戦争映画の変遷と年代別代表作


<戦争映画のリアリズム>
 戦争映画の中で、「戦争」、「兵士」、「武器」がどう描かれてきたのか。その歴史的な変化は、その映画の製作年によって当然大きく違ってきます。例えば、同じノルマンディー上陸作戦を描いた異なる作品を見るとそのことは明らかです。
 「史上最大の作戦」(1962年)は、「善なる戦争」である英雄たちの戦闘をオールキャストを配して様々な視点から再現した娯楽大作巨編でした。
 「最前線物語」(1980年)は、ベテラン指揮官と若い兵士たちが体験したリアルなロードムービー的戦場体験の映像化作品でした。
 「プライベート・ライアン」(1998年)は、様々な技術的進化(特にCG)を駆使して、戦場の恐怖をリアルに体感させることに成功した究極の戦場体験型映画です。
 「戦争映画」の進化においては、そのリアリズムの再現こそが最重要課題だったのかもしれません。
 ただし、過去の映画がリアルな戦争を描いてこなかったのか?というとそうではありません。例えば、1930年の古典的な戦争映画「西部戦線異状なし」を見て下さい。そこで描かれているのは、塹壕から出られずに泥まみれで戦い、傷つく悲惨な姿の若者たちのリアルな姿です。
 リアルに戦争を描くかどうかは、その製作者、監督がその映画をどんな映画にしようと考えているのか?それ次第だったのです。(技術的な問題はその次でした)

<戦争映画の変遷>
 下記の時代ごとの戦争映画の代表作を見ていると気づくことがあります。例えば、1970年代半ばまでの戦争映画の背景は、ほぼ第一次世界大戦と第二次世界大戦だけでした。それが、ドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ」(1974年)以降、ベトナム戦争を舞台にした映画が急増することになります。そして、アメリカにとって初の敗北となったベトナム戦争の影響により、これ以後の戦争映画はそれまでの「ヒーロー映画」から「アンチ・ヒーロー映画」へと変化することになります。
 1980年代に入ってもベトナム戦争を題材として映画は数多く製作され、「プラトーン」のような代表作を生み出します。巨匠と呼ばれる監督たちがこぞってベトナム戦争の映画を撮り、アイデアが出尽くしたのか、1990年代に入るとその本数は減少しています。
 2000年代に入ると再び「戦争映画」の製作本数は増えています。そしてその多くは、1990年代以降の新たな戦争を描いた作品でした。1991年に勃発した「湾岸戦争」は、その先駆となった戦争で、そこでは、「人間」対「人間」だった戦争が、「機械」対「人間」へと変化しています。(無人攻撃機、地雷、空爆・・・)さらに2001年の9・11同時多発テロ事件の発生以降、戦争の形自体が大きく変わることになり、様々なタイプの作品が誕生することになりました。そのため、映画の主人公は、「スナイパー」、「爆弾処理班」、「テロリスト暗殺部隊」、「CIA職員」、「平和維持軍の兵士」、「医療兵」・・・と多彩になり、彼らは誰もが苦悩し、苦闘し、決して「英雄」的存在ではありませんでした。

<戦争の相手は誰か?>
 かつてハリウッド製戦争娯楽映画における悪役といえば、ナチス・ドイツか日本軍でした。(それ以前は、西部劇のアメリカ先住民でした)しかし、時代は変り単純にドイツや日本を悪玉として描くわけにはゆかなくなりました。(もちろんアメリカ先住民も)そのため、1980年代の悪役といえば、冷戦の相手国ソ連が主流となりました。ところが1991年にソ連が崩壊してしまったため、ハリウッド映画は「戦争映画」の理想的な敵役を失ってしまいます。そのため「娯楽映画」としての「戦争映画」はいよいよ作られなくなり、その代わり、宇宙人を敵とするSF映画やゾンビ映画、アメコミ・ヒーロー映画が数多く作られるようになりました。これらの映画なら、思う存分、敵を大量殺戮できるからです。
 そう考えると、これからの「戦争映画」はこうした人間以外の敵を相手にした「SF戦争映画」か、「ダンケルク」のような歴史を再現した「リアリズム戦争映画」か、「イングロリアス・バスターズ」のような史実を無視した娯楽性重視の「ノンリアリズム戦争映画」のどれかになってくるのかもしれません。
 ただし、これからまた新しい戦争のスタイルが現れる可能性はあります。すでに「ドローン」を用いた新たな戦争映画も生まれています。(「ドローン・オブ・ウォー」)ということは、新たな兵器の登場は、新たな戦争を生み出し、そこからまた新たな「戦争映画」が生まれてくることになるでしょう。それは楽しみなこと・・・?不幸なこと?

<注記>
 作品タイトルの背景がピンクになっているのは、僕の個人的お薦め作品です。
戦艦ポチョムキン」  1925年  セルゲイ・エイゼンシュテイン(露)  アレクサンドル・アントーノフ、グレゴリー・アレクサンドロフ 第一次ロシア革命
オデッサ(ロシア・黒海沿岸) 
 
1930年代
西部戦線異状なし」  1930年  ルイス・マイルストン  リュー・エアーズ、ウィリアム・ベイクウェル  第一次世界大戦
西部戦線(フランス・ドイツ)
 
1940年代
独裁者」  1940年 チャールズ・チャップリン  チャールズ・チャップリン、ジャック・オーキー
ポーレット・ゴダード 
架空の独裁国  
「ヨーク軍曹」  1941年  ハワード・ホークス  ゲイリー・クーパー、ウォルター・ブレナン  第一次世界大戦
ヨーロッパ
アカデミー主演男優賞
「生きるべきか死ぬべきか」 1942年  エルンスト・ルビッチ  キャロル・ロンバート、ジャック・ベニー  第二次世界大戦
ワルシャワ(ポーランド) 
ハムレットを上演する劇団の物語
コメディ 映画
「死刑執行人もまた死す」  1943年  フリッツ・ラング(独)  ブライアン・ドンレヴィ、ウォルター・ブレナン
アンナ・リー 
第二次世界大戦
ドイツ占領下のプラハ(チェコ)
 
無防備都市」  1945年  ロベルト・ロッセリーニ(伊)  アルド・ファブリッツィ、アンナ・マニャーニ
マルチェロ・パリエーロ
第二次世界大戦
ローマ(イタリア)
 
「戦火のかなた」 1946年  ロベルト・ロッセリーニ(伊)  マリア・ミーキ、ガール・ムーア、ジュリエッタ・マンシーナ  第二次世界大戦
シチリア、ナポリ、フィレンツェ・・・ 
 
1950年代
「禁じられた遊び」  1952年  ルネ・クレマン(仏)  ブリジッド・フォッセー、ジョルジュ・ブージュレイ  第二次世界大戦(1940年)
フランス 
 
「地上より永遠に」  1953年  フレッド・ジンネマン  バート・ランカスター、デボラ・カー、
モンゴメリー・クリフト、フランク・シナトラ 
第二次世界大戦(真珠湾攻撃)
ハワイ(アメリカ)
 
「夜と霧」  1955年 アラン・レネ(仏)  ドキュメンタリー  第二次世界大戦(ホロコースト)
アウシュビッツ収容所(ポーランド)
 
「第十七捕虜収容所」  1957年  ビリー・ワイルダー  ウィリアム・ホールデン、ドン・テイラー
オットー・プレミンジャー
第二次世界大戦
ドイツの捕虜収容所
 
「攻撃」  1956年 ロバート・アルドリッチ  ジャック・パランス、エディ・アルバート  第二次世界大戦
ベルギー戦線
 
「戦場にかける橋」  1957年 デヴィッド・リーン  アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪舟 第二次世界大戦
ビルマ 
 
「眼下の敵」  1957年  ディック・パウエル  ロバート・ミッチャム、クルト・ユルゲンス  第二次世界大戦
南大西洋 
 
「突撃」  1957年  スタンリー・キューブリック  カーク・ダグラス、ラルフ・ミーカー、アドルフ・マンジュー  第一次世界大戦
フランス・ドイツ 
 
灰とダイヤモンド」  1958年  アンジェイ・ワイダ  ズビグニエフ・チブルツキー、エヴァ・クジジェフスキ」 第二次世界大戦
ワルシャワ(ポーランド) 
 
「愛する時と死する時」  1958年  ダグラス・サーク  ジョン・ギャビン、リゼロッテ・プルファー  第二次世界大戦
ドイツ
エーリッヒ・レマルク原作の小説を映画化
「若き獅子たち」  1958年  エドワード・ドミトリク  マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト 第二次世界大戦
ドイツ 
 
独立愚連隊」  1959年  岡本喜八  佐藤充、中谷一郎、鶴田浩二、三船敏郎 第二次世界大戦末
中国北部
 
1960年代 
「ニュールンべルグ裁判」  1961年  スタンリー・クレイマー  スペンサー・トレイシー、マクシミリアン・シェル
バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク 
第二次世界大戦後
ニュールンべルグ(ドイツ)
 
「ナバロンの要塞」  1961年 J・リー・トンプソン  グレゴリー・ペック、アンソニー・クイン
デヴィッド・ニーヴン、スタンリー・ベイカー
第二次世界大戦
ケロス島(ギリシャ) 
 
「史上最大の作戦」  1962年  ケン・アナキン他  ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム  第二次世界大戦
ノルマンディー上陸作戦 
 
アラビアのロレンス」  1962年  デヴィッド・リーン  ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、アレック・ギネス 第一次世界大戦中
ダマスカス、アカバ
 
「僕の村は戦場だった」  1962年  アンドレイ・タルコフスキー  ニコライ・プルリャーエフ、ワレンチン・ズブコフ 第二次世界大戦
ソ連(ドイツ軍占領地)
 
「大脱走」  1963年 ジョン・スタージェス  スティーブ・マックイーン、ジェームズ・コバーン
ジェームス・ガーナー、チャールズ・ブロンソン
第二次世界大戦
ドイツ捕虜収容所 
(音)エルマー・バーンスタイン 
「博士の異常な愛情または
私は如何にして心配するのを
止めて水爆を愛するようになったか」
1964年  スタンリー・キューブリック  ピーター・セラ―ズ、ジョージ・C・スコット
スリム・ピケンズ、スターリング・ヘイドン 
米ソ冷戦時代  
「633爆撃隊」  1964年  ウォルター・E・グローマン  ジョージ・チャキリス、クリフ・ロバートソン  第二次世界大戦
ノルマンディー上陸作戦前
 
「アルジェの戦い」  1965年 ジッド・ポンテコルヴォ  ブラヒム・ハギアグ、ジャン・マルタン アルジェリア独立戦争   
「バルジ大作戦」  1965年  ケン ・アナキン ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、ロバート・ショー 第二次世界大戦末期
アルデンヌ(ベルギー)
 
「ダンディー少佐」  1965年  サム・ペキンパー チャールトン・ヘストン、リチャード・ヘリス
ジェームズ・コバーン、センタ・バーガー
南北戦争  
パリは燃えているか」  1966年  ルネ・クレマン  ジャンポール・ベルモンド、アラン・ドロン
シャルル・ボワイエ、グレン・フォード、バート・ランカスター 
第二次世界大戦
パリ(フランス) 
 
「ブルー・マックス」  1966年 ジョン・ギラーミン  ジョージ・ペパード、ウルスラ・アンドレス 第一次世界大戦  
「赤い天使」  1966年  増村保造  若尾文子、芦田伸介、井上大吾 日中戦争
天津(中国) 
日本軍の野戦病院の看護婦の物語
「まぼろしの市街戦」  1967年  フィリップ・ド・ブロカ(仏) アラン・ベイツ、ジャン・クロード・ブイアリ  第一次世界大戦
北フランス 
 
「特攻大作戦」 1967年 ロバート・アルドリッチ  リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン  第二次世界大戦
ノルマンディ上陸前の北フランス 
 
「日本のいちばん長い日」  1967年  岡本喜八  三船敏郎、山村聰、宮口精二、戸浦六宏、笠智衆 第二次世界大戦
終戦前夜
 
「誇り高き戦場」  1967年  ラルフ・ネルソン  チャールトン・ヘストン、マクシミリアン・シェル  第二次世界大戦(1944年)
ルクセンブルグ 
米国のオーケストラが捕虜となり
ルクセンブルグで公演をすることに・・・
「脱走山脈」  1968年  マイケル・ウィナー  オリヴァー・リード、マイケル・J・ポラード  第一次世界大戦
ミュンヘンからオーストリア
 
「荒鷲の要塞」  1968年  ブライアン・G・ハットン  クリント・イーストウッド、リチャード・バートン  第二次世界大戦
アルプス山脈 
 
「太平洋の地獄」  1968年  ジョン・ブアマン  リー・マーヴィン、三船敏郎  第二次世界大戦
太平洋
 
肉弾」  1968年  岡本喜八  寺田豊、大谷直子  第二次世界大戦
日本
 
「空軍大戦略」  1969年  ガイ・ハミルトン  ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン、ロバート・ショウ  第二次世界大戦
イギリス上空 
 
「レマゲン鉄橋」  1969年  ジョン・ギラーミン  ジョージ・シーガル、ロバート・ヴォーン、ベンギャザラ 第二次世界大戦
アルデンヌ(ベルギー)
 
「日本海大海戦」 1969年 丸山誠治  三船敏郎、加山雄三、仲代達也  日露戦争  
「ワーテルロー」  1969年  セルゲイ・ボンダルチェク  ロッド・スタイガー、クリストファー・プラマー  ワーテルローの戦い  
「大反撃」 1969年 シドニー・ポラック  ピーター・オトゥール、バート・ランカスター 
ジャン=ピエール・オーモン、パトリック・オニール
第二次世界大戦
フランス・ドイツの古城
 
1970年代 
M★A★S★H」  1970年  ロバート・アルトマン  ドナルド・サザーランド、エリオット・グールド
サリー・ケラーマン、ロバート・デュバル 
朝鮮戦争
韓国 
 
「パットン大戦車軍団」  1970年  フランクリン・J・シャフナー  ジョージ・C・スコット、カール・マルデン  第二次世界大戦
北アフリカ戦線
 
「トラ・トラ・トラ」  1970年  リチャード・フライシャー
舛田利雄、深作欣二 
マーティン・バルサム、三船敏郎、ジョセフ・コットン  第二次世界大戦(真珠湾攻撃)
ハワイ(アメリカ) 
 
「戦略大作戦」  1970年  ブライアン・G・ハットン  クリント・イーストウッド、テリー・サバラス
ドナルド・サザーランド 
第二次世界大戦
ヨーロッパ戦線
 
「ひまわり」  1970年 ヴィットリオ・デ・シーカ  ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
リュドミラ・サベーリエワ
第二次世界大戦
イタリア、ソ連 
 
「戦争と人間 3部作」 1970年

1973年 
山本薩夫 滝田修、芦田伸介、浅丘ルリ子、高橋悦子、中村勘九郎 満州事変
満州(中国)
 
「ジョニーは戦場へ行った」  1971年  ダルトン・トランボ  ティモシー・ボトムズ、ジョーソン・ロバーツ 第一次世界大戦
ヨーロッパ
 
「道中の点検」  1971年  アレクセイ・ゲルマン(露) ロラン・ブイコフ、ウラジミール・ザマンスキー 第二次世界大戦
ロシア(ドイツ占領下) 
 
「レッド・バロン」  1971年  ロジャー・コーマン  ジャン・フィリップ・ロー、ドン・ストロウド 第一次世界大戦   
「ミツバチのささやき」  1973年  ヴィクトル・エリセ(スペイン)  アナ・トレント、イザベル・テリュリア スペイン戦争  
「愛の嵐」  1974年  リリアーナ・カバーニ(伊)  ダーク・ボガート、シャーロット・ランプリング 第二次世界大戦
ドイツ
 
「ハーツ・アンド・マインズ
ベトナム戦争の真実」 
1974年  ピーター・デイヴィス  ドキュメンタリー  ベトナム戦争  
「ミッド・ウェイ」  1976年  ジャック・スマイト  チャールトン・ヘストン、三船敏郎  第二次世界大戦
ミッドウェイ海戦 
 
「鷲は舞いおりた」  1976年  ジョン・スタージェス  マイケル・ケイン、ドナルド・サザーランド
ロバート・デュバル、ドナルド・プリーゼンス
第二次世界大戦
イギリス(チャーチル暗殺作戦)
 
「戦争のはらわた」  1977年  サム・ペキンパー  ジェームズ・コバーン、マクシミリアン・シェル  第二次世界大戦
ヨーロッパ東部戦線 
 
「遠すぎた橋」  1977年  リチャード・アッテンボロー  ダーク・ボガート、ショーン・コネリー
マイケル・ケイン、ジーン・ハックマン 
第二次世界大戦
ナイメーヘン(オランダ) 
 
ディア・ハンター」  1978年  マイケル・チミノ  ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケン  ベトナム戦争   
地獄の黙示録 1979年 フランシス・フォード・コッポラ マーティン・シーン、マーロン・ブランド
ロバート・デュバル 
ベトナム戦争   
「1941」  1979年  スティーヴン・スピルバーグ  ジョン・ベルーシ、三船敏郎  第二次世界大戦
カリフォルニア
 
「戦国自衛隊」  1979年  斉藤光正  千葉真一、中康治、江藤潤、にしきのあきら  戦国時代
長野(日本)
 
1980年代 
「最前線物語」  1980年  サミュエル・フラー  リー・マーヴィン、マーク・ハミル、ロバート・キャラダイン  第二次世界大戦
シシリア島、ノルマンディ、ベルギー
 
「二百三高地」  1980年  舛田利雄  仲代達也、夏目雅子、あおい輝彦 日露戦争
旅順(満州)
 
「U・ボート」  1981年 ウォルフガング・ペーターセン
(独)
ユルゲン・ブロフノウ、へルバート・グリューネマイヤー 第二次世界大戦   
「誓い」  1981年  ピーター・ウィアー(豪)  メル・ギブソン、マーク・リー、ビル・カー 第一次世界大戦
ガリポリ戦役(バルカン半島)
 
「連合艦隊」  1981年  松林宗恵  小林桂樹、永島敏行、古手川裕子、金田賢一 第二次世界大戦 
太平洋
 
「ランボー」  1982年 テッド・コッチェフ  シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ  ベトナム戦争   
戦場のメリー・クリスマス」  1983年  大島渚  デヴィッド・ボウィ、坂本龍一、ビートたけし 第二次世界大戦
ジャワ島の捕虜収容所
 
東京裁判」  1983年  小林正樹  ドキュメンタリー  第二次世界大戦終戦後
東京
 
「地獄の7人」  1983年  テッド・コッチェフ  ジーン・ハックマン、ロバート・スタック、フレッド・ウォード ベトナム戦争後
ベトナム 
 
「キリング・フィールド」  1984年 ローランド・ジョフィ サム・ウォーターストーン、ハイン・S・ニュール カンボジア内戦(1970年代)   
「ランボー 怒りの脱出」  1985年 ジョン・パン・コスマトス  シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ ベトナム戦争
(カンボジア)
 
「炎628」  1985年  エレム・クリノフ(露)  アレクセイ・クラフチェンコ、オリガ・ミノーロワ  第二次世界大戦
白ロシア(ベラルーシ) 
 
プラトーン」  1986年 オリヴァー・ストーン  チャーリー・シーン、ウィレム・デフォー
トム・べレンジャー、フォレスト・ウィテカー 
ベトナム戦争   
「サルバドル/遥かなる日々」  1986年  オリバー・ストーン  ジェームズ・ウッズ、ジェームズ・ベルーシ  エルサルバドル内戦  
「フルメタル・ジャケット」  1987年  スタンリー・キューブリック マシュー・モディーン、アダム・ボールドウィン  ベトナム戦争 
テト攻勢
 
「グッドモーニング・サイゴン」 1987年  バリー・レヴィンソン  ロビン・ウィリアムス、フォレスト・ウィテカー  ベトナム戦争
サイゴン 
 
「さよなら子供たち」  1987年  ルイ・マル(仏)  ガスパール・マネス、ラファエル・フェジト 第二次世界大戦
フランス
 
「ハンバーガー・ヒル」  1987年  ジョン・アーヴィン  アンソニー・バリル、ドン・チードル  ベトナム戦争
アシャウ渓谷 
 
「太陽の帝国」  1987年  スティーヴン・スピルバーグ  クリスチャン・ベイル、ジョン・マルコヴィッチ、伊武雅刀  第二次世界大戦
上海(中国) 
 
「戦場の小さな天使たち」  1987年  ジョン・ブアマン  セバスチャン・ライス・エドワーズ、サラ・マイルズ
デヴィッド・ヘイマン、イアン・バネン
第二次世界大戦
ロンドンと近郊の村 
 
「火垂るの墓」  1988年 高畑勲  アニメ  第二次世界大戦
日本 
 
「ランボー3 怒りのアフガン」  1988年  ピーター・マクドナルド  シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ アフガニスタン  
「カジュアリティーズ」  1989年  ブライアン・デ・パルマ  マイケル・J・フォックス  ベトナム戦争  
「グローリー」  1989年 エドワード・ズウィック  マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン
モーガン・フリーマン、ケイリー・エルウィズ
南北戦争
フォーク・ワグナーの戦い
 
1990年代 
「ブラザーフッド」  1990年  カン・ジェギュ(韓) チャン・ドンゴン、ウォン・ビン、イ・ウンジュ 朝鮮戦争   
「メンフィス・ベル」  1990年 マイケル・ケイトン=ジョーンズ マシュー・モディーン、エリック・ストルツ、ジョン・リスゴー  第二次世界大戦(1943年)   
「シンドラーのリスト」  1993年 スティーヴン・スピルバーグ  リーアム・ニーソン、ベン・キングスレイ
レイフ・ファインズ
第二次世界大戦
クラクフ(ポーランド) 
 
「天と地」  1993年  オリバー・ストーン  ヘップ・ティー・リー、トミー・リー・ジョーンズ  ベトナム戦争  
「戦火の勇気」  1996年  エドワード・ズウィック  デンゼル・ワシントン、マット・デイモン、メグ・ライアン 湾岸戦争   
「ライフ・イズ・ビューティフル」 1997年  ロベルト・ベニーニ(伊)  ロベルト・ベニーニ、二コレッタ・ブラスキ  第二次世界大戦
強制収容所(イタリア) 
 
「スターシップ・トゥルーパーズ」  1997年  ポール・ヴァーホーベン  キャスパー・ヴァン・ディーン、マイケル・アイアンサイド  クレンダス星  
「プライベート・ライアン」  1998年 スティーヴン・スピルバーグ トム・ハンクス、マット・デイモン、トム・サイズモア 第二次世界大戦(1944年) 
ノルマンディー上陸作戦
 
「シン・レッド・ライン」  1998年  テレンス・マリック  ショーン・ペン、ジム・カヴィーゼル
エイドリアン・ブロディ 
第二次世界大戦
ガダルカナル島(太平洋)
 
「スリーキングス」  1999年  デヴィッド・O・ラッセル  ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ  湾岸戦争後のイラク   
「地雷を踏んだらサヨウナラ」  1999年  五十嵐匠  浅野忠信、川津祐介、羽田美智子、市毛良枝 カンボジア紛争  
2000年代
「スターリングラード」  2000年 ジャン・ジャック・アノー  ジュード・ロウ、ジョセフ・ファインズ  第二次世界大戦
スターリングラード(ソ連) 
 
「鬼が来た!」  2000年  チアン・ウェン (中) チアン・ウェン、香川照之、チアン・ホンポー 第二次世界大戦末期
中国
 
「U-571」  2000年  ジョナサン・モスコウ  マシュー・マコノヒー、ビル・パクストン、ハーベイ・カイテル  第二次世界大戦
北大西洋
 
「パトリオット」  2000年  ローランド・エメリッヒ  メル・ギブソン、ヒース・レジャー、クリス・クーパー 米国独立戦争   
「ブラック・ホーク・ダウン」 2001年  リドリー・スコット  ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー  ソマリア紛争(1993年)
モガディシオ
 
「ノー・マンズ・ランド」  2001年 ダニス・タノヴィッチ
(ボスニア)
ブランフ・ジュリッチ、レネ・ビトラセツ  ボスニア紛争(1993年)   
「エネミー・ライン」  2001年  ジョン・ムーア  オーウェン・ウィルソン、ジーン・ハックマン  ボスニア紛争   
「パール・ハーバー」  2001年  マイケル・ベイ  ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット  第二次世界大戦(真珠湾攻撃)
ハワイ(アメリカ)
 
「デビルズ・バックボーン」  2001年  ギレルモ・デル・トロ(スペイン) エドゥアルド・ノリエガ、マリア・パレデス  スペイン内戦(1930年代)   
戦場のピアニスト 2002年  ロマン・ポランスキー  エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン  第二次世界大戦
ワルシャワ(ポーランド) 
 
「ウインド・トーカーズ」 2002年 ジョン・ウー  ニコラス・ケイジ、アダム・ビーチ
クリスチャン・スレーター 
第二次世界大戦
サイパン島(太平洋) 
 
「サハラの舞う羽根」  2002年 シェカール・カプール  ヒース・レジャー、ケイト・ハドソン  スーダン独立戦争(19世紀末)  
「ワンス・アンド・フォーエヴァー」  2002年  ランドール・ウォレス メル・ギブソン、マデリーン・ストー、サム・エリオット  ベトナム戦争初期
イア・ドラン渓谷 
 
「コールド・マウンテン」  2003年  アンソニー・ミンゲラ  ジュード・ロウ、ニコール・キッドマン
ドナルド・サザーランド
南北戦争(アメリカ)   
「ラスト・サムライ」  2003年  エドワード・ズウィック  トム・クルーズ、渡辺謙  戊辰戦争(日本)   
「ティアーズ・オブ・ザ・サン」  2003年  アントーン・フークワ  ブルース・ウィリス、モニカ・ベルッチ、コール・ハウザー  ナイジェリア紛争   
「ヒトラー 最期の12日間」  2004年  オリヴァー・ヒルシュビーゲル ブルーノ・ガンツ、アレクサンドラ・マリア・ララ 第二次世界大戦
ベルリン(ドイツ)
 
父と暮らせば」  2004年  黒木和雄  原田芳雄、宮沢りえ 第二次世界大戦直後
広島(日本)
 
「ロング・エンゲージメント」 2004年  ジャン・ピエール・ジュネ  オドレイ・トゥトゥ  第一次世界大戦  
「ジャー・ヘッド」 2005年  サム・メンデス  ジェイク・ギレンホール、ルーカス・ブラック 湾岸戦争
サウジアラビア
 
「硫黄島からの手紙」  2006年  クリント・イーストウッド  渡辺謙、二宮和也、伊原剛志  第二次世界大戦(1945年)
硫黄島(太平洋) 
 
「父親たちの星条旗」  2006年  クリント・イーストウッド  ライアン・フィリップ、アダム・ビーチ  第二次世界大戦(1945年)
アメリカ・硫黄島(太平洋) 
 
「フライボーイズ」  2006年 トニー・ビル ジェームズ・フランコ、ジャン・レノ
マーティン・ヘンダーソン
第一次世界大戦
フランス
フランス空軍に入隊した米国青年の物語
「麦の穂をゆらす風」  2006年  ケン・ローチ  キリアン・マーフィ、ボードリック・ディレイニー  アイルランド独立戦争  
「戦場からの脱出」 2006年  ヴェルナー・ヘルツォーク  クリスチャン・ベイル  ラオス(1965年)  
大いなる陰謀」  2007年  ロバート・レッドフォード  トム・クルーズ、メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード  アフガニスタン   
「告発のとき」  2007年  ポール・ハギス  トミー・リー・ジョーンズ、スーザン・サランドン イラク戦争
アメリカ 
 
「カティンの森」 2007年  アンジェイ・ワイダ  マヤ・オスタテフシュカ、アルトゥル・ジミイェフスキ 第二次世界大戦
グニェズドヴォ(ソ連)
ソ連軍によるポーランド兵虐殺事件
「リダクテッド真実の価値」  2007年  ブライアン・デ・パルマ  パトリック・キャロル、ロブ・デヴァニー  イラク(2006年)  
「ハート・ロッカー」  2008年  キャスリン・ビグロー  ジェレミー・レナー、ガイ・ピアース  バグダッド(イラク)   
「ランボー 最後の戦場」  2008年  シルベスター・スタローン  シルベスタ―・スタローン  ミャンマー  
チェ 39歳 別れの手紙」  2008年  スティーヴン・ソダ―バーグ  ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム
デミアン・ビチル、 
ボリビアのゲリラ戦線  
「トロピック・サンダー/
史上最低の作戦」 
2008年 ベン・スティラー  ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニーJr 東南アジアの麻薬戦争
ベトナム戦争の再現撮影現場
 
「ワルキューレ」  2008年  ブライアン・シンガー  トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ 第二次世界大戦
ラステンブルク(ドイツ)
ヒトラー暗殺作戦
「戦場でワルツを」  2008年 アリ・フォルマン  アニメ  レバノン戦争   
「レッド・バロン」  2008年  ニコライ・ミュラーション  マティアス・シュバイスホファー  第一次世界大戦  
「イングロリアス・バスターズ」 2009年  クエンティン・タランティーノ  ブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ  第二次世界大戦
フランス
 
「レバノン」 2009年  サミュエル・マオズ ヨアヴ・ドナット、イタイ・ティラン  イスラエルによるレバノン侵攻作戦  
2010年代
「フェア・ゲーム」  2010年 ダグ・リーマン ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、サム・シュエパード イラク戦争開戦の裏側   
「アルマジロ
アフガン戦争最前線基地」 
2010年  ヤヌス・メッツ ドキュメンタリー  アフガニスタン駐屯基地 デンマーク兵に密着
「戦火の馬」  2011年 スティーヴン・スピルバーグ ジェレミー・アーヴァイン、エミリー・ワトソン
デヴィッド・シューリス、ベネディクト・カンバ―バッチ
第一次世界大戦
イギリス、フランス 
 
「最愛の大地」  2011年  アンジェリーナ・ジョリー  ザーナ・マリアノヴィッチ、ゴラン・コスティッチ  ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争   
「マイウェイ
12000キロの真実」 
2011年  カン・ジェギュ  チャン・ドンゴン、オラギリ・ジョー
ファン・ビンビン、キム・イングォン 
ノモンハン(モンゴル)
ノルマンディー(仏)
ジュコフスキー(ソ連)
 
「ゼロ・ダーク・サーティー」  2012年 キャスリン・ビグロー  ジェシカ・チェスティン、ジェイソン・クラーク
ジョエル・エガートン、カイル・チャンドラー 
ウサマ・ビンラディン暗殺計画
アフガニスタン 
 
「リンカーン」  2012年  スティーヴン・スピルバーグ  ダニエル・デイ・ルイス、サリー・フィールド
デヴィッド・ストラザーン、トミー・リー・ジョーンズ 
南北戦争 アカデミー主演男優賞
アクト・オブ・キリング」  2012年 ジョシュア・オッペンハイマー  ドキュメンタリー  共産主義者虐殺事件
インドネシア 
 
「ネイビーシールズ」  2012年  スコット・ウォー  ロゼリン・サンチェス、ジェイソン・コットル  麻薬戦争(コスタリカ)  
「ローン・サバイバー」  2013年  ピーター・バーグ  マーク・ウォールバーグ アフガニスタン  
アメリカン・スナイパー」  2014年  クリント・イーストウッド  ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス  イラク戦争  ネービー・シールズのスナイパー
クリス・カイルの自伝 
野火」  2014年  塚本晋也  塚本晋也、リリー・フランキー、中村達也  第二次世界大戦末期
レイテ島(フィリピン)
 
「フューリー」   2014年  デヴィッド・エアー  ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン   第二次世界大戦末期
ハーメルン(ドイツ) 
 
「ドローン・オブ・ウォー」  2014年  アンドリュー・ニコル  イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド  中東・アメリカ 無人戦闘機のパイロットの物語
「日本のいちばん長い日」  2015年  原田眞人  役所広司、本木雅弘  第二次世界大戦終戦前夜   
「ある戦争」  2015年 トビアス・リンホルム 
(デンマーク)
ビル―・アスベック、ツバ・ノヴォトニー  アフガニスタン
この世界の片隅に」   2016年  片渕須直  アニメ 第二次世界大戦
呉・広島
 
「ハクソー・リッジ」  2016年  メル・ギブソン  アレン・ガーフィールド、サム・ワー�シントン 第二次世界大戦
ハクソー(前田高地)沖縄 
武器を持たない医療兵の実話
「ダンケルク」  2017年  クリストファー・ノーラン  フィオン・ホワイトヘッド、キリアン・マーフィー
トム・グリン=カーニー、ケネス・ブラナー
第二次世界大戦
ダンケルク(北フランス) 
 

<参考>
「本当にスゴい戦争映画100本」
 2015年
DVD&ブルーレイでーた編集部
角川書店エンターブレインムック

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