映画の中のヒット曲リスト


「あの頃ペニー・レインと」、「ゾディアック」、「パイレーツ・ロック」、「ロスト・イン・トランスレーション」・・・


<素敵な映画、素敵な映画との出会い>
 素敵な映画と出会った時、多くの場合、その作品の中の音楽が映像と共に印象に残るものです。
 「あの曲は聞いたことがあったけど、どこで聞いたんだろう?」
 なんてことが、よくあるものです。
 昔は、映画音楽と言えば、専門の作曲者によるオリジナル曲がほとんどでした。しかし、最近の映画では既存の曲(ポピュラー音楽のヒット曲)を内容に合わせて用いたり、時代背景に合わせた選曲で選ぶ場合が増えている気がします。
 さらに最近はミュージシャンの伝記映画の名作が多く、当然、そのアーティストのヒット曲がふんだんに使われています。そんなわけで、既存のヒット曲が使用されている映画が、これからもどんどん増えてゆくでしょう。
 そこで、最近見た映画の中で既存のヒット曲を数多く使用している映画を選び、その使用曲リストを付けてみました。かつてビデオの時代には、一時停止しながら使用曲のリストを読もうにも字がぼけていて読み取れない場合がほとんどでしたが、最近はDVDになり、なんとか読み取れるようになりました。(それでも読みずらい!)読み取り間違い、書き写し間違いはご容赦下さい!
 このページは、これからも増えると思うのでお楽しみに!

 下記の索引から、それぞれの作品の楽曲リスト&作品紹介に行けます!
「愛・アマチュア」Amatur  1994年  1990年代のインディーズ・ロック  インディーズ映画の巨匠ハル・ハートリーの代表作
「アイ・ソー・ザ・ライト」 I Saw The Light  2015年 1940年代から50年代のカントリー  伝説的カントリー・シンガー、ハンク・ウィリアムズの伝記映画
「あの頃ペニー・レインと」 Almost Famous  2000年  70年代ロック 実在のロック評論家が架空のバンドに密着取材しながら成長する青春映画
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
Inside Llewyn Davis
2013年 1961年のフォーク デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝をもとにしたボブ・ディラン登場直前のフォーク・シーン
インヒアレント・ヴァイス」 Inherent Vice  2014年 1960~1970年代のグルーヴィーな曲  ポール・トーマス・アンダーソンによるぶっ飛びハードボイルド探偵 
ザ・ウォーク」The Walk  2015年 1970年代前半のポップ、ロック  1974年NY、パリでかかっていたポップス
ウッドストック 愛と平和の三日間」Woodstock  1969年 1960年代末のロック  「ロックの時代の頂点」となった伝説のロック・コンサート 
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ
Only Lovres Left Alive
2013年  イスラミックなロック?サイケなロック? ジム・ジャームッシュらしい怪しい不思議な音楽が印象的 
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
Guardians of The Galaxy
2014年 1960年代~1970年代のポップ・ヒット  SF冒険コメディー映画ですが、バックの音楽はカセット・テープで残されたヒット曲
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス
Guardians of The Galaxy Remix 
2017年 1960年代~1970年代のポップ・ヒット 続編も音楽が楽しい。本編は感動ものになっていて、どうなの?
キングコング 髑髏島の巨神」KINGKONG:SKULL ISLAND  2017年 1960年代末から1970年代前半 ベトナム戦争の時代をイメージさせるサイケデリックなヒット曲満載です 
サタデー・ナイト・フィーヴァー」Saturday Night Fever  1977年  1970年代ディスコ・ヒット 70年代ディスコ・ブームに火をつけた超特大ヒット作品 
サムシング・ワイルドSomething Wild 1986年 サルサ、レゲエ、ロック・・・  ジョナサン・デミの音楽趣味が生かされたご機嫌な音楽映画
「サンドラの週末」 2014年 ゼムなど  重い映画ですが、元気づけるように音楽が使用されます
シティ・オブ・ゴッド」Cidade De Deus  2002年  1970年頃のディスコ・ソウル
カルト―ラのサンバ
1970年ブラジル・リオの貧民街を舞台にした青春ギャング映画
「ショート・カッツ」Short Cuts 1992年 ジャズの生演奏
ドクター・ジョンによるジャズ
ロバート・アルトマン監督による集団ソープオペラ大作
オール・スター・キャストが圧巻です。
SING/シング」 SING 2016年 ジャンルを越えた名唱、名曲 ビートルズ、マイケル、ヴェン・ヘイレン、ヴィヴァルディ、エルトン・・・
スーサイド・スクワッド
SUICIDE SQUAD 
2016年 60年代以降の悪魔的ヒット曲満載!  DCコミックの登場する悪役キャラを総登場させた異色のヒーローもの 
ストレイト・アウタ・コンプトン
Straight Outta Compton 
2015年 1980年代末~1990年代
ギャングスタ・ラップ 
N.W.A.(アイス・キューブ、Drドレ―、イージーE・・・)、2PAC、シュグナイト・・・
世界にひとつのプレイブック」Silver Linings Playbook  2012年 ソウル、タンゴなどポップ&ダンス曲  ジェニファー・ローレンスが最高に魅力的なラブ・ストーリー
ゾディアック」 Zodiac 2006年  1960年代~1970年代のポップ・ヒット 未解決連続殺人事件を追ったサスペンス映画
トゥモロー・ワールド」 Children of Man  2006年  70年代ロック、プログレ、クラシックなど  SF映画の歴史に残る名作
「ドニー・ダーコ」DONNIE DARKO  2001年 1980年代暗めのロック  「リバースムービー」と呼ばれたSF映画のヒット作 
「ドリーム」 Hidden Figure  2016年 1960年代R&B、ファレル・ウィリアムス NASAで宇宙計画に参加した初の黒人女性たちの物語 
「2046」 2046  2004年  ノスタルジックな大人なナンバー  ウォン・カーウァイによるSFハードボイルド・ラブ・ストーリー
ノー・ディレクション・ホームNo Direction Home  2005年 ボブ・ディランと周辺の音楽  ボブ・ディランの少年期からデビュー、ブレイク、フォーク・ロックへの転身まで 
パイレーツ・ロック The Boat That Rocked 2009年 1960年代半ばのブリティッシュ・ロック
R&Bのヒット曲 
英国の沖に浮かぶ船からロックを流し続けた海賊ロック放送局の物語
ブエノスアイレス」春光乍洩HAPPY TOGETHER 1997年  カエターノ・ヴェローゾ、フランク・ザッパそして
アストル・ピアソラ 
ウォン・カーウェイによる傑作
ボーイズ・ラブ映画史に残る名作
フェンス」 Fences  2016年 出演者の鼻歌中心・・・?  ダイナ・ワシントンほか
ブルース・ブラザース」 Blues Brothers
ブルース・ブラザース2000」 Blues Brothers 2000
1980年 R&B・ブルースの伝説が集結  神の使命を受けてバンドを再結成した幻のR&Bバンドは
閉鎖の危機にある孤児院を救うためコンサートを企画するが・・・
「プレタポルテ」PRET A PORTER 1994年 ファッション界の裏側を描いたコメディ  俳優、デザイナー、モデルなどスターたちの競演が楽しめます 
ブロークバック・マウンテン」 Broneback Mountain 2005年  1960年代~1970年代カントリー
カントリー系ポップのヒット曲 
二人のカウボーイによる禁断の同性愛を描いた名作
大自然の風景と音楽が美しい。主演二人も美しい! 
ブロークン・フラワーズ」 Broken Flowers  2005年 エチオピアン・ポップ?  ジム・ジャームッシュ得意のロード・ムービー 
ベイビー・ドライバー」Baby Driver  2017年  知られざるロック、ジャズのヒット曲目白押し  今までになかったカーチェイス・ミュージカル映画 
ペギー・スーの結婚」PEGGY SUE GOT MARRIED  1986年  1950~60年代ロックン・ロール・ヒット  F・F・コッポラによるタイムスリップ・ラブ・ストーリー 
ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ
Hedwig And The Angry Inch 
2001年 ほぼオリジナル曲、でもご機嫌な曲ばかり!  ロック・ミュージカルの映画化 
「ベルベット・ゴールドマイン」 
Velvet Goldmine 
1998年 1970年初めのグラム・ロック  グラム・ロック黄金時代をパラレル・ワールドとして描いた異色作
ボーイズ・ドント・クライ」 Boys Don't Cry 1999年 アメリカ南部のソウル、オルタナロックなど LGBT版「ロミオとジュリエット」
ヒラリー・スワンクがアカデミー主演女優賞 
Miles Ahead
マイルス・デイヴィス空白の五年間
」 
2015年 マイルスの曲
1970年代のヒット曲
1970年代、マイルス・デイヴィスが音楽活動を停止していた時期の伝記
ザ・マスター」The Master 2012年 1950年代のヒット曲(ジャズなど) 第二次世界大戦後に登場した新興宗教の教祖と弟子の物語
マネー・ショート華麗なる大逆転」 The Big Short  2015年 1980年代から1990年代のヘヴィ・メタ
同時代のロック、ラップなどのヒット曲 
「リーマン・ショック」の裏側を描いたドキュメンタリー・タッチの経済エンターテイメント
マリー・アントワネット」Marie Antoinette 2006年 1980年代のニューウェーブ マリー・アントワネットの結婚から処刑までをポップなスタイルで映画化 
マンチェスター・バイ・ザ・シー」Manchester by the sea  2016年  クラシックの名曲とレアなソウル  アカデミー脚本、主演男優賞受賞の家族の物語
ミルク」Milk  2008年  クラシックと70年代のヒット曲  同性愛の英雄ハーヴェイ・ミルクの伝記映画
1970年代のディスコヒットとミルクが愛したクラシック 
ムーンライト」Moonlight  2016年 レアなソウルの名曲  アカデミー作品賞を受賞した黒いLGBT映画の名作
ラブ&マーシー終わらないメロディー」 Love & Mercy  2015年 ビーチ・ボーイズ、ブライアン・ウィルソンなどのヒット曲  ブライアン・ウィルソン苦闘の生涯を追った伝記映画の名作
ラ・ラ・ランド」 LA LA LAND  2016年 オリジナルのミュージカル  ミュージカルへのオマージュだけでなくジャズへのオマージュも
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」The Royal Tenenbaums 2001年 1970年代から80年代のロック ウェス・アンダーソン監督得意のファミリー・ドラマ
ロスト・イン・トランスレーション」Lost In Translation  2003年 1980年代から1990年代のヒット曲  日本を舞台にしたクールなロード・ムービー 


「あの頃ペニー・レインと」
Almost Famous
(2000年)
(監)(製)」(脚)キャメロン・クロウ
(撮)ジョン・トール(衣)ベッツィ・ハイマン
(美)クレイン・A・グリフィス、クレイン・R・ハートリー
(音)ナンシー・ウィルソン
(出)パトリック・フュジット、ケイト・ハドソン、ビリー・クラダップ
フィリップ・シーモア・ホフマン、フランシス・マクドーマンド
ジェイソン・リー、アンナ・パキン、フェアルーザ・バーク
ノア・テイラー、ゾーイ・デシャネル
 2016年までなぜか見ていませんでした。申し訳ない。70年代ロックへのオマージュ満載の作品です。
  以下は使用されている曲です。ベタなヒット曲は意外に少なく割とマニアックな選曲になっているところもうれしいです。
曲名  パフォーマー コメント
「The Chipmunk Song」  The Chipmuk  
「The Dogum Boogum Song」 Brenton Wood   
「America」  サイモン&ガーファンクル Siomon & Garfukel  アルバム・ジャケットも登場
「Sparks」 ザ・フー The Who  暴力的ロックバンドの象徴的存在
「Search and Destroy」  ザ・ストゥージズ The Stooges  イギー・ポップがメインヴォーカルの元祖パンクバンド
「It Wouldn't Have Made Any Difference」 トッド・ラングレン Todd Randgren  アルバム・ジャケットも登場
「Paranoid」  Black Sabbath  長く活躍を続けるヘビメタ・バンド
「Teacher」  Jethro Tull  
「Roundabout」 イエス Yes  プログレ御三家のひとつ
「Your Love」 Yes  
「Feel Flows」 Stillwater   
「River」 ジョニ・ミッチェル Joni Mitchell 70年代から活躍を続ける女性シンガーソングライター
「Seet Leaf」  ブラック・サバス Black Sabbath  
「Fever Dog」 Stillwater  
「Every Picture Tells A Story」 ロッド・スチュワート Rod Stewart  70年代に花開いたロック・ヴォーカルの最高峰
「Small Time Blues」 Pete Droge   
「Easy To Slip」  リトル・フィート Little Feat 70年代最高のファンク・ロック・テクニシャン集団 
「Go All The Way」  ザ・ラズベリーズ The Raspberries   
「Mr.Farmer」 The Seeds   
「One Way Out」  オールマン・ブラザースバンド The Allman Brothers Band Sonny Boy Williamson ,Elmore Jamesらの曲のカバー
「Hour of Need」 Sytillwater  
「Simple Man」 レナード・スキナード Lynyrd Skynyrd  飛行機事故でほとんどのメンバーを失った悲劇のバンド
「Albert Flasher」 ゲス・フー The Guess Wo  
「Love Thing」 Sytillwater  
「That's The Way」 レッド・ツェッペリン Led Zeppelin この作品で最もオマージュが捧げられているバンド
でも、彼らこそファンを食い物にした最悪バンドだったかも?
「Future Games」 フリートウッド・マック Fleetwood Mac
「Everybody Knows This is Nowhere」 ニール・ヤング Neil Young   21世紀までロック魂を保ち続けた最後ロック・ミュージシャン?
「You Had to be There」 Sytillwater Peter Framptonの曲、この映画の音楽プロデュースでも参加
「Burn」 ディープ・パープル Deep Purple 元祖ハードロック・バンド
「Tiny Dancer」 Elton John  ブリティッシュ・ピアノ・ロック・ヒーロー
「Dear Jill」  Blodwyn Pig   
「Reeling in the Years」  スティーリー・ダン Steely Dan  70年代に登場した最高のミュージシャンたちによるハイテク演奏
「Love Comes and Goes」  Sytillwater  
「Looking at You」 MC5  左翼系の闘うロックバンド
「Voodoo Child(Slight Return)」  ジミ・ヘンドリックス Jimi Hendrix ロックのギター・サウンドを急速進化させたギターの神
「I'm Waiting For The Man」 デヴィッド・ボウィ David Bowie  Lou Reed 
「Slip Away」  クラレンス・カーター Clarence Carter  多くのアーティストにカバーされている名曲
「The Wind」 キャット・スティーブンス Cat Stevens  イスラム教に改宗したシンガーソングライター
「Wishing Well」 Free  ブルース・ロックとハード・ロックのつなぎ目
「Peggy Sue」  スティルウォーター(嵐で墜落しそうな飛行機の中で) Buddy Holly(飛行機事故で亡くなった!)
「Misty Mountain Hop」 Led Zeppelin   
「Mona Lisas and Mad Hatters」 エルトン・ジョン Elton John   
「Cover of the Rolling Stone」 スティルウォーター ストーンズの表紙を飾ると知っての歌!
「My Cherie Amour」 スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder 70年代はスティービーの絶頂期でもありました!
「Cortez The Killer」 ニール・ヤング Neil Young   
「The Rain Song」  レッド・ツェッペリン Led Zeppelin   
「BRON-YR-AUR」 Led Zeppelin  
「Trangerine」 Led Zeppelin  

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」
 INSIDE LLEWYN DAVIS
(2013年)
 (別ページあり)
(監)(製)(脚)(編)ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
(製)スコット・ルーディン
(撮)ブリュノ・デイボネル
(音プロデュース)T=ボーン・バーネット T-Bone Burnett
(出)オスカー・アイザック Oscar Isaac
キャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク
ジョン・グッドマン、イーサン・フィリップス、アダム・ドライヴァー、ロビン・バートレット、スターク・サンズ
曲名 パフォーマー 作者、オリジナル
「Hang Me,Oh Hang Me」 オスカー・アイザック Oscar Isaac(ルーウィン・デイヴィス) (トラディショナル)
「The Last Thing on my Mind」  スターク・サンズ Stark Sands(トロイ・ネルソン) トム・パクストン
「Please Please Mr. Kennedy」 オスカー・アイザック、ジャスティン・ティンバーレイク(ジム・バーキー)   
「Dink's Song」 マリウス・マムフォード、オスカー・アイザック   
「Five Hundred Miles」 スターク・サンズ、ジャスティン・ティンバーレイク、キャリー・マリガン(ジェーン・バーキー) ヘディ・ウェスト Hedy West 
「The Death of Queen Jane」 オスカー・アイザック (トラディショナル)
「Cocaine」 オスカー・アイザック
「Old MacDonald」 Nolan Strong & The Diablos (トラディショナル) 
「The Old Triangle」 ジャスティン・ティンバーレイクほか  ブレンダン・ビーハン BrendanBehan 
「Storms are on the Ocean」 ナンシー・ブレイク  A.P.カーペンター
「Farewell」  ボブ・ディラン ボブ・ディラン
「Green Green Rockey Road」  オスカー・アイザック  
「ザ・ウォーク」
The Walk

(2015年) 
(監)(製)(脚)ロバート・ゼメキス(製)スティーブ・スターキー
(脚)クリストファー・ブラウン(原)フィリップ・プティ(撮)ダリウス・ウォルスキー
(視効)ケヴィン・ベイリー(音)アラン・シルヴェトリ
(出)ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ベン・キングスレー、シャルロット・ル・ボン
ジェームズ・バッジデール、ベン・シュワルツ、クレマン・シボニー
 正直、音楽は脇役で、高層ビル上の「静けさ」こそが主役の映画です。ニューヨークの上空からの眺めは最高でした。
 ロバート・ゼメキス監督が得意とする「夢への挑戦」がテーマの素敵なコメディ映画でした。(予告のイメージと全然違った気がします)
 1974年という時代が、そんな「馬鹿げているけど反逆者的な」に行為にリアリティがあった良き時代だったことを痛感しました。(思えばこの年、僕はアメリカ西海岸に行ってきたんです)
まして、もうワールド・トレーディング・センターは存在しないし、今なら、彼らの行為はテロ等準備罪(日本なら)で重い罪に問われるはずです。
金にならない芸術としての綱渡りに挑むのが、アメリカ人ではなくフランス人というのも、リアリティがありますが、そもそもこれが本当の話というのが凄い。
途中、頂上の現場に現れた謎の侵入者の存在。これなんて、フィクションの脚本なら絶対に描かれないエピソードですが、それが実に魅力的です。
いったい彼はなんのためにそこに?「自殺志願者だった?」「偶然、そこに来ただけ?」「止めようとしたが、やらせることにした?」・・・
完璧な無駄のない脚本もいいけど、僕はこうした「無駄」のある脚本が好きです。それは想像力を羽ばたかせる場所として大切な部分ですから。
何もない虚空に浮かぶワイヤーは、そんな自由な想像力の象徴に見えてくるのです。(1974年という年は、小説「かもめのジョナサン」が世界中で大ヒットした年でもあります!)
いやあ、僕はこの映画大好きです。
主役のジョセフ・ゴードン=レヴィットは、アメリカ人とは思えない雰囲気を持つ俳優。「インセプション」もカッコよかったし、今後のさらなる活躍を期待します。
曲名 パフォーマー 作者、オリジナル
「Douce Candy」"Sugar Sugar" クロード・フランソワ Claude Francois Jeff Barry ,Andy Kim
「These Boots are Made for Walkin'」  Eileen  Lee Hazlewood
「Noir C'est Noir」"Black is Black" ジョニー・アリディ Johhny Hallyday (フレンチ・ポップスを代表する歌手) Michelle Grainger
「スザンヌ Suzanne」  シャルロット・ル・ボン(アニー) レナード・コーエン Leonard Cohen (名曲です!)
「I Want to Take You Higher」  スライ&ザ・ファミリー・ストーン Sly & The Family Stone Sylvwester Stewart 
「Da Dou Ron Ron」  ジョニー・アリディ Johhny Hallyday Jeff Barry,Ellie Greenwich,Phil Spector
「Toby Dammit」 フィラデルフィア交響楽団  ニーノ・ロータ Nino Rota 
「エリーゼのために」 For Elise    ルドウィヒ・ヴァン・ベートーベン Ludwig Van Beethoven
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
GUARDIANS OF THE GALAXY

(2014年) 
(監)(脚)ジェームズ・ガン(製)ケヴィン・ファイギ
(製総)ルイス・デポジートス、アラン・ファインほか
(脚)ニコール・パールマン(原)ダン・アブネット、アンディ・ラニング
(撮)ベン・デイヴィス
(編)フレッド・ラスキン(音)タイラー・ベイツ(音監)デイヴ・ジョーダン
(出)クリス・プラット、ジョーイ・サルダナ、ジョン・C・ライリー
グレン・クロース、ベニチオ・デル・トロ、デイヴ・バウティスタ
 まさか21世紀に入って、カセットテープのブームがまたやって来るとは・・・ 我が家にはまだ多くの自作カセットテープが残っています。
コメディに徹した作りに好感が持てる作品。マーベルの他の作品とのからみもあるものの、単独で楽しめる作品です。
選曲がなにせ良いので、それだけで楽しめます!
曲名  パフォーマー コメント
「I'm Not In Love」  10CC 1975年の名盤「オリジナル・サウンドトラック」からの大ヒット曲
アルバム一枚が架空の映画のサントラ盤という設定で制作されています
この後、バンドの中心メンバー、ゴドレー&クレームはMTVブーム最高の演出家となりました
「Go All The Way」 ラズベリーズ Raspberries ラズベリーズの大ヒット曲で、バンドの中心エリック・カルメンの曲
強烈なイントロで始まり、一転メロディアスに転換。そのギャップが印象深い
泣きのメロディとロックの融合ポップの原点的作品
「Come and Get Your Love」 レッドボーン Redbone  1974年全米5位
「Escape (The Pina Colada Song)」 ルパート・ホルムズ Rupert Holmes 「ピナコラーダ・ソング」とも呼ばれる全米ナンバー1の大ヒット曲
1979年の大ヒットアルバム「Partners In Crime」からのシングルカット
「ウガチャカ Hooked On A Feeling」 ブルー・スウェード Blue Swede スウェーデンのロック・バンドによる1973年全米ナンバー1の大ヒット
1969年全米5位のB・J・トーマスのヒット曲をカバーした曲
タランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」でも使用されている
「月世界の白昼夢 Moonage Daydream」 デヴィッド・ボウィ David Bowie アルバム「ジギー・スターダスト」(1972年)からのシングルカットで1971年発表
「チェリー・ボム Cherry Bomb」 ザ・ランナウェイズ The Runaways メンバーが下着姿で衝撃を与えたガールズ・ロック・バンド1977年の大ヒット
「愛に狂って Fooled Around and Feel in Love」 エルビン・ビショップ Elvin Bishop  アメリカの白人ブルース・ギタリスト1975年のシングル曲
「Ooh Child」 ファイブ・ステアステップス The Five Stairsteps シカゴのソウル・コーラス・グループによる1970年発表のヒット曲(全米8位)
スピナーズ、ニーナ・シモン、ダスティ・スプリングフィールドなど多くのカバーあり
「Ain't No Mountain High Enough」 マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル Marvin Gaye & Tammi Terrell 1967年全米18位となったモータウン看板スターによるデュオ・ヒット
1970年にソロ転向したダイアナ・ロスがカバーして全米1位の大ヒットとなった
「帰ってほしいの I Want You Back」 ジャクソン5 Jackson 5  1960年まだ少年時代のマイケルをメイン・ボーカルとしていたジャクソン5の全米1位ヒット
モータウンからのデビュー曲で、いきなり大スターとなった記念すべき曲
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス
GURDIANS OF THE GALAXY Remix」

(2017年)
(監)(脚)ジェームズ・ガン(製)ケヴィン・ファイギ
(製総)ルイス・デポジートスほか(脚)ニコール・パールマン
(撮)ヘンリー・グラハム(特効)クリストファー・タウンゼント
(編)フレッド・ラスキン(音)タイラー・ベイツ(音監)デイヴ・ジョーダン
(出)クリス・プラット、ジョーイ・サルダナ、ジョン・C・ライリー
カート・ラッセル、シルベスター・スタローン、ブラッドリー・クーパー
一作目のヒットにより、スケールアップした続編。父と子の感動作みたいな感じでしたが・・・
相変わらず選曲がいい!いろいろな映画があっていいかな 
曲名  パフォーマー  コメント 
「ブランディ― Brandy(You're A Fine Girl)」 Looking Glass 1972年ビルボード1位の大ヒット
ギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」と競り合った曲
「ミスター・ブルースカイ Mr.Blue Sky」  エレクトリック・ライト・オーケストラ
Electric Light Orchestra(曲はジェフ・リン)
アルバム「アウト・オブ・ザ・ブルー」(1977年)からのシングル・ヒット
全米最高位35位全英6位
「フォックス・オン・ザ・ラン
Fox OnThe Run」
スウィート Sweet イギリスのポップロックバンドの大ヒット曲
全英2位全米5位
「Lake Shore Drive」  Aliotta Haynes Jeremiah 1971年の実在の道でのLSDドライブを描いた曲 
「Un Deyegon Hayd(The Unloved Song)」  Jimmy Urine  ???
「サザン・ナイト Siuthern Night」 グレン・キャンベル Glen Campbell(曲はアラン・トゥーサン) 1977年ビルボード1位の大ヒット曲
ニューオーリンズの大御所アラン・トゥーサンの曲をカバー
「ザ・チェイン The Chain」 フリートウッド・マック Fleetwood Mac  4000万枚を売り上げたメガヒット・アルバム「噂」B面一曲目
シングルでの大ヒット曲が多かったためかシングル化されていない名曲
「もっと寄りそって Come A Little Bit Closer」  ジェイ&ザ・アメリカンズ Jay & The Americans 1964年全米3位のポップ・ヒット
ジェイ&ザ・アメリカンズは60年代に活躍したバンド
「マイ・スウィート・ロード My Sweet Lord」 ジョージ・ハリソン George Harrison 1970年ビルボード1位の大ヒット曲
ジョージの歴史的名盤「オール・シングス・マスト・パス」からのシングル
「恋のバンシャガラン
Wham Bam Shang-A-Lang」
シルバー Silver (曲はリック・ギレス) 1976年ビルボード最高位16のヒット、でも独特の歌詞で記憶に残る曲となった
すぐに解散した幻のウエストコーストのバンド
「ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー
Bring It On Home To Me 
サム・クック Sam Cooke(曲もサム・クック) 全米16位のヒットで、B面「Having A Party」も17位 
ジョン・レノン、ロッド・スチュワート、アレサ・フランクリン、ゾンビーズなどカバー有
「ファーザー・アンド・サン
Father And Son 
キャット・スティーブンス Cat Stevens
(曲は本名のユスフ・イスラム)
1970年代キャット・スティーブンスとして活躍し、その後、イスラム教に改宗
1970年のアルバム「Tea For The Tillerman」からのシングル
「サレンダー Surrender」  チープ・トリック Cheep Trick(曲はリック・ニールセン) 1978年のサード・アルバム「天国の罠」からのシングル(全米62位)
日本では人気があったがアメリカでの人気は今一
「フラッシュ・ライト Flash Light」  パーラメント Parliament
(曲は、ジョージ・クリントン、バーニー・ウォーレル、ブーツィー・コリンズ)
P-ファンクの元祖パーラメントの代表曲
「ガーディアンズ・インフェルノ
Guardians Inferno」
ザ・スニ―パーズ(feat.デヴィッド・ハッセルホフ) TVドラマ「ナイトレンジャー」のデヴィッド・ハッセルホフ登場!
エンディング・テーマ
「キングコング : 髑髏島の巨神」
KONG:SKULL ISLAND
(2017年)
(監)ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
(脚)マックス・ボレンスタイン(原案)(脚)ダン・ギルロイ
(原案)ジョン・ゲイティンズ(撮)ラリー・フォン
(音)ヘンリー・ジャックマン
(出)トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャクソン
ジョン・グッドマン、ブリー・ラーソン、MIYABI
ジョン・C・ライリー、ジョン・ティエン
 まさかキングコング映画が、ここまで面白く復活するとは!驚きました。
 CGの迫力だけでなく原作へのオマージュも魅力。
 「ジュラシック・パーク」と「地獄の黙示録」と「白鯨」を合わせたような魅力的な内容。2作品目でこれだけの作品を作るとは、今後が期待大です! 
曲名  パフォーマー コメント
「Time Has Come Today」  The Chambers Brothers 1967年アメリカの白黒混合ソウル・グループのサイケデリックなヒット曲
「Long Cool Woan(In A Black Dress)」  The Hollies  1972年イギリスのロック・グループのヒットシングル
「White Rabbit」  Jeferson Airplane  1967年ジェファーソン・エアプレインのサイケデリック・ロックを代表する大ヒット曲
「Paraoid」  Black Sabath  1970年イギリスのヘヴィメタ・バンド、ブラック・サバスを代表する大ヒット曲
「Down on the Street」 The Stooges  1970年イギー・ポップが在籍していた元祖パンク・バンド2作目のアルバムからのヒット曲 
「Bad Moon Rising」  Creedence Clearwater Revival  1969年アメリカのカントリー・ロックを代表するCCRサード・アルバムからのヒット曲
「Brother」  Jorge Ben Jor ジョルジ・ベンジオール 1974年ブラジルのMPBを代表する「マシュケナダ」の作者によるサイケなヒット曲
「Ziggy Stardust」 David Bowie デヴィッド・ボウイ 1972年20世紀のロックを代表するアーティスト、デヴィッド・ボウイの偉大な名曲
「Run Through the Jungle」  Creedence Clearwater Revival  1970年アルバム「コスモス・ファクトリー」からのシングル・ヒット曲
「また逢いましょう We'll Meet Again」 Vera Lynn ヴェラ・リン 1943年イギリスを代表する人気女性歌手の大ヒット。
第二次世界大戦中「イギリス軍の恋人」と呼ばれていた彼女は慰問活動でも有名でした。

 

「サンドラの週末」
DEUX JOURS, UNE NUIT 
(2014年)
(監)(製)(脚)ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
(撮)アラン・マルコアン(編)マリー=エレーヌ・ドゾ
(美)イゴール・ガブリエル(衣)ライラ・ラマダン・レヴィ
(出)マリオン・コティヤール、ファブリツィオ・ロンジョーネ、クリステル・コルネル 
ベルギーが生んだ巨匠、ダルデンヌ兄弟による社会派映画
ヨーロッパ映画祭主演女優賞を受賞したマリオン・コティヤールの演技が素晴らしい!
鬱病による休職をきっかけに工場を解雇されることになった女性がその撤回を求めて同僚たちに協力を求めるという重いドキュメンタリータッチの映画
見ている方もつらいけど、主人公のつらさは薬に頼るのもわかる気がします。しかし、泣き虫で薬と家族に頼り切った女性が週末の3日間で少しづつ成長してゆく姿が感動的。
けっして社会批判の思いだけの映画ではないところが、この兄弟の作品のもつ素晴らしさです。
そんな必死でギリギリの彼女を少しだけ助けてくれるのが、車の中で聴く音楽でした。
しかし、映画の背景に音楽はなく、流れる曲もわずか4曲、エンドロールも音楽なし。ストイックです。
曲名  パフォーマー コメント・作曲者
「Gloria」  ゼム Them  ヴァン・モリソン Van Morrison
パティ・スミスのカバーの方が有名かもしれませんが、まさに名曲です!
「La nuit n'en Finit Plus」 ペトラ・クラーク Petula Clark  S.Bono/J.Nitzsche 
「Kili Watch」  The Cousins Gus Derse/Glen Powell 
「Lunch Pop」  Olibwoy Olovier Hauegard

 

「シティ・オブ・ゴッド 」
Cidade De Deus
 

(2002年)
(監)フェルナンド・メイレレス
(脚)ブラウリオ・マントヴァーニ
(原)パウロ・リンス
(撮)セザール・シャローン
(編)ダニエル・レゼンデ
(音)アントニオ・ピント、エド・コルテス
(出)アレクサンドル・ロドリゲス、レアンドロ・フィルミノ・ダ・オラ、セオ・ジョルジ
アリシー・ブラガ、ドウグラス・シルヴァ、ダルラン・クーニャ
1970年ブラジル・リオの貧民街「神の街」で起きた少年ギャング団の対立抗争を描いたブラジル版「仁義なき戦い」
同じリオの貧民街を舞台にした映画「黒いオルフェ」の音楽で有名になったサンバ界の大御所カルトーラの音楽がここでもオマージュを捧げるように使用されています。
とはいえ、21世紀の映画だけあって、映像のセンス、編集のセンスが新しい!フェルナンド・メイレレス監督の出世作。
残虐な映画をそう見せない演出が、青春映画の傑作にしています。思えば、「仁義なき戦い」も青春映画でした。
リオの裏の顔「神の街」を描いてメジャーとなった監督が、ブラジルの表の顔「リオ・オリンピック」の開会式を演出。それもまたブラジル的・・・。
曲名  コメント コメント 
「Alvovada」  カルトーラ Cartola 映画「黒いオルフェ」で世界的に知られることになったサンバ界の大御所 
「Azul Da Cor Do Mar」 Tim Maia  ブラジルにおけるソウル・ファンクの大御所として活躍したアーティスト
「Dance Across The Floor」  Jimmy So Horne アメリカ・フロリダ出身のファンク・ミュージシャン
「Get Up I Feel Like Being Like(Sex Machine)」  ジェームス・ブラウン James Brown  ファンクの帝王はブラジルでも大人気
「Hold Back The Water」 Backman Turner Overdlive  1970年代大人気だったアメリカのロックバンド
「Hot Pants Road」 JB's  ジェームス・ブラウンに鍛えられた究極のファンクバンド
「Kung Fu Fighting」 カール・ダグラス Carl Douglas 「燃えよドラゴン」の大ヒットとディスコ・ブームから生まれた一発屋
「Magrelinha」 Luiz Melodia  ブラジルのシンガーによるヒット曲(1973年)
「Metamorfose Ambulahte」 Raul Seixas  ブラジルの人気シンガー
「Na Rua , Na Chuva ,Na Fazenda」 イルドン Hyldon  ブラジリアン・ソウルの人気アーティスト
「Nem Vem Que Nao Tem」 Wilson Simonal  1970年代に活躍したブラジルのアーティスト
「O Caminho Do Bem」 Tim Moria   
「Preciso Me Encontrar」 カルトーラ Cartola  
「So Very Hard To Go」 タワー・オブ・パワー Tower of Power  JB’sに匹敵する1970年代を代表するハイテク・ファンク・バンド

「SING/シング」
SING

2016年
(監)(脚)ガース・ジェニングス
(製)クリス・メレダンドリ、ジェネット・ヒーリー
(編)グレゴリー・パーラー(音)ジョビィ・タルボット
(声)マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、セス・マクファーレン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン
ジェニファー・ハドソン、ガース・ジェニングス
内村光良、MISIA、長澤まさみ、山寺宏一、坂本真綾、斎藤司、大橋卓弥 
曲名  パフォーマー  コメント 
「ゴールデン・スランバー Golden Slumbers」  ジェニファー・ハドソン 日本映画「ゴールデン・スランバー」のタイトル曲としても有名なザ・ビートルズの隠れた名曲
アルバム「アビー・ロード」(1969年)収録
「ギム・サム・ラヴィン Gimme Some Lovin'」  スペンサー・デイヴィス・グループ 映画「ブルース・ブラザース」のラスト・ライブで歌われた曲としても有名なR&Bのスタンダード
「The Way I Feel Inside」  タロン・エガートン 英国のロックバンド、ゾンビーズ1966年のシングル(英国のみ)
「Fire Work」  ケイティ・ペリー Katy Perry 2010年の大ヒット曲
「I Don't Wanna」 スカーレット・ヨハンソン、ベック・ベネット  
「Take Five」  作曲はポール・デズモンド
デイヴ・ブルーベック・カルテットが1959年に発表、ジャズのスタンダードとなった名曲
「霧のベーカー・ストリート Baker Street」  ジェリー・ラファティー  1978年のヒット、シャーロック・ホームズが住んだロンドンに実在する通りから作られた曲
「四季」    ヴィヴァルディ作曲のお馴染みのクラシック
「Crazy In Love」 ビヨンセ&ジェイ・Z  2003年の大ヒット曲
「Bad Romance」 レディ・ガガ アルバム「モンスター」からのシングルで2009年の大ヒット曲
「Jump」  ヴァン・ヘイレン  全米5週連続1位に輝いた1984年の大ヒット曲
「Kiss From A Rose」  シール Seal  映画「バットマン・フォーエヴァー」に使用されて全米1位の大ヒット
「きらきらキラー Kira Kira Killer」  キューティーズの練習曲 きゃりーぱみゅぱみゅによる2014年のヒット曲で曲は中田ヤスタカ 
「ある晴れた日に(蝶々夫人)」(オペラ)   1904年、ジャコモ・プッチーニ作曲、映画「ショーシャンクの空に」でも使われていました
「ロリポップ Lollipop」  ザ・コーデッツ 1958年 ロナルド・アンド・ルビーがオリジナルでザ・コーデッツのカバーが全米2位
「The Humpty Dance」  The Degital Underground 1991年のファンク・ラップのヒット曲
「9 to 5」  ドリー・パートン Dolly Parton 1980年の映画「9時から5時まで」のテーマ曲として大ヒット
「風立ちぬ Ride Like The Wind」 クリストファー・クロス Christopher Cross 1980年の大ヒット曲、この曲によってクリストファー・クロスが一気にブレイク
「ベンのテーマ Ben」 マイケル・ジャクソン Michael Jackson 1972年の映画「ベン」の主題歌としてマイケル初のナンバー1ヒットとなったシングル 
「イパネマの娘 Girl From Ipanema」  ジョアン・ジルベルト 1962年にアントニオ・カルロス・ジョビン(曲)、ヴィニシウス・ジ・モライス(詞)の世界的大ヒット曲
「にんじゃりばんばん Ninja Re Bang Bang」  キューティーズの練習曲  きゃりーぱみゅぱみゅ2013年のヒット曲、中田ヤスタカ作曲
「Hold On, We're Going Home」 ドレイク Drake  2013年ドレイク(米R&B)のヒット曲 
「The Wind」  キャット・スティーブンス Cat Stevens  
「ヴィーナス Venus」 リース・ウィザースプーン、ニック・クロール オランダのロックバンド、ショッキングブルーによる1960年の世界的大ヒット
「コール・ミー・メイビー Call Me Maybe」 カーリー・レイジェプセン  2011年、カナダ人女性アーティストによる全米1位ヒットでダンスも話題となった曲
「トゥルー・カラーズ True Colors」  シンディー・ローパー  1986年の2週連続全米ナンバー1ヒット
アイム・スティル・スタンディング I'm Still Standing 」 エルトン・ジョン Elton John 1986年のアルバム「Too Low For Zero」収録
「バンボレオ Bamboleo」 ジプシー・キングス 1987年発表のジプシー・キングスの代表曲
「キャリー・ザット・ウェイト Carry That Weight」  ジェニファー・ハドソン 「アビー・ロード」収録の「ゴールデン・スランバー」に続くメドレーで収録 
「Wake Me Up Before You Go-Go」 ワム! Wham !  全米ナンバー1「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」
「アンダー・プレッシャー Under Pressure」  クイーンデヴィッド・ボウイ  1981年、全米1位
「ハレルヤ Hallelujah」  トリー・ケリー(MISIA) レナード・コーエンによる1984年の代表曲であり、多くのカバーを生んだ名曲中の名曲 
「マイ・ウェイ My Way」  セス・マクファーレン  フランク・シナトラによる1969年の代表曲であり、多くのカバーを生んだ名曲中の名曲 
「くよくよするなよ Don't You Worry 'Bout A Thing」  トリー・ケリー(MISIA) スティービー・ワンダー1974年の名盤「インナービジョンズ」からのシングル・ヒット
「Faith」 スティービー・ワンダー、アリアナ・グランデ 2016年この映画のための曲 


「スーサイド・スクワッド」
SUICIDE SQUAD

(2016年) 
(監)(脚)デヴィッド・エアー
(撮)ローマン・ヴァシャノフ
(音)スティーブン・プライス
(音監)ゲイブ・ヒルファー、シーズン・ケント
(出)ウィル・スミス、ジェレッド・レトー 、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン
ヴィオラ・デイヴィス、ベン・アフレック
曲名  パフォーマー  コメント 
「朝日のあたる家 House of the Rising Sun」 ザ・アニマルズ The Animals  アニマルズの代表曲でニューオーリンズの娼館を歌ったブルース
「Standing i the Rain」 Mark Ronson   
「悪魔を憐れむ歌 Sympathy for the Devil」  ザ・ローリング・ストーンズ The Rolling Stones  悪魔の誘惑によって動かされてきた人類に捧げるストーンズの最高傑作
「Super Freak」  リック・ジェームス Rick James リック・ジェームス最大のヒット、80年代ファンクの傑作 
「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」 AC/DC  ヘビメタの代表的バンドの代表的ヒット曲
「Slippin' Into Darkness」 WAR  白黒混合ファンクバンドの代表的ヒット曲 
「Fortunate Son」 Creedence Cleawater Revival  70年代に大ブレイクした南部ロック・バンドのヒット曲 
「Black Skinhead」  Kanye West   
「Gangsta」 Kehiani   
「Know Better」 Kevin Gates   
「Paranoid」  Black Sabbath  ヘビメタの代表的バンドの代表的ヒット曲 
「Seven Nation Army」 The White Stripes   
「Without Me」  エミネム Eminem  ホワイト・ラップのスター、エミネムの大ヒット曲
「Spirit in the Sky」 Norman Greenbaum   
「I'd Rather Go Blind」  エタ・ジェイムス Etta James  女性R&Bの元祖的存在のヒット曲 
「Come Baby Come」  K7   
「ボヘミアン・ラプソディ Bohemian Rhapsody」 クイーン Queen  ブリティッシュ・ロックが生んだ20世紀最高のヒット曲
「Heathens」 twenty onepllots   
「Sucker For Pain」  Lil Waune,Wiz Khallfa & Imagine Dragons  

世界にひとつのプレイブック
Silver Linings Playbook
(2012年) 
(監)(脚)デヴィッド・O・ラッセル
(原)マシュー・クイック
(撮)マサノブ・タカヤナギ
(出)ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス(アカデミー主演女優賞
ロバート・デニーロ、ジャッキー・ウィーバー、クリス・タッカー
 ジェニファー・ローレンスの魅力爆発のラブ・ストーリー。ダンスコンクールの場面がクライマックスなだけに音楽が重要な要素になっています。 
曲名 パフォーマー 曲名 パフォーマー
「My Cherie Amour」  スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder 「Always Alright」  Alabama Shakes 
「Rain In My Eyes」  Joan Shaw 「Hard To Find」 William Kimball
「What Is And What Should Never Be」  レッドツェッペリン Led Zeppelin  「Buffalo」(Featuring Mountain Man) Alt-J 
「Unsquare Dance」  デイヴ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brudeck Quartet 
「The Moon of Manakoora」  Les Paul & Mary Ford
「Monster Mash」  Crab Corps  「Goodnight Moon」 Ambrosia Parsley & the Elegant Too 
「Now I'm A Fool」  Eagles of Death Metal  「北国の少女 Girl From The North Country」  ボブ・ディラン&ジョニー・キャッシュ
Bob Dylan & Johnny Cash 
「Don't You Worry 'Bout A Thing」 スティーヴィー・ワンダー Stevie Wonder 「Silver Lining」 Jessie J
「Hello Operator」 ホワイト・ストライプス The White Stripes  「Hey Big Brother」 Rare Earth 
「Have Yourself A Merry Little Christmas」  フランク・シナトラ Frank Sinatra  「Popey's Clog」  Evan Lurie 
「Guarapiranga」  Toco  「Cesaroni's Tango」 Andrea Guerra 
「Sway」  Tribute Beat  「Devil Tango」  Evan Lurie 
「Fell in Love with A Girl」  ホワイト・ストライプス The White Stripes  「マリア Maria」
(「ウエストサイド・ストーリー」より)
デイヴ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brudeck Quartet
「Misty」  ジョニー・マティス Johnny Mathis
(曲)ジョニー・バーク、エロール・ガーナー 
   


「ゾディアック Zodiac」
(2006年)
(監)デヴィッド・フィンチャー
(原)ロバート・グレイスミス(脚)ジェームズ・バンダーヴィルト
(撮)ハリス・サヴィデス(編)アンガス・ウォール
(音)デヴィッド・シャイア
(出)ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ
ロバート・ダウニーJr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス
 もっとスプラッタ的な怖い作品かと思っていたら、どちらかというと本格推理・探偵ドラマで、実に面白かった! 監督のこだわりによるリアルな時代描写による「時の流れ」もまたこの作品の見どころです。そして、そんな「時代の流れ」を上手く表現しているのが、次々と背景に流れるヒット曲の数々です。
 映画のストーリーを堪能した後は、映像付きの音楽集として十分に楽しめるでしょう。ここでは使用されている曲をおよその順番で並べてみました。
曲名 アーティスト 発表年
「Easy To Be Hard」  スリー・ドッグ・ナイトThree Dog Night  1969年
「Sky Pilot」 エリック・バードン&ザ・アニマルズ Eric Burden & The Animals 1968年 
「Hurdy Gurdy Man」 ドノヴァン Donovan  1968年
「Soul Sacrifice」 サンタナ Santana デビュー・アルバムからのヒット 1969年
「Young Girl」 ゲーリー・パケット Gary Puckett & The Union Gap 1968年
「It's Not For Me To Say」 ジョニー・マティス Johnny Mathis 映画「リジー」より 1957年
「Jean」 オリヴァ― Oliver  1969年
「Bang Bang (MyBaby Shot Me Down) ヴァニラ・ファッジ Vanilla Fudge  1967年 
「Don't Let The Sun(Catch You Crying)」 ホセ・フェリシアーノ Jose Feliciano ジェリー&ザ・ペースメイカーズのカバー 1968年 
「The Tar Sequence」 ラロ・シフリン Lalo Schifrin 映画「暴力脱獄」より 1967年
「Bernadette」 フォー・トップス Four Tops 1967年
「Crystal Blue Persuasion」 トミー・ジャレス Tommy Jares & The Shondells 1968年
「Solar」 マイルス・デイヴィス Miles Davis アルバム「Walkin'」より  1954年 
「There Is Not Christmas Like A Home Christmas」 ペリー・コモ Perry Como クリスマス・ソング 1968年
「(I Never Promised You A)Rose Garden」 リン・アンデルセン Lynn Andersen  1970年 
「I Want To Take You Higher」 スライ&ザ・ファミリーストーン Sly & The Family Stone 1969年
「Arrivederci,Roma」 マリオ・ランツァ Mario Lanza 1958年
「Hyperbolicsyllabicseqendalymistic」 アイザック・ヘイズ Isaac Hayes 1968年
「Snowbird」 アン・マレー Anne Murray 1969年
「Inner City Blues(Make Me Wanna Holler)」 マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye  1971年 
「Brother Louie」 ストーリーズ Stories 1973年
「Mary's Blues」  ジョン・コルトレーン John Coltrane 1963年
「Spooky Nights」 トーマス・チェイス・ジョーンズ Thomas Chase Jones 1969年
「The New Scooby-Doo Movies」 TVアニメ「スクービー・ドゥー」  1972~1973年
「Deacon Blues」 スティーリー・ダン Steely Dan  1977年 
「Baker Street 霧のベイカー・ストリート」 ジェリー・ラファティー Gerry Rafferty 1978年
「Lowdown」 ボズ・スキャッグス Boz Scaggs 1976年
「ドニー・ダーコ DONNIE DARKO」
(2001年)
(監)(脚)リチャード・ケリー、(製総)ドリュー・バリモア
(撮)スティーブン・B・ポスター(音)マイケル・アンドリュース 
(出)ジェイク・ギレンホール、ジェナ・マローン、メアリ―・マクドネル
パトリック・スウェイジ、ドリュー・バリモア、キャサリン・ロス、ノア・ワイリー 
 サンダンス映画祭で話題となり、ドリュー・バルモアの製作総指揮でリメイク。「リバース・ムービー」と呼ばれて、DVD化された後、大ヒットした作品。
 予想外のダークな青春映画で使用されている曲も、その雰囲気に合わせたような暗めのロックでした。デヴィッド・リンチの「ブルー・ベルベット」や「ツイン・ピークス」のような裏学園青春映画。
 ある日、突然、地球滅亡まで28日と6時間42分12秒と知らされた高校生ドニー。しかし、カウントダウンが進むと話はどんどん重くなってきます。
 もしかすると、カウントダウンがゼロになると彼が学校で銃の乱射事件を起こすのか?そんな雰囲気の暗い学生を演じるのが、若かりしジェイク・ギレンホール。はまってます。
 監督、脚本の若いリチャード・ケリーは、自らの学生生活を下敷きにしているので、実にリアルで、それがこの作品に他とは違う味わいをもたらしています。
<ラストについて>(ネタバレです)
 映画のラストで主人公は自分が犠牲になることで人類を救う道を選びます。彼がエンジンの落下によって、時空の歪みを生じさせる「鍵」になることを防いだ、ということなんですよね?
 あなたはどう考えましたか?そうでないと、またあの時空の歪みが生じて、それによって宇宙が消滅してしまうはずですよね。
 そう考えると、第二、第三のドニー・ダーコが現れるたびに人類が危機に陥るわけですよ。
曲名  パフォーマー コメント
「The Killing Moon」  エコー&ザ・バニーメン Echo & The Bunnymen  1984年のアルバム「オーシャン・レイン」からのヒット
「Head Over Heels」  ティアーズ・フォー・ティアーズ Tears For Fears 1985年の大ヒットアルバム「シャウト」から全米3位のヒット 
「Avemaria」 (カッチーニのアヴェマリア) Giulio Caccino & Paul Pritchard 1970年頃、ソ連のウラディーミル・ヴァヴィロフが作曲
「Notorious」  デュラン・デュラン Duran Duran  1986年全米12位のヒット
「Proud To Be Loud」  The Dead Green Mummies  1988年のアルバム「パワー・メタル」収録
「Love Will Tear US Apart」 ジョイ・ディヴィジョン Joy Division 1980年のシングル、この年、ヴォーカルのイアン・スチュアートが自殺
「Under The Milky Way」  ザ・チャーチ The Church  1988年、オーストラリアのロックバンド、ザ・チャーチのヒット曲
「Mad World」 Gary Jules & Michael Andrews この映画の音楽担当によるエンディング曲

「ドリーム Hidden Figures」
(2016年) 
(監)(製)(脚)セオドア・メルフィ
(脚)アリソン・シュローダー(原)マーゴット・リー・シェッタリー
(撮)マンディ・ウォーカー
(PD)ウィン・トーマス
(音)ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムズ、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
(出)タラジ・P・ヘンソン(キャサリン)、オクタビア・スペンサー(ドロシー)
ジャネール・モネイ(メアリ―)
ケヴィン・コスナー、キルステン・ダンスト
ジム・パーソンズ(ポール)
マハーシャラ・アリ(ジム)
 アポロ計画にも関わった黒人女性科学者とプログラマーたちの物語です。計算式が重要な役割をもつのですが、実にわかりやすく面白く仕上がっています。
時代はまだ人種差別が厳しかった頃、場所はより差別が根深かった南部です。いかに彼女たちにとって厳しい状況だったか!もちろん実話だからこその重みが感じられる作品です。
当然、音楽は1960年代の黒人音楽ですが、この作品にはファレル・ウィリアムスが多くの音楽を提供しています。
全く当時の音楽と違和感のないレトロ・ポップな曲はさすがです! 
曲名  (P)パフォーマー(W)作曲者  コメント
「Crave」 (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams  
「Runnin'」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams   
「Sticks And Stones」  (P)レイ・チャールズ Ray Charles (W)Titus Turner 1960年のR&Bヒットでカバーも多い。
エルヴィス・コステロ、ジョー・コッカー、ゾンビーズ、J・L・ルイスなど 
「Have A Good Time」  (P)ルース・ブラウン Ruth Brown (W)Boundleaux Bryant,Felice Bryant  
「You're A Ground Old Flag」  (P)United States Air Force Band (W)George M.Cohan  
「You Say You Love Me」  (P)The Hearts (W)Zelma Sanders ザ・ハーツはNYブロンクス出身のガールズ・コーラス・グループ
「Don't Take My Whiskey Away From Me」  (P)ワイノニー・ハリス Winonie Harris (W)Loula Palmer ワイノニー・ハリスは1940年代に活躍したバンド・リーダー&Vo
ジャンプ・ブルースからR&Bへの転換期のアーティスト
「Mighty Good Lovin'」  (P)ザ・ミラクルズ The Miracles (W)Wiliam Robinson Jr.  1963年のミラクルズのライブ・アルバムに収録
「Isn't This The World」  (P)Janelle Monie (W)Pharrell Williams,Chad Hugo   
「So What」  (P)(W)マイルス・デイヴィス Miles Davis  マイルズ・デイヴィスの最高傑作と言われるアルバム「Kind of Blue」より
「Crystal Clear」 (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams   
「Praise Him」  (P)(W)David Kelly   
「Able」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams  
「I See A Victory」  (P)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams,Kim Burell
(P)(W)カーク・フランクリン Kirk Franklin 
 
「Surrender」  (P)(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams (P)Lalah Hsthaway レイラ・ハサウェイはあのダニー・ハサウェイの実の娘!
「Mirage」  (P)メアリ―・J・ブライジMary J.Blige
(W)ファレル・ウィリアムズ Pharrell Williams
 


「ブロークバック・マウンテン Brokeback Mountain」
(2005年)
(監)アン・リー
(脚)ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ
(原)アニー・プルー
(撮)ロドリゴ・プリエト
(編)ジェラルディン・ペローニ、ディラン・ティチェナー
(音)グスターヴォ・サンタオラヤ
(出)ジェイク・ギレン・ホール、ヒース・レジャー
ミシェル・ウィリアムス、アン・ハサウェイ、リンダ・カデリーニ
ランディ・クエイド
 どうしても同性愛ものには生理的に抵抗があるのですが、二人の主役俳優ヒース・レジャーとジェイク・ギレン・ホールの魅力がそれを許せるようにしてくれました。
それに加えて、「美しい自然の風景」と「絵画のように美しいカット」が魅力的です。雪に覆われた山をバックにした山河と羊たちの群れ。くっきりとした陰影に浮かび上がる青空に広がる雲。
お祭りの群衆の向こうに打ちあがる花火。どれも美しいのですが、そこに立つ男たちの美しい姿が、それをさらにドラマチックにしています。
カメラマンのロドリゴ・プリエトは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品でブレイクしたメキシコのカメラマン。陰影のくっきりした美しい映像はそれだけで見ごたえがあります。
 その背景に流れる音楽も素晴らしい。
 印象的なオリジナルの楽曲を作ったのは、やはりアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ作品の音楽を担当しているアルゼンチン出身のグスターヴォ・サンタオラヤ。
 オリジナル以外でも、カントリー系のヒット曲が数多く使われています。特にエンディングのウィリー・ネルソンとルーファス・ウェインライトの2曲は、ぴたりとはまっています。
カントリー界のレジェンドと同性愛のアーティストとして有名なシンガー・ソングライター。まさにこの映画のラストにぴったりの名曲が並びました。
曲名  パフォーマー コメント
「Trust in Lies」 The Raven Shadows Featuring Tim Ferguson  
「I Won't Let You Go」 グスターヴォ・サンタオラヤ Gustavo Santaolalla この映画の音楽を担当作曲家の作品 
「No One's Gonna Love You Like Me」 Gustavo Santaolalla With Mary McBride  
「All Night Blues」  The Raven Shadows Featuring Tim Ferguson   
「I Love Doing Texas With You」  Kevin Trainor  
「King of The Road」 Roger Miller   
「A Love That Will Never Grow Old」  エミール・ハリス Emmylou Harris  グラム・パーソンズとの出会いからカントリー・ロックで活躍を開始した歌姫
「Quizas,Quizas,Quizas」 Gustavo Santaolalla   
「Devil's Right Hand」  スティーブ・アール Steve Earle   
「It's So Easy」 リンダ・ロンシュタット Linda Rondstadt  カントリー界からスタートして大スターになった70年代を代表する歌姫
「Angel Went Up in Flames」 Gustavo Santaolalla  
「I Don't Want toSay Goodbye」  Teddy Thompson  
「D-I-V-0-R-C-E」  Tammy Wynette   
「Melissa」 オールマン・ブラザース・バンド The Allman Brothers Band  カントリー・ロックを代表する最強のバンド 
「I'm Always on a Mountain When I Fall」 マール・ハガード Merle Haggard  
「Eyes of Green」  Jeff Wilson   
「He Was A Friend of Mine」 ウィリー・ネルソン Willie Nelson  カントリー界の大御所(ドラマにピッタリの曲を作ったのはボブ・ディラン
「Maker Makes」 ルーファス・ウェインライト Rufus Wainwright  バズ・ラーマンの「ムーラン・ルージュ」にも出演している天才

「ブロークン・フラワーズ Broken Flowers」
(2005年) 
(監)(脚)ジム・ジャームッシュ
(製)ジョン・キリク、ステイシー・スミス
(撮)フレデリック・エルムズ
(出)ビル・マーレー
ジェシカ・ラング、ジェフリー・ライト
シャロン・ストーン、ティルダ・スウィンストン、フランシス・コンロイ
 ジャームッシュお得意のオフビートなロード・ムービーで、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作
 デビューした頃の独特の奇妙な雰囲気は、影を潜め、一見するとシリアスな人生回顧物語のようにも見えます。
 それを角が取れたと考えるのか、リアリズムよりに進化したと考えるのか?あなたはどう思いますか?
 それにしても、ビル・マーレーは「ロスト・イン・トランスレーション」と同様、黙って座っている絵が実にいい味わいです。
 使用されている曲もまたオフ・ビート感たっぷりです。特に「エチオ・ジャズ」のどこか演歌っぽいメロディーが、映画の雰囲気を作っています。
 それらに加えて、ジャームッシュが昔から好きなガレージ・ロックの曲がかかります。
曲名  演奏者 コメント
「There is an end」 グリーン・ホーンズ&ホリー・ゴライトリー
The Greenhornes with Holly Golightly
(曲)Craig James Fox 
この映画のテーマ曲的存在で60年代風のナンバー(アルバム「Dual Mono」収録)
グリーン・ホーンズはアメリカのガレージ・ロックバンド
ホリー・ゴライトリーはイギリスのシンガー・ソングライター
「エル・バン・バン El Bang Bang」 Jackie Mittoo ジャマイカのスカ、1964年録音の名曲
「Ride Your Donkey」 ザ・テナーズ The Tennors ジャマイカのロック・ステディ―を代表するコーラス・グループによる1967年のヒット曲
「Yecelle Tezeta」  ムラトゥー・アスタトゥケ Mulatu Astatke エチオ・ジャズを生み出したエチオピアの大御所ミュージシャン
どこか日本風のメロディーとジャズの融合した不思議な音楽が、この映画のオフ・ビートなムードを作りました
「Playboy Cha-Cha」 ムラトゥー・アスタトゥケ Mulatu Astatke
and His Ethiopian Quintet
「I Want You」 マーヴィン・ゲイ Marvin Gaye  暑苦しいまでの愛を描いたマーヴィン・ゲイの代表曲
「Gubeye」  ムラトゥー・アスタトゥケ Mulatu Astatke  
「Not If You were the Last Dandy on Earth」 ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー
Brian Jonestown Massacre
1990年にデビューしたサンフランシスコのガレージ・ロックバンド
ジャームッシュ好みのバンドかも
「Dreams I'll Never See」 オールマン・ブラザースバンド
The Allman Brothers Band 
サザンロック伝説のバンド 
「Dopesmoker」 Sleep サイケデリックなハードロックのジャンルにストーナー・ドゥームっていうのがあるそうで・・・
「Tell Me Now So I Know」 Holly Golightly 
「Alone in the Crowd」 ムラトゥー・アスタトゥケ Mulatu Astatke
and His Ethiopian Quintet
 
「Ethanopium」  Dengue Fever (曲)ムラトゥー・アスタトゥケ
「Unnatural Habitat」 グリーンホーンズ The Greenhornes  

「ベイビー・ドライバー Baby Driver」
(2017年)
(監)(総製)(脚)エドガー・ライト
(撮)ビル・ポープ
(編)ポール・マクリス、ジョナサン・エイモス
(PD)マーカス・ローランド
(振付)ライアン・ハフィントン
(衣)コートニー・ホフマン
(音)スティーブン・プライス 
(出)アンセル・エルゴート
ケヴィン・スペイシー、リリー・ジェームズ(デボラ)
エイザ・ゴンザレス
ジェイミー・フォックス(レイ・チャールズ伝記映画の主役)
C・J・ジョーンズ(ベイビーの義理の父親/聾唖者の俳優として有名)
ジョン・バーサル
フリー(エディ/レッド・チリペッパーズ)
ポール・ウィリアムズ(武器密売人ボス/作曲家・「ファントム・オブ・パラダイス」の主演)
ビッグ・ボーイ(ラッパーでアウトキャストのメンバー)
ウォルター・ヒル(声の出演/この映画の元ライアン・オニール主演「ザ・ドライバー」の監督)
 予想以上に面白かった!カーアクションとミュージカルが合体した異色の作品です。 
 隠れた名作だった「ザ・ドライバー」もこの機会に是非見てほしいと思います。
 俳優の選び方が楽しい。癖のあるミュージシャンが味を出してます。
 曲の選び方がまた楽しい。けっして有名曲ではなく、「この曲知ってますか?いい曲でしょ!」って感じが憎い。
曲名 演奏者  発表年 コメント 
「Bellbottoms」  ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン
The John Spencer Blues Explosion
1994年  代表作のアルバム「オレンジ」のオープニング曲
映画でも一発目にぶっ放してます! 
「Harlem Shuffle」  ボブ&アール Bob & Ear  1963年  全米44位のヒット
1986年にローリング・ストーンズがアルバム「ダーティー・ワークス」でカバー
「Egyptian Reggae」  ジョナサン・リッチマン&モダン・ラヴァーズ
Jonathan Richman and the Modern Lovers
1977年  米国のシンガーソングライター率いるロックバンドの代表曲
英国で5位のヒット 
「Secondo Intermezzino Pop」  エンニオ・モリコーネ Ennio Morricone    イタリアが生んだ偉大な映画音楽作家 
エレベータ―の中の曲
「Smokey Joes' La La」  Googie Rene Combo  1966年  R&Bソングライター&ピアニストのヒット曲でR&B35位 
「Was He Slow?」  キッド・コアラ Kid Koala   2017年  カナダ出身のDJによるサンプリング曲でこの作品唯一のオリジナル
「You Are So Beautiful」 Bug Hall 1975年  (曲)Bruce Fisher,Billy Preston(オリジナル)ジョー・コッカー
「The Original Five」  Heltor Perela & Hans Zimmer    2009年  映画「It's Commlicated」より  
「Randall's Attack」  ランディ・ニューマン Randy Newman  2001年 映画「Monster's Inc.」より 
「Let's Go Away For A While」   ビーチボーイズ The Beach Boys   1966年 歴史的名盤「ペット・サウンド」より 
「B・A・B・Y」  カーラ・トーマス Carla Thomas  1966年  スタックス・レーベルを代表する歌姫のヒット曲(全米14位)
(曲)Issac Hayes,David Porter
「KASHMERE」  The Kashmere Stage Band  1970年頃  テキサス州ヒューストンのカシミア高校ブラスバンドによる演奏 
「Unsquare Dance」  デイブ・ブルーベック・カルテット
The Dave Brubeck Quartet 
1961年 手拍子が印象的な不思議な曲
シングルとしても発売されています 
「Neat Neat Neat」  ザ・ダムド The Damned   1977年  ロンドンのパンク・ロックバンドのアルバム「ダムド・ダムド・ダムド」収録 
「Harlem Shuffle」  ザ・ファウンデーション The Foundations     
「Easy」  Sky Ferrela(主人公の母親) 1977年  
「Easy」  コモドアーズ The Commodores  1977年  70年代ディスコ黄金期を代表するファンク・バンドによる大ヒット・バラード
全米4位の大ヒット 
「Baby I'm Yours」  バーバラ・ルイス Barbara Lewis   (曲)Van McCoy 
「Debra」 ベック Beck  1999年  アルバム「ミッドナイト・ヴァルチャー」収録 
「Dabora」  T-レックス T-Rex  1968年  まだパーカッションとギター二人組だった時代Tyrannosaurus Rexのシングル
全英34位
「Bongolia」  The Incredible Bongo Band  1973年  フュージョン系ファンクバンドのアルバム「Bongo Rock」収録 
「Baby Let Me Take You(In My Arms)」  The Detroit Emeralds  1972年 アラバマ州リトルロックのR&Bコーラスグループによる全米24位のヒット
「Cry Baby Cry」 Valored     
「Early In The Morning」   アレクシス・コーナー&ブルース・インコーポレーテッド
Alexis Corner's Blues Incorporated 
  ブルース界の大御所によるTraditional曲のカバー 
「Thereshold」 スティーヴ・ミラー・バンド Steve Miller Band  1977年 アルバム「ブック・オブ・ドリーム」の1曲目 
「Holly Calamity(Bear Witness Ⅱ)」  Handsome Boy Modelling School      
「Brighton Rock」  クイーン Queen  1974年  アルバム「シア・ハート・アタック」の1曲目 
「The Edge」   David McCallum   1967年  あの「ナポレオン・ソロ」のデヴィッド・マッカラムの曲みたいです?
ドクター・ドレ―らにサンプリングされて知られたのかも? 
「Nowhere To Run」  マーサ・リーヴス&ザ・ヴァンデラス
Martha Reeves and The Vandellas 
1965年 モータウンを代表するヒット曲(全米8位)
ホランド・ドジャー・ホランドによる代表曲 
「Tequila」  The Button Down Brass(featuring Ray Davies)   ザ・チャンプスのオリジナルは1958年発表 
「Run The Jewels」  Run The Jewels    アメリカのヒップホップ・デュオ
「When Something Is Wrong With My Baby」   サム&デイヴ Sam and Dave  1967年 (曲)Issac Hayes 、David Porter 
スタックスを代表するソウル・デュオのヒット・バラード
「Every Little Bit Hurts」  ブレンダ・ハロウェイ Brenda Holloway 1964年 ロサンゼルス出身のソウル・ヴォーカリストの全米13位のヒットシングル 
「Ready Let's Go」   Boards of Canada    スコットランドのテクノ・デュオ 
「Debora」  Kid Koala     
「Intermission」 ブラー Blur 1993年 1990年代のブリティッシュロックを代表するバンド 
「Hocus Pocus」   フォーカス Focus 1971年 オランダが生んだプログレッシブロック・バンドの代表曲 
「New Oleans Instrumental No.1」  R.E.M.  1992年 アルバム「Automatic For The People」収録
「Radar Love」  Golden Earring 1973年  全米13位のハードロック
「Never,Never Gonna Give You Up」  バリー・ホワイト Barry White  1973年  全米7位の大人向けソウルの大ヒット曲
低音の魅力がたまりません
「Know How」  Young MC 1988年  イギリス・ロンドン生まれの黒人ラッパー&プロデューサー 
「Baby Driver」  サイモン&ガーファンクル Simon and Garfunkel  1970年  アルバム「Bridge Over Troubled Water」より 
「Was He Slow?」   Kid Koala
with ケヴィン・スペンシー、ジョン・バーサル
2017年 映画のためのオリジナル
エンドロールの曲(カナダ出身のDJによるサンプリング曲)
「Chase Me」  Danger Mouse
featuring Run the Jewels and Big Boi
2017年 映画のためのオリジナル

「ペギー・スーの結婚」
PEGGY SUE GOT MARRIED
(1986年)
 
(監)フランシス・フォード・コッポラ(製)ポール・R・ガリアン
(脚)ジェリー・レイクトリング、アーレン・サーアナー
(撮)ジョーダン・クローネンウェス(音)ジョン・バリー 
(出)キャスリン・ターナー、ニコラス・ケイジ、キャサリン・ヒックス、バリー・ミラー、ジョーン・アレン
ケヴィン・J・オコナー、ジム・キャリー、ソフィア・コッポラ、ヘレン・ハント、ジョン・キャラダイン
バーバラ・ハリス
「Peggy Sue Got Married」  バディ・ホリー Buddy Holly   
「Tequila」  ザ・チャンプス The Champs  
「Teenager In Love」  ディオン&ザ・ベルモンツ Dion & The Belmonts  
「Shimmy Shimmy Ko Ko Bop」  リトル・アンソニー&ザ・インペリアルズ
Little Anthony & The Imperials 
 
「I Wonder Why」  Dion & The Belmonts   
「The Stroll」 ザ・ダイアモンズ The Diamonds  
「Just Because」  ロイド・プライス Lloyd Price  
「Just A Dream」  ジミー・クラントン Jimmy Clanton   
「You Can't Sit Down」 フィル・アップチャーチ・コンボ Phil Upchurch Combo   
「Dance By The Light of the Moon」  ザ・オリンピックス The Olympics  
「You Belong To Me」  ザ・デュプリーズ The Duprees   
「Finger Poppin Time」  ハンク・バラード Hank Ballard   

「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」
Hedwig And The Angry Inch
(2001年)
(監)(脚)(原戯)ジョン・キャメロン・ミッチェル
(撮)フランコ・G・デマルコ
(原戯)(音)スティーヴン・トラスク
(出)ジョン・キャメロン・ミッチェル、マイケル・ピット
ミリアム・ショア、スティーヴン・トラスク、セオドア・リスチンスキー
 2017年まで見逃していました。申し訳ありませんでした。最高に素敵なロック・ミュージカル映画です。
 とにかくどの曲も素晴らしい!マドンナが権利を買い取り立と申し出た気持ちもわかります。
 ロックが嫌いな人も、ミュージカルが嫌いな人も、同性愛に嫌悪感を持っている人も、是非一度ご覧ください。
曲名  作曲者・演奏者 
Hedwig Songs  「Tear Me Down」
「The Origin of Love」(この作品のテーマ曲ともいえる名曲。歌詞が良い!)
「Sugar Daddy」、「Angry Inch」
「Wicked Little Town」、「Hedwig's Lament」、「Exquisite Corpse」
「Midnight Radio」
(歌詞にパティ、ティナ、ヨーコ、アレサ、ノナ、ニコ!が登場)
(曲)Stephen Trask
(演)John Cameron Mitchell、Stephen Trask、Miriam Shor、Bob Mould
Ted Liscinski、Perry L.James、Alexis Fleisig、Eli Janney
Tommy Gnosis Songs  「Tear Men Down」、「The Origin of Love」、「The Long Grift」
「Wicked Little Town」
(曲)Stephen Trask
(演)Stephen Trask、Bob Mould、Scott McCloud、Johnny Temple
Ted Liscinski、Perry L.James、Alexis Fleisig、Eli Janney
Other Songs        「Random Number Gneration」 (曲)Stephen Trask(演)Girls Against Boys
「Freaks」 (曲)Stephen Trask (演)Stephen Trask & Girls Against Boys
「Walk on the Wild Side」  (曲)ルー・リード Lou Reed
「Grey Clouds」  (曲)Stephen Trask(演)Dan Williams 
「China Vagina」  (曲)(演)Miriam Shor 
「I Will Always Love You」  (曲)ドリー・パートン Dolly Parton(演)Maggie Moore & Alexander Lasarenko
「Pinch Me」  (曲)Alexander Lasarenko(演)Traci Reynolds & Alexander Lasarenko


ボーイズ・ドント・クライ」
Boys Don't Cry
(1999年)
(監)(脚)キンバリー・ピアース(脚)アンディ・ビーネン
(製)ジェフリー・ハート、ジョン・ハート他
(撮)ジム・デノールト(衣)ビクトリア・ファレル(音)ネーサン・ラーソン(音監)ランドール・ポスター(PD)マイケル・ショウ
(出)ヒラリー・スワンク(アカデミー主演女優賞
クロエ・セヴィニー、ピーター・サースガード、ブレンダン・セクストン三世、アリソン・フォランド、アリシア・ゴランソン、マット・マクグラス
 性同一性障害が生んだ「ロミオとジュリエット」
 とはいえ、こちらは登場人物たちがみんなあまりにも愚かで「なぜ、そんな見え透いた嘘をつく?」、「早く逃げないとダメでしょ!」、「それでも親ですか?!」・・・
と突っ込みを入れたくなることだらけの展開です。でも、途中で、これは実話に違いない。だかこそ、ここまで愚かなお話が許されるんだと気づきました。
 するとラスト近く、主人公がすべてを暴露され、それでも二人で逃げると約束した瞬間の目の輝きの美しさにやられました。さすがはヒラリー・スワンク(アカデミー主演女優賞)です。
 大人になれない人々が悲しすぎるにも関わらず、彼らの純粋さに羨ましさを感じさせるところにこの作品の魅力があるといえます。悲惨すぎて見ていられないのに素晴らしい!
 当然、この作品における音楽はかなり重要です。車の中、部屋の中、店の中、常に音楽があります。使われているのは、映画の舞台同様、アメリカ南部のロック、カントリー、ソウルが中心です。  
曲名  アーティスト  作曲者
「Just What I Needed」 ザ・カーズ The Cars Rick Ocasek デビュー・アルバム「The Cars」(1978年)からのファースト・シングル 
「Burning House of Love」 Exene Cervenka,John Doe  1980年代に活躍したLA出身のカントリー系オルタナロックバンド
アルバム「Ain't Love Grand!」(1985年)からのシングル・ヒット
「And It's All Right」  The Dictators Andrew Shernoff  NY出身のパンクバンドによる1996年のシングル「It's All Right」だと思います・・・ 
「Cod'ine」  シャーラタンズ
The Charlatans 
Buffy Sainte Marie  アメリカのカントリー・ロック・バンド、シャーラタンズ
1964年バフィー・セント・メリーのデビュー・アルバム収録曲のカバー 
「Space」  Butthole Surfers テキサス出身のオルタナロックバンドによる1996年のアルバム「Electriclarryland」収録 
「She's A Diamond」 オパール Opal David Robach,Kendra Smith 1980年代に活躍したLAのサイケデリック・ロック・バンド
1989年のアルバム「Early Recordings」より 
「Bluest Eyes In Texas」  Nathan Larson
Nina Persson 
Van Stephenson
Dave Larson,Tim Dubois 
ナッシュビル出身のカントリー・グループRestless Heartによる1988年のヒット曲
この映画のために音楽担当ネーサン・ラーソンがカバー
↑  Chloe Sevigny
Alicia Goranson
Alison Folland 
映画の登場人物たちによるカバー
「A New Shade of Blue」  ボビー・フラー
Bobby Fuller 
Bobby Fuller
Marry Stone Huffman 
テキサス出身のシンガー・ソングライター、ボブ・フラー
1966年のアルバム「I Fought The Law」収録曲 
「Tuesday's Gone」  レナード・スキナード
Lynyrd Skynyrd 
Allen Collins Ronnie Van Zunt  サザンロックを代表するバンドのデビューアルバム収録曲 (1973年発表)
「That Lady 'Part 1'」  アイズレ―・ブラザース
The Isley Brothers
オハイオ州シンシナティ出身のソウル・ファンク・グループ、アイズレ―・ブラザース
アルバム「3+3」(1973年)収録のヒット曲 
「Rock Your Baby」  ジョージ・マックレエ
George McCrae 
Harry W.Casey
Richard Finch
フロリダ出身のソウル・シンガーによる1974年の全米No1ヒット曲 
「Who Do You Love」  Quicksilver Messenger Service  Ellas McDaniel サンフランシスコを代表するサイケデリック・ロック・バンドによる1969年のヒット曲 
「Boys Don't Cry」  Nathan Larson  Robert Smith,Lauence Tolhrst,  イギリスのロック・バンド、ザ・キュアー The Cureによる1979年のヒット曲
この映画の音楽担当、ネーサン・ラーソンがカバー
「Haunt」 Roky Erickson テキサス州オースティン出身のシンガー・ソングライター、ロッキー・エリクソン
1985年のアルバム「Clear Night For Love」収録曲 
「Why Can't We Live Together」  Timmy Thomas  ← インディアナ州出身のソウル・シンガーによる1972年のヒット曲 
「Fanblades of Love」  Ed Hall  テキサス州オースティン出身のロック・バンドのアルバム「La La Land」収録曲
MILES AHEAD
マイルス・デイヴィス空白の五年間
(2015年)

(監)(脚)(製)(原案)ドン・チードル
(脚)(原案)スティーヴン・ベーグルマン
(撮)ロベルト・シェイファー(衣)ガーシャ・フィリップス
(音)ロバート・グラスパー(音監)エド・ジェラード
(出)ドン・チードル、ユアン・マクレガー、エマヤツィ・コ―リナルディ
レイキース・リー・スタンフィールド
ハービー・ハンコック(Kb)、ウェイン・ショーター(Sax)、ロバート・グラスパー(Pia)
ゲイリー・クラークJr(Gui)、アントニオ・サンチェス(Dr)、エスペランザ・スポルディング(Bs)
 1970年代後半、音楽活動を休止していた時期のマイルス・デイヴィスを追う「ローリングストーン」の記者の体験をドキュメンタリー・タッチで描いた作品。
 監督だけでなく脚本、主演をドン・チードルが務めた入魂の作品。コカイン中毒だった当時のマイルスの精神状態を反映したような映像表現が斬新で楽しめます。
 とはいえ、マイルスの音楽が文句なしにカッコイイ!
「自分で何かを創造している時は限界なんてない」
マイルス・ディヴィス
曲名 作曲者 メンバー
「Gone 2015」  (曲)Robert Glasper、Pharoahe Monch、、Keyon Harrold Robert Glasper(Kb)、Pharoahe Monch(Lap)、Keyon Harrold(Tr)、Justin Tyson(Dr)
Burniss Earl Travis(Ba)、Mike Marino(Gu)
「What's Wrong With That」 (曲)Robert Glasper、Don Cheadle Herbie Hancock(Kb)、Wayne Shorter(Sax)、Robert Glasper(Pia)、Esperanza Spalding(Ba)
Gary Clark Jr(Gui)、Keyon Harrold(Tr)、Antonio Sanchez(Dr)
「Inner Vice」  (曲)Robert Glasper Robert Glasper(Pia)、Keyon Harrold(Tr)、Burniss Earl Travis(Ba)、Marcus Strickland(Sa)
Kendrick Scott(Dr)
「Nefertiti」 (曲)Miles Davis Jr  J.D.Allen(Sax)、Kendrick Scott(Dr)、Vincente Archer(Ba)、Robert Glasper(Pia)
Keyon Harrold(Tr)
(曲)(演奏)共にマイルス・デイヴィス
「Agharta:Prelude 2」、「So What」、「Duran」 、「Frelon Brun」、「Miles Ahead」、「Back Seat Betty」、「Blue In Green、「Brack Satin」、「Go Ahead John」、「TED」、「MOJA Part 1 and 2」
「He Loved Him Madly」
(演奏)マイルス・デイヴィス 
「Seaven Steps to Heaven」(曲:Victor Feldmean)、「Gone」(曲:Gil Evans)、「Sanctuary」(曲:Wayne Shorter)、「SOLEA」(曲:Gil Evans)
「East of Rockfort」  Sur Coxsone Sound   
「Low Down」  ボズ・スキャッグス Boz Scaggs   
「Getaway」  アース、ウィンド&ファイヤー Earth Wind & Fire   
「Blow The Horns」  Black Milk  
「Taylor Made」  Taylor Eigsti  
「ザ・マスター The Master」
(2012年) 
(監)(製)(脚)ポール・トーマス・アンダーソン
(撮)ミハイ・マライメア・Jr
(編)レスリー・ジョーンズ、デヴィッド・クランク
(音)ジョニー・グリーンウッド(レディオ・ヘッド)
(出)ホアキン・フェニックス
フィリップ・シーモア・ホフマン
エイミー・アダムス
ローラ・ダーン、アンバー・チルダーズ、ジェシー・プレモンズ
 1950年代に誕生したアメリカの新興宗教「サイエントロジー」がモデルらしいが、ほぼオリジナルのストーリー。とにかくホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が凄い!
 ホアキン・フェニックスは、今は亡きリバー・フェニックスと共に「サイエントロジー」とは異なる新興宗教の信者だった両親のもとで育てられた経験があります。
そのうえ、兄のリバー・フェニックスが目の前で薬物の過剰摂取で死ぬという衝撃的な体験をしています。一時は映画界を引退しミュージシャンに転向すると宣言。
その頃の事件を映画にしたフェイク・ムービーでも話題になりました。(アメリカ版の山田孝之でだ!)そんなエキセントリックな俳優にピッタリの役どころです。表情も凄いけど、背中の歪み具合がまた凄い。
 2014年にリバー・フェニックスと同じように薬物の過剰摂取でこの世を去ることになるフィリップ・シーモア・ホフマンもまたカルトな宗教家そのものを見事に演じています。
2005年の「カポーティ」でアカデミー主演男優賞を受賞したトルーマン・カポーティ―役以来のはまり役。
 レディオ・ヘッドのメンバー、ジョニー・グリーンウッドの音楽が、時に不気味に、時にコミカルに映画を盛り上げています。そのオリジナル曲に加えて1950年代のヒット曲がまたいい味を出しています。
曲名 パフォーマー 作者
「Get Thee Behind Me Satan」 エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald アーヴィング・バーリン Irving Berlin
「Sweet Sue,Just You」 ノロ・モラレス Noro Morales Victor Young & Will Harris
「You Got To My Head」  Lancy Clinton & His Orchestra Haven Gillespie & J.Fred Coots
「Don't Sit Under The AppleTree(with Anyone Else But Me)」 Madison Beaty Lew Brwn and Others
「Daneer's In Love」  デューク・エリントン Duke Ellington Duke Ellington
「Lotus Blossom」 Duke Ellington Billy Strayhorn
「I'll Go No More A Roving」 Phillip Seymore Hoffman  Justin Goldman & Hal Willner
「A-Tistet A-Tastet」 Melora Walters エラ・フィッツジェラルド Ella Fitzgerald,Van Alexander
「No Oter Love」 ジョー・スタッフォード Joe Stafford  Bob Russell,Paul Weston
「中国行きのスローボート On A Slow Boat To China」 Phillip Seymore Hoffman フランク・レッサー Frank Loesser
「Changing Partners」 Helen Forrest  Larry Coleman & Joe Darion

「マリー・アントワネット MARIE ANTOINETTE」
(2006年) 
(監)(製)(脚)ソフィア・コッポラ
(撮)ランス・アコード
(衣)ミレーナ・カノネロ(アカデミー衣装デザイン
(編)サラ・フラック
(音監)ブライアン・レイツェル
(出)キルステン・ダンスト
ジェイソン・シュワルツマン、リップ・トーン、ジュディ・デイヴィス
マリアンヌ・フェイスフル、アーシア・アルジェント
 マリー・アントワネットの生涯をフランスへの嫁入りから処刑まで追った映画。
 ベルサイユ宮殿での撮影、アカデミー賞を受賞した絢爛豪華な衣装、そして英国系の渋いロックを使った音楽。ソフィア・コッポラの趣味も満載。
 「ロスト・イン・トランスレーション」では、異国の街「トーキョー」を放浪する女性を描き、ここではオーストリアからフランス王室へと旅立った少女の放浪を描いた。
  女子の夢をソフィア・コッポラ好みのシチュエーションで映画化。これは彼女の生涯のテーマになるのでしょう!
 使用されているのは1980年代から90年代のニューウェーブそれもダークなモノ中心で、実に渋い選曲です。
曲名  パフォーマー コメント 
「Natural's Not In It」 ギャング・オブ・フォー Gang of Four 1980年代ニューウェーブ系
「Fools Rush In」 バウワウワウ Bow Wow Wow アフロ風味のニューウェーブ・ファンク
「The Melody of A Falleu Tree」  Windsor For The Derby   
「Plainsong」 ザ・キュアー The Cure ダークでカルトなニューウェーブ
「I Don't Like It Like This」 The Radio Dept  
「Ceremony」 ニュー・オーダー New Order テクノ・ファンクの大人気バンド
「Jynweythek」 エイフェックス・ツゥイン Aphex Twin  オタク・テクノの代表的存在 
「Plling Our Weightu」 The Radio Dept  
「King of the Wild Frontier」 アダム・アンド・ジ・アンツ Adam and the Ants  海賊ファッションで一世を風靡したニュー・ウェーブ
「Il Secondo Giorno Instrumentat」 エアー Air  
「Keen on Boys」 The Radio Dept  
「Avril 14th」 エイフェックス・ツゥイン Aphex Twin   
「What Ever Happened」 ザ・ストロークス The Storkes   
「Hong Kong Garden」  スージー・アンド・ザ・バンシーズ Siouxsie and the Banshees  こちらもダークでクールなニューウェーブ
「Aphrodiac」  バウワウワウ Bow Wow Wow   
「All Cats Are Grey」  ザ・キュアー The Cure   
「ラ・ラ・ランド LA LA LAND」
2016年
(監)(脚)デミアン・チャゼル(音)ジャスティン・ハーウィッツ
(編)トム・クロス(撮)リヌス・サンドグレン(振)マンディー・ムーア
(衣)メアリー・ゾフレス
(出)ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド,ローズマリー・デウィット
ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ
ミュージカル映画へのオマージュとジャズへのオマージュに満ちた何度も見たくなる作品です。
「巴里のアメリカ人」「オズの魔法使い」など様々な映画へのオマージュとジャズを愛するチャゼル監督の熱い思いがストレートに伝わります。
特に素晴らしいのは、映像と音楽、ダンス、そして物語の見事な融合です。そこがこの監督ならではの、才能だと思います。
でも、ここまでやってしまうと、次回作でどうするのか?
そろそろ音楽ものから離れて、まったく違うジャンルに挑むのか?それとも音楽ものにこだわり続けるのか?
次回作が楽しみです。というか、彼が巨匠の仲間入りができるかがかかっている気がします。
曲名  パフォーマー   
「Another Day of Sun」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul
LA LA LAND All Stars
「Someone In The Crowd」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul
エマ・ストーンと友人の女性たちEmma Stone・・・ 
「Take on me」  オリジナルは、a-ha、1985年のヒット曲 D.A.Wallach(パーティー・バンド)
「I Ran(So Far Away)」   オリジナルは、A Flock Of Seagulls、1982年のヒット曲 D.A.Wallach 
「A Lovely Night」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul 
ライアン・ゴスリングRyan Gosling,エマ・ストーンEmma Stone
「Rialto At Ten」
「Medeline」
(曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz   La La Land Jazz Ensemble
「City of Stars」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul  
ライアン・ゴスリングRyan Gosling 
「Start A Fire」  ジョン・レジェンド John Legend
「Audition(the Fools Who Dream)」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz 
(詞)Benj Pasek , Justin Paul   
エマ・ストーンEmma Stone
「Surprise」「Boise」「Boys In the Park」
「Cincinati」
(曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz La La Land Jazz Ensemble 
「City of Stars (Humming)」  (曲)ジャスティン・ハーウィッツ Justin Hurwitz  エマ・ストーンEmma Stone 


「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
THE ROYAL TENENBAUMS
(2001年)

(監)(製)(脚)ウェス・アンダーソン
(製総)(脚)オーウェン・ウィルソン
(撮)ロバート・D・イェーマン、(音)マーク・マザースボウ
(ナレーション)アレック・ボールドウィン
(出)ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グイネス・パルトロー、オーウェン・ウィルソン、ルーク・ウィルソン、ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ
 ウェス・アンダーソン作品は、映像も洒落なら、音楽(選曲)もお洒落です。同じようにアクの強い天才的な一家を描いた「ガープの世界」や「ホテル・ニューパンプシャー」などのジョン・アーヴィング作品ほど、毒気は強くないものの似たテイストです。とはいえ、アメリカよりもヨーロッパで受けそうなスタイルなのもアーヴィング作品との共通点かもしれません。
 独特の心地よい世界観は、中毒性があります。例えば、ウディ・アレンの映画はどれも似ていると思いつつも、安心して見たくなるのに似ているかもしれません。選曲についても、パンク系でアクの強いアーティストの曲ばかりですが、あくまでもポップなものを選んでいます。
 以下は、ほぼ使用されている順番で記しています。
曲名 パフォーマー オリジナル
「Hey Jude」 The Mutato Muzika Orchestra ザ・ビートルズ The Beatles
「These Days」 ニコ Nico
「Wigwam」 ボブ・ディラン Bob Dylan
「Police And Thieves」 ザ・クラッシュ The Crash
「Lullabye」 Emitt Rhodes
「Gymnopedie ♯1」 エリック・サティ Erik Satie
「Billy - Main Title」 ボブ・ディラン Bob Dylan 映画「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」(1973年)
「Me And Julio Down By The Schoolyard」 ポール・サイモン Paul Simon
「Needle Tn The Hay」 エリオット・スミス Eliott Smith
「Judy Is A Punk」 ザ・ラモーンズ The Ramones
「She Smiled Sweetly」 ザ・ローリング・ストーンズ The Rolling Stones
「Fly」 ニック・ドレイク Nick Drake
「Stephanie Says」 ルー・リード Lou Reed
「Ruby Tuesday」 ザ・ローリング・ストーンズ The Rolling Stones
「Rock The Casbah」 ザ・クラッシュ The Crash
「Look At Me」 ジョン・レノン John Lennon
「Fairest of the Seasons」 ニコ Nico
「Every One 」 ヴァン・モリソン Van Morrison


「ロスト・イン・トランスレーション」
LOST IN TRANSLATION」

(2003年)
(監)(製)(脚)ソフィア・コッポラ(製総)フランシス・F・コッポラ
(撮)ランス・アコード(編)サラ・フラック
(音)ブライアン・レイツェル、ケヴィン・シールズ
(出)ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、ジョバンニ・リビシ
アンナ・ファリス、田所豊(ダイヤモンド・ユカイ)
 日本の描写に違和感をおぼえる人もいるみたいですが、それほど変ではないし、逆にクールに見ている気もします。思えば、「YOU」によるクール・ジャパン映画として記念すべき作品でもあります。改めてじっくりと見て思ったのは、音楽、選曲の面白さです。ラウンジ歌手が歌うのが、1960年代の曲。ビル・マーレイが歌うのが、1980年代から1990年代ごろの曲。それに加えて、21世紀の新しいイギリスの若手バンドの曲。上手く選んであります。おまけにラストにはクール・ジャパンの極めつけの名曲はっぴいえんどの「風をあつめて」用意されています。
 それにしても、この映画がどれだけ多くのYOUたちを日本に招いてくれたことか?この作品が英国BBCが選んだ「21世紀の偉大な100本」の22位に選ばれたことからも、この映画がいかに海外でインパクトを与えたかがわかります。
 思えば、フランシス・F・コッポラの黒澤好きが、ソフィア・コッポラにも影響を与えていたのかもしれません。
曲名 パフォーマー オリジナル(作者)
「Girls」  Death In Vegas 
「Too Young」  Phoenix 
「God Save The Queen」 林文浩 Sex Pistols 
「The Thrill Is Gone」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) Roy Hawkins(B・B・キングのカバーが有名)
「(What's So Funny 'bout)Peace,Love and Understanding」 ビル・マーレイ ニック・ロウ(パブ・ロックの大御所)
「Torn Into」 Matt Sims
「More Than This」 ビル・マーレイ ロキシー・ミュージック
「Scarborough Fair/Canticle」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) サイモン&ガーファンクル
「Love Gun」 リック・ジェームス
「Sometimes」 My Bloody Valentine
「Fuck The Pain Away」 Peaches
「Muyu」 Des-Row Union
「Nobody Does It Bettter」 アナ・ファリス Anna Faris 映画「007私を愛したスパイ」
マーヴィン・ハムリッシュ、キャロル・ベイヤーセイガー
「Midnight At the Oasis」 Catherine Lanbert(ラウンジの歌手) David Nichtern
「The Stae We're In」 The Chemical Brothers
「So Into You」 Mark Williams 
「Just Like Honey」  The Jusus and Merry Chain  ← 
「Feeling I Get」 Mike Brewer 
「風をあつめて Kaze Wo Atosumete  はっぴいえんど


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