2020年 
(監)(脚)ピート・ドクター(アメリカ)
(共監)(脚)ケンプ・パワーズ(製)デイナ・マリー(脚)マイク・ジョーンズ
(音)トレント・レズナー、アッティカス・ロス
(声)ジェイミー・フォックス、ティナ・フェイ、グレアム・ノートン、アンジェラ・バセット、アリシー・ブラガ 
ジャズ・ピアニストを目指しながら上手く行かず、音楽教師になりかけの黒人青年がついにチャンスをつかみます。
ところが、その直前に事故死。彼の魂は天国へと向かいますが、死にきれない彼はそこから脱出を試みます。
この世に生まれることができない彷徨える魂と共に街に戻るものの、入る身体を間違えてしまいます。
彼は無事に自分の体に戻れるのか?
ジャズのアドリブ演奏シーンが素晴らしい!そして素晴らしき世界に乾杯したくなる素敵な作品です。 
曲名  演奏  作曲  
「Things Ain't What They Used To Be」  インストロメンタル  Mereser Ellington   
「We Get Along」  シャロン・ジョーンズ
&ザ・ダップキングス
Sharon Jones & The Dap-Kings 
Joseph Crispiano
David Anthony
Sharon Jones...etc.
ジョージア出身のソウル・シンガー
「Give The People Whet They Want」
2014年のアルバム収録
「I I B.S.」 チャールズ・ミンガス
Charles Mingus
モダン・ジャズを代表するベーシスト
「Rappin Ced」  Daveed Diggs オークランド出身のラッパー、シンガー
「Sabterranean Homsick Blues」  ボブ・ディラン
Bob Dylan 
←  1965年のアルバム
「Bring It All At Home」収録
「Check The Rhime」  A Tribe Calles Quest  Roger Ball
Malcom Duncan
Stephen Ferrone...etc.
1985年NYデビューのラップ・グループ
クールでジャジーなスタイルを確立
「Body And Soul」    Johnny Green
Edward Heyman
Robert Sour,Frank Eyton
1930年発表のジャズ・スタンダード
コールマン・ホーキンスなど
「Parting Ways」  ハービー・ハンコック
Harbie Hancock
Cody Chesnutt  
「It's All Right」  Jon Batiste  カーティス・メイフィールド
Curtis Mayfield 
1963年
インプレッションズのデビュー作収録


「ゾディアック Zodiac」2006年   
(監)デヴィッド・フィンチャー
(原)ロバート・グレイスミス(脚)ジェームズ・バンダーヴィルト
(撮)ハリス・サヴィデス(編)アンガス・ウォール(音)デヴィッド・シャイア 
(出)ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニーJr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス
 もっとスプラッタ的な怖い作品かと思っていたら、どちらかというと本格推理・探偵ドラマで、実に面白かった! 監督のこだわりによるリアルな時代描写による「時の流れ」もまたこの作品の見どころです。そして、そんな「時代の流れ」を上手く表現しているのが、次々と背景に流れるヒット曲の数々です。
 映画のストーリーを堪能した後は、映像付きの音楽集として十分に楽しめるでしょう。ここでは使用されている曲をおよその順番で並べてみました。 
曲名 演奏  発表年、コメント
「Easy To Be Hard」   スリー・ドッグ・ナイトThree Dog Night   1969年 
「Sky Pilot」  エリック・バードン&ザ・アニマルズ
Eric Burden & The Animals 
1968年 
「Hurdy Gurdy Man」  ドノヴァン Donovan   1968年 
「Soul Sacrifice」  サンタナ Santana  1969年 デビュー・アルバムからのヒット 
「Young Girl」 ゲーリー・パケット
Gary Puckett & The Union Gap 
1968年 
「It's Not For Me To Say」  ジョニー・マティス Johnny Mathis   1957年 映画「リジー」より
「Jean」  オリヴァ― Oliver  1969年 
「Bang Bang (MyBaby Shot Me Down) ヴァニラ・ファッジ Vanilla Fudge   1967年 
「Don't Let The Sun(Catch You Crying)」 ホセ・フェリシアーノ Jose Feliciano   1968年
ジェリー&ザ・ペースメイカーズのカバー
「The Tar Sequence」 ラロ・シフリン Lalo Schifrin  1967年 映画「暴力脱獄」より
「Bernadette」  フォー・トップス Four Tops  1967年 
「Crystal Blue Persuasion」  トミー・ジャレス Tommy Jares & The Shondells  1968年 
「Solar」  マイルス・デイヴィス Miles Davis   1954年 アルバム「Walkin'」より
「There Is Not Christmas Like A Home Christmas」 ペリー・コモ Perry Como 1968年クリスマス・ソング
「(I Never Promised You A)Rose Garden」  リン・アンデルセン Lynn Andersen   1970年
「I Want To Take You Higher」  スライ&ザ・ファミリーストーン
Sly & The Family Stone 
1969年 
「Arrivederci,Roma」  マリオ・ランツァ Mario Lanza  1958年 
「Hyperbolicsyllabicseqendalymistic」  アイザック・ヘイズ Isaac Hayes  1968年 
「Snowbird」  アン・マレー Anne Murray  1969年 
「Inner City Blues(Make Me Wanna Holler)」  マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye  1971年
「Brother Louie」  ストーリーズ Stories  1973年 
「Mary's Blues」  ジョン・コルトレーン John Coltrane  1963年 
「Spooky Nights」  トーマス・チェイス・ジョーンズ
Thomas Chase Jones 
1969年 
「The New Scooby-Doo Movies」  TVアニメ「スクービー・ドゥー」  1972~1973年 
「Deacon Blues」  スティーリー・ダン Steely Dan  1977年 
「Baker Street 霧のベイカー・ストリート」  ジェリー・ラファティー Gerry Rafferty  1978年 
「Lowdown」  ボズ・スキャッグス Boz Scaggs  1976年 
「デッドプール Deadpool」 2016年
(監)ティム・ミラー
(製)サイモン・キンバーグ、ライアン・レイノルズ(製総)スタン・リー、ジョン・J・ケリーほか
(脚)レット・リース、ポール・ワーニック(撮)ケン・セング(PD)ショーン・ハワース(衣)アンガス・ストラティー
(音)トム・ホルケンボルフ(音監)ジョン・フーリアン 
(出)ライアン・レイノルズ、モリーナ・バッカリンエド・スクライン、T・J・ミラー、ジーナ・カラーノ、ブリアナ・ヒルデブランド
レスリー・アガムズカラン・ソーニ、スタン・リー 
 これぞアメリカン・ブラック・ユーモア。究極のアンチ・ヒーロー映画。正直、予想以上に面白かったです。
もちろん、音楽の楽しさもまたこの映画の見どころです。
要所に登場するスタンダードナンバーにくすりとさせられました。それぞれの曲について知っているとさらに面白くなるはずです! 
曲名  演奏  作曲  コメント
Angel of the Morning  ジュース・ニュートン Juice Newton  チップ・テイラー Chip Taylor  オリジナルは、1968年Merrilee Rushによる録音
ただし、多くのアーティストがカバーしていて、これもそのひとつ 
1981年のアルバム「Juice」収録のシングル
Mera Joota Haj Japani  Mukesh&Shankar Jaikishan  S.Jaikishan,Shallendra  1950年代インドのシンガーとソングライター・コンビ 
Shoop   Salt-N-Pepa  Sandra Denton
サンプリング(アイク・ターナー Ike Turner)
ニューヨークのラップ・グループによる1983年のヒット曲
メンバーは、Salt,Pepa,DJ Spinderella
Te Deje Panta Neza Ysu Banda  Dnny Osuna  メキシコのブラスバンドのインスト曲 
The Party Starts Right Now  U4L featuring Beth Enico  Steven Stern,Dan Book.....  2011年のアルバム「4 On The Floor」からのヒット曲
In Doubt  Joanne Rosen   
The Boys are Back  Campfire  Janathan Pakfan & Shane Ell Abrahams   
Somthing so Right  Four Star Riot  Store Alex,Tohnny Delix.....   
It's Great When We're Together  Finley Quaye  Finley Quaye-McGowan   
Howlin' For You
(feat. Prins Thomas Diskomiks)
The Black Keys  Dan Auerbach,Patrick Carney  オハイオ州アクロン出身のガレージロックバンド
2011年のアルバム「Brothers」からのシングル
Swing That Thang  Mentally Disturbed  Gabriel Antonio,Lazare Cunill   
Love Is A Tricky Thing  Cate Song  Catherrine Song   
「クリスマスを我が家で」
I'll Be Home For Christmas
ビング・クロスビー Bing Crosby Walter Kent,Kim Gannon,Buck Ram 1943年のクリスマス・ソングの代表曲
カレンダー・ガール Calender Girl  ニール・セダカ Neil Sedaka Neil Sedaka,Howard Greenfield 1960年発表の大ヒット曲(全米4位) 
Dance Hall Days  ワン・チャン Wang Chung  Nicholas Feldman,Jack Hues,Darren Costin イギリスのニューウェーブ系ロックバンド
1984年発表のヒット曲 
Poor St.John  Joe Marson   
Mister Sandman  The Chordettes  Pat Ballard コーデッツは4人組女性フォーク・コーラス
1954年のヒットシングル 
She Can Stay  Stretch Nickel  Steve Bauman,Nick Nolan  
Crazy Tim Garland(Vo.Hannah Jones) Tim Garland  イギリス人サックス・プレイヤーの曲 
Deadpool Rap  Teamheadkick  Todd Andrew,Mason Storm   
GDFR  フロー・ライダー Flo Rida  Dominic W.Woods,Lee Oskar,Harold Brown...  フロリダ出身の黒人ラッパー
2015年のアルバム「My House」からのシングル 
「旅立てジャック」
Hit The Road Jack 
レイ・チャールズ Ray Charles Percy Meyfield R&Bの大御所1961年の代表曲 
Pick Me Up  Hot Toothpaste  Ted Caplan   
No Clothes Zone  Kidd Fresh  Joseph T.Wright,Hanif Ponte Sharif   
Tumse Achha Kaun Hai  Mohammed Rafi  Jalpuri Hasrat,Shakar Jalkishen   
X Gon' Give It To Ya  DMX  Earl Simmons,Shatek King,Dean Kasseem  ニューヨークのラッパーによる2003年のヒット曲 
ケアレス・ウィスパー
Careless Whisper 
ジョージ・マイケル George Michael  George Michael,Andrew Ridgeley ワム!から独立したジョージ・マイケルのソロ・ヒット
1984年発表で全米年間1位の大ヒット曲
「君こそすべて」
You're The Inspiration 
シカゴ Chicago  David Foster,Peter Cetera  1984年全米3位の大ヒット曲 
ポップ路線シカゴの大ヒット曲
「デッドプール 2 Deadpool 2」 2018年 
(監)デヴィッド・リーチ
(製)サイモン・キンバーグ他(製総)スタン・リー他(脚)レット・リース、ポール・ワーニック
(撮)ジョナサン・セラ(PD)デヴィッド・ショイネマン(音)タイラー・ベイツ(音監)ジョン・フーリアン 
(出)(製)(脚)ライアン・レイノルズ
(出)ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン忽那汐里、ザジー・ビーツ、T・J・ミラー、レスリー・アガムズブラッド・ピット、ジェームズ・マカヴォイ、ビル・スカルズガルド 
曲名  演奏  作曲  発表年など 
「Ashes」  セリーヌ・ディオン Celine Dion  Peley Martin,Jordan Smith,Teddy T  2018年、この映画のオープニング曲として録音 
「All out of Love」  Ted Caplan Clive Davis,Graham Russell  1980年発表、エア・サプライのアルバム「ロスト・イン・ラブ」収録 
エア・サプライ Air Supply
「X Gon's Give It To Ya」  DMX Earl Simmons,Kasseem Dean,Shatek King  2003年のアルバム「Cradle 2 The Grave」収録 
「9 To 5」  ドリー・パートン Dolly Parton  ← 1980年のアルバム「9 to 5 and Odd Jobs」収録
ジェーン・フォンダ主演同名映画の主題曲
で全米ナンバー1の大ヒット
「Take on me」 a-ha  Magne Furuholmen,Morten Harket他  1985年のアルバム「 Hunting High and Low」収録
アニメーションと実写融合のPVと共に世界的な大ヒット 
「Papa,Can You Hear Me ?」  バーブラ・ストライサンド
Barbra Streisand
Alan Bergman,Marilyn Bergman,Michel Legrand 1983年の映画「愛のイエントル」の主題歌
アカデミー歌曲賞受賞 
「Shoe Boot」  ナサニエル・レイトリフ
Nathaniel Rateliff
& The Night Sweats 
Nathaniel Rateliff,Mark Shusterman 2018年のアルバム「Tearing at the Seams」収録
「I'm an old cowhand
(from the Rio Grande)」 
Jack Benny Johnny Mercer 1936年の映画「リオ・グランデ」の主題曲
オリジナルはビング・クロスビー
「Escape(The Pina Colada Song)」  ルパート・ホルムズ
Rupert Holmes
1979年のアルバム「Partners In Crime」収録の大ヒット
AORを代表するヒット曲
「Bangarang(Feat.Sirah)」  ストリレックス Strillex  Sonny Moore,Sara Mitchell  2018年、この映画のための曲
アメリカのエレクトロ・ダンスのアーティスト
「Tomorrow」  アリシア・モートン Alicia Morton Charles Strous,Martin Charnin 1999年、テレビ映画「アニー」で主演のアリシア・モートンが歌った曲
「Nobody Speak」  DJ Shadow ft.Run The Jewels  Jaime Meline,Michael Render,Joshua Davis  2016年のアルバム「The Mountain Will Fall」収録
DJシャドウは、カリフォルニア出身の白人DJ
「Thunderstruck」  AC/DC  Angus Young,Malcolm Young 1990年のアルバム「The Razors Edge」 
全米5位の大ヒット・シングル
「Only Time」  エンヤ Enya  Enya,Nicky Ryan,Roma Ryan 2000年のアルバム「A Day Without Rain」収録
全米1位の大ヒット・シングル 
「In Your Eyes」  ピーター・ガブリエル
Peter Gabriel 
1986年の大ヒット・アルバム「So」収録
全米26位のヒット
「Welcome to the Party」  Diplo feat. French Montana,
Lil Pump and Zhavia Wand 
Wesley Thomas Pentz,Gazzy Garcia・・・ 2018年、この映画のための曲
ロスアンジェルスで活動する白人DJ、プロデューサー
「If I Could Turn Back Time」 シェール Cher  Diane Warren 1989年のアルバム「ハート・オブ・ストーン」収録
全米3位の大ヒット 
「We Belong」  パット・ベネター Pat Benatar  David Lowen,Daniel Novarro 1984年のアルバム「トロピコ」収録
全米5位のシングル 
「Deadpool Rap(X-Force Remix)」 Teamheadkick Todd Andrew,Mason Storm  この映画のためのエンディン曲
「ドニー・ダーコ DONNIE DARKO」 2001年 
(監)(脚)リチャード・ケリー
(製総)ドリュー・バリモア(撮)スティーブン・B・ポスター(音)マイケル・アンドリュース 
(出)ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン、メアリ―・マクドネルパトリック・スウェイジ、ドリュー・バリモア、キャサリン・ロス、ノア・ワイリー 
 サンダンス映画祭で話題となり、ドリュー・バルモアの製作総指揮でリメイク。「リバース・ムービー」と呼ばれて、DVD化された後、大ヒットした作品。
 予想外のダークな青春映画で使用されている曲も、その雰囲気に合わせたような暗めのロックでした。デヴィッド・リンチの「ブルー・ベルベット」や「ツイン・ピークス」のような裏学園青春映画。
 ある日、突然、地球滅亡まで28日と6時間42分12秒と知らされた高校生ドニー。しかし、カウントダウンが進むと話はどんどん重くなってきます。
 もしかすると、カウントダウンがゼロになると彼が学校で銃の乱射事件を起こすのか?そんな雰囲気の暗い学生を演じるのが、若かりしジェイク・ギレンホール。はまってます。
 監督、脚本の若いリチャード・ケリーは、自らの学生生活を下敷きにしているので、実にリアルで、それがこの作品に他とは違う味わいをもたらしています。
<ラストについて>(ネタバレです)
 映画のラストで主人公は自分が犠牲になることで人類を救う道を選びます。彼がエンジンの落下によって、時空の歪みを生じさせる「鍵」になることを防いだ、ということなんですよね?
 あなたはどう考えましたか?そうでないと、またあの時空の歪みが生じて、それによって宇宙が消滅してしまうはずですよね。
 そう考えると、第二、第三のドニー・ダーコが現れるたびに人類が危機に陥るわけですよ。
曲名  演奏 コメント
「The Killing Moon」  エコー&ザ・バニーメン Echo & The Bunnymen  1984年のアルバム「オーシャン・レイン」からのヒット
「Head Over Heels」  ティアーズ・フォー・ティアーズ Tears For Fears 1985年の大ヒットアルバム「シャウト」から全米3位のヒット 
「Avemaria」 (カッチーニのアヴェマリア) Giulio Caccino & Paul Pritchard 1970年頃、ソ連のウラディーミル・ヴァヴィロフが作曲
「Notorious」  デュラン・デュラン Duran Duran  1986年全米12位のヒット
「Proud To Be Loud」  The Dead Green Mummies  1988年のアルバム「パワー・メタル」収録
「Love Will Tear US Apart」 ジョイ・ディヴィジョン Joy Division 1980年のシングル、この年、ヴォーカルのイアン・スチュアートが自殺
「Under The Milky Way」  ザ・チャーチ The Church  1988年、オーストラリアのロックバンド、ザ・チャーチのヒット曲
「Mad World」 Gary Jules & Michael Andrews この映画の音楽担当によるエンディング曲

「ドリーム Hidden Figures」 2016年
(監)(製)(脚)セオドア・メルフィ
(脚)アリソン・シュローダー(原)マーゴット・リー・シェッタリー(撮)マンディ・ウォーカー
(PD)ウィン・トーマス(音)ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムズ、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
(出)タラジ・P・ヘンソン(キャサリン)、オクタビア・スペンサー(ドロシー)ジャネール・モネイ(メアリ―)
ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンストジム・パーソンズ(ポール)、マハーシャラ・アリ(ジム) 
 アポロ計画にも関わった黒人女性科学者とプログラマーたちの物語です。計算式が重要な役割をもつのですが、実にわかりやすく面白く仕上がっています。
時代はまだ人種差別が厳しかった頃、場所はより差別が根深かった南部です。いかに彼女たちにとって厳しい状況だったか!もちろん実話だからこその重みが感じられる作品です。
当然、音楽は1960年代の黒人音楽ですが、この作品にはファレル・ウィリアムスが多くの音楽を提供しています。
全く当時の音楽と違和感のないレトロ・ポップな曲はさすがです! 
曲名  (P)演奏(W)作曲者  コメント
「Crave」 (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams  
「Runnin'」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams   
「Sticks And Stones」  (P)レイ・チャールズ Ray Charles (W)Titus Turner 1960年のR&Bヒットでカバーも多い。
エルヴィス・コステロ、ジョー・コッカー、ゾンビーズ、J・L・ルイスなど 
「Have A Good Time」  (P)ルース・ブラウン Ruth Brown (W)Boundleaux Bryant,Felice Bryant  
「You're A Ground Old Flag」  (P)United States Air Force Band (W)George M.Cohan  
「You Say You Love Me」  (P)The Hearts (W)Zelma Sanders ザ・ハーツはNYブロンクス出身のガールズ・コーラス・グループ
「Don't Take My Whiskey Away From Me」  (P)ワイノニー・ハリス Winonie Harris (W)Loula Palmer ワイノニー・ハリスは1940年代に活躍したバンド・リーダー&Vo
ジャンプ・ブルースからR&Bへの転換期のアーティスト
「Mighty Good Lovin'」  (P)ザ・ミラクルズ The Miracles (W)Wiliam Robinson Jr.  1963年のミラクルズのライブ・アルバムに収録
「Isn't This The World」  (P)Janelle Monie (W)Pharrell Williams,Chad Hugo   
「So What」  (P)(W)マイルス・デイヴィス Miles Davis  マイルズ・デイヴィスの最高傑作と言われるアルバム「Kind of Blue」より
「Crystal Clear」 (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams   
「Praise Him」  (P)(W)David Kelly   
「Able」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams  
「I See A Victory」  (P)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams,Kim Burell
(P)(W)カーク・フランクリン Kirk Franklin 
 
「Surrender」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams (P)Lalah Hsthaway レイラ・ハサウェイはあのダニー・ハサウェイの実の娘!
「Mirage」  (P)メアリ―・J・ブライジMary J.Blige
(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams
 
「眠れぬ夜のために Into The Night」 1984年
(監)ジョン・ランディス
(製)ジョージ・フォルシーJr.(脚)ロン・コスロー(撮)ロバート・ペインター(音)アイラ・ニューボーン
(出)ジェフ・ゴールドブラム、ミシェル・ファイファー、ダン・エイクロイド、デヴィッド・ボウィ、リチャード・ファーンズワース
ヴェラ・マイルズ、イレーネ・パパスクルー・ギャラガー、キャスリン・ハロルド、ブルース・マッギル、カール・パーキンス(ミュージシャン)
ルー・コステロ、ベラ・ルゴシ、ロン・チェイニーJr  
 「トワイライト・ゾーン」(1983年)の第一話の撮影中、主演のビック・モローと二人の子役が事故死。そのために過失致死や民事訴訟で訴えられることになります。
 そんな中、監督仲間たちのカメオ出演によって、大きな話題となった作品。ただし、作品は興行的失敗。内容的にも正直今ひとつ中途半端・・・。
 とはいえ、映画ファンのあなたなら見る価値はありです。なにせ出演している映画関係者の豪華なこと!
デヴィッド・クローネンバーグ、ジョン・ランディス、リック・ベイカー、ポール・マザースキー、コリン・ヒギンズ(「9時から5時まで」など)、ドン・シーゲル
ジム・ヘンソン、ロジェ・バディム、ローレンス・キャスダン、ジョナサン・デミ
曲名 演奏 作曲  コメント 
「Into The Night」  B・B・キング B.B.King アイラ・ニューボーン Ira Newborn この映画のテーマ曲 
「Let's Get It On」  マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye、エド・タウンゼンド Ed Townsend マーヴィン・ゲイの代表曲 
「My Lucille」  B・B・キング B.B.King アイラ・ニューボーン Ira Newborn  キングの愛するギターのテーマ 
「I Can't Help Myself」  フォー・トップス The Four Tops エディ・ホランド、ラモン・ドジャー、ブライアン・ホランド フォー・トップスの代表曲
「In The Midnight Hour」  B・B・キング B.B.King  スティーヴ・クロッパー、ウィルソン・ピケット ウィルソン・ピケットの代表曲

ビギナーズ Absolute Begginers 1986年 
(監)ジュリアン・テンプル(イギリス)
(原)コリン・マックィネス(脚)リチャード・バーリッジ、クリストファー・ウィッキング、ドン・マクファーソン
(撮)オリヴァー・ステイプルトン(音監)ギル・エヴァンス
(出)エディ・オコネル、パッツィ・ケンジット、デヴィッド・ボウィ、ジェームズ・フォックス、レイ・デイヴィス、シルビア・シムズ、シャーデー
スリム・ゲイラード、スティーブン・バーコフ、ロバート・コルトレーン
1958年8月23日に起きたノッティングヒル暴動が起きるまでの日々をその街に住む白人カメラマン青年の目線で描いた作品。
ロック・ジャズ・カリビアンのミュージカル風の映画として撮ったのは、MTVの人気監督だったジュリアン・テンプル。
デヴィッド・ボウィレイ・デイヴィス、シャーデー、スリム・ゲイラードらが出演して歌っています。
音楽監修は、ジャズ界の大御所ギル・エヴァンス。彼が参加したマイルス・デイヴィスの名曲「So What」も登場!
ストーリーは今一ですが、長回しのカメラやライブ・ダンスのシーンなど見ごたえあります。
「ウエストサイド・ストーリー」と較べられては厳しいですが・・・美しき女神シャーデーの歌う姿を見られるだけでも感動です!
曲名  演奏  作曲  コメント 
「Santa Lucia」 Ekow Abban Ekow Abban   
「Landlords」  Laurel Aitken  Laurel Aitken  
「Absolute Begginers」  デヴィッド・ボウィ
David Bowie
David Bowie この映画のテーマ曲
エンディングに登場 
「That's Motivation」  デヴィッド・ボウィ
David Bowie 
David Bowie
(編)Gil Evans
謎の不動産屋ベンディスの歌 
「Volare(Nel Blu Dipinto Di Blue)」  David Bowie Domenico Modugno
Franco Miglicci 
 
「Riot City」  ジェリー・ダマーズ
Jerry Dammers 
Jerry Dammers
(編)Gil Evans
スペシャルズの中心メンバー
積極的に人種差別と闘った人物
「Quiet Life」  レイ・デイヴィス
Ray Davis
Ray Davis 主人公の父親の曲
キンクスのレイ・デイヴィス!
「Having It All」  Eighth Wonder
feat. Patsy Kensit
Patsy Kensit
Godson/Beauchamp
エイス・ワンダー
ヒロインを演じたパッツィ・ケンジット
「Selling Out」  スリム・ゲイラード
Slim Gaillard 
Tot Taylor,S.Gailard
Julien Temple 
ジャイブ・ミュージックの大御所
アメリカから参戦
「Rocking At The 21's」  Wee Willie Harris Wee Willie Harris   
「Bongo Rock」 The Jet Streams  Preston Epps
Artur Egnoian 
 
「Little Cat
(You've Never Hat It So Good)」 
Jonas Hurst  ニック・ロウ
Nick Lowe 
パブ・ロックの大御所ニック・ロウの曲
「Napoli」  Clive Langer
The Perils of Plastic 
...etc.
Clive Langer
Julien Temple
 
「Hey Little Schoolgirl」  パラゴンズ
The Paragons 
R.Palmer  1959年のヒット曲
映画の年とは違うのですが?
「Rock Baby Rock」  Bertice Reading Bertice Reading  
「Killer Blow」  シャーデー
Sade 
Sade  とにかく美しい!
歌う美の女神の姿を拝めるだけで最高
「Scorpio」  The Scorpions  Edward Barder   
「So What」(Lyric Version)  スマイリー・カルチャー
Smiley Culture
Miles Davis
Smiley Culture
80年代イギリスのレゲエDJ
マイルスの傑作に挑戦!聴きどころ!
「Have You Ever Hat It Blue」  スタイル・カウンシル
The Style Council
ポール・ウェラー
Paul Weller 
川を眺めながらまったりの場面 
「Ted Ain't Ded」  Tempole Tudor  Edward Tudorpole
Julien Temple 
 
「Rodrigo Bay」  ワーキング・ウィーク
Working Week 
Booth/Stabbins
Roberts 
1980年代に活躍したダンス・ジャズ・バンド
「Boogie Stop Shttle」
「Bette Git It In Your Soul」  
チャールズ・ミンガス
Charles Mingus
 
「The Naked And The Dead」
「Va Va Voom」 
  Gil Evans  
「火の玉ロック
Great Balls Of Fire」 
  Hammer and Blackwall  ピアノを燃やすシーンと言えばこの曲
ジェリー・リー・ルイスのヒット曲


「ビリーブ 未来への大逆転 On The Basis of Sex」 2018年  
(監)ミミ・レダー(米)
(製)ロバート・コート、ジョナサン・キング(製総)ジェフ・スコール、ベッツィ―・ダンバリー他
(脚)(製総)ダニエル・スティープルマン(撮)マイケル・グレイディ(PD)ネルソン・コーツ(編)ミシェル・テゾーロ
(衣)アイシス・マッセンデン(音)マイケル・ダナ(音監)リンダ・コーエン
(出)フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、ジャスティン・セロー、ジャック・レイナー
サム・ウォーターストーン、キャシー・ベイツ、ケイリー・スピーニー(ジェーン)   
最高裁女性判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの伝記映画
初めて彼女が女性への差別撤廃に向けた裁判に挑み勝利した裁判を描きます。
ラストには本人も顔を見せてくれます。
2020年9月18日87歳で死去し、その代わりに保守派女性判事をトランプが選出し大きな問題になりました。 
曲名  演奏・歌  作詞・作曲 コメント 
「Slippin' And Slidin」 リトル・リチャード
Little Richard 
Richard Penniman
Albert Collins
 
「フィガロの結婚」  ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト   
「Time Has Come Today」  チェンバース・ブラザース
The Chambers Brothers 
Joseph Chambers
Willie Mack Chambers 
 
「ピアノ協奏曲」OP54    ロベルト・シューマン
Robert Schuman
 
「バイオリン協奏曲」
ニ長調61 
ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン
Ludwig Van Beethoven
 
「Question」  ムーディー・ブルース
The Moody Blues
Justin Heyward  
「ピアノ五重奏曲」
The Trout(鱒)
  フランツ・シューベルト
Franz Schubert 
 
「Here Comes The Change」  ケシャ
Kesha
Kesha Sebert
Drew Pearson, Stephen Wrabel
 


「プリシラ The Adventures of Priscilla,Queen of the Desert」 1994年
(監)(脚)ステファン・エリオット
(製)アル・クラーク、マイケル・ハムリン(撮)ブライアン・J・ブレーニー(衣)リジー・ガーディナー(音)ガイ・グロス
(出)テレンス・スタンプ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ガイ・ピアース、ビル・ハンター、サラ・チャドウィック、マーク・ホームズ、ジュリア・コーテス 
 ディスコ・ヒットに合わせ口パクしながら踊る3人のドラッグ・クイーンが北部の街、アリススプリングスでの公演のため、バスでオーストラリア縦断
途中でバスが壊れたり、オカマ嫌いの男たちに襲われたりの珍道中を続けます。
 一人は結婚経験があり、その一人息子と対面することになります。
 使用されている曲は、ダサかっこいいディスコ・ヒットが中心です。 
曲名 演奏・歌  作詞・作曲  コメント
「愛はかげろうのように」
I've Never Been To Me
シャーリーン
Charlene 
Ron Miller,Ken Hirsh
(モータウンの作曲チーム)
ランディ・クロフォード(1976年)がオリジナル 
「ゴー・ウェスト」
Go West 
ヴィレッジピープル
Village People
ジャック・モラリ、アンリ・ベロロ
ヴィクター・ウィリス
1979年に全米45位
ペット・ショップ・ボーイズ版(1993年)の方がヒット
「悲しきヒーロー」
Billy Don't Be A Hero 
ペイパー・レイス
Paper Lace 
ミッチ・マーレー
ピーター・カランダー 
1974年のヒット
ただし、ボー・ドナルドソン&ヘイウッズ版の方がヒット
(全米ナンバー1) 
「恋に恋して」
My Baby Loves Lovin' 
ホワイト・プレインズ
White Plains 
ロジャー・クック
ロジャー・グリーナウェイ 
1970年英国のグループのデヴュー曲 
全米13位のヒット
「恋のナイトライフ」(「夜のアリシア」)
I Love The Night Life
アリシア・ブリッジス
Alicia Bridges
アリシア・ブリッジス
スーザン・べス・ハッチソン 
1978年全米5位の大ヒット曲
1979年映画「ドラキュラ都へ行く」でも使用 
「キャント・ヘルプ・ラヴィン・ダット・マン」
Can't Help Lovin' Dat Man
トラディ・リチャーズ  ジェローム・カーン
オスカー・ハマースタインⅡ 
1927年のミュージカル「ショー・ボート」より
 
「恋のサヴァイバル」 I Will Survive グロリア・ゲイナー  フレディ・ペレン
ディノ・フェカリス 
1978年全米ナンバー1の大ヒット
「ファイン・ロマンス」
Fine Romance 
レナ・ホーン  ジェローム・カーン
ドロシー・フィールズ
1936年のミュージカル「有頂天時代」より 
フレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースがオリジナル
「シェイク・ユア・グルーヴ・シング」 
Shake Your Groove Thing
ピーチズ&ハープ 
Peaches & Herb
ディノ・フェカリス
フレディ・ペレン 
1978年全米4位のヒット 
「恋のサバイバル」コンビの曲
「イフ・ザ・サン・ドント・シャイン」
If The Sun Don't Shine 
パティ・ペイジ 
Pattie Page
マック・デイヴィス  1950年全米8位の大ヒット
ディーン・マーチンのカバーの有名 
「ファイナリー」 
Finally
シー・シー・ペニストン 
Ce Ce Peniston
フェリペ・デルガド
シー・シー・ペニストン
1992年に全米1位となったデビューヒット
「テイク・ア・レター・マリア」 
Take A Letter Maria
R・B・グリーヴス
R.B.Greaves 
R・B・グリーヴス  1969年アメリカのソウル・ヒット
全米2位の大ヒット
「マンマ・ミア」
Mamma Mia
アバ ABBA  ビヨルン・ウルヴァース
ベニー・アンダーソン 
アバの1975年世界的大ヒット曲であり代表曲
「セイヴ・ザ・ベスト・フォー・ラスト」 
Save The Best For Last
ヴァネッサ・ウィリアムス
Vanessa Williams
フィリップ・E・ガルドストン
ウェンディ・ウォルドマン
ジョン・リンド
1992年ヴァネッサ・ウィリアムス最大のヒット曲
全米ナンバー1の大ヒット 


「ブルー・バレンタイン Blue Valentine」 2010年  
(監)(脚)デレク・フランシアンス
(製)ジェイミー・パトリコフ、リネット・ハウエル他(脚)ジョーイ・カーティス、カミ・デラヴィン
(撮)アンドリー・パレーク(PD)インバル・ワインバーグ (音)グリズリー・ベア(音監)ジョー・ラッジ 
(出)ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ、フェイス・ワディッカ、マイク・ヴォーゲル、ジョン・ドーマン 
 見ていて心がいたくなるリアリズム離婚映画です。まるでサスペンス映画のように目が離せないスリリングな展開。
 ライアン・ゴスリングの曲・歌も素晴らしい!「ララランド」での歌唱力はここですでに証明されていたのですね。
 主役二人の演技も素晴らしく、バッド・エンディングなのに最後まで見入りました。
 「ザ・悲劇」です。悲劇もここまで見事に描かれると芸術です!
 二人の幸福だった時期の映像が現在の悲劇の合間に映し出されることで、よりテンションが高まり、二人の幸福を祈らざるを得ません。
 この見せ方は、ブライアン・デ・パルマからか?ノア・バームバックからか?
 音楽映画でも、ミュージカルでもないのにオリジナル曲がこれだけ多いのも珍しい。
曲名  演奏  作曲・作詞 コメント 
「Unicorn Tears」  ライアン・ゴスリング
Ryan Gosling 
Ryan Gosling 主演のライアン・ゴスリングによる曲
「I Can't Stop Thinking About It」  The Dirtbombs  Mick Collins  
「We Belong」  パット・ベネター
Pat Benetar 
David Eric Lowen
Daniel Anthony Navarro
1980年代アメリカを代表する女性ロッカー 
「Granny Diner」  グリズリー・ベアー
Grizzly Bear
Christopher Taylor
Daniel Rosser
グリズリー・ベア
2004年結成の米国のロック・バンド 
NYブルックリン出身
この映画の主人公が住むのもブルックリン
「In Ear Park」 Department of Eagle Daniel Rossen  グリズリー・ベアのヴォーカル、ダニエル・ロッセン
所属の別バンド
「Smoking Gun Bleeding Knives」  Ryan Gosling  Ryan Gosling  
「Easier」  Grizzly Bear  Edward Droste
Daniel Rossen 
 
「Lullaby」  Grizzly Bear  Daniel Rossen    
「North Heaven」  Matt Sweeney
Bjorn Yttling
Matt Sweeney
Bjorn Yttling
 
「You Always Hurt the Ones You Love」  ライアン・ゴスリング
Ryan Gosling 
Doris Fisher
Allan Roberts
この素晴らしい曲がオリジナルとは!
ライアン・ゴスリング歌も味がある! 
「You and Me」  Penny
& the Quaters 
Penny Johnson  デモ・テープしか存在しなかった曲
この映画で脚光を浴びた幻のグループ
この映画のために作られたとしか思えません!
「煙が目にしみる」
Smoke Gets In Your Eyes 
プラターズ
The Platters 
Otto Harbach
Jerome Kern 
こちらは知らない者のいないドゥーワップの名曲
「ベイビー・ドライバー Baby Driver」 2017年
(監)(総製)(脚)エドガー・ライト
(撮)ビル・ポープ(編)ポール・マクリス、ジョナサン・エイモス(PD)マーカス・ローランド
(振付)ライアン・ハフィントン(衣)コートニー・ホフマン(音)スティーブン・プライス
(出)アンセル・エルゴート、ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ(デボラ)、エイザ・ゴンザレス
ジェイミー・フォックス(レイ・チャールズ伝記映画の主役)、C・J・ジョーンズ(ベイビーの義理の父親/聾唖者の俳優として有名)
ジョン・バーサル、フリー(エディ/レッド・チリペッパーズ)
ポール・ウィリアムズ(武器密売人ボス/作曲家・「ファントム・オブ・パラダイス」の主演)
ビッグ・ボーイ(ラッパーでアウトキャストのメンバー)
ウォルター・ヒル(声の出演/この映画の元ライアン・オニール主演「ザ・ドライバー」の監督)   
 予想以上に面白かった!カーアクションとミュージカルが合体した異色の作品です。 
 隠れた名作だった「ザ・ドライバー」もこの機会に是非見てほしいと思います。
 俳優の選び方が楽しい。癖のあるミュージシャンが味を出してます。
 曲の選び方がまた楽しい。けっして有名曲ではなく、「この曲知ってますか?いい曲でしょ!」って感じが憎い。
曲名 演奏 発表年 コメント 
「Bellbottoms」  ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン
The John Spencer Blues Explosion
1994年  代表作のアルバム「オレンジ」のオープニング曲
映画でも一発目にぶっ放してます! 
「Harlem Shuffle」  ボブ&アール Bob & Ear  1963年  全米44位のヒット
1986年にローリング・ストーンズがアルバム「ダーティー・ワークス」でカバー
「Egyptian Reggae」  ジョナサン・リッチマン&モダン・ラヴァーズ
Jonathan Richman and the Modern Lovers
1977年  米国のシンガーソングライター率いるロックバンドの代表曲
英国で5位のヒット 
「Secondo Intermezzino Pop」  エンニオ・モリコーネ Ennio Morricone    イタリアが生んだ偉大な映画音楽作家 
エレベータ―の中の曲
「Smokey Joes' La La」  Googie Rene Combo  1966年  R&Bソングライター&ピアニストのヒット曲でR&B35位 
「Was He Slow?」  キッド・コアラ Kid Koala   2017年  カナダ出身のDJによるサンプリング曲でこの作品唯一のオリジナル
「You Are So Beautiful」 Bug Hall 1975年  (曲)Bruce Fisher,Billy Preston(オリジナル)ジョー・コッカー
「The Original Five」  Heltor Perela & Hans Zimmer    2009年  映画「It's Commlicated」より  
「Randall's Attack」  ランディ・ニューマン Randy Newman  2001年 映画「Monster's Inc.」より 
「Let's Go Away For A While」   ビーチボーイズ The Beach Boys   1966年 歴史的名盤「ペット・サウンド」より 
「B・A・B・Y」  カーラ・トーマス Carla Thomas  1966年  スタックス・レーベルを代表する歌姫のヒット曲(全米14位)
(曲)Issac Hayes,David Porter
「KASHMERE」  The Kashmere Stage Band  1970年頃  テキサス州ヒューストンのカシミア高校ブラスバンドによる演奏 
「Unsquare Dance」  デイブ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brubeck Quartet 
1961年 手拍子が印象的な不思議な曲
シングルとしても発売されています 
「Neat Neat Neat」  ザ・ダムド The Damned   1977年  ロンドンのパンク・ロックバンドのアルバム「ダムド・ダムド・ダムド」収録 
「Harlem Shuffle」  ザ・ファウンデーション The Foundations     
「Easy」  Sky Ferrela(主人公の母親) 1977年  
「Easy」  コモドアーズ The Commodores  1977年  70年代ディスコ黄金期を代表するファンク・バンドによる大ヒット・バラード
全米4位の大ヒット 
「Baby I'm Yours」  バーバラ・ルイス Barbara Lewis   (曲)Van McCoy 
「Debra」 ベック Beck  1999年  アルバム「ミッドナイト・ヴァルチャー」収録 
「Dabora」  T-レックス T-Rex  1968年  まだパーカッションとギター二人組だった時代Tyrannosaurus Rexのシングル
全英34位
「Bongolia」  The Incredible Bongo Band  1973年  フュージョン系ファンクバンドのアルバム「Bongo Rock」収録 
「Baby Let Me Take You(In My Arms)」  The Detroit Emeralds  1972年 アラバマ州リトルロックのR&Bコーラスグループによる全米24位のヒット
「Cry Baby Cry」 Valored     
「Early In The Morning」   アレクシス・コーナー&ブルース・インコーポレーテッド
Alexis Corner's Blues Incorporated 
  ブルース界の大御所によるTraditional曲のカバー 
「Thereshold」 スティーヴ・ミラー・バンド Steve Miller Band  1977年 アルバム「ブック・オブ・ドリーム」の1曲目 
「Holly Calamity(Bear Witness Ⅱ)」  Handsome Boy Modelling School      
「Brighton Rock」  クイーン Queen  1974年  アルバム「シア・ハート・アタック」の1曲目 
「The Edge」   David McCallum   1967年  あの「ナポレオン・ソロ」のデヴィッド・マッカラムの曲みたいです?
ドクター・ドレ―らにサンプリングされて知られたのかも? 
「Nowhere To Run」  マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラス
Martha Reeves and The Vandellas 
1965年 モータウンを代表するヒット曲(全米8位)
ホランド・ドジャー・ホランドによる代表曲 
「Tequila」  The Button Down Brass(featuring Ray Davies)   ザ・チャンプスのオリジナルは1958年発表 
「Run The Jewels」  Run The Jewels    アメリカのヒップホップ・デュオ
「When Something Is Wrong With My Baby」   サム&デイヴ Sam and Dave  1967年 (曲)Issac Hayes 、David Porter 
スタックスを代表するソウル・デュオのヒット・バラード
「Every Little Bit Hurts」  ブレンダ・ハロウェイ Brenda Holloway 1964年 ロサンゼルス出身のソウル・ヴォーカリストの全米13位のヒットシングル 
「Ready Let's Go」   Boards of Canada    スコットランドのテクノ・デュオ 
「Debora」  Kid Koala     
「Intermission」 ブラー Blur 1993年 1990年代のブリティッシュロックを代表するバンド 
「Hocus Pocus」   フォーカス Focus 1971年 オランダが生んだプログレッシブロック・バンドの代表曲 
「New Oleans Instrumental No.1」  R.E.M.  1992年 アルバム「Automatic For The People」収録
「Radar Love」  Golden Earring 1973年  全米13位のハードロック
「Never,Never Gonna Give You Up」  バリー・ホワイト Barry White  1973年  全米7位の大人向けソウルの大ヒット曲
低音の魅力がたまりません
「Know How」  Young MC 1988年  イギリス・ロンドン生まれの黒人ラッパー&プロデューサー 
「Baby Driver」  サイモン&ガーファンクル Simon and Garfunkel  1970年  アルバム「Bridge Over Troubled Water」より 
「Was He Slow?」   Kid Koala
with ケヴィン・スペンシー、ジョン・バーサル
2017年 映画のためのオリジナル
エンドロールの曲(カナダ出身のDJによるサンプリング曲)
「Chase Me」  Danger Mouse
featuring Run the Jewels and Big Boi
2017年 映画のためのオリジナル

「ペギー・スーの結婚 PEGGY SUE GOT MARRIED」 1986年 
(監)フランシス・フォード・コッポラ(製)ポール・R・ガリアン(脚)ジェリー・レイクトリング、アーレン・サーアナー
(撮)ジョーダン・クローネンウェス(音)ジョン・バリー 
 (出)キャスリン・ターナー、ニコラス・ケイジ、キャサリン・ヒックス、バリー・ミラー、ジョーン・アレン、ケヴィン・J・オコナー
ジム・キャリー、ソフィア・コッポラ、ヘレン・ハント、ジョン・キャラダイン、バーバラ・ハリス  
曲名  演奏 コメント 
「Peggy Sue Got Married」  バディ・ホリー Buddy Holly   
「Tequila」  ザ・チャンプス The Champs  
「Teenager In Love」  ディオン&ザ・ベルモンツ Dion & The Belmonts  
「Shimmy Shimmy Ko Ko Bop」  リトル・アンソニー&ザ・インペリアルズ
Little Anthony & The Imperials 
 
「I Wonder Why」  Dion & The Belmonts   
「The Stroll」 ザ・ダイアモンズ The Diamonds  
「Just Because」  ロイド・プライス Lloyd Price  
「Just A Dream」  ジミー・クラントン Jimmy Clanton   
「You Can't Sit Down」 フィル・アップチャーチ・コンボ Phil Upchurch Combo   
「Dance By The Light of the Moon」  ザ・オリンピックス The Olympics  
「You Belong To Me」  ザ・デュプリーズ The Duprees   
「Finger Poppin Time」  ハンク・バラード Hank Ballard   

「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ Hedwig And The Angry Inch」 2001年 
(監)(脚)(原戯)ジョン・キャメロン・ミッチェル
(撮)フランコ・G・デマルコ(原戯)(音)スティーヴン・トラスク
(出)ジョン・キャメロン・ミッチェル、マイケル・ピット、ミリアム・ショア、スティーヴン・トラスク、セオドア・リスチンスキー 
 2017年まで見逃していました。申し訳ありませんでした。最高に素敵なロック・ミュージカル映画です。
 とにかくどの曲も素晴らしい!マドンナが権利を買い取り立と申し出た気持ちもわかります。
 ロックが嫌いな人も、ミュージカルが嫌いな人も、同性愛に嫌悪感を持っている人も、是非一度ご覧ください。
曲名  作曲者・演奏者 
Hedwig Songs  「Tear Me Down」
「The Origin of Love」
(この作品のテーマ曲ともいえる名曲。歌詞が良い!)
「Sugar Daddy」、「Angry Inch」
「Wicked Little Town」、「Hedwig's Lament」、「Exquisite Corpse」
「Midnight Radio」
(歌詞にパティ、ティナ、ヨーコ、アレサ、ノナ、ニコ!が登場)
(曲)Stephen Trask
(演)John Cameron Mitchell、Stephen Trask、Miriam Shor、Bob Mould
Ted Liscinski、Perry L.James、Alexis Fleisig、Eli Janney
Tommy Gnosis Songs  「Tear Men Down」、「The Origin of Love」、「The Long Grift」
「Wicked Little Town」
(曲)Stephen Trask
(演)Stephen Trask、Bob Mould、Scott McCloud、Johnny Temple
Ted Liscinski、Perry L.James、Alexis Fleisig、Eli Janney
Other Songs        「Random Number Gneration」 (曲)Stephen Trask(演)Girls Against Boys
「Freaks」 (曲)Stephen Trask (演)Stephen Trask & Girls Against Boys
「Walk on the Wild Side」  (曲)ルー・リード Lou Reed
「Grey Clouds」  (曲)Stephen Trask(演)Dan Williams 
「China Vagina」  (曲)(演)Miriam Shor 
「I Will Always Love You」  (曲)ドリー・パートン Dolly Parton(演)Maggie Moore & Alexander Lasarenko
「Pinch Me」  (曲)Alexander Lasarenko(演)Traci Reynolds & Alexander Lasarenko


ボーイズ・ドント・クライ Boys Don't Cry」 1999年
(監)(脚)キンバリー・ピアース
(脚)アンディ・ビーネン(製)ジェフリー・ハート、ジョン・ハート他(撮)ジム・デノールト(衣)ビクトリア・ファレル(音)ネーサン・ラーソン(音監)ランドール・ポスター(PD)マイケル・ショウ
(出)ヒラリー・スワンク(アカデミー主演女優賞
クロエ・セヴィニー、ピーター・サースガード、ブレンダン・セクストン三世、アリソン・フォランド、アリシア・ゴランソン、マット・マクグラス  
 性同一性障害が生んだ「ロミオとジュリエット」
 とはいえ、こちらは登場人物たちがみんなあまりにも愚かで「なぜ、そんな見え透いた嘘をつく?」、「早く逃げないとダメでしょ!」、「それでも親ですか?!」・・・
と突っ込みを入れたくなることだらけの展開です。でも、途中で、これは実話に違いない。だかこそ、ここまで愚かなお話が許されるんだと気づきました。
 するとラスト近く、主人公がすべてを暴露され、それでも二人で逃げると約束した瞬間の目の輝きの美しさにやられました。さすがはヒラリー・スワンク(アカデミー主演女優賞)です。
 大人になれない人々が悲しすぎるにも関わらず、彼らの純粋さに羨ましさを感じさせるところにこの作品の魅力があるといえます。悲惨すぎて見ていられないのに素晴らしい!
 当然、この作品における音楽はかなり重要です。車の中、部屋の中、店の中、常に音楽があります。使われているのは、映画の舞台同様、アメリカ南部のロック、カントリー、ソウルが中心です。  
曲名  演奏  作曲 コメント
「Just What I Needed」 ザ・カーズ
The Cars
Rick Ocasek デビュー・アルバム「The Cars」(1978年)からのファースト・シングル 
「Burning House of Love」 Exene Cervenka,John Doe  1980年代に活躍したLA出身のカントリー系オルタナロックバンド
アルバム「Ain't Love Grand!」(1985年)からのシングル・ヒット
「And It's All Right」  The Dictators Andrew Shernoff  NY出身のパンクバンドによる1996年のシングル「It's All Right」だと思います・・・ 
「Cod'ine」  シャーラタンズ
The Charlatans 
Buffy Sainte Marie  アメリカのカントリー・ロック・バンド、シャーラタンズ
1964年バフィー・セント・メリーのデビュー・アルバム収録曲のカバー 
「Space」  Butthole Surfers テキサス出身のオルタナロックバンドによる1996年のアルバム「Electriclarryland」収録 
「She's A Diamond」 オパール Opal David Robach,Kendra Smith 1980年代に活躍したLAのサイケデリック・ロック・バンド
1989年のアルバム「Early Recordings」より 
「Bluest Eyes In Texas」  Nathan Larson
Nina Persson 
Van Stephenson
Dave Larson,Tim Dubois 
ナッシュビル出身のカントリー・グループRestless Heartによる1988年のヒット曲
この映画のために音楽担当ネーサン・ラーソンがカバー
↑  Chloe Sevigny
Alicia Goranson
Alison Folland 
映画の登場人物たちによるカバー
「A New Shade of Blue」  ボビー・フラー
Bobby Fuller 
Bobby Fuller
Marry Stone Huffman 
テキサス出身のシンガー・ソングライター、ボブ・フラー
1966年のアルバム「I Fought The Law」収録曲 
「Tuesday's Gone」  レナード・スキナード
Lynyrd Skynyrd 
Allen Collins Ronnie Van Zunt  サザンロックを代表するバンドのデビューアルバム収録曲 (1973年発表)
「That Lady 'Part 1'」  アイズレ―・ブラザース
The Isley Brothers
オハイオ州シンシナティ出身のソウル・ファンク・グループ、アイズレ―・ブラザース
アルバム「3+3」(1973年)収録のヒット曲 
「Rock Your Baby」  ジョージ・マックレエ
George McCrae 
Harry W.Casey
Richard Finch
フロリダ出身のソウル・シンガーによる1974年の全米No1ヒット曲 
「Who Do You Love」  Quicksilver Messenger Service  Ellas McDaniel サンフランシスコを代表するサイケデリック・ロック・バンドによる1969年のヒット曲 
「Boys Don't Cry」  Nathan Larson  Robert Smith,Lauence Tolhrst,  イギリスのロック・バンド、ザ・キュアー The Cureによる1979年のヒット曲
この映画の音楽担当、ネーサン・ラーソンがカバー
「Haunt」 Roky Erickson テキサス州オースティン出身のシンガー・ソングライター、ロッキー・エリクソン
1985年のアルバム「Clear Night For Love」収録曲 
「Why Can't We Live Together」  Timmy Thomas  ← インディアナ州出身のソウル・シンガーによる1972年のヒット曲 
「Fanblades of Love」  Ed Hall  テキサス州オースティン出身のロック・バンドのアルバム「La La Land」収録曲
「マジェスティック The Majestic」 2001年
(監)(製)フランク・ダラボン
(脚)マイケル・スローン(撮)デヴィッド・タッターサル(音)マーク・アイシャム
(出)ジム・キャリー、マーティン・ランド―、ローリー・ホールデン、アレン・フィールド、ハル・ホルブルック、ジェームズ・ホイットモア  
<あらすじ>
 「赤狩り」の犠牲者となった脚本家(ジム・キャリー)が事故に遭い、記憶を喪失。アメリカ西海岸の田舎町で新たな生活を始めます。
戦場の英雄に間違えられた彼は、街唯一の映画館の復興を実現し、家族や恋人との関係を築いて行きます。 
 しかし、彼を追うFBIによって、彼は公聴会に召喚されることになります。意を決した彼はアメリカ憲法を武器に最後の闘いに挑みます。

 ラストの感動は、出来過ぎの感が、ファンタジー映画だと思えばいいのかもしれません。「ショーシャンクの空に」、「グリーンマイル」に続く作品ならではのテイストです。
とはいえ、「赤狩り」はもっともっとシビアな事件だったのも確かです。もしかすると、この映画のハッピーエンドすぎる感じの反動が、次回作となった「ミスト」のあの伝説的な後味の悪さを生み出したのかもしれません。
「ショーシャンクの空に」の刑務所署長と自殺してしまう老囚人役(ジェームズ・ホイットモア)がまたもいい味で出演しています。
レトロなジャズがムードを盛り上げます。特にナット・キング・コールの歌声が染みてきます!
曲名  演奏 作曲 
「Orange Colored Sky」  ナット・キング・コール Nat King Cloe  Milton Delugg , William Stein
「Over The Rainbow」  チェット・ベイカー Chet Baker  E.Y.Harburg , Harold Arlen
「Paper Doll」 ミルズ・ブラザース The Mills Brothers  Johnny Black
「Begin The Beguine」  The Spencer Wyatt Big Band コール・ポーター Cole Poter
「Pennsylvania 6-5000」  The Spencer Wyatt Big Band Jerry Gray , Carl Sigman
「When Johnny Comes Marching Home」  The Spencer Wyatt Big Band  Trad.
「Stranger on the Shore」 The Spencer Wyatt Big Band  Acker Bilk , Robert Mellin
「Hungarian Rhapsody No.2」  Jim Cox  フランツ・リスト Franz Liszt 
「Blue Note Boogie」  The Spencer Wyatt Big Band  James P.Johnson
「The Star-Spangled Banner」  Francis Scott Key,John Stafford Smith  The Humboldt State University Marching Lumberjacks
「Aunt Hagar's Blues」  Jim Cox  W.C.Handy,J,Tim Brymn 
「Sing,Sing,Sing(With A Swing)」  The Spencer Wyatt Big Band Louis Prima
「I Remember You」  ナット・キング・コール Nat King Cole  John H Mercer,Victor Schertzinger
「ザ・マスター The Master」 2012年
(監)(製)(脚)ポール・トーマス・アンダーソン
(撮)ミハイ・マライメア・Jr(編)レスリー・ジョーンズ、デヴィッド・クランク(音)ジョニー・グリーンウッド(レディオ・ヘッド)
(出)ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス
ローラ・ダーン、アンバー・チルダーズ、ジェシー・プレモンズ  
 1950年代に誕生したアメリカの新興宗教「サイエントロジー」がモデルらしいが、ほぼオリジナルのストーリー。とにかくホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が凄い!
 ホアキン・フェニックスは、今は亡きリバー・フェニックスと共に「サイエントロジー」とは異なる新興宗教の信者だった両親のもとで育てられた経験があります。
そのうえ、兄のリバー・フェニックスが目の前で薬物の過剰摂取で死ぬという衝撃的な体験をしています。一時は映画界を引退しミュージシャンに転向すると宣言。
その頃の事件を映画にしたフェイク・ムービーでも話題になりました。(アメリカ版の山田孝之でだ!)そんなエキセントリックな俳優にピッタリの役どころです。表情も凄いけど、背中の歪み具合がまた凄い。
 2014年にリバー・フェニックスと同じように薬物の過剰摂取でこの世を去ることになるフィリップ・シーモア・ホフマンもまたカルトな宗教家そのものを見事に演じています。
2005年の「カポーティ」でアカデミー主演男優賞を受賞したトルーマン・カポーティ―役以来のはまり役。
 レディオ・ヘッドのメンバー、ジョニー・グリーンウッドの音楽が、時に不気味に、時にコミカルに映画を盛り上げています。そのオリジナル曲に加えて1950年代のヒット曲がまたいい味を出しています。
曲名 演奏 作者
「Get Thee Behind Me Satan」 エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald アーヴィング・バーリン Irving Berlin
「Sweet Sue,Just You」 ノロ・モラレス Noro Morales Victor Young & Will Harris
「You Got To My Head」  Lancy Clinton & His Orchestra Haven Gillespie & J.Fred Coots
「Don't Sit Under The AppleTree(with Anyone Else But Me)」 Madison Beaty Lew Brwn and Others
「Daneer's In Love」  デューク・エリントン Duke Ellington Duke Ellington
「Lotus Blossom」 Duke Ellington Billy Strayhorn
「I'll Go No More A Roving」 Phillip Seymore Hoffman  Justin Goldman & Hal Willner
「A-Tistet A-Tastet」 Melora Walters エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald,Van Alexander
「No Oter Love」 ジョー・スタッフォード Joe Stafford  Bob Russell,Paul Weston
「中国行きのスローボート On A Slow Boat To China」 Phillip Seymore Hoffman フランク・レッサー Frank Loesser
「Changing Partners」 Helen Forrest  Larry Coleman & Joe Darion

「マリー・アントワネット MARIE ANTOINETTE」 2006年 
(監)(製)(脚)ソフィア・コッポラ
(撮)ランス・アコード(衣)ミレーナ・カノネロ(アカデミー衣装デザイン)(編)サラ・フラック(音監)ブライアン・レイツェル
(出)キルステン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、リップ・トーン、ジュディ・デイヴィス、マリアンヌ・フェイスフル、アーシア・アルジェント 
 マリー・アントワネットの生涯をフランスへの嫁入りから処刑まで追った映画。
 ベルサイユ宮殿での撮影、アカデミー賞を受賞した絢爛豪華な衣装、そして英国系の渋いロックを使った音楽。ソフィア・コッポラの趣味も満載。
 「ロスト・イン・トランスレーション」では、異国の街「トーキョー」を放浪する女性を描き、ここではオーストリアからフランス王室へと旅立った少女の放浪を描いた。
  女子の夢をソフィア・コッポラ好みのシチュエーションで映画化。これは彼女の生涯のテーマになるのでしょう!
 使用されているのは1980年代から90年代のニューウェーブそれもダークなモノ中心で、実に渋い選曲です。
曲名  演奏 コメント 
「Natural's Not In It」 ギャング・オブ・フォー Gang of Four 1980年代ニューウェーブ系
「Fools Rush In」 バウワウワウ Bow Wow Wow アフロ風味のニューウェーブ・ファンク
「The Melody of A Falleu Tree」  Windsor For The Derby   
「Plainsong」 ザ・キュアー The Cure ダークでカルトなニューウェーブ
「I Don't Like It Like This」 The Radio Dept  
「Ceremony」 ニュー・オーダー New Order テクノ・ファンクの大人気バンド
「Jynweythek」 エイフェックス・ツゥイン Aphex Twin  オタク・テクノの代表的存在 
「Plling Our Weightu」 The Radio Dept  
「King of the Wild Frontier」 アダム・アンド・ジ・アンツ Adam and the Ants  海賊ファッションで一世を風靡したニュー・ウェーブ
「Il Secondo Giorno Instrumentat」 エアー Air  
「Keen on Boys」 The Radio Dept  
「Avril 14th」 エイフェックス・ツゥイン Aphex Twin   
「What Ever Happened」 ザ・ストロークス The Storkes   
「Hong Kong Garden」  スージー・アンド・ザ・バンシーズ Siouxsie and the Banshees  こちらもダークでクールなニューウェーブ
「Aphrodiac」  バウワウワウ Bow Wow Wow   
「All Cats Are Grey」  ザ・キュアー The Cure   


ミリオンダラー・ホテル The Million Dollar Hotel」 2000年  
(監)(製)ヴィム・ヴェンダース
(製)ボノ、ディーパック・ネイヤー他(撮)フェドン・パパマイケル(脚)ニコラス・クライン(原案)(音)ボノ
(音)ダイエル・ラノワ、ジョン・ハッセル、ブライアン・イーノ 
(出)ジェレミー・デイヴィス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、メル・ギブソン、ピーター・ストーメア、ジミー・スミッツ、バッド・コート
ジュリアン・サンズ、ハリス・ユーリン、アマンダ・プラマー   
U2のボノの原案をもとに巨匠ヴィム・ヴェンダースが作り上げたLAのホテルを舞台にした恋愛ファンタジー音楽劇
ベルリン国際映画祭審査員賞受賞
映像、音楽、俳優たちの演技・・・なかなかに楽しめるピュアなラブ・ストーリー 
曲名 演奏 作曲者、発表年など
「The First Time」  U2 (曲)U2(発)1993年のアルバム「Zooropa」収録
「Satellite of Love」  Bono & the Million Dollar Band 
(V)(Gui)(Pia)Bono(Gui)(V)(P.Steel)Daniel Lanois(Tr)John Hassell
(KeyB)Brian Eno(B)Gerg Cohen(D)Brian Blade(G)Bill Frisell
(Beat)(Synth)(Prog)Adam Dorn
(曲)ルー・リード Lou Reed
アルバム「トランスフォーマー」(1972年)収録
「NYACK OUD DANCE」  ハル・ウィルナー Hal Willer 1998年のアルバム「Whoops,I'm an Indian」収録
(曲)Hal Willner,Adam Dorn,Martin Brumbach
「アナーキー・イン・ザ・USA」
Anarchy in the U.S.A. 
Tito Larriva & the MDH Band
+ (B)Adam Clayton(G)Chris Spedding(D)Larry Mullen 
Stephen Jones,Johnny Rotten,Paul Thomas Cook,Glen Matlock
セックスピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」が元
「Dancin' Shoes」  ボノ、ダニエル・ラノア Bono,Daniel Lanois (曲)Daniel Lanois,Nichlas Klein
「Falling At Your Feet」  ボノ、ダニエル・ラノア Bono,Daniel Lanois  (曲)ボノ、ダニエル・ラノア Bono,Daniel Lanois
「Ground Beneath Her Feet」  U2 ,ダニエル・ラノア Daniel Lanois  (詞)サルマン・ラシュディ(曲)U2
「Amsterdam Blue」  ジョン・ハッセル John Hassell (曲)ジョン・ハッセルほか
「I Am The Walrus/A Day In The Life/Eleanor Rigby/Hard Day's Night」  ジョン・レノンのそっくりさんピーター・ストーメアは最高でした (曲)ジョン・レノンポール・マッカートニー
「Never Let Me Go」  Bono & the Million Dollar Band  (曲)ボノ、ジョン・ハッセル、ダニエル・ラノア、ブライン・イーノ
ニコラス・クライン

「預言者 Un Prophete」 2009年  
(監)(脚)ジャック・オーディアール
(脚)アブデル・ラウフ・デブリ、ニコラ・プフェーイ、トーマス・ピデガン(撮)ステファーヌ・フォンテーヌ(音)アレクサンドル・デスプラ
(出)タハール・ラヒム、ニエス・アルフトリュプ、レダ・カテブ、アデル・バンシェリフ、レイラ・ベクティ、ヒシャーム・ヤクビ 
<あらすじ>
 6年の刑を宣告され刑務所入りしたアラブ系の青年マリクは、刑務所内に存在する人種の対立に巻き込まれ、生きのびるためにアラブ系のグループではなく、コルシカ系のグループに入り、そこのボスで刑務所内から刑務所の外での犯罪に指示を出すセザールの右腕となります。
 彼はセザールの指示で刑務所内のアラブ系の囚人の殺害を実行し信頼を得ます
 ところが殺された囚人が亡霊となって、彼のもとに現れ、彼に謎めいた預言を届けるようになります。
 セザールの信頼を得たマリクは、一時外出の際に麻薬取引の仕事を任されるようになり、それを利用して仲間との犯罪グループでの仕事も始めます。しだいに彼の仕事の場は広がり、そのために様々な対立や問題を抱えることになるのですが、そこへまた死者からの預言が・・・
 コルシカ系、アラブ系、フランス人、エジプト人、ロマ(ジプシー)、イタリア人など様々な人種間の対立がリアルに描かれた刑務所を舞台にした群像ドラマです。少々複雑な部分もありますが、スリル満点の犯罪ドラマとしても面白い名作です。
カンヌ国際映画祭特別グランプリ受賞、フランスのセザール賞では作品、監督、主演男優、助演男優、脚本、撮影、編集を独占! 
曲名  演奏 発表年 発表年・コメント
「Taphead」  Talk Talk 1991年 イギリスのジャズ・ロック・アンビエント・バンド
アルバム「Laughing Stock」収録 
「Bridgng The Gap」  ナズ&オル・ダラー Nas feat. Olu Dara 2004年 Nasは、ニューヨーク出身のヒップホップ・アーティスト
Olu Daraは、ジャズ・コルネット奏者でNasの父親。
アルバム「Street's Disciple」からのセカンド・シングル
「Take Me Home With You Baby」  Jessie Mae Hmphill  1980年  1923年生まれのカントリー・ブルースのギタリスト&シンガー
「Gobbledigoox」 シガ―・ロス Sigur Ros 2008年  シガ―・ロスはアイスランドのポスト・ロックバンド
「See You All」 Koudlam  2008年  コートジボアール出身でフランスで活躍するエレクトリック・ダンスアーティスト
「Corner of My Room」  ターナー・コーディー Turner Cody  2008年  アメリカ・ボストン出身のフォーク・シンガー
「Runeii」  Talk Talk 1991年  イギリスのジャズ・ロック・アンビエント・バンド
アルバム「Laughing Stock」収録 
「Mac The Knife」 Jimmie Dale Gilmore 2000年 テキサスで活躍するフォーク・シンガー&ソングライター
クルト・ヴァイル作曲、ベルトルト・ブレヒト作詞「三文オペラ」より
フランク・シナトラをはじめ多くのシンガーにカバーされてきた名曲

「ラスベガスをやっつけろ FEAR AND LOATHING in LAS VEGAS」 1998年 
 (監)(脚)テリー・ギリアム(製)ライラ・ナバルシ、パトリック・カサベッティ他
(製総)ハロルド・ブロンソン他(原)ハンター・S・トンプソン
(脚)トニー・グリゾーニ、トッド・デイヴィス、アレックス・コックス(撮)ニコラ・ペコリーニ(音)レイ・クーパー、布袋寅泰
(出)ジョニー・デップ、ベニチオ・デル・トロ、トビー・マグワイア、キャメロン・ディアス
クリスティア・リッチ、エレン・バーキン、フリー、マーク・ハーモン
ハンター・S・トンプソンの体験をもとに書かれたサイケデリック冒険小説の映画化
でもお話は意外にちゃんとつじつまが合っています。テリー・ギリアムらしい反体制的映像テロ・コメディ作品の迷作。
当然、音楽もぶっ飛んだ曲が多いと言えますが、マニアックな曲からド定番なヒット曲まで楽しめる選曲になっています。  
曲名  演奏 作曲 コメント
「My Favourite Things」  The Lennon Sisters  Richard Rogers
Oscar HammersteinⅡ
映画「サウンド・オブ・ミュージック」
「私のお気に入り」
「Thinking of Baby」  Elmer Bernstein  
「Lady」  ベック、ボガート&アピス
Beck,Bogert,Appice
Jeff Beck,Tim Bogert
Carmine Appice
Duan Hitchings
1973年唯一のアルバム
「ベック、ボガート&アピス」収録
「Combination of the Two」 Big Brother &
The Holding Company
Sam Andrew 「1968-06-14」(1968年)収録
Voはジャニス・ジョップリン
「Spy vs. Spy」  Combustible Edison  Elizabeth Cox
Michael Cudahy
Nicholas Cudhyl 
アメリカ、ロードアイランド州
1990年代に活躍した
ラウンジ・ミュージック・バンド 
「She's A Lady」  トム・ジョーンズ
Tom Jones
Paul Anka  1971年の大ヒット曲
「One Toke Over The Line」  ブルワー&シップレイ
Brewer and Shipley
Michael Brewer
Tom Shipley 
アメリカのフォーク・デュオ
1970年「Tarkio」収録
「Moon Mist」 The Out- Islanders Mercer Ellington  1961年エキゾチック音楽
「ポリネシアン・ファンタジー」収録 
「My Love,Forgive Me (Amore Scusami)」  ロバート・グーレ
Robert Goulet
Vito Pallavicini,

Sydney Lee
Gino Mescoli 
アメリカの俳優、歌手
1964年のヒット曲 
「It's Not Unusal」  トム・ジョーンズ
Tom Jones 
Gordon Mills,Les Reed  1965年無名時代にカバー
1969年に始まったTV「トム・ジョーンズ・ショー」のテーマ曲 
「For Your Love」 ザ・ヤードバーズ
The Yardbirds 
グレアム・グールドマン
Graham Gouldman
1965年の初ヒット曲
エリック・クラプトン在籍
「Somebody to Love」  ジェファーソン・エアプレイン
Jefferson Airplane
Darby Slick  1967年全米5位の大ヒット
サイケデリックの象徴的な曲 
「Stranger in the Night」  Wayne Newton  Bert Kaempfert
Charles Singlton
フランク・シナトラの全米1位ヒット
ベガスなどで活躍したポップ歌手
「White Rabbit」  ジェファーソン・エアプレイン
Jefferson Airplane 
Grace Slick 1967年全米7位の大ヒット
サイケを象徴する不思議ナンバー
「Let's Get Together」または
「Get Together」 
ザ・ヤングブラッズ
The Youngbloods
Chet Powers  1967年発表のシングル
1969年再発され全米5位
「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」  The Hollyridge Strings  John Lennon
Paul McCartney 
1967年ビートルズのヒット曲
8枚目のアルバム・タイトル曲 
「Stuck Inside of Mobile
With The Memphis Blues Again」 
ボブ・ディラン
Bob Dylan
Bob Dylan 1966年のアルバム「ブロンド・オン・ブロンド」収録
「Mama Told Me Not To Come」  スリードッグナイト
Three Dog Night
ランディ・ニューマン
Randy Newman 
1966年エリック・バードンのソロアルバム収録がオリジナル
1970年のカバーは全米11位
「Time Is Tight」  ブッカーT&ザ・MG’s
Booker T. & The MG's 
Steve Cropper
Donald Duck Dunn
Al Jackson
Booker T.Jones
1969年全米6位のヒット
「Yummy,Yummy,Yummy」 Ohio Express Joe Levine
Arthur Resnick
米国のバブルガムバンド 
1968年全米4位のヒット
「Expecting To Fly」 バッファロー・スプリングフィールド
Bufalo Springfield 
ニール・ヤング
Neil Young 
1967年「バッファロー・スプリングフィールド・アゲイン」収録
「Tammy」  デビー・レイノルズ
Debbie Reynolds(女優・歌手)
Jay Livingstone
Raymond Evans 
1957年「タミーと独身者」主題歌
5週連続全米1位の大ヒット
「Jumpin' Jack Flash」  ローリング・ストーンズ
The Rolling Stones
Mick Jagger
Keith Richards
1968年全米3位のヒット
ストーンズの代表曲
「Magic Moments」  ペリー・コモ
Perry Como 
Burt Bacharach
Hal David 
米国のポップ歌手
1968年全米4位のヒット
バカラック&ハル・デヴィッド作
「Ball And Chain」  Big Brother &
The Holding Company
Willie Mama Thornton オリジナルは1950年代
ビッグ・ママ・ソーントン
1968年「チープ・スリル」収録
「Viva Las Vegas」  デッド・ケネディ―ズ
Dead Kannedys
Doc Pomus
Mort Shuman
1964年エルヴィス・プレスリー
米国のハードコアパンクバンド
1980年にカバーされた録音


「ラッキー Lucky」 2017年  
(監)ジョン・キャロル・リンチ(製)ダニエル・R・ベアレンズ、リチャード・カーハン他
(脚)(製)ローガン・スパークス、ドラゴ・スモンジャ(撮)ティム・サーステッド(PD)アルミトラ・コーリー(音)エルヴィス・キーン
(出)ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・リンチ、ロン・リヴィングストン、トム・スケリット、ジェームズ・ダレン   
伝説的な脇役として多くの作品に出演してきたハリー・ディーン・スタントンの遺作
90歳を過ぎた主人公の数日間を追った静かなドラマですが、愛すべき作品。素敵な俳優ハリーに黙とう!
<主な出演作>
「西部開拓史」(1962年)、「暴力脱獄」(1967年)、「断絶」(1971年)、「デリンジャー」「ビリー・ザ・キッド」(1973年)、「ゴッドファーザーPart2」(1974年)、「エイリアン」「ローズ」(1979年)、「プライベート・ベンジャミン」(1980年)、「パリ、テキサス」(1984年)、「最後の誘惑」(1988年)、「ワイルド・アット・ハート」(1990年)、「ストレイト・ストーリー」「グリーン・マイル」(1999年)、「最高の人生の選び方」(2009年)、「アベンジャーズ」(2012年)・・・
トム・スケリットが語る第二次世界大戦の激戦地タラワ島で見た死を覚悟した少女の微笑みについての逸話
懐かしいSFドラマ「タイムトンネル」に消えたポーリー(ジェームズ・ダレン)!これわかりました?
音楽も味わい深いし、まるで哲学者のような主人公のセリフも素敵です! 
曲名  演奏 作曲 コメント
「Con El Tiempo Y Un Ganchito」  Pedro Infante Genaro Nunez ペドロ・インファンテはメキシコを代表する俳優・歌手。中南米だけでなく在米ラテン移民たちの間でも人気
「Red River Valley」 
赤い河の谷間
Harry Dean Stanton Traditional ジョン・フォードの「怒りの葡萄」などでも使用されたウエスタンのスタンダード曲
「El Llanto De Mi Madre」  リディア・メンドーサ
Lydia Mendoza
 Salome Gutierrez リディア・メンドーサはメキシコ系アメリカ人歌手・ギタリスト
テキサス州など南部ラテン音楽のアイドル的存在
「Arboles De La Barranoa」  Mariachi Los Camperos Traditional  ロサンゼルスのマリアッチ楽団
1960年代から活動しています 
「I See A Darkness」  ジョニー・キャッシュ Johnny Cash ウィル・オールダム Will Oldham 2000年のアルバム「アメリカンⅢ」収録。オリジナルは、ウィル・オールダムが1999年に発表しています 
「Boogie Woogie」  リベラ―チェ Liberace Clarence Smith  1960年代にド派手な衣装で人気となったピアニスト&ポップシンガー
ポーランド系アメリカ人
元祖エルトン・ジョン? 
「El Gustito」  Adam Ramirez,Rusfino Menjares
Ivan Pena
Traditional  リンダ・ロンシュタットもカバーしているスタンダード曲
「Las Mananitas」  Adam Ramirez,Rusfino Menjares
Ivan Pena
Traditional  メキシコの有名なバースデイソング 
「Volver,Volver」  Harry Dean Stanton Fernando Maldonado  ライ・クーダーのライブアルバム「ショータイム」(1977年)でのカバーが有名な曲。ハリーの歌唱が素敵です!
「Istole The Right To Love」  Michael Hurley Michael Hurley マイケル・ハーレーは1970年代から活躍するシンガーソングライター
ペンシルバニア出身 
「The Man In The Moonshine」  フォスター・ティムズ
Foster Timms 
Foster Timms フォスター・ティムズはアメリカのシンガーソングライター 
ハリーに捧げられ彼の出演作品タイトルが散りばめられた曲
まさにこの映画のための曲!
「ラ・ラ・ランド LA LA LAND」 2016年 
(監)(脚)デミアン・チャゼル
(音)ジャスティン・ハーウィッツ(編)トム・クロス(撮)リヌス・サンドグレン(振)マンディー・ムーア(衣)メアリー・ゾフレス
(出)ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド,ローズマリー・デウィット
ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ 
ミュージカル映画へのオマージュとジャズへのオマージュに満ちた何度も見たくなる作品です。
「巴里のアメリカ人」「オズの魔法使い」など様々な映画へのオマージュとジャズを愛するチャゼル監督の熱い思いがストレートに伝わります。
特に素晴らしいのは、映像と音楽、ダンス、そして物語の見事な融合です。そこがこの監督ならではの、才能だと思います。
でも、ここまでやってしまうと、次回作でどうするのか?
そろそろ音楽ものから離れて、まったく違うジャンルに挑むのか?それとも音楽ものにこだわり続けるのか?
次回作が楽しみです。というか、彼が巨匠の仲間入りができるかがかかっている気がします。
曲名  作曲・作詞  演奏
「Another Day of Sun」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul
LA LA LAND All Stars
「Someone In The Crowd」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul
エマ・ストーンと友人の女性たちEmma Stone・・・ 
「Take on me」  オリジナルは、a-ha、1985年のヒット曲 D.A.Wallach(パーティー・バンド)
「I Ran(So Far Away)」   オリジナルは、A Flock Of Seagulls、1982年のヒット曲 D.A.Wallach 
「A Lovely Night」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul 
ライアン・ゴスリングRyan Gosling,エマ・ストーンEmma Stone
「Rialto At Ten」
「Medeline」
(曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz   La La Land Jazz Ensemble
「City of Stars」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul  
ライアン・ゴスリングRyan Gosling 
「Start A Fire」  ジョン・レジェンド John Legend
「Audition(the Fools Who Dream)」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul   
エマ・ストーンEmma Stone
「Surprise」「Boise」「Boys In the Park」
「Cincinati」
(曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz La La Land Jazz Ensemble 
「City of Stars (Humming)」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz  エマ・ストーンEmma Stone 
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ THE ROYAL TENENBAUMS」 2001年
(監)(製)(脚)ウェス・アンダーソン
(製総)(脚)オーウェン・ウィルソン(撮)ロバート・D・イェーマン、(音)マーク・マザースボウ(ナレーション)アレック・ボールドウィン
(出)ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グイネス・パルトロー、オーウェン・ウィルソン、ルーク・ウィルソン
ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ  
 ウェス・アンダーソン作品は、映像も洒落なら、音楽(選曲)もお洒落です。
同じようにアクの強い天才的な一家を描いた「ガープの世界」や「ホテル・ニューパンプシャー」などのジョン・アーヴィング作品ほど、毒気は強くないものの似たテイストです。とはいえ、アメリカよりもヨーロッパで受けそうなスタイルなのもアーヴィング作品との共通点かもしれません。
 独特の心地よい世界観は、中毒性があります。例えば、ウディ・アレンの映画はどれも似ていると思いつつも、安心して見たくなるのに似ているかもしれません。選曲についても、パンク系でアクの強いアーティストの曲ばかりですが、あくまでもポップなものを選んでいます。
 以下は、ほぼ使用されている順番で記しています。
曲名 演奏 オリジナル
「Hey Jude」 The Mutato Muzika Orchestra ザ・ビートルズ The Beatles
「These Days」 ニコ Nico
「Wigwam」 ボブ・ディラン Bob Dylan
「Police And Thieves」 ザ・クラッシュ The Crash
「Lullabye」 Emitt Rhodes
「Gymnopedie ♯1」 エリック・サティ Erik Satie
「Billy - Main Title」 ボブ・ディラン Bob Dylan 映画「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」(1973年)
「Me And Julio Down By The Schoolyard」 ポール・サイモン Paul Simon
「Needle Tn The Hay」 エリオット・スミス Eliott Smith
「Judy Is A Punk」 ザ・ラモーンズ The Ramones
「She Smiled Sweetly」 ザ・ローリング・ストーンズ The Rolling Stones
「Fly」 ニック・ドレイク Nick Drake
「Stephanie Says」 ルー・リード Lou Reed
「Ruby Tuesday」 ザ・ローリング・ストーンズ The Rolling Stones
「Rock The Casbah」 ザ・クラッシュ The Crash
「Look At Me」 ジョン・レノン John Lennon
「Fairest of the Seasons」 ニコ Nico
「Every One 」 ヴァン・モリソン Van Morrison


「ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION」 2003年 
(監)(製)(脚)ソフィア・コッポラ
(製総)フランシス・F・コッポラ(撮)ランス・アコード(編)サラ・フラック(音)ブライアン・レイツェル、ケヴィン・シールズ
(出)ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、ジョバンニ・リビシ、アンナ・ファリス、田所豊(ダイヤモンド・ユカイ)  
 日本の描写に違和感をおぼえる人もいるみたいですが、それほど変ではないし、逆にクールに見ている気もします。思えば、「YOU」によるクール・ジャパン映画として記念すべき作品でもあります。改めてじっくりと見て思ったのは、音楽、選曲の面白さです。ラウンジ歌手が歌うのが、1960年代の曲。ビル・マーレイが歌うのが、1980年代から1990年代ごろの曲。それに加えて、21世紀の新しいイギリスの若手バンドの曲。上手く選んであります。おまけにラストにはクール・ジャパンの極めつけの名曲はっぴいえんどの「風をあつめて」用意されています。
 それにしても、この映画がどれだけ多くのYOUたちを日本に招いてくれたことか?この作品が英国BBCが選んだ「21世紀の偉大な100本」の22位に選ばれたことからも、この映画がいかに海外でインパクトを与えたかがわかります。
 思えば、フランシス・F・コッポラの黒澤好きが、ソフィア・コッポラにも影響を与えていたのかもしれません。
曲名 演奏 オリジナル(作者)
「Girls」  Death In Vegas 
「Too Young」  Phoenix 
「God Save The Queen」 林文浩 Sex Pistols 
「The Thrill Is Gone」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) Roy Hawkins(B・B・キングのカバーが有名)
「(What's So Funny 'bout)Peace,Love and Understanding」 ビル・マーレイ ニック・ロウ(パブ・ロックの大御所)
「Torn Into」 Matt Sims
「More Than This」 ビル・マーレイ ロキシー・ミュージック
「Scarborough Fair/Canticle」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) サイモン&ガーファンクル
「Love Gun」 リック・ジェームス
「Sometimes」 My Bloody Valentine
「Fuck The Pain Away」 Peaches
「Muyu」 Des-Row Union
「Nobody Does It Bettter」 アナ・ファリス Anna Faris 映画「007私を愛したスパイ」
マーヴィン・ハムリッシュ、キャロル・ベイヤーセイガー
「Midnight At the Oasis」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) David Nichtern
「The Stae We're In」 The Chemical Brothers
「So Into You」 Mark Williams 
「Just Like Honey」  The Jusus and Merry Chain  ← 
「Feeling I Get」 Mike Brewer 
「風をあつめて Kaze Wo Atosumete  はっぴいえんど


「ロープ 戦場の生命線 The Perfect Day」 2015年 
(監)(製)(脚)フェルナンド・レオン・デ・アラノア
(原)パウラ・ファリアス(撮)アレックス・カタラン(PD)セサール・マカロン(音)アルナウ・パタレル
(出)ベニチオ・デル・トロ(プエルト・リコ)、ティム・ロビンス(アメリカ)、オルガ・キュリレンコ(ウクライナ)
メラニー・ティエリー(フランス)、フェジャ・ストゥカン(ボスニア)、セルジ・ロペス(スペイン)  
 これは掘り出し物の名作です。 
 ボスニアの紛争地帯で生きる人々と彼らを助ける国際NGOの人々の笑いと驚きと悲しみと感動の物語です。
 ドキュメンタリー映画も数多く撮っているスペイン人監督のフェルナンド・レオン・デ・アラノアは、ドキュメンタリータッチで紛争地域の日常を描いていますが、パンクな音楽とユーモアを交えて、見る者をひき付けます。
 国際色豊かな俳優陣がそれぞれ実に魅力的です。
 不条理な紛争地域に秩序をもたらそうとする主人公たちの終わりなき戦いの日々。
 彼らの努力は不条理な決まりによって妨害され続けますが、最後にまさかの解決が・・・これこそ不条理です!
<あらすじ>
戦時下の国で人々の生命線である水を守る国際NGOの3人と現地の通訳は、井戸の中に落されていた死体を引き上げるため、ロープを探して回ります。
死体を処理しなければ村人たちはその井戸を使えず、それにつけこんで水を売って儲ける連中にも遭遇します。
途中、いじめられている少年を助けたため、彼を祖父のもとに届けることになります。彼によると自分の家に行けばロープがあるとのこと。
確かに彼の家にはロープがありましたが、それはまさかの使われ方をしていました。
ロープをやっと入手した彼らはやっと死体の回収作業を始めますが、またも妨害が・・・・
彼らは死体を無事に回収できるのでしょうか?
曲名  演奏  コメント 
「Na Drini Cuprija」  Kemal Malovcic  
「TTT」  Bazzcocks 1970年代パンク初期の英国のバンド 
「Your Phone's iff the Hook,But You're not」  X ロサンゼルスのオルタナティブ・ロック・バンド 
「Pinhead」  ラモーンズ ニューヨーク出身の元祖パンク・バンド
「Evil Ways」  サンタナのアルバム「サンタナ」(1969年)収録 
「Sweet Dreams(Are Made of This)」  マリリン・マンソン Marilyn Manson ユーリズミックスのカバーであり、マリリン・マンソン初期ヒット曲 
「Venus in Furs」毛皮のヴィーナス  ヴェルヴェット・アンダーグラウンド  ヴェルヴェット・アンダーグラウンド伝説のデビュー・アルバム収録 
「East Infection」  Gogol Bordello 1999年ニューヨークで結成された多国籍ロックバンド。
ヴォーカル&ギターのユージン・ハッツはウクライナ出身
「Halali Mi Majko」  Hako Obic  
「花はどこへ行った」
Where Have All The Flowers Gone 
マレーネ・ディートリッヒ 元祖プロテスト・フォーク、ピート・シーガーの代表曲
数多くのカバーがある名曲
「There Is No Time」  ルー・リード Lou Reed  ルー・リード1988年の名盤「ニューヨーク」収録 


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