<ウイスキー>
「蒸留酒」の一種。大麦やトウモロコシなどの穀物を原料として樽によって熟成させたものをいう。
<日本のウイスキー>
<サントリー・ウイスキー>
日本最初のウイスキー・メイカーで国内最大級の企業。
プレミアムから定番商品までバラエティー豊かな品揃え。
<キリン・ディスカバリー・ウイスキー>
静岡県富士御殿場蒸留所で富士山の伏流水を仕込んで造られるウイスキー。
同蒸留所でモルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーの両方を製造している。
<マルス・ウイスキー>
本格焼酎やワインでも知られる本坊酒造が造るウイスキー。その歴史は古く、初めてウイスキーが造られたのは1949年。
現在は長野県と鹿児島県に蒸留所を持ち、日本を代表する地ウイスキーを製造しています。
<江井ヶ島酒造>
兵庫県に位置する酒造会社で、大正時代からウイスキーを製造していました。
最近のウイスキー・ブームを受け、主要銘柄のホワイト・オーク生産の他、シングルモルトの製造なども展開。
<ベンチャー・ウイスキー秩父蒸留所>
創業者の名を冠した希少な人気アイテムシリーズ「イチローズ・モルト」を製造。
2004年の新規参入ながら世界的にも高い評価を受けています。
<ニッカ・ウイスキー>
創業者である竹鶴政孝がウイスキー造りの理想郷として、北海道の余市を選んだのが1934年。
日本で本物のウイスキーを造りたいという彼の情熱から始まったトップ・ブランド・ウイスキー。
<スコッチ・ウイスキー>
英国北部スコットランドで製造されるウイスキー。ウイスキーの最高峰とも呼べる産地。
世界的なブランドの多くは、スコットランドが発祥地です。
バランタイン、シーバス・リーガル、ザ・ディンプル、ジョニー・ウォーカー、ホワイト・ホース、ホワイト&マッカイ、オールド・パー
ティーチャーズ、ブラック&ホワイト、J&B、カティ・サーク、ブキャナンズ、ラベル、デュワーズ・・・
<シングル・モルト・ウイスキー>
ブレンデッド・ウイスキーとは異なり、スコットランドの単一蒸留所で蒸留され、熟成されるモルト・ウィスキー。
<スペイサイド・モルト>
スペイ川流域のエリアにある50以上の蒸留所は、モルト・ウィスキー最大の産地で、世界のウイスキー生産の中心地とも言えます。
淡麗なピート香とエレガントでフローラルな風味のモルトが多く造られています。
ワイン以上に土が生み出す味と言えます。
<有名ブランド>
「ザ・マッカラン」「ベンリック」「ザ・グレンリベット」「グレン・フィデック」「ザ・バルヴュニー」「グレン・グラント」「グレン・ファークラス」
「グレン・マレイ」「オールド・バランテュラン」「ザ・シングルトン」「アベラワー」「グレン・キース」「キャパドニック」「ロングモーン」など
<ハイランド・モルト>
スコットランド北部の広大な地域で造られるウイスキー。
ここにはスコットランド全蒸留所の3分の1にあたる約40の蒸留所があります。
平野、森林、山麓、河川と様々な地形が影響し、多種多様なモルトが楽しめます。
<有名ブランド>
「グレン・ドロナック」「グレン・ターナー」「エドラダワー」「トマーティン」「ダルモア」「アードモア」「グレン・グラッサ」など
<キャンベルタウン・モルト>
キンタイア半島の先端に位置するキャンベルタウン。蒸留所は3か所しかないが、高品質なモルトが有名。
その特徴は「塩辛さ」「ドライな味」「かすかなピート香」。
<有名ブランド>
「グレン・スコシア」
<アイラ・モルト>
その個性的な風味から世界中のファンからなる支持される。
ピートを多く炊き込んだフェノール値が高さ、潮の香りをまとった風味が特徴。
<有名ブランド>
「ラフロイグ」「ボウモア」「アードベッグ」「カリラ」「フィンラガン」「アイリーク」など
<アイランズ・モルト>
スカイ島、オークニー諸島、アラン島などスコットランド周辺の島々で造られているシングルモルト・ウィスキー。
それぞれ特徴のある多種多様な味わい。
<有名ブランド>
「アラン」「ハイランドパーク」「タリスカー」「トバモリー」など
<台湾モルト>
2005年設立のカバラン蒸留所で2008年から発売され、スコットランド・モルトにひけをとらないと高い評価を受けています。
<有名ブランド>
「カバラン」
<バーボン・ウイスキー>
18世紀ケンタッキー州のバーボン郡で造られたのが始まり。
半分以上がとうもろこしを原料に造るウイスキーを「バーボン」と言い、麦を中心に造られるものは「アメリカン・ウイスキー」と呼ぶ。
アメリカ全土で造られるアメリカを代表する存在。
<有名ブランド>
「フォア・ローゼス」「I・W・ハーパー」「ワイルド・ターキー」「ジム・ビーム」「メーカーズ・マーク」「アーリー・タイムズ」
「ブラントン」「オールド・グランダッド」
<テネシー・ウイスキー>
とうもろこしを原料に51%以上使用し、蒸留後にサトウカエデの炭でろ過する「チャコール・メロウィング」という工程を経て造られたウイスキー。
そのおかげにより、柔らかでまろやかな風味に仕上がります。
<有名ブランド>
「ジャック・ダニエル」「ジョージ・ディッケル」
<ライ・ウイスキー>
ライ麦由来の刺激のある独特な風味で人気のライ・ウイスキー。
2年以上の熟成を行ったものは、ストレート・ライ・ウイスキーと呼ばれます。
<有名ブランド>
「ジム・ビーム・ライ」「ホイッスルピッグ・ライ」「ワイルドターキー・ストレート・ライ」
<カナディアン・ウイスキー>
ライ麦主体のフレーバーリング・ウイスキーの原酒ととうもろこし主体のベース・ウイスキーの原酒を3年以上熟成したのち、ブレンドして造る。
ライトで軽快な口当たりが人気のウイスキー。
<有名ブランド>
「カナディアン・クラブ」
<アイリッシュ・ウイスキー>
近年小規模な蒸留所が増加し盛り上がっているアイルランドのウイスキー。
モルトとその他の麦類を一緒に糖化し3回蒸留する「ピュア・ポットスチル製法」のものが有名。
<有名ブランド>
「ナポーグ」「ブッシュミルズ」「ジェムソン」「グリーンスポット」「ティーリング」「アイリッシュマン」「イーガンズ」
「ザ・ポーグス」(ロック・バンドのポーグスとウエストコーク蒸留所のコラボ・ウイスキー)
<ウオッカ>
穀物で造られた蒸留酒に活性炭ろ過が施されています。色は無色でスッキリとした味わい。
原料由来の味わいが微かに残る爽やかな飲み口が特徴。
様々な果実の風味をつけたフレーバー・ウォッカもあります。
<有名ブランド>
「スミノフ」「ロシアン・スタンダード」(ロシア)「アブソルート」(スウェーデン)「グレイグ―ス」(フランス)
「ズブロッカ」(ポーランド産でパイソングラスを漬け込んだフレーバー・ウォッカ)
<ジン>
1660年代にオランダで薬酒として開発されたのが起源の蒸留酒。
カクテルなどのは必須のアイテム。
<ドライ・ジン>
連続式蒸留器が生まれた19世紀半ばに誕生。
アルコール度数の高いスピリッツを造り、そこにジュニパーベリーなどの副材料を加え単式蒸留して造ります。
<有名ブランド>
「ゴードン」(世界最古の英国のメーカー)
「ギルビー」「タンカレー」「ボンベイ」「ビーフィーター」(英国)
<オールドトムジン>
糖分が添加された甘口のジン。トムコリンズなどのカクテルに使われる。
<ジェネヴァ・ジン>
古くからあるジンの原型に近いジンで昔ながらの製法で造られます。
糖化発酵させてできた醸造酒にジュニパーベリーなどを漬け込み、単式蒸留器で蒸留して造られます。
濃厚な香りや風味の強さ、コクのある味わいが特徴。
<有名ブランド>
「ボルス・ジュネヴァ>
<ラム>
サトウキビを原料として造られる西インド諸島原産の蒸留酒。
ストレートやカクテルベースで飲まれるが、芳香な香りを活かして焼き菓子の風味付けにも多用されています。
<有名ブランド>
「マイヤーズ」(ジャマイカ)「ロンリコ」(プエルトリコ)「バカルディ」(キューバ)「アプルトン」(ジャマイカ)「キャプテン・モルガン」(プエルトリコ)
「ハバナクラブ」(キューバ)「プランテーション」(フランス)「モカンボ」(メキシコ)「カリプソ」(プエルトリコ)「マイアミ・クラブ」(アメリカ)
<テキーラ>
メキシコ特産の蒸留酒。ハリスコ州テキーラ町周辺原産のアガペ・アスール・テキラーナというリュウゼツランを主原料とする。
豊かな風味が特徴で様々なカクテルにも使用される。
<有名ブランド>
「クエルボ」「サウザ」「アババレス」「オルメカ」「グランオレンダイン」「トレイスレイス」「ドンフリオ」「エラ・ドゥーラ」
<ピンガ>
サトウキビで造られるブラジ特産の蒸留酒。搾り汁を煮込まず直接発酵させ蒸留する。
ラムとは一味違った味わいでカクテル・ベースとしても使われます。
レモンを搾って飲むと爽やかで美味しい。
<有名ブランド>
「カシャーサ」「イピオカ」
<ラク>
トルコが原産でブドウの蒸留酒にアニスを加えて造る。そのため水で割ると白く濁ることから「ライオンのミルク」と呼ばれます。
ストレート、水割りで良く冷やして飲む。
<有名ブランド>
<イエニ・ラク>
<ピスコ>
南米ペルー原産でブドウを醸造、蒸留して造る蒸留酒。
爽やかな香りとまろやかな口当たりが人気。
卵白、レモン果汁とシェイクした「ピスコ・サワー」が一般的な飲み方。
<ヴェルモット>
ワインをベースに数種類の薬草や香草をブレンドしたフレーバード・ワイン。
辛口でフランス発祥のドライ・ヴェルモット。甘口でハーブの香りが強いイタリア発祥のスイート・ヴェルモットがあります。
<有名ブランド>
「チンザノ」(イタリア)「ノイリー・プラット」(フランス)「マンチーノ」(イタリア)
<リキュール>
フルーツやハーブ、ミルクなどをスピリッツに配合して造られる。多彩なカラー、風味、効能など楽しみ方が多様化している。
<ビター系>
薬草、香草類を添加したリキュールの総称。
修道院で薬として開発・製品化されてきた歴史を持つものも多い。
味わいはビターなものから、蜂蜜やハーブを加えた甘みのあるものまで多種にわたる。
<カンパリ>
様々なハーブや果実を配合し独特のほろ苦い味わいと鮮やかな赤色が特徴で世界190カ国以上で飲まれている。
<アペロール>
イタリアで人気のハーブ系リキュール。
<コントラット>
天然の色と甘み。多種のハーブで造られる。
<シャルトリューズ>
「リキュールの女王」と呼ばれる長期熟成のハーブ系リキュール。
<ペルノ>
澄んだ黄緑色で水を加えるとミルキーな黄色に変色する。食前酒にお薦め。
<ぺルノ・アブサン>
ヨーロッパで社会現象となるほど売れ、20世紀に入り販売禁止になったほどの伝説のハーブ系リキュール。
病みつきになる強烈な味わいと魅力的な色が特徴。
<パスティス>
アブサンの製法を改良したフランス産リキュール。アニスの強烈な風味と水による白濁するのが特徴。
<ウゾ>
ギリシャの国民的な蒸留酒でアニス系リキュールの総称としても使われる名前。
10種類以上のハーブなどを使用する。シーフードに合うとされる。
<ティー・リキュール>
紅茶の香りのリキュール。ジャスミン、ダージリン、アールグレイなど様々な香りがある。
カクテルに多用されるリキュール。
<電気ブラン>
明治時代の浅草を代表するカクテル「電気ブラン」の味わいを再現したリキュール。
<ベジタブル・リキュール>
野菜の栄養素を多く含んでおり、健康志向、自然志向が高まる中で人気のリキュール。
野菜臭さはなくすっきいりした味わい。
<有名ブランド>
「ラ・トマト」
<フルーツ系>
リキュールの中でもフルーツ系は飲みやすく女性にも人気。
「コアントロー」(オレンジ系リキュール)(フランス)
「グラン・マルニエ」(コニャックとハイチ産ビター・オレンジ)(フランス)
「キングストン」(トロピカル・フルーツ)(ジャマイカ)
「シンデレラ」(シンデレラ・シューズ入りのシリーズ)(オーストラリア)
「オルデスロー」(プラム・ブドウ・マスカット)(ドイツ)
「タカラ」(マンゴー・リンゴ)(オランダ)
「パスカル」(チェリー・マンダリン)(hランス)
「フィリップ」(アプリコット・カシス・バナナ)(フランス)
<特殊系>
「チョコレート・リキュール」「ココナツミルク・リキュール」「ヨーグルト・リキュール」「クリーム・リキュール」
<種子系>
「カルーア・コーヒー」(コーヒー・リキュール)
<和風リキュール>
ゆず、みかん、イチゴ、すだち、やまももなど日本原産のフルーツを使ったリキュール。
<リキュール・メーカー>
「デカイパー」(300年以上の歴史を持つフランスの老舗リキュール・メーカーでピーチ・リキュールは有名)
「ルジュ」(150年以上の歴史を持つフランスのリキュール・メーカーでカシス・リキュールが有名)
「マリー・ブリザール」(様々な天然素材を用いて多種多様なリキュールを製造するフランスの老舗メーカー)
「ボルス」(世界中のバーテンダーに愛されるオランダのブランド) |